パオパオだより

2019年01月21日(月)

また、はんぺんからきくへ [家族]

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 昨日、はんの上にぺんがかぶさっているかわいい写真が撮れた。3枚も撮ったので、今日のトップ写真に使おうと思っていた。
 ところが、ない。いくら探しても、ない。
 真樹曰く、「はんかぺんが消去したんやな。」
 「まさか!」

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 今日の朝食はパン。
 真樹が入れてくれたコーヒーもおいしかった。

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 めったに捕まらないはんちゃんが捕まった。

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 ほんまはうれしいんです。

 真樹の出勤前に、私の名護のお友だち・玉城さんのお勤め先へ。
 「爪とぎボックス」をくださるということで、真樹に送って行ってもらった。玉城さんのところのネコちゃんは、大きくてボックスに入れないとか。真樹のところのはんとぺんも、みるみる大きくなってるから心配やけど。
 ネコマッサージ器もつけてくださった。ほんとうにありがとうございました。

 名護市役所前から、やんばる急行バスで。
 これだと空港まで1600円で行ける。
 ただし月曜のせいか、補助席まで出す満員。乗り降りにも時間がかかり、飛行機がギリギリの人はあせってたかも。
 市役所9時で、空港10時50分。私の飛行機は13時なので余裕。

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 ゆっくりとお昼ごはん。
 「ミニソーキ丼とミニ沖縄そばセット」(1080円)。
 おいしかったけど、ちょっと高いね。

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 帰りも40分遅れ。
 それでも、関空リムジンバスにすぐに乗れ、京都駅では地下鉄にすぐに乗れ、国際会館前からはバスにすぐに乗れた。待ち時間がほとんどなし。

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 7時は絶対に過ぎると思っていたのに、6時45分に帰宅。
 ごはんだけ焚いて、すぐに店へ。

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 私の車を見つけて、すぐに出てきたきくちゃん。
 でも、そこで固まってしまった。

 「知らん、こわいオッサン!」
 「なんでやねーん!」

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 それでも、夜のお散歩にはひょこひょこと付いてきた。

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 「すきあり!」

 背後から抱っこしたのだが、きくはこわくてこわくて固まったまま。ほとんど抵抗なしだった。かわいそうに。

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 でも、後半はちょっとしっぽが上がってきてたかな。

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 「あー、知らんオッサンと付き合うのは疲れる」てか?

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2019年01月20日(日)

第60回名護ハーフマラソン [ランニング]

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 9時10分のスタート時はカンカン照り。
 スタートしてしばらくすると曇り空に。
 10時半ころ、ちょうど中間点を過ぎたあたりからポツポツと雨。
 呉我交差点を左折し、13km地点を過ぎたあたりから次第に本降りに。
 そして伊差川の急坂を上り切り、まっすぐな58号線を下るころにはまるで嵐。

 真樹は、中間過ぎから右ヒザが痛み出した。大雨の中、何度も立ち止まり屈伸したりしていた。ウェアはずぶぬれで、風もあり、かなり体も冷えてきた。
 「無理したらあかんで。痛かったらやめてもいいし。」
 「だいじょうぶ、右ヒザが痛いだけで、ほかは元気やし。」
 そう言いながらも、痛みで何度も立ち止まったり歩いたり。

 計算してみると、ゴール関門2時間50分はとうてい無理。
 しかし、残り1.5km付近の真樹のアパート前を通過して復活。
 「カーテンを閉めてきたのに開いていた。はんとぺんが応援してくれたんかもしれん。」

 陸上競技場に入ったら、あと400m弱。
 「真樹、がんばったら2時間50分以内にゴールできるぞー。」
 真樹は痛い足を引きずるようにしてゴールへ。

 「やったー、真樹。2時間50分ちょうどや。ようがんばったなあ。」

 そして、記録証発行所へ。
 いただいた記録証は「2時間50分01秒」。

 ファファファファファーン・・・。
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 真樹のアパートから名護市陸上競技場までは、歩いて10分ほど。
 車を置く場所をさがしたりしなくていいので、朝もゆっくりできる。

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 はんとぺんも、朝から元気に動き回っている。

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 「はんちゃん、ぺんちゃん。」
 前はそう呼んだだけで逃げ回っていたが、もうだいぶ慣れてきたようだ。

 「がんばって走ってくるしなー。」

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 競技場に着くと、すぐに「21世紀の森ランクラブ」の集合場所へ。
 今年も「海洋博公園トリムマラソン」と日が重なり、比嘉増美たちはそちらに行かれたそうだ。

 荷物を置かせてもらい、私は体育館のトイレへ。こちらのトイレはすいていていい。ちょっとしたウォーミングアップにもなるし。

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 ススムさんのいない開会式は初めて。
 ススムさんは市長あいさつのあと、すぐにハーフに出場されていた。これがないと、やっぱり盛り上がりに欠ける。

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 9時に、10kmの部がスタート。
 本当ならこちらに出たいくらいなのだが、10kmは部門別表彰がない。あくまで、名護「ハーフマラソン」やから仕方ないか。

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 10kmの最後尾には、先頭にフラッグをもった警察官の団体。掛け声とともに集団走を行っている30人近くの黒装束。ちょっと違和感があった。

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 10kmは競技場内を約2周してから外へ。そのため、先頭集団は遅いランナーをかき分けて進まなければならない。見ていて気の毒だった。

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 さて、私たちのハーフ。
 真樹の友だちのあすかちゃんも来ていたので、スタート前の写真を撮ってもらった。

 「こんなカンカン照りでは、日に焼けてえらいこっちゃなー」とか言っていた。

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 9時10分、ハーフの部がスタート。
 2500名ほどのほぼ最後尾からスタートしたので、スタートラインを通過したのは2分12秒。ただその先も詰まっていて、なかなか走り出せなかった。

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 最初の1kmは10分15秒。スタートラインからは8分03秒なので、いいペースで走れている。
 ゴール関門が2時間50分ということは、キロ8分以内なら貯金、8分を超えると借金ということになる。

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 「帽子忘れたし、日に焼けるで―」と言っていたのだが、しばらく走ると曇ってきた。
 ラッキー! これで少しは涼しくなるかも。

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 とりあえず、5km手前の上り坂までは歩かず走り続けるという作戦。できれば、それまでにちょっと貯金を作っておきたい。

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 4km手前の「ヒンプンガジュマル」。
 ここで立ち止まって写真を撮ってもらっているランナーもいた。

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 真樹を撮ろうとして失敗。
 肝心の顔が写っていない。

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 撮り直しの一枚。
 「ヒンプンガジュマル」と「金太郎さん」が写り込んでいる。

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 急坂も歩かずそのまま5km地点へ。

 2:12 8:03 7:18 7:11 7:15 7:16で、5km39分17秒(37分05秒)。

 スタートラインまでの時間を含めても43秒の貯金。あの坂をしっかり上ったのが大きい。

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 曇っきたので、心配していたほど気温は上がっていない。
 しかし湿度が高く、走っているとすごく蒸し暑かった。

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 私設シャワーを浴びていくランナーも多し。

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 9km過ぎでちょっと歩き。
 楽しみにしていたコスモス畑は、ほとんど咲いていなかった。

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 7:46 7:18 7:05 7:24 7:50で、10km1時間16分43秒(37分26秒)。

 おー、貯金が3分以上。
 これで制限時間内完走が見えてきた。

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 10kmを過ぎると、羽地内海に出る。
 天気の悪い時は、向い風がビュンビュン吹いて前に進めない。、しかし、今年はほぼ無風。景色もよく、走りやすかった。

 しかし11kmあたりから、雨がポツポツ。

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 呉我の交差点を左折し、13km地点を過ぎたあたりから次第にきつい雨になってきた。

 そしてそのあたりから、真樹の右ヒザに異変。
 「右足が、ヒザから取れそうなんやけど・・・。」

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 白塗りの顔で太鼓をたたいての応援。
 雨の中、ありがとうございました。元気が出ました。

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 7:25 7:56 8:11 7:22 8:11で、15km1時間55分51秒(39分08秒)。 

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 何回か立ち止まったり歩いたりしたのに、貯金が4分以上。
 真樹のヒザの具合が心配だが、ここまで来れば、なんとか制限時間内完走を目指したい。

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 このコース最大の難関、伊差川交差点過ぎの急な上り坂。
 この1kmは12分くらいかかるのではと心配していたが、歩く時間を最小限にとどめた結果9分27秒。

 「この峠に、いつも玉城さんご夫婦が応援に来てくださってたなあ」と思いつつ。ここを越えると、あとはゴールまでずっと下りなのでがんばろうと思った。

 しかしヒザを痛めた場合は、下りのほうがきつい。
 それに、雨の勢いが増してきた。

 真樹は何度も立ち停まる。
 「無理せんときな。やめてもええで。」
 「だいじょうぶ。」

 全身ずぶぬれになり、風も吹いていたので体がガチガチに凍えてきた。真樹を励ましたかったが、自分自身の股関節(恥骨?)がまたしくしくと痛んできた。

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 応援に出てくれていた少年たちもずぶぬれ。
 いつもなら気持ちよく下って行ける58号線が、地獄の行進の様相に。

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 それまではキロ9分を超えてしまっていたので、もう制限時間内ゴールはとうてい無理だと思っていた。
 しかし真樹のアパート前を通り、「はんぺんが応援してくれてるかもしれん」という話をしてから真樹は復活。

 ここで残りの距離と時間の計算をきっちりとしたらよかったのだが、私自身にその余裕がなくなっていた。もうあとは、真樹が持っている力に任せるしかない。

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 9:27 8:14 8:40 9:34 9:27で、20km2時間41分16秒(45分25秒)。

 あと1.1kmを8分44秒以内で。
 この時点でキロ9分超ペースになっていたので、ほぼ絶望的。

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 しかし、ここから真樹はがんばった。
 残り1kmから数十人をごぼう抜き。

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 陸上競技場に入ったら、残り400m弱。
 「真樹、全部走ったらギリギリ間に合う。」

 二人でゴールラインになだれ込み。
 「真樹、ちょうど2時間50分や。ようがんばったなあ。」

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 真樹がなだれ込んだ先には、大学時代の同級生・まどかちゃんが。
 まどかちゃんにお願いして、写真を撮ってもらった。

 二人ともびしょぬれで、髪の毛がぺったんこー。
 でも、がんばって走り切ったので笑顔です。

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 「車とって来たるから、待っとき」と真樹に言ったのだが、また「だいじょうぶ。」
 弱音をはかない真樹が、すごく頼もしく見えた。

 そんならということで、二人でブラブラと帰っていった。
 すると、途中にかわいい黒いワンちゃん。
 「写真撮らせてやー」と言っても、無視してシッコをしていた。

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 お昼を食べに出るのも大変なので、コンビニで何かを買って帰ることにした。
 お母さん食堂のラーメンがおいしかったので、それを2つ。それと肉まん2つとジュース。

 「777円になります。」
 「おう、すごい!」

 700円以上だと抽選ができて、それもジュースが当たった。
 雨でずぶぬれでつらかったけど、かわいいワンちゃんには会えるし、コンビニでは777円と抽選が当たりやし・・・。
 よかったー。

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 家に着き、私がシャワーを浴びている間に、真樹がラーメンを作ってくれていた。
 「具なしラーメンやで―。」

 二人でフーフーして食べて、おいしかったね。
 冷えた体体があったまった。

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 落ち着いたら、はんぺんタイム。
 すぐ捕まってしまうのはぺんちゃん。

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 「真樹はすごいがんばって走ったよー。」
 「知らん、知らん。」

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2019年01月19日(土)

「いろとりどりの親子」 [映画]

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◎映画.comより

「いろとりどりの親子」

■解説
親や周りとは「違う」性質を持った子どもを持つ300以上の親子たちのインタビューをまとめ、ニューヨークタイムズ紙ベストブックなど、アメリカ国内外で50以上の賞を受賞し、世界24カ国で翻訳されたベストセラーノンフィクションを原作にしたドキュメンタリー。作家アンドリュー・ソロモンが10年の歳月をかけてまとめあげた原作「Far From The Tree: Parents, Children and the Search for Identity」に基づき、自閉症、ダウン症、低身長症、LGBTといった「違い」を抱えた子どもを持つ6組の親子が直面する困難、戸惑い、その経験から得られる喜び、そして親から子への愛情が描かれる。監督はエミー賞を受賞したレイチェル・ドレッツィン。

■作品データ

原題 Far from the Tree
製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ロングライド
上映時間 93分
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 おととい、ピーチの遅延のために見逃してしまった映画。

 「真樹、ちいちゃんて知ってる? パオパオの最後の教え子の・・・。」
 「知ってるよ。」
 「この映画はな、ちいちゃんの推薦映画やねん。そやから見とかんとあかんねん。」

 見るタイミングを外してしまった映画は、たいていはそのまま。読むタイミングを外してしまった本も、たいていはそのまま。
 「今や!」と思ったら、すぐ行動を起こすべし。

 ということで、何の予定もない今日。ちょっと交通費が高くついてしまうが、那覇の桜坂劇場に行くことにした。

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 映画を見終わって、たしかにいい映画だったと思った。
 ただし、この映画を見て「いろとりどり」が分かったつもりになってはいけない。

 私は、兵庫「ゆめさき舎」のまっちゃんの計らいで、「いろとりどり」の親子と会わさせてもらうことができた。重度知的障害のある通所者とそのご家族。
 私はそれまで、まっちゃんが運営されている施設は、部外者が気軽に訪問できる施設ではないと思っていた。
 初めて訪問させてもらったときは、私自身に何の知識もなく、正直ビビりまくりだった。それでも何度か行かせもらうごとに、少しだけ打ち解けさせてもらったような気がした。

 最近、私の病気のこともあってご無沙汰している。
 せっかく気軽に受け入れてくれるところがあるのにもったいない。
 また行かな。
 ほかのところも、遠慮せず首突っ込まな。
 そう思い返した映画でした。
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 帰りのバスまで時間がなかったが、「猫拝み」の早回り。

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 「ねこちゃんもいろとりどりやねー。」

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 牧志から旭橋までゆいれーる。
 そして、旭橋のバスターミナルから名護へ。

 交通費が映画代の3倍ほどしたが、思い切ってここまで来てよかった。

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 名護市陸上競技場で、明日の「名護ハーフマラソン」の受付。
 午後6時までだったので、ぎりぎり。

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 その続きで、我部祖河食堂で「中身汁定食」(700円)。
 これを食べんと、沖縄に来た気がせん。あいかわらずうまかったー。

 あしたは、真樹とハーフをしっかり走ろう!

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2019年01月18日(金)

元山さんハンスト応援ラン [ランニング]

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 ネットでルート検索したら、うるま市石川→うるま市役所→沖縄市役所→宜野湾市役所は23〜24km。辺野古の県民投票に参加しないとする本島の3市をアピールランできたら、ハンガーストライキ決行中の元山さんの応援になると思いチャレンジした。ところが何回も道をまちがえ、ゴールは29.64km。
 せめて走っているときだけでも、(水も含めて)無補給で行こうと決めていたので4時間超えはきつかった。

 「めっちゃハードなランニングになってしもたやん!」

 宜野湾市役所に到着した時、元山さんはテント内で休憩中。
 そら水と塩だけで、夜も寝袋で寝てはるんやから無理もない。「会えへんのは残念やけど、もう帰ろう」と思ったとき。テントから元山さんが出て来られた。

 迷惑とは思いいつ、「元山さん」と声をかけた。
 「はい」と返事されこちらを向かれたのだが、もちろん元気はなく、顔が赤かったのが気になった。断食は青白い顔というイメージだったので、すでに体のどこかがおかしくなってきているのかもしれない。(さすがにお写真は遠慮させていただきました。)

 「これを背負って走ってきました。」(背中の「平和・憲法九条」ののぼりを指さして)
 「すごい」と元山さん。
 「がんばってくださいね」と私。

 ああ、ここで痛恨のミス。
 ここは「がんばりましょうね〜」と言おうと、ずっと心に決めてきたところなのに。最後の最後のワンチャンスに、自分でオチ付けてどうすんねーん。

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 宜野湾までの道中で、うれしいハプニングもあった

 「えっ、あれはひょっとして・・・」
 「藤井さん、お久しぶり。」
 「あっ、やっぱり。」

 京都キャロット通販のお客様であり、「おきなわマラソン」で何度もご一緒させていただいている宮里哲哉さん。今日は「おきなわマラソン」の試走として、お仲間と走られていたとのこと。連絡もしていないのに、こんなところ(うるま市具志川)でお会いできるとは。ご縁があるんですねえ。

 長時間のアピールランは、しんどいけれど必ずいいこともある。だから、つらくても続けられるんです。
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 朝起きると、またはんとぺんは真樹のベッドの下に隠れてしまった。

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 でもすぐに出てきた。
 前はベッドの下か押し入れの服の後ろに隠れたままだったので、だいぶ慣れてきたのかもしれない。

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 今朝はめずらしくトースト。 
 真樹がドリップ式のコーヒーをいれてくれた。すごくおいしかった。

 すぐ近くの名護バスターミナルから、うるま市方面に行く77番というバスがある。それに乗ってうるま市の入り口にあたる「石川の駅・めんそーれ」前(赤崎)で降りて、うるま市役所、沖縄市役所、宜野湾市役所を巡る。

 昨日沖縄にしてはちょっと寒かったので、長そでシャツの上に「ランナーズ9の会」のTシャツト長トレパンで。シューズはゲルカヤノ。アピールランは遅ければ遅いほどいいので、これでバッチリ。
 痛み止めの薬を飲むかどうかで迷った。昨日もだいじょうぶだったので、なしで行くことにした。

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 9時30分名護バスターミナル発のバスに乗車。

 バスは辺野古のキャンプ・シュワブ前を通過。

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 今日も反対運動お構いなしに、どんどん土砂が投入されている。

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 10時40分、赤崎着。
 Tシャツの前後に、「私の投票権を奪わないで」のチラシを安全ピンでとめる。まあ正確には「私の・・・」ではないけれど。代弁させてもらっているということで。
 背中にはいつもの「平和・憲法九条」ののぼり。改良に改良を重ねた結果、今はこののぼりを背負うことは何の負担にも感じない。

 10時55分、「石川の駅・めんそーれ」前をスタート。

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 あちこちでこの看板を見た。
 沖縄県民として県民投票に参加したいのに、「うるま、沖縄、宜野湾、宮古島、石垣」の5つの市はそれを認めない。この5つの市でも、県民投票に賛成が圧倒しているのに。

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 昨日は寒かったのに、今日はいい天気。
 ちょっと走ると汗が出てきた。
 今日は、せめてゴールまではなにも補給なしで行こうと決めてきた。
 そしたら、もう喉がカラカラ。

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 後ろ姿も撮っておきましょう。
 なかなか目立って、いい感じ。

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 横から、「ウォン、ウォン」と控えめに吠えるワンちゃんあり。
 「かわいいし、写真撮らせてねー。」
 かわいいワンちゃんに会えると、めっちゃ力がわいてくるんですよねえ。

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 しばらく進んだところで、紺色上下のランニング集団に遭遇。
 「あっ、これは・・・。」

 まさかまさかの宮里哲哉さん(私の知り合い中一番のおっとこまえ)。
 二人でセルフタイマーで写真を撮ったのだが、撮り終わったと思って握手する寸前の写真になった。これはこれでいい写真ですね。

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 ここはうるま市なので、たぶんキャンプ・コートニー。

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 すぐ近くに闘牛場があるみたい。

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 この交差点を左折するとうるま市役所。

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 迷わずうるま市役所に到着。
 ここまでちょうど9km、1時間09分。

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 市役所前に人はなし。
 中にも入りたかったが、こののぼりを背負っていたら「威力業務妨害」になるかも。
 市役所前で写真だけ撮って、次にめざすは沖縄市役所。

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 隣接しているホール前では、なにやらイベントをされていた。
 ちょっと立ち寄ったのだが、誰からも声をかけてもらえず。目立つかっこうしてるんですけどねえ。

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 「県民投票実現」の車が停まっていたので、私の進む道が合っているのか聞いてみた。すると私は全然ちがう方向に走っていた。
 ここは共産党の地区委員会。すごく親切にしていただいて、声をかけてみてよかった。

 うるま市役所にUターン。約1.5kmのロス。
 そこから南西にまっすぐ。

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 コザ十字路の大イラスト。
 これは見ごたえがある。

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 ここもまっすぐ。

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 なかむらみお県議の事務所前。
 本土復帰の年に生まれた社民党の県議。

 「沖縄市の県民投票実現まで、がんばりましょうね〜」

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 アーチスト系?
 ゆっくり見せてもらいたいけど、先に進まなければ。

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 「沖縄こどもの国」(動物園)のゲート。
 ここで、道がまちがっているのではないかと思い始めた。
 この先を歩いていている方に、「沖縄市役所へ行きたいんですが、この道で合っていますか」と聞いてみた。
 「もうだいぶ通り越していますよ。」

 あちゃー。さっきの大きい交差点を東に曲がらなくてはならなかった。
 Uターンして、また1.5kmほどロス。

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 着きましたー。
 広島カープの旗がいっぱい。ここがキャンプ地なんですね。

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 沖縄市役所到着、19.9km、2時間48分。
 うるま市役所から沖縄市役所はルート検索では7.7kmだったのに、11kmほど走ってしまっている。
 股関節炎がおとなしくしてくれているからいいものの、一つまちがえれば途中でくたばっていたかも。

 沖縄市役所はうるま市役所とちがい人がたくさん。ガードマンさんも3人立たれていた。

 沖縄市は人口が14万超、有権者数が11万人。こんな大きな市が「県民投票不参加」では話にならない。県民投票に賛成が76%、反対が18%と不参加表明の5市の中でも一番賛成の率が高いというのに・・・。

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 さっき直進してしまった交差点まで戻り、今度は直進。
 次にめざすは、元山仁士郎さんがハンガーストライキ決行中の宜野湾市役所。

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 ライカム前を通り・・・。
 ここからちょっときつめの下り。小西真奈美似の担当医師から、「下りは走らないように」と言われていたのを思い出した。たしかに、下りを走ると「おまた」がしくしくと痛む。この下りは超ゆっくりで。

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 キャンプ・フォスター前を通過。

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 宜野湾市突入。
 あと市役所までは5kmくらい。

 しかしまた迷走。普天間で左折しなくてはならなかったのに直進。
 だいぶ進んでからおかしいなあと思い、通行されている女性に聞いてみた。
 「このまま進むと伊佐に行ってしまいますよ。だいぶ戻って丘の上をめざしてください。」
 伊佐と言われてもどこのことかさっぱり。とりあえずは戻る。

 ちょうど小学校の下校時間。
 「9の会って、何ですか」と聞いてくる男子あり。
 「憲法九条を守って、戦争しない国にしましょうという会。分かる?」
 「はい。どこへ行かれるんですか。」
 「宜野湾市役所前で水と塩だけでがんばっておられる元山さんという青年がいて、その人に水を届けに行くんや。」
 「そうなんですか。がんばってください。」

 県民投票の話はややこしいのでしなかったが、その青年が「戦争しない国にするためにがんばっている」と理解してくれたようである。
 後ろから追いついてきたクラスメイトが、私に向かって「その水をください」と言ってきた。しかし私が説明する前に、さっきの質問男子がその子をたしなめてくれた。「それは大事な人に届ける水」と。
 ありがとう。しっかり話を聞いてくれて。
 

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 宜野湾市役所は本当に丘の上にあった。
 その姿がなかなか見えないものだから、最後はフラフラ。
 水分も取っていないので、ツバが渇いて固まって唇が白くなっていたと思う。
 こんな変な顔で元山さんには会えないと思い、残ったツバで唇をベロベロ。ちょっとはましな顔になったか知らん。 

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 宜野湾市役所到着。
 29.64km、4時間17分。

 沖縄市役所から宜野湾市役所までは、ルート検索では8km。しかし、実際は10kmほど走ってしまった。
 2時ごろ到着を予定していたのに、3回にわたる道まちがいで3時を大幅に過ぎてしまった。

 元山さんが見当たらなかったので、テントにおられた女性にカンパのお金をお渡しした。つぎに署名。県外からもたくさん応援来られていることが分かった。

 大事に持って来た水をお渡ししようと思うと、「もう使い切れないほどたまってしまったので、持ち帰っていただいています」とのこと。ガックリ。もちろん「おいしい水で乾杯」も実現せず。
 「名刺代わりに年賀状を持ってきました。一等の30万円が当たるかもしれませんので。」
 これは何とか受け取っていただいた。

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 「さあ帰るか」と思ったとき、一人の女性が話しかけて来られた。
 「あなた、さっき市役所に向けて歩いておられましたね。声をかけようと思ったんですけど、ちょうど車が停められないところだったんで通り過ぎたんです。でも必ずここで会えるだろうと思っていました。」
 沖縄指定無形文化財「びん型」保持者である西平幸子さん。ちゃんと見ていてくださったんですね。

 「それはそれはありがとうございます。私は京都のものなんですが、娘が名護に住んでいまして、名護から石川までバスに乗って、そこからうるま市役所、沖縄市役所に寄って、宜野湾市役所まで走ってきました。だいぶ道をまちがったので30kmくらいになりました。少しでも県民投票実現のアピールになればと思って。」
 「それはご苦労様でした。きっと力になりますよ。」 
 「それよりも元山さんの体調が心配ですね。」
 「自分が言いだして署名を集めて県民投票が実現したのに、参加しない市が出るとは思ってなかったんでしょう。それで、すごく責任を感じているんです。どんなことをしても、署名してくださった方々を裏切ってはならないと。」
 「そうですよね。県議会で決まった県民投票が、各市議会の判断で不参加が可能になるなんて、どう考えてもおかしいですよね。」

 ちょうど私たちの横に知念ウシさんがおられた。
 西平さんが「いっしょに写真撮ってもらったら」とおっしゃったのでお願いした。その言い出しっぺの西平さんんが写真に入ろうとしないので、私が無理やり腕を引っ張った。

 いい写真でしょ。
 知念ウシさんをご存知でない方には、この記事を紹介するのがいいかなあ。
     ◇     ◇     ◇

◎沖縄タイムス2010年4月16日、「基地の島」オキナワと私(9)

   平等のない平和あり得ない  知念ウシ 

 沖縄と日本の不平等について発言してきた。原風景は小学生のころ。復帰直後の学校で配布された社会科教科書に沖縄は掲載されていなかった。郷土の歴史で学んだのは、本土復帰直前に屋良朝苗主席が復帰建白書をたずさえ上京したが、それを待たずに国会決議されたという沖縄と日本の関係だ。

 「東京の大学に進学し、日本という常識では語れない沖縄の存在を実感した。むしろ世界の植民地の問題とつながり、集中する軍事基地の存在は、その状況を具体的にして象徴的に現している」

 2000年の息子の出産をきっかけに、あらためて基地を考えた。反基地グループ「カマドゥ小たちの集い」にかかわる。基地問題に関わる中で多くの本土の人から「沖縄の人はどうしてもっと闘わないのか」「もっと問題意識を持つべきだ」と言われることに違和感を持った。「このままでは、確実にわが子に基地を押し付けることになる。だがなぜ沖縄だけががんばらないといけないのか。そこに基地問題は沖縄の問題という本土側と沖縄側の意識がある。常に沖縄だけが問われ、本土の人は決して自分の問題としては引き受けない」

 「沖縄は先輩の時代からずっと闘ってきた。今でも連日、基地問題に関する集会やシンポジウムに大勢の県民が足を運ぶ。そういう人たちの多くが、ある意味で家庭生活も犠牲にして基地問題を考えてきた。なぜ沖縄だけが闘い続けなければならないのか」

 だから普天間飛行場の移設問題は「本土移転」がふさわしいと考える。「移設先に名指しされた本土は嫌だという。だがそれで終わってほしくない。沖縄だってずっと嫌だと言ってきた。本土の反米軍基地基地運動で基地は沖縄へ移され、結果本土の運動はほとんど無くなった。今や基地撤去を唱えても多くの国民は関心を示さない」

 「本土に移転すれば大騒ぎになるというがそれこそチャンスだ。みんなで議論すればいい。その時に初めて米軍の駐留がなぜ必要か、必要ならばどの程度なのかを考えるようになり、軍縮が始まりうる」

 普天間飛行場の本土移転は可能だと確信する。
「沖縄は基地はいらないと決めている。基地が必要ならば本土が自ら持つのが当然だ。それが平等だし、平等のない平和はあり得ない。疲弊した地方空港など本土側も米軍基地を受け入れたいのは、橋下大阪府知事だけではないはずだ。本土が、沖縄に押し込んで保ってきた基地を、必要なら自分で持て、と粘り強く言い続けることが重要だ。それが東アジアの平和の一歩にもつながる」(聞き手=政経部・黒島美奈子、)
     ◇     ◇     ◇

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 そして、今度こそ本当に帰ろうとしたときに元山さんがテントから出て来られた。
 とても話しかけられそうな雰囲気ではなかったが、4時間以上のアピールランをしてきたこともあって、ちょっとだけでも声をかけさせてもらいたかった。
 私の声かけ、「平和・憲法九条」ののぼりも元山さんの記憶には残らなかっただろうと思われる。かなり意識がもうろうとされているように見えた。

 いっしょに「がんばりましょうね〜」。
 そう言葉にはできなかったが、心はずっといっしょですからね。

 (市役所に向かわれる後ろ姿だけ撮らせてもらおうと思ったが、たまたま人と重なってしまいちょっとだけ。)

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2019年01月17日(木)

はんぺんなめなめ [沖縄]

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 ピーチ、しっかりせえよ!
 離陸で2時間、着陸で30分、合計2時間半遅れで那覇空港着。

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 まさか、空港13時25分着予定で、16時20分始まりの映画に間に合わないとは思ってもみなかった。
 空港着が16時。LCCターミナルからバスでメインターミナルへ。そこからゆいレールで牧志駅へ。

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 真樹は4時ちょっと前に到着し、車で待ってくれていた。
 二人で見る予定だった映画は、「いろとりどりの親子」。
 まさかこの映画に遅れるとは思ってなかったので途方に暮れた。

 「シネマQで『こんな夜更けにバナナかよ』やってるし、それ見に行く?」

 真樹の車で、サンエー那覇メインプレイスへ。

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 映画は7時からで、まだ時間がたっぷりあったので、お店をちょろちょろ見てから早い夕食。
 レストラン街を見て回り、一番メニュ―が豊富な「和風亭」に決定。

 真樹は「漁師丼 天ぷらセット」(1329円)。

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 私は「大海老ヒレかつ御膳」(1579円)。

 このあと、コーヒーが150円で飲めるところがあったので飲んでから行くことにした。
 真樹はジュースでも注文すんのかなあと思っていたら、「コーヒー」。知らん間に、飲めるようになったんやなあ。

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 「また二人だけとちゃうやろな」と言いながら館内へ。
 今回は私らのほかに5人ほど。また、一番いい席で見ることができた。

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 「こんな夜更けにバナナかよ」は、かあちゃん推薦。
 真樹が、「見てへんのに推薦?」と聞いてくるので、「優等生みたいな障害者ばっかり紹介されてるのはおかしいもん。なんかむちゃくちゃぽくてよさそう、ゆうとったわ」と。

 配役がよかった。大泉さん、三浦春馬、高畑充希のトライアングルが抜群。
 ちょうど2時間の映画だったのだが、トイレが心配な私と真樹も集中して見ることができ、トイレにも行かずじまい。それはいい映画だったということ。(こういう評価の仕方はおかしいでしょうか。)
 
 シネマQから名護までは私の運転で。
 けっこう飛ばして帰ったので、1時間で名護着。
 東江の「かねひで」で、夜のゆんたく用ビールや明日の朝ごはん材料を買い、真樹のアパートへ。

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 「ひっひっひっひっひー・・・。」

 バタバタと逃げ惑うはんとぺん。

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 でも先月は押し入れに隠れたままだったのに、今回はすぐに顔を出してくれた。
 ぺんちゃんは真樹のベッドの上。

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 はんちゃんは、ベッドの横。
 なにかしゃべってますね。

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 すぐ捕まってしまうぺんちゃん。

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 なかなか捕まらないけど、本当はかまってほしいはんちゃん。

 これから5日間、オッサンとも仲良くしてねー。
 ぺろぺろ。

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2019年01月16日(水)

ただ「がんばりましょうねえ〜」と言いに行きたい [沖縄]

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村本大輔(ウーマンラッシュアワー) Twitterより

いま沖縄の基地反対容認を決める沖縄県民投票を訴えてる元山さん。不参加の市町村が参加するまで水だけで役所の前に座り込むらしい。理由を聞いたら「僕の子供が大きくなった時に、パパあの時なにしてたの?」の質問に「しょうがないとは言いたくない、あの時パパは行動したよと言いたいから」わかる。
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 去年の12月14日(新基地用地への土砂投入が始まった日)、名護バスターミナル前から辺野古まで「平和・憲法九条」ののぼりを背負って走った。
 スタートしてから2kmくらいのところのスーパーの前におられた女性が、私に近寄り「がんばりましょうね〜」と声をかけてくださった。
 「そうや、沖縄では『がんばってください』とは言わん。いつも、いっしょに『がんばりましょうね〜』や。それは、あなたを一人にはさせませんよという思いがこもったあたたかい言葉や」と思った。

 米軍基地建設のために辺野古沿岸部を埋め立てていいのかの賛否を問うための県民投票の言い出しっぺの元山仁士郎さんが、ついにハンガーストライキに突入。沖縄県民みんなで県民投票ができるよう、宜野湾市、沖縄市、うるま市、宮古島市、石垣市の5市長に2.24県民投票への参加を求めている。

 このニュースを聞いた時、一食でも抜いたら「もう、あかん」と思ってしまう自分ではとうてい真似のできないことだと思った。
 そして、せめてこないだ私にかけてもらった言葉「がんばりましょうね〜」を、元山さんに言いに行きたいと思った。

 今週末「名護ハーフマラソン」に申し込んでいて、明日沖縄入り。
 「そんなら、あさって行ったらいいやん!」

 元山さんにどうやって連絡していいか分からなかったが、ツイッターの「メッセージ」というところを使ったら届くんちゃうんやろかと思って昨日やってみた。
     ◇     ◇     ◇
京都の藤井廣司と申します。ついにハンガーストライキに入られたのですね。私は毎年6月23日に「平和・憲法九条」ののぼりを背負って、一人で沖縄を70kmほど走っています。たまたまですが、あさってから娘の住む名護に行きますので、その翌日の18日に元山さんを励ましに行こうと思っています。「平和・憲法九条」ののぼりを背負って、沖縄市役所から宜野湾市役所まで走ろうと思っています。食べ物の差し入れができないのが残念ですが、何か持っていきますね。

先ほどメッセージを送らせてもらった藤井です。一部訂正。1月18日(金)は、朝にバスで名護からうるま市に行き、うるま市役所をスタートして、沖縄市役所を経由して宜野湾市役所に向かう予定です。住民投票を実施しないとする3市を「一票を奪わないで」とアピールしながら走ります。宜野湾市役所に到着したら、「おいしい水」で乾杯しましょう。
     ◇     ◇     ◇

 そしたら、さっき(夜9時前)返事が来た。

ご連絡ありがとうございます!!
無理のない範囲でがんばります。

 たぶんみなさんに同じ言葉で返事されているのだろうとは思うが、素直にうれしい。

 しかし、こんなにがんばっている若者に対してまで「いちゃもん」をつけているバカモンがいる。そんな人ほっておけばいいと思うのだが、いちいちまじめに答えておられる。何にも食ってへんのに―。

 私は、私の母の教え「アホにはかまうな」を守ってきた。でも、沖縄の全有権者に投票してもらいたいと真剣に思っておられる元山さんだから、どんな人々にも対等に接しようとされている。
 ほんとうに「えらい!」と思う。

 「しょうがないとは言いたくない、あの時パパは行動したよと言いたい。」
 その気持ちをずっと持ち続けて生きていってほしい。死んだらあかんで―。

 「がんばりましょうね〜」

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【今日のきく】

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 今日水曜日は、寮1の管理代行バイト17時間。
 またいつもの、帰ってからのきくの深夜お散歩。
 
 写真が変わり映えしませんねえ。
 またきくが正面向いてへんし。
 なんか工夫せんと、おもしろないねー。

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