2013年04月09日(火)
第43回9の日平和ラン [ランニング]
毎月恒例、9の日平和ラン。
今月は沖縄でかと思っていたが、昨日帰ってきたので京都で。
若干睡眠不足で体調思わしくなく、のぼりランはやめておいた。
いつものコースを延長して9km走ることにした。
北稜高校に向かって走っていると、「あっ、おっちゃん!」
「おう!」
対向車線の車の窓から声をかけてくれたのは、私の甥の嫁さん・かおりちゃん。
あー、「平和・憲法九条」ののぼり持っといたらよかった。かおりちゃんにうけたのになあ・・・。
同志社小学校の横の桜もだいぶ散ったなあ。
ここはうちの近所の長代川ではなく、岩倉川。
散った桜の花びら水面に浮かぶさま、いとおかし。
同志社高校のグランドが人口芝化。
周りにトラックもできた。これ、私ら一般にも使わせてもらえたらうれしいんやけどねえ。
「猫カフェ」さんで、ネコちゃんの写真と自分撮りしたら、眉毛のない恐いオッサンが写っていた。なんと、それは私。トリミングして一部カット。
おしゃれな会社前で4.5km。
ここで折り返し。GPS時計があるとほんとに便利。
帰りも同じ道。
高校駅伝男子の3区4区にあたる宝ヶ池通りは、真樹のアパートの近くの国道58号に似ている。
家に帰って9.02km。
店往復1.3kmも走ったから、今日は合計10.3km。
「きくちゃん、協力して地球の平和を守ろうぜ!」
「パオパオ、やめてやめて・・・。」
もうすっかりいつものきくちゃんです。1週間のブランクは取り戻せました。
--------------------------------------------------------------------------------
今日9日は「9の日平和ラン」の日ですが、私が連載させていただいている「ねっとわーく京都」の発売日でもあります(本日発売は、2013年5月号)。
11月の「中部トリムマラソン」に参加したとき、比嘉増美さんのお仲間の喜屋武砂月さんとお話させていただきました。そのことを、12月20日原稿締め切り1月9日発売の2013年2月号に載せさせていただきました。おとといの「あやはし海中ロードレース」で、やっとそのご本人喜屋武さんに「ねっとわーく京都」をお渡しできました。比嘉さんが渡してくださったのですが、喜屋武さんがすごく喜んでくださったようでよかったです。
以下、その記事を掲載します。
◇ ◇ ◇
「憲法9条」+「ランニング」=「パオパオ」と言われる日をめざして 連載33
「きゃんと言います。どんな字か分からないでしよう。」
「いえ、分かりますよ。喜屋武真栄さんのきゃんでしょ。」
「えー、どうして喜屋武真栄さんを知ってられるんですか。」
「私くらいの歳で、若いころから政治に興味を持っていたものならみんな知ってますよ。革新統一候補の国会議員・喜屋武真栄さんのことは。」
「私、喜屋武真栄さんの親戚なんです。」
「えっ、そうだったんですか。」
そこから話がますます弾んでいきました。
11月中旬、どうしても沖縄の大学に進学したいという娘の付き添いで沖縄まで受験に出かけました。せっかく沖縄まで行くのだから、その翌日の日曜日にマラソン大会がないか調べてみました。そしたらうまい具合に沖縄市のマラソン大会が見つかりました。「中部トリムマラソン」という大会で、自分の申告したタイムと実際にかかったタイムとの差が少ない者から表彰されるという大会です。
たまたま「京都キャロット」通販のお客様・Hさんのところにお邪魔すると、ちょうどその大会にも参加されるということでした。「走り終わった後は、ランニングクラブの仲間と集まってお昼ご飯を食べるのよ。私がいろいろと用意していくから、いっしょに食べましょうねー。」
この先娘がお世話になるかもしれないし、沖縄の地元の方と仲良くさせていただくことはいいことだと思い、そのお言葉に甘えさせていただくことにしました。
当日のレースでは、私はかなり高いレベルのタイムを申告したにもかかわらず、さらにそれをはるかに上回るタイムでゴールしてしまいました。当然入賞圏外。しかし、コース途中で娘とHさんからの熱い応援。これはうれしかったです。娘も「お父さん、すごく速いねー」とみなさんから言ってもらい、ちょっとうれしかったようです。
そして、お楽しみのお疲れさん会。沖縄では「ぶがりなおし」と言うらしいです。ふだんは人見知りなうちの娘ですが、マラソン大会に来られているクラブのメンバーの中にすんなりと入れてもらい楽しく過ごしました。
そのとき、近くに座られていた女性が私たち親子にすごく興味を持ってくださいました。
「京都にお住まいなのに、どうして娘さんは沖縄の大学に行きたいと思われたんですか。」
「小6のときに初めて沖縄に来て、それからほとんど毎年沖縄に来てるんです。最初は鳩間島で、2回目が西表島の船浮で。小さな小中併設校のがんばってる様子を見せてもらって、すごくいい先生ともお話させてもらって、そのときの印象がすごくよかったみたいです。それから今回で9回目になるのかな。それでどんどん沖縄が好きになったみたいですよ。」
「えー、高3で9回も。それはお父さんの影響もあるんですか。」
「そうですね。そういう私も高校生のときからずっと沖縄は好きだったんですけど、25年くらい前に那覇マラソンに1回来ただけだったんです。」
「一度しか来られてないのに、ずっと沖縄が好きだったというのはどういうわけですか。そのへんをお聞きしたいです。」
「それは話せば長くなりますけど・・・。私は4人兄弟の末っ子なんですけど、姉や兄の影響が大きいと思います。今はダメですけど、以前は京都の平和教育は全国一だったと思いますよ。革新知事や革新市長ががんばっておられましたし。姉や兄から、沖縄のことをいろいろと教えてもらいました。私も高校では生徒会に入って、沖縄の問題にも取り組みました。そんなこともあって自然と沖縄に興味を持つようになったと思います。それ以来ずっと沖縄に行きたいと思ってたんですけど機会がなくて。娘が『沖縄に行ってみたい』と言ってくれて、それから何度も来るようになりました。」
ここではとっさのことで話せなかったのですが、姉や兄から「沖縄は現在の日本が抱える様々な問題が凝縮されている。沖縄が抱える問題を解決していくことが、日本全体の問題を解決していくことにつながる」と言われたことも心の奥に深く刻まれています。
私たち親子に興味を持っていただいた方とせっかくお知り合いにならせてもらったので、最後にお名前をお聞きしました。そのときの会話が一番最初に書いたものです。
今は死語といってもいい「革新統一候補」。私が高校のときは、京都、東京、大阪を初め多くの自治体で革新首長が誕生しました。そのころの私は、「いずれ近いうちに革新統一政府が誕生する」と本気で信じていました。
ところが、それから40年後の今の日本はどうでしょう。現在は「右翼系花盛り」と言ってもいいような状態です。いつからこんなになってしまったんでしょう。本当に「憲法改悪前夜」と言っていいところまで来てしまいました。革新勢力が一番力を持っていたと思われる沖縄でも、今では首長選挙でも分裂したりしています。また、衆参両議員選挙で喜屋武真栄さんのような「革新統一候補」を擁立する力も残っていないようです。
私ももう一度沖縄の抱える問題をしっかり勉強しなおし、そこから日本の将来を考えられるようにしたいと思っています。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
トラックバック
トラックバックURL
http://blog.kyoto-carrot.com/tb.php?ID=2038