パオパオだより

2008年05月12日(月)

しょぼ・きく [わんこ・にゃんこ]

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夕方の散歩は真樹の仕事

 仕事が少し早くかたづきそうだったので、夜、真樹をつれて「カナート」へ行くことにした。
 私たちが家に帰ると、家は留守。真樹がきくの散歩に行ってくれたらしい。
 しばらくすると、真樹ときくが帰ってきた。散歩から帰って夫婦がお出迎えなどめったにないことなので、きくは大喜びだった。
 7時すぎ、きくをおいて3人で出かけた。(廉は、翌日の遠足の買い出しで遅くなる。)

 あー、その時しくじった。今日買った出町「ふたば」の豆餅を、玄関に置いてきてしまった。

 2時間後、家に戻ると、きくが変。 
 目がしょぼしょぼ、耳がぺったん。
 「あーん、わたし、しばかれますよね。ね。ね。」という顔。(写真撮ったらよかった。めっちゃ笑う顔やし。)
 「きくちゃん、何悪いことしたん。正直にゆうてみ。」とヨメさんがやさしく話しかけるが、きくは腰が抜けかけ。
 ごみ箱でもあさったんやろなあ、ということでいったんおさまる。

 さてと、寝る前にちょっと腹へったし、「ふたば」の豆餅をっと。
 おっと、おっと、からっぽやないかい。3つもあったはずやのに。久しぶりの楽しみが・・・。
 「きくちゃん、やってくれましたね。甘いもんは、体にあかんのに。それに今、ダイエット中やろな。どうすんの。また肥えるやん。」(動物病院で3kgオーバーと言われました。)

 その時、きくの目にも涙。
 「置いとったもんが悪いわなあ。」
 そのとおり。ごめんな、きくちゃん。おなかこわさんといてな。
 (それにしても、今日のきくの顔は、今までで最高のしょぼしょぼ顔。写真に撮れなくて、残念!)

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2008年04月22日(火)

「ちょび 」 〜シリーズ・ご近所犬3〜 [わんこ・にゃんこ]

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車と車の間から目を光らせる「ちょび」

 家の前を通ると、ほえまくる犬がいる。
 このワンちゃんも、去年12月、長代川沿いの道路工事が始まり、散歩コースを変えてから知り合った。
 すごいいきおいでほえだすので最初はびびったが、慣れてくるとほえられない時はちょっと心配になる。
 ずっと前からブログに載せようと思っていたが、名前を聞くチャンスがなく、のびのびになっていた。

 今日、きくの散歩の時、ちょうど飼い主さんが家の前に出ておられた。
 めちゃほえ犬の名前は「ちょび」、11歳のオス。
 「ちょび」ってまたかえらしい名前なこと。ちょび髭から取らはったんかな。犬の名前って、飼い主さんの思いがこもってることが多いからね。もうちょっとくわしく聞いたらよかった。

 「わこ見えますやん。」と言ったら、飼い主さんはすごくうれしそうだった。
 「近所に同じ歳くらいの犬ぎょうさんおるけど、みなだいぶ弱っとる。」
 「10歳すぎたら、だいぶねえ。」
 「ちょびは、もう元気すぎて。散歩行って帰ってきたら、こっちがへとへと。引っぱりよるから、腰が痛とうて。」
 「どれくらい散歩に行ってはるんですか。」
 「いつも、1時間くらいやね。」
 「1時間も!」 (そら、腰、痛なるはずや。)

 ちょびちゃん、幸せもんや。おっちゃんに1時間も散歩させてもうて。
 また来るから、元気いっぱいほえてや。

 これで、うちのきくがきたる犬会議員選挙に立候補したおりには、岩倉幡枝地区から3票ゲット! (ぷー、ぽち、ちょび)
 激しい票読みの日々は続く・・・。

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2月20日のちょび

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4月5日のちょび


 
 <追悼>

 ちょびの飼い主さんと別れた後、いつもの帰り道で悲しい知らせを聞いた。
 「花背造園」さんの日なたぼっこネコが、死んじゃった。前を通る新しい道で、車にひかれたそうだ。
 何すんねー。あほー。
 いつも通るたんびに、気持ちよさそうに日なたぼっこしとったのに。
 シリーズご近所猫1は、絶対このニャンコちゃんに登場してもらおうと思ってたのに。

 このあたりをよく通る人なら知っていると思うが、岩倉幡枝から鞍馬街道に抜ける道は以前は細くてぐねぐねだった。たぶん、田んぼのあぜ道を広げただけのものだったのだろう。それが2年ほど前、まっすぐになり、幅も広げられた。
 それまでは離合もたいへんだったのに、今では車がビュンビュンとばす道路になってしまった。

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2月29日の日なたぼっこ猫

  
 猫とお年寄りは似ている。

 新しい道ができました。便利になりましたよ。車がスピード出して通りますが、うまくよけてくださいね。よけるのに失敗したらひかれます。「でも、そんなのかんけーねー」
 ゆっくり日なたぼっこ。それより、道路です。
 お年寄りや猫が安心してくらせる街。それより、道路です。
 みんないそがしいふりをして、ゆっくり動くものが見えなくなってしまった。

 「花背造園」のおばちゃんの悲しそうな顔が忘れられません。

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3月7日の日なたぼっこ猫

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2008年04月11日(金)

「飼い犬に手をかまれる」にもほどがある [わんこ・にゃんこ]

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 うちの「きく」は箱入り娘である。
 生後40日足らずでうちに来て、蝶よ花よと育てられたため、超わがまま犬になってしまった。
 それでも元気ならええやんかと思っていたが、一つだけ困ったことがある。それは、カミカミぐせ。しっぽを振っていたかと思うと、突然こわいこわい顔になってかみつく。そら、あかんで。 

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 特に「馬のつめ」をやった後、取り上げる時が大変。顔がデビル。動きは猛獣。
 うちのヨメさんが、「パオパオは、かんでもええ」とかゆうから、本気でかみよる。

 先週の木曜、左手の人指し指の下のへんをかまれた。血が止まらない。神経直撃か、手がジンジンしびれる。夜、痛くてなかなか寝付けなかった。 

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 それがやっとましになったと思ったら、またかまれてもた。今度は右手。親指と中指の二か所。また、血が止まらん。また、神経直撃かい。

 「飼い犬に手をかまれるアホがいる。」
 「飼い犬に手をかまれて、寝られまへん。」

 もうかんにんして、きくちゃん。

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2008年03月29日(土)

クーの半日-やっと八重山3の2-(2月10日分) [わんこ・にゃんこ]

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西表島エコツーリズム協会前で

 白浜からバスに乗り、「西表島エコツーリズム協会」へ。
 そこには、クーちゃんとよんなぁよんなぁさんが待っている。バスの中からよんなぁよんなぁさんに電話したのだが、バスの騒音がうるさくよく聞き取れなかった。とりあえず、バスの運転手さんに、「エコツーリズム協会で降りる」といえばいいと教えてもらった。

 バスを降りると、そこは昨日クーちゃんが応援してくれていた所。「ああ、ここがエコツーリズム協会やったんや。」
 建物の中に入り、よんなぁよんなぁさんとクーちゃんの到着を待った。 

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クーとマルちゃん(クーのお兄さん)

 しばらくして、二人(?)が到着。「この近所を歩きましょうか」ということで、ご近所ブラブラエコツアーがスタートした。もちろん先頭は、クーちゃん。

 まず最初に、道路の反対側にある「クール工房」へ。クーちゃんのお母さんとお兄さんがいます。
 建物に近づくと、ヤギさんがお出迎え。そのむこうに、いましたいました。りっばな琉球犬が2匹。ほえてほえてほえて。けっこうこわがりなんかなあ。 

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また、マルちゃん

 ちょっとはなれた所には、クーの兄さんマルちゃんが。こっちは、よろこんでよろこんで。
 「クール工房」を後にしばらく歩くと、少しはなれた建物の前に犬がたくさん。クーのお父さんらしき犬にも会いたかったが、その犬は牧場の中で飼われているらしく、勝手には入れないとのこと。
 残念! 

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クーのお母さん?

 その後、近所で田んぼを作っておられる所を見せてもらったり、マングローブの赤ちゃん(?)を見せてもらったり、植物の名前もいろいろ教えてもらったが、なんせこっちの知識が乏しくて。
 こっちの反応がいまいちだったせいか、よんなぁよんなぁさんの説明の間があくことが多かった。でも私は、この「間」が非常にここちよかった。クーちゃんのあいそのない「間」も、たいへんよろしい。 

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クーちゃん、また会おうね

 協会に戻り、クーちゃんにおみやげの「カミカミ」をやったりして遊んでいると、乗る予定のバスが通り過ぎて行ってしまった。予定より5分も早いがな。
 「送りますよ。」とよんなぁよんなぁさんが言ってくださったので、お言葉に甘えることにした。
 年代物のワンボックスに乗せてもらうと、「ぎゅーんぎゅーん」となにやら変な音が。でも走っているうちに、その音はなくなった。かえって、不安。

 今日の宿、上原の「カンピラ荘」には、すぐ着いた。本当は、鳩間島のマイトウゼさんに泊まる予定だったが、強風のため船が欠航。急きょ、こちらに泊まることになった。

 クーちゃんが案内する(?)ご近所ブラブラエコツアーは、本当によかった。ぜひ、また来たい。今度は、ちょっと遠出のアドベンチャーエコツアーに挑戦したい。もちろん、クーちゃん付きで。

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2008年03月25日(火)

♪今日はきくちゃんのお誕生日♪ [わんこ・にゃんこ]

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3歳のきく、廉のベッドでくつろぐ

 2005年3月30日、この日初めてきくちゃんに会った。

 前の年の7月、14年飼っていた「えり」が死んでしまった(推定16歳)。7ヶ月はしんぼうしたが、さびしくなって新しいワンちゃんをさがすことにした。
 そこで頼ったのが私の教師としての最後の赴任地、北区雲ヶ畑の人たちである。 

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きくちゃん用バースディケーキ

 実は、「えり」も雲ヶ畑をさすらっていたのをひろってきた。雲ヶ畑は、ほとんどの家が犬を飼っておられ、犬が好きな人が多い。
 なかでも私の最後の教え子・高山康司君のおじさん、菊司さんの飼い犬はよく子犬を産んでいた。とにかく一回行ってみよう、ということで行ってみたら、なんとどんぴしゃ生まれたての子犬がいた。
 奇跡!!
 それも、一匹だけ。(選ぶつらさがない。)

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うちに来たころのきくちゃん

 高山菊司さんは、お兄さん(康司君の父)といっしょに高山牧場を経営されており、その牧場のわらの上にコロンと生まれたての子犬が寝ころんでいた。生まれた日を聞いてもおぼえておられなかったので、適当に3月25日生まれということにした。
 
 5月4日、高山牧場へ子犬をもらいに行った。この時、まだ名前は決めていなかったが、私は菊司さんから一字もらって「きく」にしようと決めていた。幸いみんな賛成してくれ、「きく」ちゃんのデビューとなった。

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出張販売についていくのはちゅらい

 きくはその後すぐ、うちの仕事についてこさされ、5月だけでも福井県、鳥取県、小豆島と渡り歩いた(?)
 その後も、兵庫、山梨、群馬、長野、広島、島根、・・・などなど、そこら中連れて行った。
 小豆島では初めて、夜、車でひとりぼっちで寝た。まだ生まれて3ヶ月。心細かったやろな。

 えりちゃんがずっと外飼いだったので、きくもそうしようと思っていたがクンクンなかれ家に入れてしまった。それ以来ずっと眞寿美さんのふとんに入って寝ている。

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口のまわりが真っ黒け

 あれからいろいろありました。いろいろありすぎて、ここには書ききれません。これからまた、ぼちぼちと。

 こないだ、きくとうちの家族の関係を分析した。  
 私以外の3人は自分の調子の悪い時、きくをかまいに行く。それは、きくに癒してもらいたいからだ。
 私は、自分の調子のいい時にきくのところに行く。あそびたいから。 「へっへっへっ」と変態おじさんのふりで行く。そしたら、必ず逆襲される。「がうがうがう」

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きくの逆襲・私の手をかじっています

 きくちゃん!
 悪いこといっぱいしてもええから、長生きしてな。
 最低20年以上は生きてくれ。
 きくちゃんが生きている限り、おっさんもがんばるからな。

 「いっひっひっひっひー」
 「がうがうがう」



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2008年03月07日(金)

「ぽち」 〜シリーズ・ご近所犬2〜 [わんこ・にゃんこ]

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こっち来たらとびかかるでー

 去年の5月ころから、きくの散歩は長代川沿いを往復している。
 しかし、去年の12月、この川の右岸に広い道路を付ける工事が始まった。
 私ときくが大好きだった、ニレの大木も切り倒されてしまった。いっぱいあった柿の木も、全部切り倒されてしまった。楽しい散歩道が、殺風景な平坦な土地に変わってしまった。

 でも、新しい発見もあった。
 長代川沿いが通れないため、少しコースを変えると、新しいワンちゃんに出会えた。そのワンちゃんは、柴犬で、広い庭に長いロープでつながれている。
 「おはようさん。」
 家が道のちょっと上なので、きくをだっこして毎朝あいさつしている。前はほとんど反応がなかったが、このごろは「ワワン」とあいさつを返してくれる。

 ある日、いつものように、「おはようさん」と言っていると、「中入って、かもたって」の声。私より少し年上の男の人(たぶん、そのお家のおじいちゃん?)。
「ワンちゃんのお名前は?」
「ぽち、です。」
(ぽち! なんて、なつかしい名前。)
 
 ここらへんでも大雪が降った2月13日、「おはようさん」と何回も言ったのにワンちゃんが出てこない。「おかしいなあ」ときくちゃんに言いながら歩いていると、発見!
 あのワンちゃんと、若いお父さんと3歳くらいの男の子。3人が、雪の上を楽しそうに歩いている。お父さんの手には、ソリが。

 きっと、こんなこと言ってたんやろなあ。
 父「○○、雪いっぱい積もってんで。ソリしょっか。」
 子「うん!」
 父「ぽち、おまえも行くか?」
 ぽち「ワワワワン! (うれしてたまらん。)」

 その時は、いい感じの親子やなあ、と遠目で見ていました。
 そして、今日。
 今日もぽちは留守。
 「散歩かな」と思ってたら、ぽちらしきワンちゃん発見。でも、乳母車を押している女の人がいっしょ。
 そばまで行くと、ふせのポーズ。ぽちに、まちがいない。
 「ぽち、ですよね。あそこの家に、いつもつないである・・・。」
 「はい、そうです。」
 その方のお顔を見て、はっとした。なんて、おきれいな。あなたは、ミス岩倉?  は言いすぎとしても、ミス幡枝と言っていいぐらいの上品なお方。
 さすがに、「写真撮らせてもらっていいですか?」は、よう言わんかった。

 仲が良さそうなご夫婦に飼われている、ぽち君。本当に幸せそうやね。あの二人のちっちゃい子も、きっと動物を大事にする子に育ってくれるよね。
 ぽち君、うちのきくもよろしくね。

 ( ぽちの飼い主さんは、?さん。レストランを経営されているようです。)

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やめて! 撮らんといて!

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きちんと糞の後始末



◎後日わかったこと。

 ぽちの飼い主さん(若い奥様)のことを、ミス幡枝と表現しましたが、たいへん失礼しました。
 お子さんを幼稚園バスに乗せられる時にお見かけしたのですが、元ミス京都と言っていいくらいの美人なお母さんでした。(散歩の時はめがねをかけられていて、そこまで気づきませんでした。)

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