2012年03月21日(水)
ビール封印、水のアワ [私の好きな人]
「おれ、ビール飲んだらあかんねん。」
「えー、えー、えー!」
「薬が効かんようになんねん。」
「そっかー・・・。2月27日に幸博君来てくれたやん。そのとき病気のこと聞いて、その日からビールやめてん。もうすぐ1ヶ月や。今度中古賀先生とこ行ったときに、3人で飲むのん楽しみしょうと思てな。」
「こうちゃんは飲んだらええがな。」
「うーん、そやけど幸博君が飲めへんにゃったら・・・。」
「ビール封印、水のアワ?」
いや、そんなことはない。
もちろんビール封印の一番の目的は、幸博君の病気が治るのを願って。でももうひとつの目的は、長崎旅行の費用の捻出。ビールをやめてどこかからお金が出るわけではないが、出て行くお金は減らすことができる。
早朝のバイトも、週2日から3日に増やしてもらった。これで月8000円ほどアップ。ビール封印で月6000円分くらい節約になる。これ2ヶ月分で佐世保往復の新幹線代になる(とくとくキップで往復27400円)。
「時間はあるけど金のない」私が考えるのはこんなことくらい。
中学時代の同期生・林幸博君と長崎におられる元担任を訪ねる旅。電話だけでは心もとないので、直接会って打ち合わせをすることにした。
大原百井町に向かう前に、いなかの我が家へ。
花背峠には、新しいきれいな雪がうっすらと積もっていた。
別所は日が当たって風もなく穏やか。
うちの家の周りの雪も、もうすっかりなくなっていた。
たまっていた郵便物を整理し、置き忘れていたビールを引き上げ。
ここから百井別れまで戻って、大原百井町へ。
別所から百井まで車だと15分ほど。
百井の在所は南向きの斜面にあるので日当たりがいい。
私が2年7ヶ月勤務した大原小学校百井分校。
ここを異動したのが26歳のときなので、ちょうど30年前。
「ふー・・・。」
そこからさらに2kmほど奥に、「とり幸」さんの養鶏場がある。
出迎えてくれたのは、しっぽがたれたれの白いワンちゃん。
おっ、もう1ぴき。さっきのよりでかい白いワンちゃん。
そのでかい白いワンちゃんは、「シロ・オス・13歳」。
機嫌よくストーブにあたっていたのに、なぜか外に出てしまった。
外では、最初に出迎えてくれた「ジョン」がほえ続けていた。シロはジョンが気になって出て行ってしまったのかも。
「フェリーが安つくしと思ってたんやけど、先生がな、幸博君の体心配して『新幹線にしー』って。そんで、ホテルもやめて、先生の家の2階に泊まりって。」
幸博君は私を信頼してくれているので、なんでも「ふんふん」と聞いてくれていた。お兄さんに休んでもいいかを聞くときも、「先生が俺の体を心配してくれて・・・、こうちゃんが切符やらみんな取ってくれるし・・・」。あちこちに気を使っています。
シロが戻ってきたと思ったら、戸の隙間に・・・。
なんや、ジョンやん。あんなにほえてたのに気になるんやな。
ずっと姿の見えなかった「エル」も幸博君が呼び出してくれた。こちらは紅一点の女の子です。
シロはいつの間にか犬小屋へ。
「行きしとか帰りし、駅弁になるかもしれんけどええか。」
「ああ、食べられへんしなあ。」
「えっ、食べもんも制限あるん?」
「そうとちごうて、駅弁てなかなか食べられへんやん。」
「ああ、そういう意味。ビールとか飲めへんにゃったら、せめて豪華な駅弁でも食おうぜ。」
幸博君がそんなちょっとしたことも楽しみにしているのが分かってよかった。私は幸博君のツアコンをがんばろう。
4月の終わりまで楽しみやね。
それまで体調管理、しっかりね。
(私が30年前に住んでいた教員住宅。まだつぶれていませんでした。)
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【RUN】
今日は5km。
行き13分00秒、帰り12分38秒で25分38秒。
右腰がやばい。またぎっくり腰かも。こんなに痛いのに走れるのは不思議。
(前に「びっくり腰」はまちがいというようなことを書きましたが、ぎっくり腰はびっくり腰とも言うそうです。ああ、びっくり。)
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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