2013年04月14日(日)
パオパオ祝勝会 [雑感]
「真樹、パオパオの祝勝会しようぜ。」
「ひとりでしとき。」
「はい。」
朝起きて外の天気を見ようとしたとき、昨日優勝のごほうぴでもらった花が開いていた。
「まあなんてきれい・・・。でも昨日は自分でも笑ってしまったなあ。」
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◎沖縄タイムス4月14日朝刊
2326人快晴ラン 伊江島マラソン
【伊江島一周マラソン取材班】第21回伊江島一周マラソン大会(主催・伊江村、主管・同大会実行委員会、共催・沖縄タイムス社、伊江村体育協会、伊江村商工会、伊江島観光協会)が13日、同村内のミースィ公園を発着点に開かれた。
ハーフの部の男子は大城大地(26)=浦添市=が1時間16分52秒で4連覇、女子は内兼久美幸(32)=同=が1時間33分9秒で初優勝に輝いた。
3キロ、5キロ、10キロ、ハーフの部に県内外から過去最多の2519人がエントリー。2326人が出走し、雲一つなく晴れわたった空のもと、島の景色を楽しみながら汗を流した。2123人が完走し、完走率は91・3%だった。
※ここから私が創作したウソの記事。
○・・・3km50代男子優勝は、藤井廣司(57)=京都府。2年前、高校生の娘・真樹さんと訪れ今回が2回目。2年前は真樹さんにいいところを見せようと3、5、10kmと3種目連続で出場、3連続入賞を狙った。結果は惜しくも2、4、3位。
今回は一番得意な3km1本に的を絞った。その結果は11分20秒という好記録での優勝。
優勝の賞品の花が何か分からず、「これはゆりじゃないですよね」と大会役員に聞かれたらしい。「すごくけげんな顔をされて、『ハイビスカスです』と答えられました」とのこと。
「沖縄のことは少しは知っているつもりでしたが、ハイビスカスも分からないようではまだまだです。4月から娘が沖縄の大学に進学したので、これからは娘にいろいろと教えてもらいます。今年娘は来られませんでしたが、来年はぜひ親子で参加したいと思っています」と来年への意気込みも語っておられた。
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これで、真樹のアパートのベランダもにぎやかになった。
以前比嘉増美さんにいただいたランと、昨日私がゲットしたハイビスカスと。
今日は、南風原町の映画館へ「ひまわりと子犬の7日間」を見に行く予定だった。しかし、真樹はそうとうお疲れ。私もたった3kmのレースのあととは思えないほどのダメージ。
映画に行かない場合はバイクの練習をさせようと思っていたが、あいにく一日中雨。さて、真樹はいつバイクに乗れるようになるのでしょうか。
お昼はイオンの中の「はなまるうどん」。
夜は真樹の手作り。これで、パオパオ祝勝会ということにしときましょう。今日もおいしかった。
ヨメさんに頼まれていた「生もずく」を買いにスーパーかねひでへ。
今日は清明(シーミー)。一日中雨で、比嘉家も玉城家もたいへんだったでしょう。
レジ前には、お饅頭どっさり。
ちょっと夢に出てきそうです。
100円ショップでタッパーを買い、かねひでで買った生もずくをセット。100g49円で500gほど。250円くらい。安く買えました。これが家へのおみやげ。
明日京都に帰ってからはしっかり働きます。
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2013年04月13日(土)
第21回伊江島一周マラソン [ランニング]
逃げて逃げて逃げて・・・、大逃げに成功して優勝!
3km男子50代の部、11分20秒で第1位。
1kmごとは、3分29秒→3分44秒→4分07秒。
最後の上り坂300mはさすがに失速。しかし2kmまでは7分13秒と、想定していた7分半を上回る大逃げがうてた。
朝真樹のアパートのドアを開けると、必ず裏にネコちゃんがいる。飼っておられるのか勝手に住みついているのか・・・。どちらにしても、朝一番にかわいいネコちゃんに会えると気分がいい。
「今日は優勝できそうな気がするー。」
真樹を大学へ送っていく。
今日は新入生の古宇利島ウォーキング。国際学群10クラス300人が全員で8km歩くらしい。
昨日は寒かったのに、今日は快晴。歩くには少し暑いかもしれない。でも、きっとまた新しい友だちができるでしょう。しっかり楽しんできて。
その帰りに例の「犬屋敷」へ。
初めはそんなつもりはなかったのだが、私が連載している「ねっとわーく京都」にここのことを書かせてもらうことにした。その下書きと写真に目を通してもらおうと思い立ち寄った。
「いいことばっかり書いてませんよ。批判的なことも入ってます。」
「そりゃそうでしょう。そのほうがいいんです。」
自分の思い通りの行動をしている人に批判は集中する。でも、「動物を助けたい」と言いながら何もしていない人よりはましではないか。ここにいる犬たちが、ここに来ることになった理由を作ったのは誰なんでしょう。批判者にはその観点が欠落している。ただ、かくいう私も何もしていない人ですが・・・。
私は、自称犬将軍のSさんのしあわせそうな笑顔がまた見たかっただけかもしれない。Sさんの現在の活動が、批判されることなく続けられるようになればいいと願う。
しゃべってる間、ずっと私の足にしがみついてヘコヘコを続けていたショーン。おかげで左足のすねは傷だらけ。
「今日レース出んなんちゅうねん!」と怒ってもおかまいなし。
私の左足から、なんかいいにおいでも出てるんかしらん。
10時本部港発のフェリーで伊江島へ。
レースは午後スタートなので、日帰り参加も可能。
約30分で伊江島へ。
とんがった城山(伊江島タッチュー)がきれいに見えた。
うちのきくちゃんの柄に似たワンちゃん発見。
ちょっと飼い主さんとお話したかったのだが、なんせ外国人ファミリー。勝手に写真だけ撮らせてもらった。
2年ぶり2度目の伊江島。
前回は真樹もいっしょだったので車ごと来てドライブしたのだが、今回は節約で人のみ。
会場へ向かう「心臓破りの坂」にはかわいいブタ(?)。
2年前にはなかったなあ。
会場はまだ閑散としていた。
でも、出店テントはもうOK。
受付でいただいた食券を使って食べようかとも思ったが、まだちょっと早すぎる。
まずはコース試走。2年前に走ったのだが、あのきつい坂以外はほとんど覚えていない。
GPS腕時計をつけスタート。距離も正確かどうか確かめておきたい。
スタートして200mは平坦。そこを右折するときつい下り坂。300mで20mの高低差。ここでぐっと前に出なければ。
下りきったら、今度は左折。
途中こんなかわいい置物もあった。レース本番は必死なので、これも気がつかなかったでしょうね。
1km地点は、きわめて正確。
しっかり計測してあるようだ。ここまで3分40秒以内で来たい。300mの下り坂をうまく走れば可能でしょう。
1.4kmくらいで右折。そこを少し走れば中間点。
また右折するまでの200m足らずも少し下っている。
途中にこんなん置いてありました。何でしょうね。
こんなんもほえてました。ちっちゃいワンちゃんです。
2km地点も正確。
ここまでを7分半以内で走りたい。そうすれば逃げ切り可能。
牛のにおいがしたので立ち寄ってパチリ。
このにおいを思いっきり吸って、残り800mをがんばらねば。
残り500mから「心臓破りの坂」。どの種目もラストは共通で、この坂を歩いてしまうランナーが多い。
ここはしっかり腕を振って、なんとかキロ4分ペースくらいで行きたいところ。
坂を上りきったら、ゴールまであと200m。
2年前は、真樹がこのカーブでカメラを持って待ってくれていた。
誰もいないゴールアーチに勝手にゴール。
GPS腕時計では3.02km。最後の1kmは若干長いのかも・・・。
この試走で作戦はバッチリ。
あとは体調を整えるだけ。
まずは腹ごしらえ。
私が申し込んでおいた魚汁。ご飯つき、乾燥モズクつき。味噌味ですごくおいしかった。量も、レース前にはちょうどいい感じ
まだレースまで時間がたっぷりあったので、丘の上のベンチでお昼寝。日向は暑いのに日かげは寒い。
1時50分、開会式が始まったので見に行った。
沖縄では、参加賞Tシャツをその日のレースに来て走るのが常識。今年の伊江島マラソンTシャツは赤。
大会長である伊江村長に向かって宣誓する伊江中学校の生徒さん。
左端のかわいい方は、元沖電気宮崎の川上優子さん。
ゴール後の写真を撮ってもらえないかもと思い、先に撮ってもらった。
あとは、もう一度しっかりアップをして・・・。
2kmほどジョギングをしたあと、坂下りと坂上りの練習。
シューズはもちろん最軽量の「ソーティスーパーマジック5」。短い距離で坂があればこのシューズに限る。
さて、ハーフスタート10分後の2時40分、3kmがスタート。
今日は絶対1列目と決めていたが、後から来た若者に前に出られいつもの2列目からのスタート。
スタートの直線200mは飛ばしたつもりなのに、他のランナーがさらに飛ばしてやや出遅れ状態。最初のカーブを曲がって下りに入ったところでパワー全開。そしたらなんと先行していた高校生たちを全員抜き、一時全体のトップに。
ギャラリーからは、「おー!」という驚きの声。
そらそうでしょう。60近い白髪のオッサンがトップ走ってたら。
まあ、坂の半分の150mはトップ取れたかな。ただ、下り終わった時には5人くらいに抜かれていた。
直線平坦地に入り1km地点、3分29秒。
廉が「パオパオの下りの速さは半端じゃない」とほめてくれている言葉を思い出してがんばった。
このあとも数名に抜かれたが、いったんトップに立っているので抜いていくランナーが何歳くらいかを見極める余裕はあった。
2km地点、7分13秒。
私の想定していた7分半より17秒も貯金がある。ここで優勝を確信した。あとは後ろを振り向かず、ただひたすら走るだけ。
上り坂に入って、懸命に腕を振った。しかし、やっぱり上りは苦手。若い子らにここでだいぶ差をつけられた。
ゴールして自分の腕時計を見たら「11分20秒」。目標より10秒も速い。もしこれで、私より先にゴールしている50代がいれば仕方ない。
記録証発行所でいただいた結果は、「50代の部 第1位 (総合12位) 11分20秒」
バンザーイ!
今日の結果は、私を快く送り出してくれた眞寿美さん、いつもアドバイスをしてくれる廉、いつも応援してくれる真樹、そしていつも楽しませてくれるきくのおかげです。
みんな、ありがとね。
それから、応援メッセージをメールで送ってくださった比嘉増美さん。本当にありがとうございました。すごく力強く思いました。
こんなしあわせそうなカップルも走ってました。
「ブログに載せさせてもらいます」と言ってきたが、ここにたどり着けたでしょうか。
ゴール後しばらくは、例の気持ち悪いせきが止まらず。自分では90パーセントくらいの力が出せたかなと思う。ただ廉のようにゴール後ぶっ倒れるとこまではいっていないので、まだ伸びしろはあるかな。
せきがましになったところで、真樹の分の沖縄そばを食べた。走った後は麺類が食べやすい。おいしかった。
会場内をぐいぐい引っ張っていく口の黒いワンちゃん発見。写真を撮らせてもらった。
「コトブキ・メス・まだ1歳たらず」
「えー、名前がコトブキ! なんていうおめでたい名前!」
「この子のお母さんは、『ヒデンカ』っていうんですよ。」
「えー、ヒデンカ・・・。」
まあほんとにかわいいワンちゃんだった。
もちろん、口黒仲間のうちのきくの写真も見ていただきました。
この大会では、食券とは別に500円分のフリー食券もついている。それは食べ物だけではなくおみやげ物にも使える。私は、アオサや伊江島チョコレートクッキーなどをいただいた。また、綾部の「じょんのび」さんとかに持っていこー。
立派な菊も、「ご自由にお持ち帰りください」とドーンとたくさん置かれていた。
でも、男の人はほとんど無関心だったみたい。
早く帰るつもりが、6時までフェリーがなし。
待合所まで行って休けいすることにした。
船はもう到着していた。
「いえじまのさとうきびアイス」(200円)、おいしかった。
港の伊江島牛さんに優勝メダルをかけ記念撮影。
6時出港のフェリーは6時半ころ本部到着。
そのときちょうど夕日が沈むところだった。
本部港から約15km、真樹のアパートには7時到着。
さっそく賞品を全部出して、またまた記念撮影。ワインはヨメさんが喜んでくれるかな。
真樹へのおみやげはこれ、「たっちゅう塩飴」。
真樹も8kmのウォーキングで疲れて帰ってきたが、がんばって晩ごはんを作ってくれた。マカロニグラタンとピーマンミンチ詰め。舌をやけどしそうになったけど、すごくおいしかった。ありがとね。
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2013年04月12日(金)
ハイエナバッグ [雑感]
今日から沖縄3泊4日。
今回は荷物を預けないので、前回より1100円×往復分節約。
行きが5590円、帰りは3490円で往復で9080円。
ただ、ウェブチェックインができなかったのが不安。何が悪かったんやろう。
ジェットスターは超格安なのはいいが、不安も大きい。
機内持込用に買ってもらった「ハイエナバッグ」。何でこんな名前なんかよう分からんけど、気に入ってます。ああ、ハイエナになりたい。
このハイエナバッグに、真樹の大好きなたけのこの炊いたんやらチョコあ〜んぱんやらを詰め込んで。
なんやかんやで、坂上りダッシュはするヒマなかったなあ・・・。
今日から金曜のバイトは6時出勤。
5時45分に家を出るとき、車のフロントガラスが凍てついていた。あせった。もう、4月中旬だというのに・・・。この寒さは・・・。
お昼前、またヨメさんがきくちゃん付きで地下鉄・国際会館駅まで送ってくれた。
「おっさん、またどっか行くんかい。なーんも仕事せんと、遊んでばっかりか!」なんて、きくは言いません。
ただし、このごろきくの体調があまりよくないのは、真樹がいなくなったのと関係があるみたい。
空港バスは予定通り関空に到着。
ジェットスターの窓口の方に「ウェブチェックインできなかったんですけど・・・」と言うと、サササッとやってくださった。何があかんかったんやろうね。
離陸は前回に続きまたも30分ほど遅れ。前回は「使用機材到着の遅れのため」。今回は「航空機到着遅れのため」。真樹とヨメさんと3人で初めて乗ったときは時間通りに離陸したのだが、もうこれでちゃんと飛び立つのは3分の1の33パーセントということになる。さて、次回はどうでしよう。
ゴールデンウィークに真樹が一人で帰ってくるのだが、そのときはちゃんと飛んでほしいなあ。
今回はだいぶ安く取れたので、400円奮発して1列目のシートを予約。前が広くて足が伸ばせた。キャビンアテンダントさんの目の前だった。
月曜日に返却したばかりのゴーヤレンタカー。
手続きが簡単で、飛行機の遅れもここで取り返せる。
送迎係りの方が、「道の駅・許田のオカマのかまぼこはおいしいですよ」と教えてくださった。
「オカマ?」
「いえいえ、ほかまです。沖縄の方の名前です。」
「あー、外の間と書く・・・。」
さっそく寄って買ってきました。
ちょうど7時に真樹のアパート到着。しかし、留守。
電話してみると、今帰りのバスの中とのこと。えらい遅くまで学校にいるんやなあ。明日は古宇利島ウォーキングやから、体力温存しとかなあかんのに・・・。
今日の晩ごはんは、真樹特製のカレーと外間のかまぼこ。
カレーがすごくおいしかった。真樹よ、腕上げたなー。
真樹は外間のかまぼこを「おいしいおいしい」と言って食べていた。買っていってよかった。
これはおにぎりのかまぼこ???
沖縄でかまぼことはさつまあげのことらしい。
今日は沖縄も寒かったけど、明日はいい天気になるらしい。しっかり歩いてきてやー。
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【RUN】
せめてちょっとでも走らないとと思い、夜9時過ぎから「国道58号線ラン」。
真樹のアパートから「メイクマン」(ホームセンター)まで。およそ2kmくらいを往復。
歩道が広く走りやすかった。
明日は逃げて逃げて逃げて・・・。
真樹には応援してもらえへんけど、がんばるでー。
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2013年04月11日(木)
伊江島マラソン対策 [ランニング]
2年前の4月、真樹といっしょに伊江島マラソンに出場した。
真樹はその3ヶ月前、高校の修学旅行で伊江島に来ていた。思い出の地でのマラソン大会だったので、出てみようという気になったようだ。真樹は3kmをしっかり走った。
私は相変わらずの無茶ぶり「捕らぬ狸の皮算用」マラソン。3km、5km、10kmの3種目にエントリーし、3種目連続入賞を狙った。結果は3km2位、5km4位、10km3位で、惜しくも3種目連続入賞ならず(この大会は3位まで表彰)。でも、5km10kmではゴール前で真樹が応援してくれた思い出深い大会となった。
そして今年。
伊江島は名護の近く。日帰り参加が可能なので、真樹と再び出てみようということになった。私は今回は3kmのみエントリー。もちろん、3km50代男子の部優勝狙い。真樹は5kmにエントリー。5km30分切り狙い。
ところが、真樹の大学の新入生ウォーキング大会がこの日になってしまった。当然真樹は「伊江島」には出られない。私一人で行くことになってしまった。これは何が何でも優勝しなくては。
2年前の大会で、私は12分04秒。優勝されたOさんは11分52秒。12秒差ということは50mほどの差だっということだ。
去年の記録を見てみると、同じOさんが11分55秒で連覇。たぶんOさんは、今年も優勝狙いで出場されるであろう。
ということで、私の目標タイムは11分30秒。1kmごとに3分40秒→3分50秒→4分00秒で3kmなら行けそうな気がする(これで11分30秒)。ただ、ゴール直前に300mほどのきつい上り坂がある。私は苦手な上り坂で失速確実なので、この坂に入る手前で2位と50m以上の差をつけておきたい。そして、逃げて逃げて逃げて・・・。これが、「捕らぬ狸の皮算用」。
今日、伊江島マラソン対策として苦手な上り坂の練習をしておこうと思っていた。しかし、ちょうど夕方から冷たい雨。ここは無理せず地力温存。
明日の昼に京都出発だが、午前中に「上り坂ダッシュ」しておきたいなあ。
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【今日のきく】
最近ずっとおなかの調子が悪かった。
カリカリを以前のものに戻したので、また調子よくなるかなあ。
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2013年04月10日(水)
硬性憲法 [時事]
◎京都新聞4月1日朝刊・核心評論
強まる憲法96条改正の動き
立憲主義の放棄 議論尽くせ 川上高志(共同通信編集委員)
憲法改正案を国会が国民に提案する際の要件を、衆参両院「3分の2以上の賛成」から「過半数の賛成」に緩和する96条改正に向けた動きが強まっている。
安倍晋三首相は国会で「多くの党派が主張している96条の改正に取り組む」と明言。改正に積極的な日本維新の会などに民主党議員が加わった議連も発足した。衆院では改正派が多数となっており、夏の参院選によっては両院で3分の2を占める可能性がある。参院選は重大な岐路になる。
発議権の緩和は単なる「手続き」の問題ではない。「憲法は人々の権利や自由を確保するために国家権力を縛る」という「立憲主義」の放棄を意味する根本的な理念の転換だ。
憲法には衆参両院の関係など見直すべきだと考える条項があり、改憲自体には反対でない。安全保障の在り方と9条の関係も抜本的な議論をしたい。だが根本理念である96条は守るべきだ。
96条は国会の発議要件に加え「国民投票で過半数の賛成」という改憲手続きを定めている。衆参の過半数で改正される一般の法律よりハードルの高い「硬性憲法」であり、「最高法規」としての位置付けを担保する規定だ。
これを緩和すればどうなるか。政権は、衆院で過半数を占める勢力によって構成される。従って発議要件が「過半数」になった場合、政権勢力が参院でも過半数を占めれば権力側の主導で改憲案を発議できるようになる。最後は国民投票に委ねられるものの、権力を縛る意味合いは大幅に緩められるといえるだろう。
根底には2012年に自民党が策定した「憲法改正草案」にも共通する憲法観がある。草案は、国民が憲法を尊重する義務規定を新設するなど「国民統制」が目立つ。国家の側に立つ憲法観だ。国家権力を制限する立憲主義との違いは明確だろう。
確かに、安倍首相が言うように「国家と国民は対立関係にあるのではなく相関関係にある」(著書「新しい国へ」)。国家によって人権や自由は守られている。しかし戦争や究極の例に、国家権力が時に人権や自由を抑圧する場面が生じる恐れがある。そうした事態でも人権、自由を守るために定められたのが近代憲法だ。国民の側に立つ憲法観を大事にしたい。
96条改正論者は「第2次大戦後、米国が6回(中略)ドイツに至っては58回も憲法改正を行っている」(自民「改憲草案Q&A」)と強調する。だが、国の在り方を定める憲法だ。他国との比較は必要がない。
付言すれば、米国では「上下両院の3分の2以上」の発議で「全州の4分3の承認」が必要。ドイツ基本法も国民投票はないものの連邦議会・連邦参議院の「3分の2の同意」という条件を設けている。それでも改憲するだけの幅広い合意があったということだ。
日本でも、必要なのは憲法条文と社会、政治の現実を突き合わせて、改憲が必要なのか、幅広い国民合意ができるのか、抜本的な議論を尽くすことだ。
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「憲法96条改正」について、たいへん分かりやすい説明が書かれていた。
◇ ◇ ◇
96条は国会の発議要件に加え「国民投票で過半数の賛成」という改憲手続きを定めている。衆参の過半数で改正される一般の法律よりハードルの高い「硬性憲法」であり、「最高法規」としての位置付けを担保する規定だ。
◇ ◇ ◇
憲法は一般の法律とはまったくちがう。
改憲のハードルを高くしてあるのは、すべての法律の元となる「最高法規」であるからだ。
「硬性憲法」という言葉は初めて聞いた。でも、分かりやすい。「硬い憲法」って、いいじゃないですか。
ルール変更のハードルを自分たちの都合のいいように低くするなどもってのほか。まさかそんな姑息な政治家(政党)が出てくることは想定していなかったのであろう。憲法96条の付則として、「憲法改正については、96条のみ改正できないものとする」と入れておくべきでしたね。
橋下氏は大阪府知事時代、議会内の少数政党に対し「多数派を取ってからものを言え」というような暴言をはいていた。その本人が、ルールに従って3分の2を取る努力もせず、自分たちの都合のいいようにルール変更することに血眼になっている。
「あなたがたこそ、3分の2を取ってからものを言え」と言いたいね。
私個人としては、「衆参両議院の3分の2」を「2分の1」にしても「発議」ならいいのではないかと思う。ただし、それなら「有権者の3分の2の賛成」で改正ということにしてほしい。
現在の「国民投票の2分の1」なら、投票率が60パーセントだとすると有権者の30パーセントで改憲が可能となる。20歳以下には投票権がないことを考えると、全国民の20パーセントで改憲! それはあかんやろう。
みなさん、そうは思われませんか。
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【RUN】
久しぶりのレペ系。
まずは叡電・木野駅まで遠回りジョグ。2.1km、10分18秒。
次に線路北コース2km。「今日は7分台を出すぞー!」
3分59秒、4分00秒で7分59秒。「よっしゃー、ぎりぎり7分台。」
1kmを9分かけて体力回復。
線路南コース2km。「2本目の7分台は無理やろなー。」
3分55秒、3分58秒で7分53秒。「いやー、2本目のほうがええやん!」
帰り2.1kmジョグ、14分40秒。
今日の結果、3km11分50秒くらいは行けそう。これを11分30秒に近づけたい。そしたら、「伊江島マラソン3km50代男子優勝」も見えてくる。がんばるでー。
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2013年04月09日(火)
第43回9の日平和ラン [ランニング]
毎月恒例、9の日平和ラン。
今月は沖縄でかと思っていたが、昨日帰ってきたので京都で。
若干睡眠不足で体調思わしくなく、のぼりランはやめておいた。
いつものコースを延長して9km走ることにした。
北稜高校に向かって走っていると、「あっ、おっちゃん!」
「おう!」
対向車線の車の窓から声をかけてくれたのは、私の甥の嫁さん・かおりちゃん。
あー、「平和・憲法九条」ののぼり持っといたらよかった。かおりちゃんにうけたのになあ・・・。
同志社小学校の横の桜もだいぶ散ったなあ。
ここはうちの近所の長代川ではなく、岩倉川。
散った桜の花びら水面に浮かぶさま、いとおかし。
同志社高校のグランドが人口芝化。
周りにトラックもできた。これ、私ら一般にも使わせてもらえたらうれしいんやけどねえ。
「猫カフェ」さんで、ネコちゃんの写真と自分撮りしたら、眉毛のない恐いオッサンが写っていた。なんと、それは私。トリミングして一部カット。
おしゃれな会社前で4.5km。
ここで折り返し。GPS時計があるとほんとに便利。
帰りも同じ道。
高校駅伝男子の3区4区にあたる宝ヶ池通りは、真樹のアパートの近くの国道58号に似ている。
家に帰って9.02km。
店往復1.3kmも走ったから、今日は合計10.3km。
「きくちゃん、協力して地球の平和を守ろうぜ!」
「パオパオ、やめてやめて・・・。」
もうすっかりいつものきくちゃんです。1週間のブランクは取り戻せました。
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今日9日は「9の日平和ラン」の日ですが、私が連載させていただいている「ねっとわーく京都」の発売日でもあります(本日発売は、2013年5月号)。
11月の「中部トリムマラソン」に参加したとき、比嘉増美さんのお仲間の喜屋武砂月さんとお話させていただきました。そのことを、12月20日原稿締め切り1月9日発売の2013年2月号に載せさせていただきました。おとといの「あやはし海中ロードレース」で、やっとそのご本人喜屋武さんに「ねっとわーく京都」をお渡しできました。比嘉さんが渡してくださったのですが、喜屋武さんがすごく喜んでくださったようでよかったです。
以下、その記事を掲載します。
◇ ◇ ◇
「憲法9条」+「ランニング」=「パオパオ」と言われる日をめざして 連載33
「きゃんと言います。どんな字か分からないでしよう。」
「いえ、分かりますよ。喜屋武真栄さんのきゃんでしょ。」
「えー、どうして喜屋武真栄さんを知ってられるんですか。」
「私くらいの歳で、若いころから政治に興味を持っていたものならみんな知ってますよ。革新統一候補の国会議員・喜屋武真栄さんのことは。」
「私、喜屋武真栄さんの親戚なんです。」
「えっ、そうだったんですか。」
そこから話がますます弾んでいきました。
11月中旬、どうしても沖縄の大学に進学したいという娘の付き添いで沖縄まで受験に出かけました。せっかく沖縄まで行くのだから、その翌日の日曜日にマラソン大会がないか調べてみました。そしたらうまい具合に沖縄市のマラソン大会が見つかりました。「中部トリムマラソン」という大会で、自分の申告したタイムと実際にかかったタイムとの差が少ない者から表彰されるという大会です。
たまたま「京都キャロット」通販のお客様・Hさんのところにお邪魔すると、ちょうどその大会にも参加されるということでした。「走り終わった後は、ランニングクラブの仲間と集まってお昼ご飯を食べるのよ。私がいろいろと用意していくから、いっしょに食べましょうねー。」
この先娘がお世話になるかもしれないし、沖縄の地元の方と仲良くさせていただくことはいいことだと思い、そのお言葉に甘えさせていただくことにしました。
当日のレースでは、私はかなり高いレベルのタイムを申告したにもかかわらず、さらにそれをはるかに上回るタイムでゴールしてしまいました。当然入賞圏外。しかし、コース途中で娘とHさんからの熱い応援。これはうれしかったです。娘も「お父さん、すごく速いねー」とみなさんから言ってもらい、ちょっとうれしかったようです。
そして、お楽しみのお疲れさん会。沖縄では「ぶがりなおし」と言うらしいです。ふだんは人見知りなうちの娘ですが、マラソン大会に来られているクラブのメンバーの中にすんなりと入れてもらい楽しく過ごしました。
そのとき、近くに座られていた女性が私たち親子にすごく興味を持ってくださいました。
「京都にお住まいなのに、どうして娘さんは沖縄の大学に行きたいと思われたんですか。」
「小6のときに初めて沖縄に来て、それからほとんど毎年沖縄に来てるんです。最初は鳩間島で、2回目が西表島の船浮で。小さな小中併設校のがんばってる様子を見せてもらって、すごくいい先生ともお話させてもらって、そのときの印象がすごくよかったみたいです。それから今回で9回目になるのかな。それでどんどん沖縄が好きになったみたいですよ。」
「えー、高3で9回も。それはお父さんの影響もあるんですか。」
「そうですね。そういう私も高校生のときからずっと沖縄は好きだったんですけど、25年くらい前に那覇マラソンに1回来ただけだったんです。」
「一度しか来られてないのに、ずっと沖縄が好きだったというのはどういうわけですか。そのへんをお聞きしたいです。」
「それは話せば長くなりますけど・・・。私は4人兄弟の末っ子なんですけど、姉や兄の影響が大きいと思います。今はダメですけど、以前は京都の平和教育は全国一だったと思いますよ。革新知事や革新市長ががんばっておられましたし。姉や兄から、沖縄のことをいろいろと教えてもらいました。私も高校では生徒会に入って、沖縄の問題にも取り組みました。そんなこともあって自然と沖縄に興味を持つようになったと思います。それ以来ずっと沖縄に行きたいと思ってたんですけど機会がなくて。娘が『沖縄に行ってみたい』と言ってくれて、それから何度も来るようになりました。」
ここではとっさのことで話せなかったのですが、姉や兄から「沖縄は現在の日本が抱える様々な問題が凝縮されている。沖縄が抱える問題を解決していくことが、日本全体の問題を解決していくことにつながる」と言われたことも心の奥に深く刻まれています。
私たち親子に興味を持っていただいた方とせっかくお知り合いにならせてもらったので、最後にお名前をお聞きしました。そのときの会話が一番最初に書いたものです。
今は死語といってもいい「革新統一候補」。私が高校のときは、京都、東京、大阪を初め多くの自治体で革新首長が誕生しました。そのころの私は、「いずれ近いうちに革新統一政府が誕生する」と本気で信じていました。
ところが、それから40年後の今の日本はどうでしょう。現在は「右翼系花盛り」と言ってもいいような状態です。いつからこんなになってしまったんでしょう。本当に「憲法改悪前夜」と言っていいところまで来てしまいました。革新勢力が一番力を持っていたと思われる沖縄でも、今では首長選挙でも分裂したりしています。また、衆参両議員選挙で喜屋武真栄さんのような「革新統一候補」を擁立する力も残っていないようです。
私ももう一度沖縄の抱える問題をしっかり勉強しなおし、そこから日本の将来を考えられるようにしたいと思っています。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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