2016年04月17日(日)
第11回宍粟市さつきマラソン [ランニング・出張販売]
「小次郎、敗れたり!」
ではなくて・・・、パオパオ敗れたり。
5kmのスタート地点での、私と松本さんの会話。
「今日は伊江島マラソンのいい流れに乗って、5km20分切りをめざします。でも、それでは松本さんに勝てませんよね。」
「いやーそれが今、体の調子が悪くて走れんのですわ。そのタイムで行かれたら、負けますわ。」
「またまた、そんなことゆうて・・・。スタートしたら『サラブレッドの血が騒ぐ』ちゅうやつです。絶対がんばらはるから・・・。」
スタート直後は私が先行。300m地点で追いつかれたが、往路のゆるやかな上りではそんなに差がつかなかった。2.4kmとなる折り返しでも、差は20m程度。
これなら私の得意な下りで追いつき、そのあとは丁々発止の渡り合いでゴールまで。そう描いていた私のたくらみは、はかなくも消えていった。
本当に強いランナーは後半に強い。じりじりじりじりと差が広がり、一番最後は背中が見えなくなってしまった。
松本一之さん、19分52秒で優勝。
私パオパオは、20分21秒で5位。
体調が悪くとも、やっぱり松本さんは強かった。去年20分05秒で走った私は、「今年は20分切り」の目標は当然。この目標タイムを達成しておれば、かなりいい勝負になったはず。ああ、ふがいない。
これで、「打倒・松本シリーズ」はあえなく終了。
「次は何を目標にしようか」と考えたとき、私と松本さんの一番のちがいが思い浮かんだ。それは体重。身長はほとんど差がないと思うが、体重はたぶん10kg近く私が重いように思う。そんなコロコロ人間が挑戦状を出すこと自体がおこがましかった。
とりあえず、今から2kg減の体重60kg切りをめざします。
「顔洗って出直してきます!」
今日は午前9時ごろまで大雨の予報。早く行っても準備が大変なだけなので、例年より遅めの出発。5時半発の7時半着。
いつものように、大会会場向かいの畑をお借りして出店。去年と同じくテントと車を大きなブルーシートでつないで雨対策。ところが雨はすぐにやみ、その代わりに風がビュービュー。
いつもは受付は建物の前なのだが、雨を避けるため室内で。中はすごい混雑だった。
このため外に出てくる人は少なく、当然うちのテントをのぞきに来られる人も少なかった。
開会式は10分ずらして9時20分から。もうこのころには晴れ間が出て気温もグングン上がってきた。
私の勝手なライバル・松本さんを探したが見当たらず。
わずか3回しかない「打倒・松本シリーズ」は、1回目「宇治川」は惨敗、2回目「なにわ淀川」は不戦敗。このままでは終われません。
お腹が減ったので、会場内で「山菜おこわ(300円)」を購入。これがおいしかった。
ところがゆっくりしすぎて、もう5kmスタート20分前。
「ウォーミングアップしてませんやん。」
急いでそこらをチョロチョロ走ったが、2km足らず。
「こんなことでは松本さんに勝とうなんておこがましいなあ」と思いつつ、もうどうしようもない。
「ますみちゃん、5kmレースのゴール前は松本さんとのデッドヒートしてるはずやし、しっかり写真撮ってな。」
「なんのデッドヒートやねん!」
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ここからは、ヨメさんが撮ってくれた写真をトリミングしたもの。
ぼやきつつも、ちゃんと撮ってくれましたにゃわ。
スタートから100m。
松本さんを抑え、暫定トップ?
最初の1km、3分55秒。ゆるやかな登りであるのにこのタイムなら上出来。松本さんとの差もほとんどない。
2km、8分01秒(4分06秒)。行きの上りがこのタイムなら、後半の下りに期待ができるちゅうもんです。
折り返したとき、松本さんに声をかけた。松本さんはにこやかに返答。そのとき松本さんは2位。私はそんなに差のない4位。
「さあ、追跡じゃー!」
ヨメさんが撮ってくれた松本さんのランニングフォーム。とにかく筋肉だけで細い。贅肉だらけの私とは大ちがい。前から気付いてはいたものの、あらためて写真で見るとその差は歴然。
3km、12分04秒(4分02秒)。下りに入ってちょっとだけスピードアップ。
4km、16分14秒(4分10秒)。あれれ、下りのはずやのにおそなっとる。松本さんに追いつくどころか、背中が小さくなっていく。
「京都キャロット」出店テント前でのデッドヒートならず!
5km、20分18秒。
ゴール(5.02km)、20分21秒。
「あーあ、去年より16秒も遅い。こんなことでは・・・。」
「不完全燃焼!」
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「5Km60歳以上の部」の表彰式。
松本さんが「藤井さん、3位とちゃうの?」と聞いてこられた。私が下りで一人抜いて、3位でゴールしたものと思ってられたようだ。
「下りで一人抜かれて5位ですわ。」
「えー、そうですかー。」
なんで3位にこだわってはったのか、あとで分かった。3位までは商品あり。4位から6位は賞状だけでした。ガックリ!
松本さんは下りで先行されていたランナーを抜き、きっちり優勝。お見事です。
ああくやしいツーショット。
でも、私の無茶な提案に付き合ってくださった松本さんに感謝。
さあ、10kmの応援に。
私の大好きな朝日啓介さん。
私と正反対の肩の力の抜けたきれいなフォーム。どうしたらこういうふうに走れるんでしょう。
朝日さんは去年の秋、偽痛風で長期入院されていたとのこと。復帰戦10kmは1時間20分以上かかったらしい。
しかし、今日私が出会った9.5kmあたりで1時間。これはいいタイムが出そう。完全復活ですね。うれしいです。
ちょうどこのころから、さらに強い風。テントが浮き上がり、丸ごと吹き飛ばされる危険。テントにぶら下がり、必死でこらえた。もう、なにせんならんことか。
見てください、トイレもひっくり返っています。
「用足しの最中に前面の壁が崩壊」って、ドリフターズのコントでもあるまいし・・・。
こんなこともあって、「京都キャロット」の売り上げは過去最低。一日雨のときを下回るって、どういうこと?
青年会の演奏があると聞き、会場へ。
おお、なんとリコーダー軍団。
これは和みましたなあ。
後片付けが終わり、2時すぎに出店場所をお借りしていたDさん宅へ。
シロちゃん、元気でした。
これから畑のところにお家を建てられるらしく、来年借していただけるかどうかは分からない。ああ、来年はどうなるんでしょう。会場内に入らさせてもらえればうれしいんですが・・・。
毎年遅い昼ご飯を食べていた「伊沢の里」は、今年は食事は2時で終了。マラソンの日くらい営業時間延長してくれんと困るわ。
仕方なく、山崎インター近くの回転寿司屋さんへ。回っていなくて不安だったが、予想外においしかった。来年も来れたら、お昼ごはんはここかなあ。
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【今日のきく】
近いところは早く帰れていい。
5時すぎ、我が家到着。
いつものように玄関を開けると、長い留守番のきくが「キューンキュン」。
今日はオバサンをスルーして私のところに。
でもすぐに我に返り、オバサンに直行。
そら、恐いわな。オバサンをないがしろにしたら。
きくちゃんもたいへんやな。気苦労が多いな。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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