パオパオだより

2013年11月14日(木)

「標的の村」 [映画]

画像(226x320)・拡大画像(350x494)

◎「標的の村」公式サイト解説より

   アメリカ軍・普天間基地が封鎖された日
          全国ニュースから黙殺されたドキュメント

 日本にあるアメリカ軍基地・専用施設の74%が密集する沖縄。5年前、新型輸送機「オスプレイ」着陸帯建設に反対し座り込んだ東村(ひがしそん)・高江の住民を国は「通行妨害」で訴えた。反対運動を委縮させるSLAPP裁判だ。[※1]わがもの顔で飛び回る米軍のヘリ。自分たちは「標的」なのかと憤る住民たちに、かつてベトナム戦争時に造られたベトナム村[※2]の記憶がよみがえる。10万人が結集した県民大会の直後、日本政府は電話一本で県に「オスプレイ」配備を通達。そして、ついに沖縄の怒りが爆発した。

画像(180x139)・拡大画像(224x173)
画像(180x139)・拡大画像(223x173)

 2012年9月29日、強硬配備前夜。台風17号の暴風の中、人々はアメリカ軍普天間基地ゲート前に身を投げ出し、車を並べ、22時間にわたってこれを完全封鎖したのだ。この前代未聞の出来事の一部始終を地元テレビ局・琉球朝日放送の報道クルーたちが記録していた。真っ先に座り込んだのは、あの沖縄戦や米軍統治下の苦しみを知る老人たちだった。強制排除に乗り出した警察との激しい衝突。闘いの最中に響く、歌。駆け付けたジャーナリストさえもが排除されていく。そんな日本人同士の争いを見下ろす若い米兵たち……。

 本作があぶりだそうとするのは、さらにその向こうにいる何者かだ。復帰後40年経ってなお切りひろげられる沖縄の傷。沖縄の人々は一体誰と戦っているのか。抵抗むなしく、絶望する大人たちの傍らで11才の少女が言う。「お父さんとお母さんが頑張れなくなったら、私が引き継いでいく。私は高江をあきらめない」。奪われた土地と海と空と引き換えに、私たち日本人は何を欲しているのか?

画像(227x320)・拡大画像(350x493)

-----------------------------------------------------------------------------

◎QAB琉球朝日放送ホームページより

   標的の村 なぜ、「劇場映画化」なのか

画像(213x320)・拡大画像(300x450)

琉球朝日放送 報道部 三上智恵

 テレビドキュメンタリー「標的の村」は過去二回、放送しています。テレビ朝日系列のテレメンタリーとして全国放送したのは2012年の9月。10月のオスプレイ配備の1か月前、どうしてもその前に全国にこの状況を知って欲しいと企画をねじ込んだ30分の番組作りでした。

 2回目は12月1日、こちらは46分ですが沖縄ローカル放送です。本来は東村高江のお話ですから、9月の放送以降、10月に予定どおりオスプレイが配備されてついに高江にオスプレイがとんだという絶望的な結末が想定され正直、そんな番組は作るこちらの気持ちが持たないとディレクターの私自身腰が引けていました。

 しかし、10月1日配備を前にした沖縄の抵抗はかつてなく激しいものでした。普天間基地を封鎖するという県民の怒りの渦中にあって、座り込む方も、排除する方も、そして報道する側も泣きながらという修羅場そのものでした。ところが、気がつくとこれは全国ネットには全く載っていませんでした。正確には、QABとテレビ朝日だけが、大山ゲート始めすべてのゲートを封鎖した前代未聞のライオットを放送したことになります。

 辺野古と高江をずっと取材してきた私達にとってオスプレイはこの17年の欺瞞の象徴であり普天間を封鎖するほどの怒りは充分想定していたことでした。どうやって逮捕者が出ないよう、また出たらそれをどう報道するのかシミュレーションをしながら迎えた事態でもありました。

 だからこそ、複数のカメラマンと取材者を配置して一部始終を捕えることができたのです。でも、結果的にはその意味をきちんと報道するメディアが放送局は特に少なかった。その記録を世にきちんと提示する義務があると思い直し、素材をプレビューするのさえ胸が詰まる映像でしたが歯を食いしばって向き合い、46分バージョンを作りローカルで放送しました。

 すると、直後にその映像がネットにあがり、一人歩きを始めます。アクセス数あっという間に3万を超え、基地問題のドキュメンタリーという地味な内容にもかかわらず、DVDで欲しいという依頼が報道部に殺到し始め、許可のあるなしにかかわらず、全国放送されていないために、そのDVDを使って上映会や勉強会をする方々が後を絶たないという状況が生まれました。

 ローカルを超えて、全国の方々にそこまで求められる内容を含む映像であるのならば、なんとかそれにこたえたい。元々沖縄のこの問題を広く知ってもらいたいために報道しているのですから、地域に密着したテレビ報道マンの日々積み重ねている貴重な時代の証言や記録を電波という枠にこだわらずお届けするというのも立派なテレビ報道マンの仕事ではないかと思い至りました。

 テレビドキュメンタリーの劇場映画化はANN系列でも初めての試みでいろいろと越えねばならぬ壁もあり、テレビ朝日始め多方面のみなさまのご理解ご協力なしには成立致しませんでした。この場をお借りして深く感謝申し上げます。

 91分に編集しなおした「標的の村」テレビではお見せできなかったシーンテレビでは味わえない長いカットそしてまたテレビ局の機動力無くしては捕えられなかった普天間基地のゲート前に身を投げ出した人々の生々しい怒りと悲しみ、有形無形の暴力今、まさに進行中の沖縄の基地を取り巻く現状を是非大きなスクリーンで見届けて下さい。

 この島と、国の、不幸な関係をもうこれ以上次の世代に丸投げしたくはない。

 そんな思いで制作致しました。そのためには、全国も皆さんのお力が必要です。どうか劇場に足をお運び頂いて、91分間おつきあい下さい。

                         2013/06/26


■ 三上智恵(みかみ・ちえ)

 1964年東京生まれ。父の仕事の関係で12歳から沖縄に通い、成城大学で沖縄民俗を専攻。卒業論文『宮古島の民間巫者に見る霊魂観〜タマスウカビを中心に〜』。
 アナウンサー職で大阪毎日放送(株)入社。8年後の1995年、琉球朝日放送の開局とともに両親の住む沖縄へ移住、第一声を担当。以来夕方ローカルワイドニュース「ステーションQ」のメインキャスターを務めながら(17年目)、取材、番組制作に奔走。
 沖縄民俗学の研究も継続し、放送業と並行して大学院に戻り、2003年春、沖縄国際大学大学院修士課程修了。修士論文『大神島における祭祀組織のシャーマニズム的研究』。同大学で沖縄民俗の非常勤講師も務める。
 ドキュメンタリーは主に沖縄戦や基地問題をテーマするが、サンゴの移植やジュゴンの文化を追いかけるなど海洋環境の保全と海をめぐる沖縄の文化をテーマにした番組も精力的に製作している。

-----------------------------------------------------------------------------

 最近やっとのことで、「辺野古」のことがちょっとだけ分かってきたと思っていたのに・・・。
 「高江ヘリパッド」の問題は、その言葉を聞いた程度で私はほとんど知らなかった。東村といえば、真樹が住んでいる名護のすぐ近く。(私らマラソンランナーは、フルマラソンの42km以内は「近く」と表現する傾向がある・・・、かな? それは、自分の足で走っていける距離だから。いや、こんなことを言っているのは私だけかも・・・。)

 この映画「標的の村」を見た人のコメントで多かったのが、「出来るだけ多くの人に見てもらいたい」と「見ていて涙が止まらなかった」の二つ。私は前者には同意、後者には同意できない。私も正直泣きそうになったが、「泣いてスッキリしてしまったらそれで終わり」ってよく言うじゃないですか。そこは涙をこらえて、「自分にできること」を冷静に考えるべきですね。
 たとえば、東村を正しく「ひがしそん」と人に伝えるだけでも価値あることだと思う。こちらの感覚では「ひがしむら」ですから。沖縄の村は、「今帰仁村(なきじんそん)」「伊江村(いえそん)」「大宜味村(おおぎみそん)」など全部「そん」と読む。泣いてるヒマがあったら、沖縄の地名をまず覚えましょう。
 真樹が大学に入学して初めて友だちになった女の子が、「与那原出身です。でもどこかわからないでしょう」と私に言った。「那覇の東の方やろう」と言ったら、「えー、どうして知ってられるんですか」とすごくうれしそうな顔をしてくれた。行ったこともなくどんな町かまったく知らないが、位置だけは知っている。そんなことで喜んでもらえてよかった。私にとって「自分のできること」とは、こういうことだ。

 今日の寮の泊りのバイトがあけると、明日のお昼に関空から沖縄へ。今回も「中部トリムマラソン」参加のための旅。遊びです。
 でも「東村高江ヘリパッド」問題を知ったからには、何かをしなくては。余裕があれば名護の真樹のアパートからヘリパッド前の座り込み地点まで走って行きたかったが、今回は準備不足のため断念。でも、「1時間でもいいので座り込みに来てください」とホームページに書いてある。そら、行かんならん。自分の目でしっかり見てこよう。

 あー、「いらんちゃ 米軍基地!」ジャンバー、持ってくるのを忘れてしまったー。「京都の丹後と沖縄の連帯」って、かっこつけて言ってたのにー。わしゃ、ボケですわい!
----------------------------------------------------------------------------
◎こんな上映会があるようです。

◆『標的の村』上映&トーク(感想・意見交流)

●日時:2013年11月23日(土)午後6時45分〜上映(6時30分開場)
1、午後6時45分〜映画『標的の村』上映(2013年制作)
  (91分/三上智恵監督/制作・著作:琉球朝日放送/配給:東風)
2、高江に行かれた方からの発言(予定)
3、参加者で感想・意見交流
  (午後9時10分頃終了予定)

●会場:ひと・まち交流館京都 第4・第5会議室(3階)
    河原町五条下る東側 市バス「河原町正面」下車すぐ
    京阪「清水五条」駅下車 徒歩8分      
    地下鉄烏丸線「五条」駅下車 徒歩10分
    案内:http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html      
    TEL:075ー354ー8711
●参加費:1000円  学生500円
●主催(共催):
・ピースムービーメント実行委員会
・沖縄・辺野古への新基地建設に反対し、普天間基地の撤去を求める京都行動 (京都行動)
http://kyoto-action.jugem.jp/    
     
●問い合わせ先:
           Eメール anc49871あっとnifty.com(山崎)
-----------------------------------------------------------------------------

【今日のきく】

 泊りのバイトの続きで、そのまま関空に行く。だから車に乗ってこれない。
 そしたら、ヨメさんが「バイト先まで送ったげる。」
 「それは、愛してるって言うこと?」
 「あー、うっとし。いらんやったら、やめとくでー。」
 「めっそうもございません。よろしくお願いします。」

 ということで、きく付きのお見送り。
 ありがとうございました。

画像(320x240)
画像(320x240)

 沖縄から帰ってくるのは1週間ほど先。
 「きくはかしこう待ってくれてるかなあ。ヨメさんはかしこう待って・・・、くれてへんはなあ。」

Posted by パオパオ   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2013年11月13日(水)

「炎のランナー」 [映画]

画像(320x240)・拡大画像(600x450)

◎新・午前十時の映画祭 上映作品詳細より

■解説
 2012年ロンドン・オリンピック開会式でワン・シーンが上映され、ヴァンゲリス作曲の有名なテーマが流されたことで改めて注目を集めたスポーツ・ドラマ。陸上競技にすべてを賭けた実在のランナー、ハロルドとエリックは、当時イギリスを覆っていた人種偏見、宗教問題、権威主義などと闘いながら、1924年に開催されたパリ・オリンピックでの勝利を目指す。アカデミー作品賞、作曲賞ほか4部門を受賞。イギリスの美しい風景も見どころ。

■物語
 陸上競技の「ケンブリッジ大学四人組」の一人として華々しく活躍するハロルド・エーブラムス(ベン・クロス)は、ユダヤ系であるが故の、差別や偏見を受けていた。一方、スコットランド人宣教師の息子エリック・リデル(イアン・チャールソン)は、競技で勝利することが宣教に役立つと考えていた。競技会でエリックに敗北したハロルドは、サム・ムサビーニ(イアン・ホルム)の指導を受けることに。オリンピック出場を目指す二人の熱い戦いは、次第に苛烈なものなっていく。

■こぼれ話
 オリンピックのトラックは1周400メートルで定められているが、1896年の近代オリンピック開始後しばらくは距離が定められておらず競技場によって異なっていた。距離が統一されたのは1928年のアムステルダム・オリンピックからである。実際の1924年パリ・オリンピックでは1周500メートルのトラックを使用しているが、作中では1周400メートルのトラックを使用、事実と異なっている。ただし、決勝レースのフィニッシュ直前に1人の選手が転倒することは、事実に基づいて再現されている。
--------------------------------------------------------------------------------

 昨日見た「標的の村」と順番逆になってしまったけど、今日見た「炎のランナー」について。

 「こうじさんが『ええ映画やええ映画や』ゆうし、マラソンランナーの映画かと思てたわー」とヨメさん。
 「えー、『炎のランナー』知らんかったん?」
 「知らん。」
 そういう私も、あらすじは知っていたがこの映画を見るのは初めてだった。

 めずらしく、ヨメさんが「映画行こか」と言う。また夫婦50割引でと思ったが、二条のBiviで「炎のランナー」を1000円で上映していた。それも、プレミアシアターというゆったりしたシートのある部屋で上映される。これは、腰の具合がよくない私のような初老にはぴったりですにゃわ。

 ヨメさんによると、この映画を見た人のコメントで「出演者が短距離ランナーの体型に見えない」というのが多かったとのこと。何をおっしゃるウサギさん。この映画の舞台は1920年〜24年のイギリス。私の父は1921年(大正10年)生まれなので、もうすぐ92歳になる父が生まれたころの話。そのころは科学的なトレーニングも確立しておらず、天賦の才能だけで走っている人が多かったと思われる。それならいろんな体型の人もおるわな。そんなとこ気になるんかねー。

 ヨメさんは、ハードル競技で銀メダルを取ったリンゼイがイケメンでよかったとのこと。私は、アメリカのシュルツがスタート直前のスコットランドのリデルに激励のメモを渡したシーンが一番心に残った。そのメモを握ったまま走ったリデルが、専門外である400mで優勝。このシーンは実話ではなく脚色であると思うが、その心情は大いに共感できる。このシーンを見て、私も人を力づけることができるような人間になりたいと思った。

 「新・午前十時の映画祭」は、1000円で名画が見られる。そのうえ、二条のBiviはプレミアシートなのでゆうことなし。また、ヨメさんと行こうっと。
--------------------------------------------------------------------------------

【RUN】

 午後5時から走りに。いつもの仏大グランド往復10km。
 もうかなり暗い。スタートしたときは雨がやんでいたのだが、途中から本降りに。
 行き26分50秒、帰り24分33秒で51分23秒。
 暗いと水たまりにはまるわ、へこみにつまずくわで大変。できるだけ明るいうちに走らないとね。

 また2kmダウンジョグをして、合計12km。
--------------------------------------------------------------------------------

【今日のきく】

 あーちゃんのお母さんがパンを持ってきてくれはった。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 「これは、きくのん!」
 「ちゃうどー。」

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

Posted by パオパオ   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2013年10月10日(木)

「夏の終り」 -夫婦50割引- [映画]

画像(226x320)・拡大画像(428x605)

◎シネマトゥディより

チェック:作家、尼僧として活躍する瀬戸内寂聴が自身の体験を基につづったロングセラー小説を、『海炭市叙景』などの熊切和嘉監督が映画化。妻子がいながら不倫を続ける年上の男性作家、昔関係のあった女性にさまざまな感情が芽生え苦しむ年下の男、その二人の間で揺れ動く女性が織り成す三角関係を描く。自らのうちに潜む女の業に苦悩しながらも自分なりの愛を追い求めるヒロインを、満島ひかりが熱演。相手役をベテラン小林薫と綾野剛が務める。

ストーリー:結婚して子どももいる年上の作家・慎吾(小林薫)と長きにわたって一緒に生活している知子(満島ひかり)は、慎吾が妻と知子の間を行き来する生活に不満もなく、妻と離婚してほしいと思ったこともなかった。そんなある日、かつて彼女が家庭を捨てて駆け落ちした相手の涼太(綾野剛)と再会。それ以来知子の心は揺らぎはじめ、慎吾との関係を継続させつつも涼太と以前のような関係に戻ってしまい……。

画像(228x320)・拡大画像(400x560)

--------------------------------------------------------------------------------

 「満島ひかり、敗れたり!」

 昨日夫婦で見に行った「夏の終り」は、ひと言で言うならそんな映画。
 「ああ、しんきくさ!」
 「長すぎるちゅうねん!」
 「これでは1800円は取れんぞ!」

 まあ、今回も夫婦50割引で入ったので各1000円しか払ってませんけど・・・。

 京都駅近くの「Tジョイ京都」。先週「京都シネマ」で見逃した「夏の終り」を今週金曜まで上映していた。終演2日前の滑り込み。ヨメさんも嫌がらずついてきてくれたし、言うことなし。

 「海炭市叙景」の監督で、満島ひかり主演ときたら期待しますやん。
 ところが小林薫と綾野剛はバッチリやったけど、満島さんはミスキャスト。
 「満島さんにこの役は、ムリ!」
 見かけ女子高校生系なので、二人の男を翻弄する女にはなれない。清楚過ぎる。
 またほとんどが着物姿だったのだが、なんと着物の似合わんこと。もう、びっくりするくらいでしたわ。

 唯一よかったシーンは、本妻さんからの電話への対応。あのときの満島ひかりにはしびれたなあ。

 満島ひかりファンとしましては、「満島ひかり、ええなあ、ええなあ」と思える「お口直し」的な映画を見てみたいもんです。 

------------------------------------------------------------------------------
【RUN】

 今日はバイトで、10時45分には家を出なくてはならない。そのため、朝9時過ぎからラン。やっぱり、朝はじぇんじぇん体が動きません。

 1.2kmアップのあと、叡電線路北側の2km全力。8分16秒。
 一条山一周1kmジョグのあと、もう一回2km全力。8分10秒。
 今の力はこんなもんですかね。5000m20分切りにはほど遠い。
 1.2kmダウンで、今日は合計7.4km。

 もうほとんど時間がなかったのだが、ちょっとだけやり投げの練習。家のすぐ前の長代川の河原で、フォームを意識した練習。やり(といっても、のぼり用ポールの古いもの)がきれいな弧を描くように意識して投げてみた。 
 今回は全くヒジが痛くならないので、けっこういい線行けるかも・・・。

 今日はまた一畳部屋での宿直。
 半日座りっぱなしで、夜は狭いところで睡眠をとり、そしてまた半日座りっぱなし。
 この状態は、アスリート(?)としてはこたえるんですよねー。

Posted by パオパオ   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2013年10月03日(木)

「日本の悲劇」 -夫婦50割引- [映画]

画像(320x223)・拡大画像(599x418)

◎シネマトゥデイより

■解説: 『バッシング』などの小林政広監督が、余命3か月の父親とその父の年金を頼りに生活するうつ病の息子の悲劇を描く社会派ドラマ。ガンと診断され封鎖した自室にこもった父の息子への思い、何もできずに過ぎ行く日を暮らす息子の様子をつづる。小林監督作『春との旅』にも主演した日本屈指の名優、仲代達矢が父親を熱演。息子役の北村一輝のほか、大森暁美と寺島しのぶが共演する。現代の問題点をえぐり出す小林監督の鋭い着眼点と物語、キャスト陣の渾身(こんしん)の演技に圧倒される。

■あらすじ: 2011年3月11日の東日本大震災の日。東京の下町に住む村井不二男(仲代達矢)は入院し、肺ガンの手術を受ける。秋になり、再び手術をしなければ余命は3か月だと宣告されるが、勝手に退院。不二男と暮らす息子の義男(北村一輝)は無職で、妻と別れ、不二男の年金を頼りに生活していた。帰宅した不二男は義男の説得も聞かず、自室のドアや窓を封鎖して「ミイラになる」と言い放ち……。
--------------------------------------------------------------------------------

 昨日ヨメさんを映画に誘うと、超久しぶりのOK。
 「星守る犬」(2011年6月15日)
 「猿の惑星・創世記」(2011年11月2日)
 「デンデラ」(2012年1月19日)
 振り返ってみると、この時期7か月の間に3回もいっしょに映画に行っている。このあたりは仲が良かったんかしらん。二人いっしょに映画に行くのは、1年8か月ぶりということになる。

 さて、何を見るか。
 私が日本の男優で好きなのは、三國連太郎と仲代達矢。三國さんは亡くなってしまったので、もう仲代さんに期待するしかない。仲代さんの顔は、いくら見ていてもあきない。
 女優さんで好きなのは満島ひかり。結婚されてちょっとがっかりなところもあるのだが、満島さんもいくら見ていてもあきない。

 昨日の午後、この二人がバッティング。
 「夏の終り」・満島ひかり(京都シネマ)
 「日本の悲劇」・仲代達矢(京都みなみ会館)

 私としては満島ひかりのほうに行きたかったのだが、お昼をゆっくり食べていたのと駐車場の関係で間に合わず。それぞれの車2台で京都みなみ会館に向かった。

 私が見る映画ではたいてい10人を超えることはないのだが、「日本の悲劇」は30人超か。
 映画チラシはカラーだったが、全編モノクロだった。私はストーリーではなく、仲代達矢の顔を見に行った。そういう意味では、あまり変化がなくちょっと不満かな。
 それと、寺島しのぶさんが出ておられたので仲代さんとどう絡むのか期待してしまった。電話の呼び出し音はドキドキしたけど・・・。

 映画が終わって。
 「クギ、買いに行かなあかん。」
 「アンタはそこまでできん。もししたとしても、全員無視やな。」
 「いやいや、きくちゃんが『オッサン、へこらさんかい!』ゆうて、戸にぶち当たってくると思うで。」 
 「そやな。」

 2011年1月に見た仲代さんの「春との旅」も良かった。仲代さんは今80歳。長生きして、まだまだ映画に出てほしい。

--------------------------------------------------------------------------------
【RUN】

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 今日もお昼前から12時間のバイト。
 しかし、西京極サブグランドの使える日だったので朝練。

 家を9時前に出て、着いたのは40分後。昨日の野洲川までは35kmほどを1時間。西京極までは13kmくらいなのに40分。街中を通るとずいぶん時間がかかる。

 サブトラックには高校生らしき子が多数。マスターズの方はあまり見かけなかった。
 とりあえず久しぶりにトラックを走りたかっただけで、何から始めたらいいのかよく分からない。廉に聞いてきたらよかった。
 まずは大回り4周で2km。
 やっぱり、インターバルですかね。800+400を5本。
 2分58秒
 2分58秒
 3分01秒

 ここで、京都マスターズの八田さんからアドバイス。
 「足はしっかり動いているのに足首がまったく動いていない。そのため、ストライドが狭くスピードも出ない。」
 「腕ふりのとき肘が外側に行きすぎ。腰が落ち、上半身が前かがみすぎ。」

 思い当ることが多かったが、一番最初に指摘された「足首が動いていない」というのはあまり意識していなかった。そう言えば、「あいおわ治療院」の高橋大輔似の先生もそんなこと言ってはったなあ。

 残り2本は、スピードを落とし、指摘された点を意識して走った。 
 3分25秒
 3分10秒
 見てくださっていた八田さんが「だいぶようなってる、あとは肩の力を抜いて・・・」とのこと。

 100mつないで、最後に1500m。
 5分59秒(1分31、1分38、1分38、1分10)。
 ヘロヘーロ。
 500mダウンジョグをして、今日は合計10.1km。 

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 適切なアドバイスをくださった八田さん、どうもありがとうございました。熱心に誘ってくださった「ゴールドマスターズ大会」(10月5日、6日)には私は出られませんが、八田さんの出られる2000mSCは応援に行こうと思っています。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 更衣室の水シャワーは冷たかった。有料でいいので、温水シャワーを使えるようにしてほしい。(これから先、だれが水のシャワー使う?)

 西京極の駐車場を出たのは11時を過ぎていたが、バイト先の二条駅までは近かった。車で15分。「スーパー・ライフ」の駐車場に入れ、走ることもなくバイト先へ。

 今日明日と、私と廉は連続バイト。昼ごはん晩ごはんともヨメさん一人。
 「ひとりヨッパライにならへんかったらええんやけど・・・。」

Posted by パオパオ   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2013年07月18日(木)

「旅立ちの島唄 〜十五の春〜 」 [映画]

画像(200x282)

◎YAHOO!映画より

解説: 『グッモーエビアン!』でみずみずしい演技を見せた三吉彩花が、等身大の15歳のヒロインとして初主演を果たした感動作。沖縄本島からおよそ360キロ離れた絶海の孤島南大東島を舞台に、少女の成長や家族の絆を島唄のメロディーに乗せてストーリーが展開する。無口だが優しい父親を小林薫、強さともろさを秘めた母親を大竹しのぶらベテラン勢が熱演。初挑戦ながらも三線と島唄を見事にものにした三吉の体当たりの演技や、心に迫る家族の物語に感極まる。

画像(320x234)・拡大画像(450x330)

あらすじ: 14歳の優奈(三吉彩花)は、島内に高校がない南大東島で父親(小林薫)と2人で暮らしている。子どもたちは進学のため15歳で島を出るため、彼女の母親(大竹しのぶ)も姉(早織)の進学と共に那覇についていったきり戻って来ない。優奈は少女民謡グループ・ボロジノ娘のリーダーを任されたものの、進路のことで思い悩んでいた。
--------------------------------------------------------------------------------

画像(320x211)・拡大画像(403x266)

 昨日の那覇発の飛行機は13時55分の予定だった。まあ、中途半端といえば中途半端。ピーチだったので、1時間以上前にレンタカーを返して空港まで送ってもらわなくてはいけない。どこか出かけるほどの時間はないし・・・。そうそう、この時間に見られる映画はないかしらん。

 「10時30分〜 那覇市牧志・桜坂劇場 『旅立ちの島唄』114分」

 おお、これこれ。「京都で見逃してしまった映画を沖縄で」って、ええやんか。「江戸の敵を長崎で」みたいで。
 朝にレンタカーを返してしまい、ゆいレールで牧志駅へ。12時半頃終わって駅までダッシュ。そして12時41分発空港行きに乗れば、なんとか間に合いそう。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

桜坂劇場

 真樹も1限から授業だったので、同じくらいに出かけた。10時半には余裕でセーフ。牧志駅から迷ってしまい、映画館には10分以上かかってしまったが。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 2時間の映画を見る前に、ちょっと腹ごしらえ。
 ホットドッグと飲み物のセットで350円。

画像(225x140)

 映画が始まった。
 なぜか、最初から泣けてくる。
 観客は私も入れてわずか6人。まわりを気にすることもない。

 中学を卒業して島を出ていく女の子の話だと単純に考えていた。でも、この映画はもっともっと深かった。「家族崩壊」がテーマと言ってもいいのかも。

 40数年前の私のいなかの状況と似ていた。私のいなか・左京区花背でも、中学校を卒業すると高校に進学するために地域を出ていく。当時は、雪の峠を越え20?先の高校まで通うことなど考えられなかった。子どもだけが出ていくか、それを機に一家が出て行ってしまうことが多かった。この映画のように、母親がついていき父親が一人ポツンと残ってしまう例は少なかったように思う。

 一人残った父親役の小林薫の姿は哀れだった。
 「何かを得ようとしたら、何かを捨てなあかんねん」とはヨメさんの言葉。
 「眞寿美ちゃんの『捨てる』の中には・・・。」
 「心配せんとき、アンタのことはとーっくの昔に捨ててるさかい・・・。」
 「眞寿美ちゃん!」

 ああ、深い話やった。 

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

Posted by パオパオ   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2013年06月05日(水)

「本日休診」〜追悼 三國連太郎〜 [映画]

画像(226x320)・拡大画像(354x500)

◎映画.comより

■解説

 製作は「麦秋」の山本武。井伏鱒二の原作から「わが恋は花の如く」の斎藤良輔が脚色し、「自由学校(1951 渋谷実)」の渋谷実が監督に当っている。撮影は「命美わし」の長岡博之が担当。出演者の主なものは、「夢と知りせば」の柳永二郎「母化粧」の増田順二、「唄くらべ 青春三銃士」の鶴田浩二、「陽気な渡り鳥」の淡島千景、「この春初恋あり」の佐田啓二、「とんかつ大将」の角梨枝子、「稲妻草紙」の三國連太郎、「旗本退屈男 江戸城罷り通る」の岸恵子などの他に、田村秋子、中村伸郎、十朱久雄、長岡輝子、多々良純などの新劇陣や新派の市川紅梅などが加わっている。

■ストーリー

 戦争で一人息子を失った三雲医院の八春先生は甥の伍助を院長に迎え、戦後再出発してから丸一年の記念日、伍助はこの日看護婦の瀧さんたちと温泉へ出かけて行き、三雲医院は「本日休診」の札を掲げた。
 八春先生はこの機会にゆっくり昼寝でもと思っていた矢先、婆やのお京の息子勇作が例の発作を起こしたという。勇作は永い軍隊生活の悪夢にまだ折々なやまされ、八春先生はそのたびに部隊長となって号令、部下の気を鎮めてやらなければならぬ。
 勇作が落着いたら、こんどは警察の松木ポリスが大阪から知り合いを頼って上京したばかりで昨夜おそく暴漢におそわれたあげく持物さえうばわれた悠子という娘をつれて来た。折りから十八年前帝王切開で母子共八春先生に助けられた湯川三千代が来て、悠子に同情してその家へ連れて帰った。
 が、八春先生はそれでも暇にならず、砂礫船の船頭のお産あり、町のヤクザ加吉が指をつめるのに麻酔を打ってくれとやって来たのに、こんこんと意見もしてやらねばならず、悠子を襲った暴漢の連れの女が留置場で仮病を起こし、兵隊服の男が盲腸患者をかつぎ込んで来て手術をしろという。かと思うとまたお産があるという風で、「休診日」は八春先生には大変多忙な一日であった。
 が、悠子は三千代の息子春三の世話で会社につとめ、加吉はやくざから足を洗って恋人のお町という飲み屋の女と世帯を持とうと考えた。しかしお町が金のため成金の蓑島の自由になったときいて、その蓑島を脅迫に行き、お町はお町で蓑島の子を流産して八春先生のところへかつぎ込まれた。兵隊服の男は、治療費が払えず窓から逃げ出すし、加吉はまたまた賭博であげられた。お町は一時あぶなかったが、しかしどうやら持ち直した。
 八春先生をとり巻く周囲には、いつも色々な人生問題がうずをまいていたが、しかし先生はそれでも希望を失わず、勇作の号令で夜空を横切って行く雁に向かって敬礼もするのだった。...

■キャスト

 三雲八春    柳永二郎
 三雲伍助    増田順二
 湯川三千代   田村秋子
 湯川春三    佐田啓二
 津和野愁子   角梨枝子
 加吉       鶴田浩二
 お町       淡島千景
 竹さん      中村伸郎
 松木ポリス   十朱久雄
 お京       長岡輝子
 勇作       三國連太郎
 船頭       山路義人
 豊子夫人    市川紅梅
 瀧さん      岸惠子
 兵隊服の男   多々良純
--------------------------------------------------------------------------------

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

京都文化博物館

 今日の毎日新聞・京都版に、「三國連太郎さんしのび追悼上映」という記事を見つけた。今日は京都シネマに仲代達也の「約束」を見に行こうかと思っていたが、急きょこちらに変更。
 この上映会は、京都文化博物館で6月4日から23日まで。
 今日の上映作品は「本日休診」。1952年(昭和27年)松竹大船作品で、97分・モノクロ。

 三國連太郎さんは大好きなのだが、今まで見た映画は「ひかりごけ」のみ。今回の追悼上映会の作品は、1965年(昭和40年)以前のものばかり。私が生まれる前から10歳までの作品。全部モノクロ。

 今日の作品は、キャスト一覧を見て分かるとおり三國さんはチョイ役。でも、鶴田浩二、淡島千景、岸惠子などが出ていて結構おもしろかった。
 若いころの三國さんは長嶋一茂に似ていた。まあ、それが分かったのが収穫かな。

 「ビルマの竪琴」(6/11、6/14)と「飢餓海峡」(6/19、6/22)は絶対見たい。何とか都合をつけて・・・。

 今回の上映会はスカスカかと思ったら、けっこうな入場者。でも、たぶん私が最若手だったと思います。まいったなあー。
--------------------------------------------------------------------------------

【RUN】

 ずっと60.5kg前後だった体重が、沖縄でのんびりしてから1kgオーバー。これは何とかしなくては。
 今日は「1時間走」をすることにした。家から南へ30分走って、そこから戻ってくる。行きは下りで楽だが、帰りの上りをがんばって同じタイムで帰ってくる練習をしよう。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 うちの近所のポチ君。お久しぶり。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 円通寺の横から深泥池に下り、地下鉄北山駅から出町方面へ。
 だいたい30分になったところでストップ。ゆっくり走ったので5kmまで行かなかった。
 4.88km、ここで折り返し。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 帰りもまったく同じコース。
 またポチ君の写真を撮り・・・。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 帰りは上りをしっかり走れた。
 4.87km、28分00秒。

 1時間走のつもりが58分走になってしまった。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 きょうは、「すいか・ながいも」に向けて、去年の大会記念Tシャツを着て走った。自分で自分を盛り上げようぜ!

 ちょっとは体重減ったかな。
--------------------------------------------------------------------------------

【今日のきく】

 ごはんの前に「待て」をしているときの、口をほぁーんとあけたきくの顔がめっちゃかわいい。でも、その写真はなかなかうまく撮れないんですよねー。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

Posted by パオパオ   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

過去の記事へ

ページのトップへ ページのトップへ

12

2013


1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

プロフィール

パオパオ

このブログについては「ごあいさつ」をご覧ください。

PHOTO

うちのビッグピーチ

うちのビッグピーチ

しろとり動物園にはわんにゃんいっぱい・続き

しろとり動物園にはわんにゃんいっぱい・続き

「こうじが来てびっくり」

「こうじが来てびっくり」

検索


カテゴリーリスト

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

リンク集

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2008 Paopao All rights reserved.