2008年02月29日(金)
「ぷー」 〜シリーズ・ご近所犬1〜 [わんこ・にゃんこ]
昨年4月、左京区市原に引っ越してきた。
市原と言っても、うちの町内会(東映団地)は岩倉幡枝に隣接しており、市原と岩倉の中間という感じだ。
引っ越す時、一番の悩みのタネは、迷犬「きく」の存在だった。犬を飼ってもいい借家は少ない。大家さんがよくても、ご近所から苦情が出るかも知れない。広い庭があって、まわりに散歩させられる自然が残っている所・・・。
さがしにさがして、見つかりました。一昨年12月から2ヶ月かけて、やっと見つけたのが今住まわせてもらっているお家です。
最初はどこを散歩していいかわからず、家から二軒茶屋駅方面ばかり行っていた。しかし、家のすぐ西に川があり、散歩道が整備されていることがわかった。「ながしろがわ」かと思ったら、「ちょうだいがわ(長代川)」というかわいい名前の川だった。
5月ころからは、毎朝、その川を南下し、北稜高校のあたりを折り返すのが日課になった。
このコースを散歩していると、よく犬連れの人に出くわす。犬同士はほえ合うことも多いが、人間同士はみんな仲間。必ず会釈をし、時には立ち止まってお話しすることも。(もちろん、犬の話題です。)
こんなにたくさんの犬に出会うのに、糞の不始末はほとんど見たことがない。なんて、気持ちのいい地域なんでしょう。
私ときくは、いつも川の右岸(北側)。時々、川向いをきくに似た犬が・・・。きくも気になるらしく、会うたびに「ふぁんふぁん、ほぉんほぉん、・・・。」
あのワンちゃんのこと、よっぽど気に入ってるんやとばかり思ってました。
そしてある日、いつも川向いを散歩していたワンちゃんが、こっちに向かってくるではありませんか。かっこいいお姉さんを引き連れて。
きくも大喜びかと思ったら、「がうがうがう、がうがうがう」と飛びかからんばかりの勢い。
そのワンちゃんは、よく見るときくよりだいぶ小さく、体の模様は琉球犬(本当に、お母さんは琉球犬)。
「いつも、川向いからお見かけしてました。うちのんが、おたくのワンちゃんをすごく気に入ってたみたいで・・・。でも、それ、うそやったみたいです。」「がうがうがう・・・」
「すいませーん、すいませーん。」と言いながら、その日はお別れしました。
「きくちゃーん、気に入ってたんちゃうん? お友達になってもらったらよかったのに・・・。」「がうがうがう・・・。」
そして、今日。
超久しぶりに、そのワンちゃんに会いました。
たまたまカメラを持っていたので、「ワンちゃん、撮らせてもらっていいですか。」「ええ、こんな犬でよかったら。」
「ワンちゃんのお名前は?」「ぷー、です。」「ぷーちゃん、かわいー。」
「ブログ作ってるんで、それに載せていいですか。」「どうぞ、どうぞ。」
ということで、ご近所犬の初登場です。
(でも、ぷー? プー? ぷう? プウ? どれなんでしょう。)
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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