パオパオだより

2015年02月04日(水)

「滝を見にいく」 [映画]

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◎シネマトゥデイより

■チェック:『キツツキと雨』『横道世之介』で知られる沖田修一が監督と脚本を務め、山の中で遭難した中年女性たちの生き残りを懸けた戦いを笑いを交えて描く人間ドラマ。いきなりのアクシデントに見舞われながらも、お互いの知恵と機転で危機を脱しようと頑張る女性たちの姿を活写する。出演者は主婦をはじめ全員がオーディションで選出。日常生活とかけ離れた場所で発揮される、彼女たちの本能に目がくぎ付け。

■ストーリー:7人の中年女性たちは温泉付き紅葉ツアーと銘打った旅行に参加し、それぞれが思い思いに山道の散策を楽しんでいた。だが、彼女たちの先に立って案内していたツアーガイドの姿がこつぜんと消え、7人は山中に置き去りにされてしまう。携帯もつながらず、食べる物も宿泊できる施設もない中、彼女たちはサバイバル生活を余儀なくされ……。

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 「時間があれば映画を見る。できれば2本!」

 今年はこれで行かんとあかんね。
 京都シネマの上映スケジュールを見ると、「和ちゃんとオレ」10時10分―11時30分、「滝を見にいく」11時50分―13時25分。もうこれで決定。内容吟味はほとんどなし。自分のスケジュールに合う映画を見ましょう。

 オーディションで選ばれた中途半端なおばちゃんたちが、思っていたよりよかった。まるまるの素人さんではないらしいが、「それはないやろ」と突っ込みたくなる場面はなかった。
 一番印象に残った場面は、二人座ってタバコをすう場面。私自身タバコはすわないしにおいも大嫌いだが、あの場面は「ふーん」とうなずける。タバコが好きな人には好きな人の「間」があるんでしょうね。

 7人のおばちゃんのうち誰に注目したかで、性格判断ができそうだ。私は腰痛持ちのおばちゃん。あとでタバコをすいにきた人であり、案内人を蹴った人。ここから判断する私の性格は、「粘っこい人が嫌いで、あっさりさっばり」ですかね。当たっているでしょうか。この映画をこういうふうに見るのもおもしろいかも。
 1800円は高いけど、1000円なら十分見ごたえのある映画です。

 滝と言えば、西表島の「ピナイサーラ」ですよ。
 ぜひ、この映画で知り合った7人で行ってみてください。

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「和ちゃんとオレ」 [映画]

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◎シネマトゥデイより

■チェック:晩婚化や非婚化の影響により、親の介護を働き盛りの息子が担う息子介護の実態に迫るドキュメンタリー。2008年と2012年に放映されるや大反響を呼び、TXNドキュメンタリー大賞を受賞したテレビ番組「“母”が壊れて〜息子介護の時代〜」「いま助けてほしい〜息子介護の時代〜」に追加撮影を加えて再編集。10年もの間、自宅で認知症の母親を介護しながら息子介護をテーマにした本の出版を目指す男性の姿を通して、介護する人を支える仕組みがない日本の社会制度に疑問を投げ掛ける。

■ストーリー:10年間自宅で認知症の母親の世話をしてきたフリーライターの野田明宏さんは、和ちゃんと呼ぶ母の介護に追われ仕事まで手が回らず母親の年金を頼りに日々過ごしている。2012年3月、「親を介護する息子たちを取り上げる本」を出版すべく仕事を再開。父親を介護するため2年前に介護離職した男性を取材してきた過程で、衝撃的な1本の電話がかかってくる。

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 長い間京都シネマに行ってなかったら、会員の更新期間が終わっていた。11月1日から1月31日までだったらしい。
 「更新のハガキが届いてませんけど…」と言うと、「今回からお知らせのハガキはなくなったんです。」
 調べてみると、京都シネマに来るのは去年の7月以来。会員やったら、最低でも2か月に1回は来いよ、ちゅうことですかね。
 去年の後半はさっぱり映画が見られなかったので、「今年は時間を都合つけて行くぞー」と意気込んでいたのに・・・。今年の11月まで更新できないらしい。

 更新していない会員は、900円→1000円に。会報も送られてこないらしい。長年会員を続けて来たのに、もうちょっと大事にしてもらませんか。映画好きのジジイ見捨てる気か。

 さて、この映画は「息子介護」のドキュメンタリー。独身の息子が、一人でアルツハイマーの母親を介護する内容。
 私の母は、私が35歳の時にがんで亡くなった。母は65歳。「これから、毎年冬は入院させてもらわなあかんなあ」と言っていた2週間後に亡くなった。まだまだ生きて行くつもりだったろうに。
 入院中の世話も兄や姉がほとんどやってくれたので、私は母親の世話をした経験がない。何回か病院で泊まったことくらい。母は最後までしっかりしていて私をしかっていたくらいだから、私がしたことは「介護」と呼べるものではないだろう。
 「介護」どころか、実は母が死ぬ間際まで恐かった。「おかちゃんの言うことには絶対服従」みたいな・・・。
 母の遺言ぽい言葉はたくさんある。その中で私が一番気に入っているのは、「アホにかまうな」かな。それは守ってますよー。どんな誹謗中傷にも絶対言い返さない。そや、「アホとしゃべったらアホになる」ともゆうとったなあ、おかちゃん。極端な表現やけど、ええことゆうがな。

 今93歳の父がだいぶ弱ってきている。兄夫婦が世話をしてくれているので、私はたまに帰って話をするくらい。いろいろなところでずれが生じてきた父を、兄夫婦は根気強く世話をしてくれている。
 それでも、私から見た父にはいまだに威厳がある。「おとちゃん本気出したら、今でも勝てへんような気する」と、私もいまだに言い続けている。本当にずっとそうであってほしい。

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2014年11月19日(水)

パラジャーノフ生誕90周年記念映画祭 [映画]

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 まず、パラジャーノフってどこのどなた?
 そこから始まります。

■セルゲイ・パラジャーノフ Sargis Parajanyan 
 1924年1月9日〜1990年7月20日 

 ソ連当時のグルジアに生まれたアルメニア人映画監督。 独特な色彩感覚と様式による映画は他に例がなく、死後20年以上を経てなお、世界中の映画ファンをとりこにしている。 1947年に最初の投獄。以後複数回にわたり投獄される。投獄や強制労働により不自由な生活を強いられながらも、 監督や脚本家としてだけではなく、画家や工芸家としても素晴らしい作品を残した。
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「アシク・ケリブ」(1988/74分/デジタルリマスター版BD/配給:パンドラ)

原作は世界的に知られているロシアの詩人レールモントフによる恋物語。主人公のアシク・ケリブは貧しいながらも心優しい吟遊詩人。大切な娘マグリとの結婚をその父に認められるために修行の旅に出る。マグリには1000の昼と夜の後に戻ると約束して…。
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「スラム砦の伝説」(1984/83分デジタルリマスター版BD/配給:パンドラ)

舞台は中世グルジア。トルコ軍からの侵略防衛のために築いたスラム砦。女性予言者により、一人の若者が生け贄に捧げられることになった。その若者は予言者と数奇な関わりのある男だった…。投獄により自由を奪われていたパラジャーノフが「ざくろの色」から10年以上を経て手掛けた作品。
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 京都シネマで見たい映画かなかったので、京都みなみ会館へ。
 まったく何の知識も持っていないセルゲイ・パラジャーノフ監督の映画。これは賭けです。

 まあ、いいとか悪いとか評価のできない映画。こんな映画はなかなか見られない。イラン映画に感じが似ていると思ったら、グルジアはイランの近くだった。(たしか、大相撲の黒海関がグルジア出身。)

 「アシク・ケリブ」は吟遊詩人。けっこうむちゃくちゃなストーリーだったがおもしろかった。
 日本人に置き換えたら「足駆蹴武」でしょうか。

 「スラム砦の伝説」、さらにむちゃくちゃなストーリー。
 映画ではグルジアの言葉でしゃべっているのを、ロシア語に同時通訳していたようだ。ああやかましやかまし。こっちは字幕を必死になって読んでいるのに・・・。
 最後もちょっとね。

 もちろんパンフレット(800円)買って帰りました。
 端から端までしっかり読もうっと。

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【RUN】

 今日も8km、47分59秒。
 見事なキロ6分ペース。申告タイムレースやったら優勝やね。

 夜11時から24時間のバイト。明日1日は長いでー。

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2014年10月08日(水)

「がじまる食堂の恋」-夫婦50割引- [映画]

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◎映画「がじまる食堂の恋」公式サイトより


 「あなたが本当にそばにいたい人は、誰ですか?」
   ひとつの嘘をきっかけに始まった、すれ違いの四角関係。
   沖縄の風と緑に包まれて〈大切なものを見つける〉ラブストーリー!

 大ヒット作『NANA』をはじめ、『ジーン・ワルツ』『黒執事』等話題作を次々と手がける大谷健太郎監督が、沖縄県名護市を舞台に、4人の男女の切ない恋愛模様を描く『がじまる食堂の恋』。デビュー作『アベック モン マリ』で「新しい恋愛映画の旗手!」と絶賛され、その後も巧みな人間模様を切り取る演出で、次々と大ヒット映画を世に送り出してきた大谷監督。本作では再び原点の「恋愛映画」に戻り、男女4人の複雑にからみあう四角関係を、洒落た会話劇で綴る、大人の恋物語が誕生した!

 主人公のみずほに、ドラマ「BORDER」でのヒロインで一躍注目を集め、本作が映画単独初主演となる波瑠。東京から来た旅行者・隼人に、映画『トウキョウソナタ』『カラスの親指』等で知られ、ドラマ、舞台にと多彩な活躍を見せる小柳友、謎の美女・莉子に、映画『ホットロード』ほか今年6本の公開作を抱える竹富聖花、みずほの幼なじみ翔太役に、仮面ライダーNEW電王役で注目を集め、ドラマ「弱くても勝てます〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜」等で活躍の桜田通と、日本映画の将来を嘱望される新進気鋭のキャストが集結。彼らを見守るコミカルな街の人々を、沖縄県那覇市出身の肥後克広や名護市出身のパッション屋良、ダンディ坂野などお笑い芸人が演じ、特別出演では稲嶺名護市長をはじめ、名護市民キャスト約400人が地元を盛り上げるのに一役買っている。

 また、本作のもうひとつの魅力は、舞台である名護のまち。劇中にはパワースポットとして有名な「ひんぷんガジュマル」と呼ばれる?ガジュマルの木?が随所に登場するのをはじめ、久志ビーチや名護さくら祭りなど、名護の美しい風景がふんだんに盛り込まれ、本土の人も沖縄の人も、あまり知らない沖縄・名護の魅力を堪能できる。美味しそうな沖縄料理が並ぶ「がじまる食堂」のメニューは、地元で栄養士として40年以上のキャリアがあり、「沖縄発 パパッとご飯 しっかりご飯」(ボーダーインク刊)の著者・宮城都志子がフードコーディネーターとして参加。劇中に登場する、地元の食材を使ったスイーツは、“世界初の野菜スイーツ専門店”として、連日多くの人で賑わう「パティスリー ポタジエ」のオーナーパティシエ・柿沢安耶が商品開発を担当するなど、地元スタッフと東京の映画スタッフが一丸となり、土地の良さを存分に活かした映画作りが進められた。 この映画を企画・製作したのは、地元の人々で結成された組織「名護まち活性計画有限責任事業組合」。ご当地映画とは一線を画し、映画の権利を地元が持ち、映画製作をきっかけに街の活性化と観光客誘致をはかる、全国でも初のプロジェクトが話題を呼んでいる。
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 今日は昼過ぎにヨメさんを迎えに行き、二条駅前でモスバーガーを買いT・ジョイ京都へ。運転しながらハンバーガーをパクパク。ヨメさんは特に見たい映画はないと言うので、私が見たかった「がじまる食堂の恋」に付き合ってもらった。

 13時45分の上映開始時刻ギリギリにスクリーン5に。入ってビックリ、その部屋は2人がけのボックスが14あるだけのこじんまりした室内。2人で映画に行くなら、こんなんもなかなかいいもんです。

 この映画は、うちの娘・真樹が住む名護市が舞台。娘が通う名桜大学でも、この映画のエキストラ募集があったらしい。言わば、名護の街あげて作り上げた映画だ。内容は二の次で、必ず見ておきたい映画だった。

 初めの10分ほど、映画に入り込めずしんどかった。しかし、そのあとは割りと興味深く見ることができた。一番よかったのは、主役の波瑠さん以外有名な役者が出ていなかったこと。新鮮でした。

 評価は分かれるでしょう。しかし、私は見たあとで「うーん、あのせりふはそういう意味やったんかー」と思える節が多くあり、そういう意味でいい映画だったと思う。

 それと、稲嶺名護市長が桜まつりの客の役で出られていたのがよかった。キャストのところで「特別出演」として表示されるのかと思ったら、エキストラのあいうえお順の「い」のところにまぎれていた。そんなところがまたいいですね。

 せっかく名護市を舞台とした映画なのに、名護市には映画館がない。この映画も、9月13、20、27日の3日間だけ市民会館で上映されただけである。ああもったいない。
 学生数2000人を超える名桜大学があり、人口も6万人を超えているのだから、映画館がほしいですよね。那覇は遠いですから。

 「真樹はこの映画見たかなあ」とか「真樹の友達はエキストラで出てるんかなあ」とか「比嘉さんとかランナー仲間は出てないのかなあ」とか思いながら見ていた映画でした。
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【今日のきく】

 いつもの100円ショップで、いつものきゅっきゅちゃん購入。

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 最初は古いほうばっかりで、新しいほうには目もくれなかったけれど・・・。

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 やっぱり「きゅっきゅ」と大きな音がする新しいほうがいい。
 でも古いほうもいいし・・・。複雑!

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【RUN】

 お昼前にひとっ走り。
 長代川沿いの土道350mをうまく使えないものか。

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 とりあえず3往復。これでもたったの2.1km。13分02秒。
 これでもうあきてきた。同じところを何回も走るのはあきるね。

 朝や夕方とちがい、犬の散歩の人などがまったく歩いていない。
 「よっしゃー、350m全力でもするか。」

 1本目 1分21秒  350mジョグで戻る。
 2本目 1分19秒  350mジョグで戻る。

 あー、またあきてきた。
 500mほどジョグして終了。
 こんだけ走っても合計4kmかいなー。
 まあ、なんにもせんよりましかな。

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2014年07月04日(金)

「遺言 原発さえなければ」 [映画]

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◎シネマトゥデイより

■解説: 東日本大震災翌日から800日にわたり福島第一原子力発電所事故の被災者たちに密着し、その苦悩を見つめたドキュメンタリー。放射能汚染により避難を余儀なくされた飯舘村の住民を中心に、事故直後の様子や廃業の決断など、原発事故に翻弄(ほんろう)される人々の生活を映し出す。故郷を奪われ各地に離散して生活の再建を模索する中、やり場のない怒りを訴える酪農家の姿に胸を締め付けられる。

■あらすじ: 東日本大震災による福島第一原子力発電所事故から2週間後、現地を調査していた京都大学の今中哲二助教は飯舘村が放射能で汚染されていることを知り村に伝える。しかし、住民たちは事故の実態が不明のまま汚染地域に取り残され、農産物の出荷停止対応に追われていた。やがて、飯舘村は計画的避難区域に指定され住民全員の退去が決定し……。

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 おととい、また「京都シネマ」へ。

 3時間45分に及ぶ長編ドキュメンタリー。途中休憩のある映画は、私は「愛のむき出し」以来。

 「遺言」という映画の題名は、象徴的につけられたものだと思っていた。でもちがった。本物の遺言だった。

 映画の中で「目に見えないものと戦うのはたいへん」というような言葉があった。そのとおり。放射能は目に見えないのが一番恐い。目に見えないものに侵され、やがて死に至る。

 原発再稼動を進めようとしている人たちにぜひ見てもらいたい映画だ。

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2014年06月11日(水)

「朽ちた手押し車」 [映画]

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◎シネマトゥデイより

■チェック:認知症の父親と末期患者の母親を抱えた一家の苦悩を通し、高齢化社会や認知症、尊厳死などの問題を描いた社会派ドラマ。撮影当時61歳だった主演の三國連太郎は、2時間以上かけた特殊メイクで80歳の認知症老人に成り切り、失禁して汚れた着物のままうつろな表情で海岸をはいかいするなど、鬼気迫る演技を披露。きれいごとでは済まされない介護の現実に迫る重い内容から、1984年に製作されるも劇場未公開となっていた幻の傑作が30年を経てよみがえる。

■ストーリー:昭和59年(1984年)、新潟県。元漁師の安田源吾(三國連太郎)は、老人特有の認知症で毎晩はいかいを繰り返していた。さらに妻のトミ(初井言榮)に、余命半年という重病が発覚する。不治の病で死を待つばかりの老母の「殺してくれ」という訴えに悩まされる息子夫婦たち。するとある日、長男の忠雄(田村高廣)が、医者(下條アトム)に対して安楽死の提案をし……。
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 今回も京都シネマ。30年も前のマイナーな映画の割には25名の観客。
 私の大好きな三國連太郎。私的好きな俳優1位を仲代達也と争う存在だ。 
 せっかく完成させた映画が、未公開になることもあるんですねえ。
     ◇
 本作は1984年に製作されながら、早すぎた異色の題材ゆえに劇場未公開。昨年の「お蔵出し映画祭2013」で発掘上映されるや満場一致でグランプリに輝き、ここに劇場公開が決定しました。
     ◇
 「認知症」という言葉は一般に認知されているんでしょうか。どうして「ボケ」ではダメなんでしょう。みんなその言葉を使っているのに。
 三國連太郎がおにぎりをむさぼるシーンは、92歳の私の父と重ねて見るのが普通でしょう。でも、私は自分の近未来に見えてしょうがなかった。
 「失禁」ではなく「たれ流し」でしょう。これも私の近未来です。ヨメさんは私を「見捨てる」と宣言しているし、どうしたらいいんでしょう。

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【RUN】

 6月23日の「一人沖縄平和ラン」に向けて、無理せず気持ちよく走る。
 雨が降っていたが、3kmだけご近所ラン。故障しないように、走るのがイヤにならないように、それだけを気をつけて・・・。

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【今日のきく】
 
 水曜はいっぱい散歩に連れて行ってもらえる日だったのに、ヨメさんは補習があるということでなかなか帰ってこない。しゃーないね、オッサンと散歩に行こ。

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 きくがもうちょっとスリムになりますように。

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2014年05月22日(木)

「夢は牛のお医者さん」 [映画]

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◎シネマトゥデイより

■チェック:1987年、新潟県にある9人しか児童のいない小学校にやって来た3頭の子牛との出会いから、獣医になる夢を抱いた少女の26年間を追ったドキュメンタリー。病気の子牛を世話するうちに、牛のお医者さんになりたいと思い立った少女が初志貫徹し、大学受験・国家試験と目標へいちずに突き進む姿にカメラが寄り添う。獣医という夢に迷いなく向かう少女時代、結婚と出産を経て獣医として活躍する現在と、その厳しい道のりにもめげずに変わらぬ志を貫く彼女の生き方に感動を覚える。

■ストーリー:1987年、新潟県松代町(現・十日町市)の生徒数9人の小学校に3頭の子牛がやって来た。小学校3年生の少女は病気がちな子牛の面倒を見るうちに、医者になるという夢を抱くように。牛との別れを経験、高校へ通うために実家を離れた彼女は猛勉強し、大学の獣医学科へと進む。やがて獣医となり、母になりながら、常に命と向き合っている。
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 昨日、「京都シネマ」で一人で見た。観客は、わずか11人。

 小学校に牛がやって来てやがて別れの時が来る・・・、その場面が映画の半分以上をしめるものだと思っていた。でもちがった。牛が小学校にいたのはわずか8か月。牛たちが400kgになったらせりに出すという約束だったから。この映画の中でも、その場面は20分ほどで終わってしまった。
 重点を置かれていたのは、知美さんの高校3年からあとの部分だった。「国立の獣医学科に一発勝負、滑り止めも無し、浪人も無し。一発勝負の結果がだめならあきらめる」と公言していたのはすごかった。どうしてそこまで思えるようになったのか。それは映像だけからは想像できなかった。

 私の小さいときの夢は、学校の先生になること。でも大学生になって、ある教職科目の第1回目の授業でビックラがえった。大教室からあふれるくらいの学生が・・・。「こんなたくさんの人間が先生になれるはずがない」、そう思い第2回目の授業から行かなくなった。
 大学卒業間近な時、「ふじいー、仏大の通信1年で小学校教員の免許取れんぞー」と教えてくれた友だちがいた。「1年で取れるってええやん」と思い、佛教大学通信教育学部へ。ほんまに1年で免許が取れた。
 「あとは採用試験だけか・・・。」
 当時の京都市小学校教員採用試験は5倍。もうその頃は自分がそんなに賢くないことが分かっていたのだが、なんか受かるようなお気楽な気分。しかし問題がさっぱり分からず、見事に奈落の底へ。
 でも翌年に奇跡が。私の知ってる問題ばっかりが出た。自己採点すると、苦手なはずの音楽が満点など軒並み好成績。見事まぐれで採用試験合格。

 ああ猛勉強の初志貫徹少女とえらいちがいじゃー。
 まあまぐれでなったようなもんなんで、長続きはせんかったちゅうことですかねえ。でも干支が一周する間やったから、ええとしよう。
 このブログに度々登場する小谷屋のおばさん(私の小中同級生のお母さん)の言葉。「こうじさん、あんたおかちゃんが死んださかい先生やめたんやろう。生きとったら、こわーてようやめんやろう。」そら、私が採用されて一番喜んどったんおかちゃんやから。若き日の数年小学校の先生をしていた母は、4人の子の一番下が後をついでくれたようでうれしかったんやろうなあ。
 1991年1月に母が亡くなり、その3月に私は退職。へへへ・・・。

 映画の中で一番心に残ったシーン。 
 獣医学科の知美さんが、黒い雑種犬のお腹をなでている。その犬は、本当に気持ちよさそうに寝そべっていた。それは、小学生の時に牛をなでていた時と同じように・・・。しかし、その犬は「実験動物」だった。 
 「一番かわいがっていた人の目の前で殺すのがつらい・・・」
 この場面を見て、「泣いて終り」の映画ではないとあらためて思った。

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