2010年05月19日(水)
ごん・17歳 [わんこ・にゃんこ]
鯖街道ウルトラが終わって、その帰り道。叡電・出町柳駅に向かう途中、前をトボトボと歩いているかわいいワンちゃん発見。飼い主さんに聞いてみた。
「ワンちゃん、おいくつですか。」
「17歳なんです。」
「すごい、17歳ってなかなかいませんよね。」
「もうだいぶ弱っているんですけどね。近所で仲良くしてもらってた犬がみんな先に死んでしまって、さびしくてねえ。」
「そうですか。うちが前に飼ってた犬も、16歳で死んでしまいました。たいていそれくらいですよね。17歳はすごいですよ。やさしい顔してますね。お名前は?」
「ごんです。」
「ごん? ごんって、オスですか?」
「いえ、メスなんですけど、小さいときオスだとばっかり思っていて、そうつけたんです。」
「そうなんですか。もっともっと長生きしてね。ありがとうございました。写真撮らせてもらってもいいですか。」
「はい、ありがとうございます。」
今日は、レース中にはあまりたくさんのワンちゃんに会えなかった。でも、最後にかわいいワンちゃんにめぐり会えた。年とっている犬は、みんな天使に見える。
出町の近くに住んでいる犬みたいだし、ぜひもう一度会いたいな。
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2010年05月18日(火)
第15回鯖街道ウルトラマラソンBコース・まとめ [ランニング]
途中の記事もろくすっぽ書いていないのに、もうまとめです。
「パオパオだより」は、そんないいかげんなブログです。最近、とりあえず写真だけアップしておいて、記事を後付けするパターンになっています。「鯖街道」の中身もぼちぼち後付けしていきますので、また戻って見てくださいね。
ということで、「鯖街道」まとめ。
ゴールして豚汁をもらおうと思って歩いていると、「ふじいさーん」という黄色い呼び声。それもダブルで。京都ランナーズの外峯さんと松田さん。
外「藤井さん、走れましたやん。」
パ「まあ、なんとか。」
松「よかったねー。昨日もフル走らはったんでしょう。」
パ「そうやん。もう今日はとんでもないことになるかと思ってたけど、走れましたわ。昨日は平坦な周回コースで、今日は山の中でしょう。全然ちがうコースやったから、気分が変わって走れたんやろね。みんなに勧めますわ、2日連続フルマラソンはおもしろいぞ、って。」
外「尊敬しますわ、そんなことできはる人って。」
パ「こんなもんだれでもできますって。昨日は制限5時間で、途中子どものレース観戦も入っててきつかったけど、今日は制限8時間ですもん。よっぽどのことがない限りゴールできますって。」
松「でもそれができて、なんで100kmが完走できんかなあ。」
パ「てへへ・・・。」
外「足とか、なんともないんですか。」
パ「うん、どうもないなあ。ヒザとかやられたらかなんかったんやけど、まあ今日はゆっくりやったからもったね。それよりね、股関節あたりが痛とうて・・・。股間の部分がズボッと取れそうなくらい痛いんですわ。どんどん悪化してるみたいで・・・。いっそのこと股間部分がズボッと抜けて、宇宙に飛んで行ってくれへんかいなあと思ってしまいますわ。」
外「なんとなくわかります。」
パ「わかるんかいな!?」
パ「こんなことばっかりしてたら、またヨメさんに怒られますねん。」
松「いや、なんで。これも仕事のうちやんねえ。」
パ「そそそ。どんなウェアが多いかとか、どんなシューズがこのコースには合うかとか、市場調査せんとね。今日もね、足首に手作りのカバーしてはる人がいやはって、聞いてみたら小石が入らんようにしてはるんですって。そんなんは、実際にレース出てみんとなかなかわからんことやからね。うちのヨメさんにゆうたって、『ダンナさん、しっかり仕事してはるよ』って。」
外「今日も急いで帰らなあかんのとちゃいます?」
パ「いや、それはない。がけから落ちてポックリ死んでくれたらええのにと思うタイプやから。このナンバー見て、『ろくに(692)仕事しない』って書いてあるやろ。」
パ「ふくらはぎのゲイターするようになってから、こぶらがえりせんようになって・・・。」
松「えー、そうなん。私も毎回足がつるんやわ。」
外「今してはる人多いよ。私もほしいなあ。」
松「それっていくらするんですか。」
パ「3990円です。ただほら、合う人と合わへん人とあるしねー。」
松「いや、ほしいわあ。買いに行こうかなあ。」
外「私には高くて買えへんわ。松田さん合わへんかったら、私にちょうだい。」
豚汁をもらったあと、ゴールしてくるランナーを見ていると、また外峯さんに声をかけられた。
外「藤井さん、私はほんとに尊敬します。」
パ「なんでやねん。一回2日連続フルを走ってみたかっただけのことやん。こんなこと、だれでもできるって。ひとに『ほー』とか言ってもらいたくて走ってるだけやっちゅうねん。」
外「いや、だれでもできることじゃないですよ。体もだいぶしぼられて、精悍な感じになってますよね。」
パ「そうでもないで。けっこう腹出てんでー。見せましょか。」
外「いいです!」
外「私、今年初めてこの大会に出たんですけど、藤井さんの去年のブログ見てたから、それがシュミレーションになってて、走りやすかったです。」
パ「いや、ありがとう。役に立ちましたか。」
外「杉峠に行くまでのきれいなツツジ探しましたわー。」
パ「あーそれ、ボクも探しててん。今年咲いてへんかったね。でも、あそこいっちゃん好きやわ。なんか幻想的な感じで。天にのぼっていけそうな気になんにゃな。」
外「それで、ますみさんに、『愛してるとか言いなさい』とか電話で言ったりして・・・。」
パ「へへへ・・・。」
そしてこのあと、お互いの家族に関する話題になった。私のほうは公開してもまったく問題ないのだが、外峯さんのほうはダメだと思う。
一般的な話として、走ることが大好きな人と好きになれない人が夫婦になった場合は・・・。いろいろと問題が生じるでしょうね。うちのヨメさんは、「アンタが走ってへんかったら、私は走ることが好きになってたと思う。アンタが自分勝手に好き放題走ってるのを見るとむかついて走る気がなくなる」と言う。
そらそやな。うちのヨメさんが走ることに必死になったら、私はうれしい。でも、例えばフラダンスに必死になって、家帰ってきたら玄関で倒れるようなヨメさんやとしたら、それを心から応援できるやろか。なかなかむずかしい問題ですな。
話の脈略が全然ないんですけど、私が外峯さんに最後に言った言葉。
「外峯さん。うちのヨメさん、外峯さんのゆうことやったら割りとちゃんと聞くみたいなんやわ。そやし、今度おうたらゆうといて。『ダンナさん、ああ見えてもいいとこいっぱいありますよ。ますみさんのことをすごく大事に思ってはるし、本当に愛してはりますよ』って。」
「そこまで言わなあきませんか」とは、外峯さんのお返し。
「そら、言わな。」
外峯さん、あきれとったなあ。「なにをぬかすか、このオッサン」ていう感じやろなあ。
本当のまとめ。
今年の「鯖街道ウルトラマラソンBコース」の収穫は、杉峠でかもなす・由美さんと話せたことと、ゴール後に外峯・松田ペアと話せたこと。これに尽きます。
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2010年05月17日(月)
第15回鯖街道ウルトラマラソンBコース・続き [ランニング]
「今日な、私の誕生日やねん。これでやっと30代に突入したわ。」
「あらー、まだ20代やとばっかり思ってたのに・・・。そら、記念に1枚撮らしてもらいますわ。」
横で聞いてはった人らは、どう思わはったでしょう。「なんてお気楽なオッサンとオバ・・・」
いや、でも私と並んだら小顔のべっぴんさんですやん。
かもなす・由美さん特製の「きゅうりと昆布の浅漬け」、おいしかったです。昆布のぬめりがのどの通りをよくしてくれて、なんぼでも食べられました。「残ったらどうしょ」って言ってはったけど、きっと全部なくなったと思います。
「ほんとは、30代2回はクリアしてはるんでしょう。」
「まあまあ、私はうるう年の生まれやねん。」
さて、かもなす・由美さんの実年齢は?
みなさん、当てましょう。ただし、当たっても賞品は出ません。
この杉峠エイドで、残り19.2km。
まあ、ここがBコースの中間点というくらいの気持ちでいたほうがいいでしょう。
杉峠を下っていくと、後ろから呼び声。
「いつもブログ見せてもらってます。すごい充実したブログですよねえ。」
「あっ、ありがとうございます。そんなことができるのは、私がいかに仕事をしてへんかちゅうことなんです。」
「いえいえ、そんなことないでしょう。あの写真の数はすごいですね。」
「ブログが充実していくごとに、うちの夫婦の離婚の危機が迫っていくという、まあなんとも言えん・・・。」
「えー。」
「ブログをほめてくれはった人は、写真を撮るということで・・・、(パチリ!)」
どこのどなたかはお聞きしませんでしたが、美男美女ペアでした。
このお二人のさわやかな笑顔のおかげで、ここからの急な下りも楽しく走ることができました。「足が笑う」という状態にはなりませんでした。
鞍馬の浄水場のあたりまで降りてくると、柿原さんの姿が。お仲間の応援に来られているようです。
こんなとこにエイドってあったかいなと聞いてみると、「私設エイド」とのこと。
「私設エイドって書いとかなあきませんわー。みんな当たり前みたいにいただいて通り過ぎてしまうし。ありがたみをわかってもらわんと。みなさーん、ちゃんとお礼をゆってから行きましょね。」
道端には、シャガの花。群生していてすごくきれい。
鞍馬温泉をすぎたところで、また後ろから呼ぶ声。「ふじいさーん。」
「あっ、宝が池STCの・・・。私に声をかけた人は写真を撮らせてもらうということになってますので・・・。」
「鞍馬の歴史的町並みを行く長身イケメンランナー」
いい写真が撮れました。
鞍馬駅前エイド(29.5km地点)。4時間10分。
ここでみそ汁をいただいた。ちょっとうすかったような・・・。
宝が池STCの今井さんが電話をしてはったので、もう一回パチリ!
宝が池STCからは、Aコース5人、Bコース4人の参加だそうだ。
元京都ランナーズの石川さんでしたっけ?
(まちがってら、ごめんなさい。)
ここから、ええお犬様4連発。
これは、犬好きにはたまりません。
鞍馬二の瀬町の大工さんちのワンちゃんたちでした。
これだけ個性的なワンちゃんがそろっていると、私は目がくらんでしまいます。
市原エイド(33km地点)。4時間32分。
あと9km。
ここで、さわやかな若者二人が追いついてきた。
「いやー、めずらしい・・・、若者やん。写真撮らせてもらっていい? いくつ?」
「20歳です。」
「そっかー、大学生やね。」
「はい、立命です。」
「陸上部?」
「いえ、サッカーやってます。」
「若もんが参加してくれたら、活気が出てええわ。しっかり走ってや。」
「はい!」
十三石橋より下流をのぞむ。
鴨川の水かさは少なめ。
高橋名物ぬいぐるみ。いったい誰が置いてはるんでしょうね。
柊野グランドの南側交差点には、去年に引き続き姫野さんが立っておられた。姫野さんはいつ見てもシュッとしてはってダンディです。
柊野通学橋前には、柿原さんと三美人。
「ふじいさーん」と声をそろえての応援。ありがとうございました。
「パオパオさーん」という応援もあった。
「おー、ブログの愛読者ですな。ありがたや、ありがたや・・・。」
西賀茂橋エイド(37km地点)。5時間10分。
あと5km。
どこのエイドでも紙コップを使わず、プラスチックコップを洗って使いまわしておられた。そのお手間はたいへんだったでしょう。
出場者も、何回かに一回は大会ボランティアにまわらなあきませんね。こんなありがたみを忘れてしまうから。
出雲路橋には、京都走ろう会の仲間が。これも、毎年恒例のようです。
岩田さん、去年に続き今年も写真を撮ってくれはりました。
「あら、めずらしい。八木さん!」
「藤井さん、えらいがんばってるやんか。」
「そうでしょ、がんばってまっせー。」
塚本さん、毎年ありがとうございます。今日は、愛犬りんちゃんは留守番かな。
吉田さん、立ちっぱなしやのに、骨折しやはった足大丈夫なんかいな。
京都走ろう会の役員さんらはえらいわ。こうして当たり前みたいに出てきてくれてはるんやから。
私ら出場者側も、できるだけ感謝の言葉をかけるように心がけなあかんね。
ゴール前、笑顔と拍手で迎えてくださる人たち。ほんとうにありがとうございます。
ゴールは、5時間45分51秒。
7時間近くかけてゴールするつもりだったので、このタイムでも自分的には「めちゃくちゃ速い!」
ゴールして思ったこと。
「昨日より今日のほうがよっぽど楽。2日連続マラソンは、制限時間がゆるければだれでも完走できる。この調子やと、3日連続もだいじょうぶかも・・・。」
ゴールの先で、焼き鯖と大型バスタオルをいただいた。
完走証もすぐ持って来てくださった。
ゴールのすぐ横にかわいいワンちゃん発見。どうも、役員さんが連れてこられたワンちゃんのようです。体にシマシマがあるので、甲斐犬かな。
しばらくすると、私の元同僚で現在はマラソンのライバルである松永さんがゴール。Aコース10時間切りです。ますます力をつけてはります。
ゴールでは、ダンナさんと黒ラプちゃんのお出迎え。うらやましー。
うちもヨメさんときくちゃんのお出迎え・・・、それは高望みかなあ。
京都ランナーズ美女軍団は、外峯さんが4時間7分、松田さんと酒井さんが4時間台後半でゴールされたようだ。私より1時間ほど先にゴールしてるって、どうゆうこと。
かもなす・由美さんがゆうてはったでー。「はよう走ってしもたら、おもしろないえー。時間たっぷり使って走らんとねえ。」
抜いた覚えのない鈴木さんが、私の後にゴール。
鴨川河川敷に入ったあたりで気分が悪くなって、フラフラ状態になったらしい。こちらは、「時間をたっぷりかけて苦しんだ」レースになってしまったようです。
ゴール近辺のボランティアとして、「ランナーズ9の会」の神ちゃんが来られていた。ちゃんと「ランナーズ9の会」のランシャツを着ておられるところがさすがです。
豚汁、うまかったです。
何度も「おかわりしてくださいよー」と言ってくださっていたのがうれしかった。
大会実行委員である廣岡さんともお話しすることができた。たくさんの方に協力してもらって、大会がスムーズに運営されていると感謝しておられた。
話していて一つおもしろいことがあった。元々この「鯖街道ウルトラ」は、小浜〜出町76kmのみのコースだった。しかし、だいぶ前に私が勝手に2年に分けて完走したあたりから、半分のコースも検討してはということになったらしい。それから梅の木〜出町42kmコースができたらしい。その時、小浜〜久多41kmコースも検討されたそうだが、早朝に小浜に行く便がないということで実現しなかったそうだ。
実行委員さんの裏話のような話は、なかなか興味深い。
そうこうしているうちに、ウルトラマン8アスナロさんがゴール。
この大会は、トランシーバーを使ってゴール手前の情報を随時入れておられる。それをゴール地点からアナウンスしてくださるので、私らもゴール写真を撮り忘れる心配がない。
ゴール付近に「賀茂川パートナーズ」の斎藤さんご夫妻の姿が見えたので、しゃべりに行った。
パオ「斎藤さん、走ってはったんですか。」
奥様「あー、キャロットさん。」
斎藤「こんにちは、今日はね、温存しときました。」
パオ「温存! それ、いい表現ですね。今度、使わしてもらおっと。」
奥様「今日も走られたんですか。」
パオ「はい、Bコースですけど。それにしても、去年の雨の中を走ってはった斎藤さんの姿にはピックリしました。山の中の崩れてるとこなんか、ほんまに足1個分置く場所しかないようなとこ登ってたんですもんね。私らでも落ちかけるようなとこやのに、(視覚障害の)斎藤さんがどうやって進まはったんか、不思議で不思議で・・・。」
斎藤「いや、実は私も不思議で不思議で・・・。」
パオ「奥さん、斎藤さんそんなことゆうてはるけどね、北大路橋の手前で『お先にー』ゆうて私を抜いて行かはったんですよ。ほんまに・・・、まいりましたわ。」
次に対決するときは、「負けまへんでー」。
ゴール前でゴールしてくるランナーを見ていると、声をかけてくださる人あり。なんと、久多エイドの女神・りゅうのすけ君のママでした。もう、戻って来てはるんや。
お母さんのお話によると、りゅうのすけ君は保育所に行くのをいやがることはあっても、マラソン大会に行くのをいやがったことは一度もないそうだ。頼もしいねえ。
お母さんも現役のトライアスリートで、今年の宮古島も完走されたらしい。
来年の久多エイドも、元気な親子でよろしくお願いします。
さすが地元の大会だけあって、知った顔ぶれによく出くわす。
宝が池STCの石田さん。とても大台近くの年齢には見えない若々しい走りです。「かっこいい!」
心配していたかわせみさんの姿が、やっと見えてきた。
のぼりを持ち続けて7時間近く、お疲れ様でした。「ランナーズ9の会」の宣伝には十分なりましたよ。
かわせみさんとの2ショット。それを撮ってもらうため、待ってたんですよ。
お互いに、また次のレースも元気に楽しく走りましょうね。
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2010年05月16日(日)
第15回鯖街道ウルトラマラソンBコース [ランニング]
「勝負師の肩さわんな!」と言いたかったね。
Bコースのスタート地点で、京都ランナーズ美女軍団の写真撮ったろと思ったら、「いやー、藤井さん走る気満々やん」とか言って、ひとの肩ペチャペチャピタピタ。
そら確かに、Bコース270人ほどの中でランシャツ姿は3人くらいやったかなあ。「何意気込んでんにゃな」という感じで、ピチャピチャしばかれてもしゃーないか。
でも、意気込んでたのはそっちやろが。スタート直後に、もう見えんようになったわ、3人とも。
こっちは2日連続のフルマラソンでしんどいんや、ちゅうねん。
京都精華大前から叡電で出町柳へ。
日曜は本数が少ないのを忘れていた。駅前で電車が通過。次は17分後。受付会場の加茂大橋に着いたのは、受付締め切りの5分前。
名簿チェック表を見ると、もうほとんどの人が受付を済ましていた。
ここから、また橋を戻って出町柳駅前へ。
駅前から、スタート地点・滋賀県の梅ノ木へ。
チャーターバス5台のうち3台は、すでに出発していた。
結局私が乗ったのは、最後の5台目。
バスから外を見ると、京都ランナーズの中村智明さんの姿が。もう1台来ると思ってはったようだ。ここで待っていた人たちも含め、最後のバスに何とか全員座ることができた。
予定通り、1時間後、大津市葛川梅ノ木へ。
バスから降りてすぐ、「ランナーズ9の会」のウルトラマン8アスナロさんを見つけた。ついこないだ「いつかいっしょのレースに出れたらいいですね」とメールしたばっかりやったのに、もう実現です。
そのすぐあと、私たちを見つけた「ランナーズ9の会」のかわせみさん。今日も、「ランナーズ9の会」ののぼりを持って走られるらしい。
スタート時刻がせまってきたので、橋を渡り採石場前へ。
かわせみさんのおとなりは、大阪から島根に転居される○○さん。
もうすぐ「ランナーズ9の会」に入ってくださるそうです。島根県第1号会員になりますね。
このBコース(42km)も人気が高まり、280人ほどの申し込みがあったらしい。当日不参加はほとんどなかったようなので、よう5台のバスにみんな乗れたね。先に出発したバスは、立っている人もいたのかも。
スタートの人ごみの中に、京都走ろう会の鍵谷さん発見。「ミスター・フル4時間ペース」さんはいつもにこやかです。
10時ちょうどスタート。
ウルトラマン8アスナロさんは中段、かわせみさんは最後尾からのスタートでした。
梅ノ木から久多は、車では何度も通ったことはあるのだが走っては初めて。こんなアップダウンがあるとは認識していなかった。
かわせみさんはのぼりが目立つので、すぐ見つけられる。やっぱり、ほぼ最後尾だった。
日かげは涼しいが、日なたは気温が上っていきそう。
今日の私の目標は・・・。
できるだけ歩かずに完走すること。2日連続フルマラソンはウルトラ100kmの練習のつもりなので、遅くとも同じペースで走ること。
とにかく「2日連続フル」は初めての経験なので、この先どうなるかはまったくわからない。走り出してから股関節以外は痛みが出ていないので、この調子をできるだけ維持していきたい。
だいぶ後ろだと思っていたかわせみさんが私を抜いていく。かわせみさんも調子がよさそうだ。
久多川合町(4km地点)で、Aコースのランナーと合流。
去年私がこの地点に着いた時には、Bコースのランナーはもうとっくに先に進んでいた。
去年も写真撮ったなあ、このワンちゃん。今年も気合を入れてもらった。
久多エイド前(7km地点)には駐在さんの姿も。
私は朝、前の日の残りのカチカチのおにぎりを1個食べただけ。でも、この久多エイドにおにぎりとかいろいろと食べ物があることがわかっていたので安心だった。
私のすぐ後に、かわせみさんも到着。私がトイレに行ったり、食べ物の補給をしているうちに先に再スタートされた。
久多エイドのマスコットボーイ・りゅうのすけ君。
お母さんにお聞きすると、お手伝いにくるのを楽しみにしているらしい。レースの途中にこんなかわいい子がいると、それだけでホッコリします。また、来年も頼むね。
「ランナーズ9の会」のZENさんこと、京都ランナーズの鈴木さん。現時点での力的には私よりだいぶ上のランナーだが、えらいゆっくりしてはります。
りゅうのすけ君のお母さん。ものすごい働き者のイメージです。ダンナさんが、Aコースの5番手くらいで通過されたらしい。
久多からオグロ坂峠へ。峠まで3.7kmで約500mほど上ります。
しばらく雨が降っていないのに、道がぬかるんでいるところがあった。山間部の道は、深くほれているところや山水が流れ込んでいるところがあるので、晴れているからといってあなどってはいけない。
こんながけ崩れのところも通ります。
登山口に入るところで1時間12分くらい。上を見ると、先行しているかわせみさんののぼりが見えた。
大木が道をふさいでいるところがたくさんあった。
「木をまたいではるとこ、撮りまっさー」と言うと、後続のランナーがモデルとして協力してくださった。きっと、「よっこらしょ」とか言ってはるんでしょうね。
大木をくぐらんなんとこもあります。
ここらはとても走れるような坂ではないのですが、なんせ私はランシャツ姿。歩いていると体が冷えてきて寒い。
「すんませーん。さぶなってきたんでちょっと走りますー」と言いながら、前を歩いているランナーを抜かさせてもらった。
大岩をよけて登らなあかんとこもあります。
去年雨でズブズブ状態だった八丁平も、今年はサラサラ。
ランニング用ストックを使って走られているランナーもおられます。
こんなところを走らせてもらえるって、なんてぜいたくなんでしょう。
八丁平を抜けると、かんかん照り。
でも、まだかなり標高の高い部分なので暑いということはない。
尾越の手前で、座っているウルトラマン8アスナロさんに遭遇。
「休けいですか?」
「いえ、エイドのお手伝いをしています。」
この先は急な下り坂。ここも無理なく気持ちよく下っていけた。
この木橋の先が大原エイド(16km地点)。きつい長い上りがあったので、2時間4分ならいいのかな。
ひやしあめ、おいしかったです。私は2杯いただきました。
この尾越から大見に向かう急な下り坂もいいんですよねー、幻想的な感じで。早くも足が笑ってますが・・・。
大見エイド(18km地点)。
去年は、ここであったかいみそ汁をいただいてありがたかった。
きゅうり切りを一生懸命やってくれている子。ありがとね。大きなったらいっしょに走ろな。
今年の一番人気は、メロン。こら、高つきまっせー。
私は5切れもいただきました。
大見から杉峠に登る道。このコース中、私が一番好きな場所。どこか幻想的なフンイキを感じる。
去年は、この道に雨水がジャージャー流れとったなあ。
去年はここらはほとんど走れなかったが、今年はチョビチョビ走ることができた。よく考えたら、去年はAコースだったので、ここらは55kmあたり。疲れ具合が全然ちがう。
去年目の前に突然現れた鮮やかなツツジは、今年は残念ながら咲いていなかった。楽しみにしてたのに・・・。
NTTの鉄塔が見えた。
杉峠エイド(22.8km地点)まで、あとわずか。ここで3時間20分。
後は全部下りやから、骨折でもせん限り完走はゲットです。
エイドには、私の大好きな「女優・由美さん」も待ってくれているはずやし・・・。
(注)後半に、続きます。
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2010年05月15日(土)
マラソントライアルin長居公園2010 [ランニング]
「この写真、ブログに載る?」
「もちろんですやん。今日のトップ写真にしますし。」
旧友再会。何年ぶりでしょう。元京都ランナーズの有田さん。
スタート地点に並ぼうとした時、私を見つけ、「藤井さーん」と声をかけてきてくださった。
朝6時50分、自宅出発。「関カレ」5000mに出場する廉を乗せて。
8時20分、長居公園到着。今日、廉の大学から出場するのは廉一人だけだが、陸上部の仲間が全員応援に来てくれていた。ありがとう。
受付には、オレンジのおそろいのTシャツ。「ランウォークスタイル」さんの会員さんである。
9時45分のスタート予定が、10時スタートに変更。
ということは、廉の5000mスタート時刻10時50分までに3周走らねば。1周16分ペースは、いきなりからきついな。
本部の真後ろに、第2競技場がのぞける部分がある。
スタンドは、各大学の旗やのぼりが立ち華やかな雰囲気。
空は快晴。
私は暑さに極端に弱い。今日の目標は、廉の5000m観戦を含め、なんとか制限の5時間以内で走りたい。
廉は17分切りを目標にしていたが、この暑さはきつい。廉も暑さにはあまり強くないようだし・・・。少し雲が出てくれたらいいのだが。
主催「アスレック」の田中さんご夫妻。スタート前の打ち合わせのようです。ダンナさん担当の計時は、信頼度抜群です。
スタートはすごい人数。周回道路は貸切ではないので、歩道部分からのスタート。
有田さんは、47都道府県のマラソン全制覇を目標にしておられる。現在36で残り11だそうだ。そのほとんどが4時間切りで完走しているとのこと。
「ウェイ!」
後ろから誰かの声と思って振り返ると、廉。
パオパオともおとうさんとも呼べへんから、たいへんや。
まあしっかりアップして、レースにのぞんでや。
「最近は後半のペース落ち込みがなくて、かえって後半のほうがペースアップすることもあるんやー」と有田さん。
それは、理想的な走りですね。
長居の周回道路は、1周2813m。15周するとちょうどフルマラソンの42.195kmになる。途中で5kmごとの石碑があるが、ちょっと見つけにくい。
スタートゴール地点は、第1競技場と第2競技場の間。
ここを通過する時は、たくさんのギャラリーに声をかけてもらえる。
スタートゴール地点のちょうど反対側に、かわいいネコちゃんが。
写真を撮っていると、「いろいろといそがしいなあ」と有田さん。
「ボクね、途中でこんなことでもせんと集中力持ちませんねん。だいたい15分くらいかな、集中できるのは。ほんま、何でもすぐあきてしもて・・・。」
3周したところで有田さんとお別れ。
私は、競技場へ廉の5000mの応援に。
3周終了時で、47分43秒。「あと2分じゃー、急げー!」
競技場に入り第3コーナーにたどり着いたところで、ちょうど「バーン!」
スタート直後はかなり後方だった。廉の持ちタイム17分10秒は出場選手中ケツから3番やから、まあこれも仕方ない。
しかし、私に似た(?)安定したフォームで先行する選手を何人か抜いていく。
私と一番ちがうところは、あの太いもも。短距離選手ぽい感じもするなあ。
黙って見とこうと思ったが、3500mくらいの時に一度だけ「れーん!」と大声で叫んだ。後で聞いたら、そのあたりが一番しんどくて、もちろん声もまったく聞こえなかったそうだ。
17分01秒34。
19人完走中14位。(途中棄権が数人あり。)
タイム的にはちょうどいい悔しさかな。でも、持ちタイムがケツから3番の割りには順位は上げた。廉は、意外と暑さに強いんかな。
中学がスキー部、高校がサッカー部という経歴で、大学1回生のこの時期にこのタイム。みなさん、ほめたってください。
コースに戻った時時計を見ると、ちょうど23分経過。このため、4周目のラップは39分39秒にもなった(実質、16分39秒)。
前に見えるは、「長居わーわーず」のメンバーかな。
やっと出ました、ちひろさん特製バナナケーキ。私はこれが楽しみで「アスレック」さん主催の大会に参加しています。まあ、おいしいのなんのって・・・。
この写真の分は、約30秒後、私を含めたハイエナ軍団によりあとかたもなくたいらげられました。
長居公園のネコちゃんも、人間が近寄っても逃げません。周回ごとに観察していると、けっこうおっちゃんらが食べ物を持ってきてはりました。
おーと出ました、自家栽培イチゴ。田中さんのダンナさんのお母さんの畑から直送です。
私の13周目、やっと「長居わーわーず」のお二人に声をかけることができた。確か、「今11周で、あと1周しかできませんねー」と言っておられた。
12周目からガクンとペースが落ち、12、13、14とすべて1周20分超え。
13周終わったところでイチゴがあったので、「最後に残しといてください」とお願いしておいた。まあ、半分じょうだんのつもりだったが、14周終わってエイドに立ち寄ると・・・。
なんと、奇跡かい! ちっちゃなイチゴが2つぶポツン。うれしくて手が震えてつかめませんでしたわ。またこのイチゴがおいしくておいしくて・・・。
そして、そこから復活!
ゴールは、4時間49分19秒。制限時間に10分も余裕ありました。
途中抜けてた23分を取ったら、4時間26分。立派なもんですわー。最後の1周なんか、17分54秒ですよ。
でも、明日42kmの山岳コースが・・・。
ゴール直後に、1周ごとのラップ入りの記録証発行。「アスレック」さんはすごいです。
後半、「12番、あと5周です」とかもコールしてくださっていて、なんぼ親切やねんと思いました。
最後にスタッフさんにお願いして、田中ちひろさんとの2ショット。田中ちひろさんは自分がランニングを通して得られたことを、私らペーペーランナーにも最大限還元してくださる日本で最も信頼できるランナーです。私は本当にそう思っています。
気持ちよく走らせていただいてありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願いします。
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2010年05月14日(金)
「ビクター」〜シリーズご近所犬12〜 [わんこ・にゃんこ]
夕方、車で家を出たとき、前を横切る白い犬。
「あっ、あれはビクター。追えー!」
3月の終わりころ、うちのすぐご近所の犬・しんちゃんとビクター君が立ち話(?)をしているところに出くわした。飼い主さんにお話を聞くと、しんちゃんとビクターは10年ほど前、長代川の土手のあたりをうろうろしていたらしい。そして、しんちゃんはうちのすぐご近所のHさんに、ビクターは少し離れたところの?さんに飼われることになった。
2ひきは顔がそっくりなのでたぶん兄弟。しんちゃんは耳が立っていて、ビクターの耳がたれているところが特徴。
ビクターはすごい甘えん坊で、1ぴきだけで家においておくと「クォーンクォーン」となくそうだ。私が手を出すと、ビクッとなって後ずさりしていた。
その時はちょうどカメラを持っておらず、2ひきのツーショットが撮れなかった。また今度と思っていたのに・・・。
その10日ほど後、しんちゃんは息を引き取った。うちの家から一番近くのワンちゃんで、きくのお友だちになってくれたらなあと思っていたワンちゃんだったのに。
4月の終わりころには、ご近所犬・さくらちゃんも死んでしまった。うちの周りもだんだんさびしくなってきた。
ビクターには、しんちゃんの分もよけいに長生きしてほしい。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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