2010年05月17日(月)
第15回鯖街道ウルトラマラソンBコース・続き [ランニング]
「今日な、私の誕生日やねん。これでやっと30代に突入したわ。」
「あらー、まだ20代やとばっかり思ってたのに・・・。そら、記念に1枚撮らしてもらいますわ。」
横で聞いてはった人らは、どう思わはったでしょう。「なんてお気楽なオッサンとオバ・・・」
いや、でも私と並んだら小顔のべっぴんさんですやん。
かもなす・由美さん特製の「きゅうりと昆布の浅漬け」、おいしかったです。昆布のぬめりがのどの通りをよくしてくれて、なんぼでも食べられました。「残ったらどうしょ」って言ってはったけど、きっと全部なくなったと思います。
「ほんとは、30代2回はクリアしてはるんでしょう。」
「まあまあ、私はうるう年の生まれやねん。」
さて、かもなす・由美さんの実年齢は?
みなさん、当てましょう。ただし、当たっても賞品は出ません。
この杉峠エイドで、残り19.2km。
まあ、ここがBコースの中間点というくらいの気持ちでいたほうがいいでしょう。
杉峠を下っていくと、後ろから呼び声。
「いつもブログ見せてもらってます。すごい充実したブログですよねえ。」
「あっ、ありがとうございます。そんなことができるのは、私がいかに仕事をしてへんかちゅうことなんです。」
「いえいえ、そんなことないでしょう。あの写真の数はすごいですね。」
「ブログが充実していくごとに、うちの夫婦の離婚の危機が迫っていくという、まあなんとも言えん・・・。」
「えー。」
「ブログをほめてくれはった人は、写真を撮るということで・・・、(パチリ!)」
どこのどなたかはお聞きしませんでしたが、美男美女ペアでした。
このお二人のさわやかな笑顔のおかげで、ここからの急な下りも楽しく走ることができました。「足が笑う」という状態にはなりませんでした。
鞍馬の浄水場のあたりまで降りてくると、柿原さんの姿が。お仲間の応援に来られているようです。
こんなとこにエイドってあったかいなと聞いてみると、「私設エイド」とのこと。
「私設エイドって書いとかなあきませんわー。みんな当たり前みたいにいただいて通り過ぎてしまうし。ありがたみをわかってもらわんと。みなさーん、ちゃんとお礼をゆってから行きましょね。」
道端には、シャガの花。群生していてすごくきれい。
鞍馬温泉をすぎたところで、また後ろから呼ぶ声。「ふじいさーん。」
「あっ、宝が池STCの・・・。私に声をかけた人は写真を撮らせてもらうということになってますので・・・。」
「鞍馬の歴史的町並みを行く長身イケメンランナー」
いい写真が撮れました。
鞍馬駅前エイド(29.5km地点)。4時間10分。
ここでみそ汁をいただいた。ちょっとうすかったような・・・。
宝が池STCの今井さんが電話をしてはったので、もう一回パチリ!
宝が池STCからは、Aコース5人、Bコース4人の参加だそうだ。
元京都ランナーズの石川さんでしたっけ?
(まちがってら、ごめんなさい。)
ここから、ええお犬様4連発。
これは、犬好きにはたまりません。
鞍馬二の瀬町の大工さんちのワンちゃんたちでした。
これだけ個性的なワンちゃんがそろっていると、私は目がくらんでしまいます。
市原エイド(33km地点)。4時間32分。
あと9km。
ここで、さわやかな若者二人が追いついてきた。
「いやー、めずらしい・・・、若者やん。写真撮らせてもらっていい? いくつ?」
「20歳です。」
「そっかー、大学生やね。」
「はい、立命です。」
「陸上部?」
「いえ、サッカーやってます。」
「若もんが参加してくれたら、活気が出てええわ。しっかり走ってや。」
「はい!」
十三石橋より下流をのぞむ。
鴨川の水かさは少なめ。
高橋名物ぬいぐるみ。いったい誰が置いてはるんでしょうね。
柊野グランドの南側交差点には、去年に引き続き姫野さんが立っておられた。姫野さんはいつ見てもシュッとしてはってダンディです。
柊野通学橋前には、柿原さんと三美人。
「ふじいさーん」と声をそろえての応援。ありがとうございました。
「パオパオさーん」という応援もあった。
「おー、ブログの愛読者ですな。ありがたや、ありがたや・・・。」
西賀茂橋エイド(37km地点)。5時間10分。
あと5km。
どこのエイドでも紙コップを使わず、プラスチックコップを洗って使いまわしておられた。そのお手間はたいへんだったでしょう。
出場者も、何回かに一回は大会ボランティアにまわらなあきませんね。こんなありがたみを忘れてしまうから。
出雲路橋には、京都走ろう会の仲間が。これも、毎年恒例のようです。
岩田さん、去年に続き今年も写真を撮ってくれはりました。
「あら、めずらしい。八木さん!」
「藤井さん、えらいがんばってるやんか。」
「そうでしょ、がんばってまっせー。」
塚本さん、毎年ありがとうございます。今日は、愛犬りんちゃんは留守番かな。
吉田さん、立ちっぱなしやのに、骨折しやはった足大丈夫なんかいな。
京都走ろう会の役員さんらはえらいわ。こうして当たり前みたいに出てきてくれてはるんやから。
私ら出場者側も、できるだけ感謝の言葉をかけるように心がけなあかんね。
ゴール前、笑顔と拍手で迎えてくださる人たち。ほんとうにありがとうございます。
ゴールは、5時間45分51秒。
7時間近くかけてゴールするつもりだったので、このタイムでも自分的には「めちゃくちゃ速い!」
ゴールして思ったこと。
「昨日より今日のほうがよっぽど楽。2日連続マラソンは、制限時間がゆるければだれでも完走できる。この調子やと、3日連続もだいじょうぶかも・・・。」
ゴールの先で、焼き鯖と大型バスタオルをいただいた。
完走証もすぐ持って来てくださった。
ゴールのすぐ横にかわいいワンちゃん発見。どうも、役員さんが連れてこられたワンちゃんのようです。体にシマシマがあるので、甲斐犬かな。
しばらくすると、私の元同僚で現在はマラソンのライバルである松永さんがゴール。Aコース10時間切りです。ますます力をつけてはります。
ゴールでは、ダンナさんと黒ラプちゃんのお出迎え。うらやましー。
うちもヨメさんときくちゃんのお出迎え・・・、それは高望みかなあ。
京都ランナーズ美女軍団は、外峯さんが4時間7分、松田さんと酒井さんが4時間台後半でゴールされたようだ。私より1時間ほど先にゴールしてるって、どうゆうこと。
かもなす・由美さんがゆうてはったでー。「はよう走ってしもたら、おもしろないえー。時間たっぷり使って走らんとねえ。」
抜いた覚えのない鈴木さんが、私の後にゴール。
鴨川河川敷に入ったあたりで気分が悪くなって、フラフラ状態になったらしい。こちらは、「時間をたっぷりかけて苦しんだ」レースになってしまったようです。
ゴール近辺のボランティアとして、「ランナーズ9の会」の神ちゃんが来られていた。ちゃんと「ランナーズ9の会」のランシャツを着ておられるところがさすがです。
豚汁、うまかったです。
何度も「おかわりしてくださいよー」と言ってくださっていたのがうれしかった。
大会実行委員である廣岡さんともお話しすることができた。たくさんの方に協力してもらって、大会がスムーズに運営されていると感謝しておられた。
話していて一つおもしろいことがあった。元々この「鯖街道ウルトラ」は、小浜〜出町76kmのみのコースだった。しかし、だいぶ前に私が勝手に2年に分けて完走したあたりから、半分のコースも検討してはということになったらしい。それから梅の木〜出町42kmコースができたらしい。その時、小浜〜久多41kmコースも検討されたそうだが、早朝に小浜に行く便がないということで実現しなかったそうだ。
実行委員さんの裏話のような話は、なかなか興味深い。
そうこうしているうちに、ウルトラマン8アスナロさんがゴール。
この大会は、トランシーバーを使ってゴール手前の情報を随時入れておられる。それをゴール地点からアナウンスしてくださるので、私らもゴール写真を撮り忘れる心配がない。
ゴール付近に「賀茂川パートナーズ」の斎藤さんご夫妻の姿が見えたので、しゃべりに行った。
パオ「斎藤さん、走ってはったんですか。」
奥様「あー、キャロットさん。」
斎藤「こんにちは、今日はね、温存しときました。」
パオ「温存! それ、いい表現ですね。今度、使わしてもらおっと。」
奥様「今日も走られたんですか。」
パオ「はい、Bコースですけど。それにしても、去年の雨の中を走ってはった斎藤さんの姿にはピックリしました。山の中の崩れてるとこなんか、ほんまに足1個分置く場所しかないようなとこ登ってたんですもんね。私らでも落ちかけるようなとこやのに、(視覚障害の)斎藤さんがどうやって進まはったんか、不思議で不思議で・・・。」
斎藤「いや、実は私も不思議で不思議で・・・。」
パオ「奥さん、斎藤さんそんなことゆうてはるけどね、北大路橋の手前で『お先にー』ゆうて私を抜いて行かはったんですよ。ほんまに・・・、まいりましたわ。」
次に対決するときは、「負けまへんでー」。
ゴール前でゴールしてくるランナーを見ていると、声をかけてくださる人あり。なんと、久多エイドの女神・りゅうのすけ君のママでした。もう、戻って来てはるんや。
お母さんのお話によると、りゅうのすけ君は保育所に行くのをいやがることはあっても、マラソン大会に行くのをいやがったことは一度もないそうだ。頼もしいねえ。
お母さんも現役のトライアスリートで、今年の宮古島も完走されたらしい。
来年の久多エイドも、元気な親子でよろしくお願いします。
さすが地元の大会だけあって、知った顔ぶれによく出くわす。
宝が池STCの石田さん。とても大台近くの年齢には見えない若々しい走りです。「かっこいい!」
心配していたかわせみさんの姿が、やっと見えてきた。
のぼりを持ち続けて7時間近く、お疲れ様でした。「ランナーズ9の会」の宣伝には十分なりましたよ。
かわせみさんとの2ショット。それを撮ってもらうため、待ってたんですよ。
お互いに、また次のレースも元気に楽しく走りましょうね。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
トラックバック
トラックバックURL
http://blog.kyoto-carrot.com/tb.php?ID=854
コメント
やんちゃマスターさん、コメントありがとうございます。
喫茶「やんちゃ村」さんのホームページは、前に見させてもらったことがあります。ユニークな大会も主催されてますよね。そのマスターさんだったとは・・・、まったく気づきませんでした。
奥様にもお会いしたかったですね。いっしょに走ってられた彼女は、私が2日連続フルマラソンだというのを知って感心してられた方だと思います。まあ、奥様がやきもちを焼くくらいの感じのいい方でした。(うらやましー。)
私の心得は、これ以上離婚の危機が迫らないように、ブログに使う時間をほどほどにすることです。(シューン!)
ご挨拶、お礼遅くなりました。
杉峠で声を掛けさせていただいた美男?美女ペアの男です。写真ありがとうございました。
私は伏見で妻と「やんちゃ村」という喫茶店を自営し、近くで行われる大会にちょくちょく参加しています。
また、宇治川マラソンや桂川の京都ロード、昨年は丹後100Kmでも安〜い靴を買うキャロットさんにとっては儲からん客です。今後お見かけした時には声を掛けさせていただきますので、どうぞよろしく。
ところで、実は彼女は妻ではないんです。「チームやんちゃ村」の仲間で、あの時妻は10分ほど後を走っていたらしいです。この記事を見て「へ〜仲良ぉ走ってたんやなぁ〜」と言われました。