2016年09月29日(木)
老婆心に従い入院準備 [病院]
ちいちゃんから、「入院まえに、高額療養費の申請に区役所保険年金課に行ってくださいねー」とアドバイス。
「老婆心ながら」と書いてあったが、ちいちゃんいったいいくつやねん。私が35の時に小6やから23歳下で・・・、37かい! 知らん間にけっこうな歳になりましたねえ。うんうん、沖縄なら立派な「おバア」です。
入院まで、今日を含めてあと4日。役所は今日か明日中に行かなくてはならない。左京区役所まで5km足らずなので走っていきたいところだったが、雨模様だったので車で。
1階の市民窓口課(戸籍・住民票など)はガラガラだったが、保険年金課は大混雑。その様子を観察していると、アジア系の留学生で混雑していたようだ。そのためにだいぶ待たされた。
やっと自分の番になって「高額療養費の手続きに」というと、書類を書かされ、そのあとすぐに「認定証」を出してくださった。。私の場合は、自己負担限度額が57600だそうだ。退院の時に病院側がちゃんと清算してくださるらしい。よかった、よかった、これでひと安心。
ちいちゃん、アドバイスありがとう。
帰りに「京都キャロット」旧事務所へ。
探した、探した、やっと見つかりました「日輪の翼」。
まあこれで、入院準備万端・・・。いやいやいや、まだまだありますね。
ただ前回13年前に入院した時、ヒマでヒマで本がよく読めた。その時に読んだのは富岡多恵子の「ひべるにあ島紀行」。343ページもあったが一気に読めた。頭がクラクラするような小説だったが、私にはピッタリだった。
今回は中上健次「日輪の翼」382ページ、富岡多恵子「逆髪」296ページ、佐木隆三「死刑囚 永山則夫」473ページ、中上健次「蛇淫」246ページの4冊目標。すべて20年以上前に買って読まずに放置したままだったもの。60すぎの鈍い頭で読むでー。
しかし「京都キャロット」のお客様で同じような手術をされた方があり、「とても本を読むどころではなかった」とか。ビビらせよんねー。わしゃ負けんどー。
とかごちゃごちゃゆうてんと、ほんまの入院準備をはよせーってか。
いやー、ギリギリにならんとなかなかね。
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【今日のきく】
今日は外食。
その前にきくのお散歩。
早めの○ンコ。
気ーつこてくれて、すまんなー。
外食ゆうても、MKバイキング550円+グラスビール250円の安上がり。
ヨメさんはノンアルコールで帰りの運転。
帰ってから、やっぱりもう一回きくのお散歩。
「きくちゃん、オッサン入院したら、病院の前まで会いに来てやー。」
「そんなん知らん、知らん。」
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2016年09月28日(水)
あと5日 [病院]
今日は寮1(二条)。
こちらの寮は今日が入院前の仕事納めということで、駒ヶ根で買ったりんごをおみやげに持っていった。
10月3日の入院まであと5日。なんの準備もできとらん。一番は、入院中に読む予定の「日輪の翼」が見つからん。「そこかー」と言われそうですけど、私にとっては大事なこと。もうネットで買おうか知らん。
11日に退院する予定なので、この仕事は一週間飛ばして10月13日(木)に復帰する予定。でも、どうなるでしょうね。わからん、わからん。
たいした手術ではないらしいが、ヨメさんいわく「アンタは最悪の道ばかり進んでいる」らしい。その「最悪」って、いったい・・・。
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◎朝日新聞9月26日
膵臓・食道がん 診断に課題
12部位 発見時の進行度公表
5大がん(胃、大腸、肝臓、肺、乳房)に続く、食道、膵臓(すいぞう)、前立腺など7部位で、がんと診断されたときの患者の進行度がわかった。膵臓がんや食道がんなどは進行して見つかった割合が高く、早期発見のための診断方法の改善などの課題が浮き彫りになった。
国立がん研究センターが集計した、全国421のがん診療連携拠点病院などで2014年にがんと診断された67万205例は、その年にがんと診断された患者の約7割を占めるとされる。7部位は規定の研修を受けた職員がいる323施設を対象にした。
がんの進行度は最も軽い0期から最も重い4期までの5段階に分類。4期で見つかる症例は膵臓が43・4%と12部位で最も高く、肺が続いた。膵臓は胃の裏側にあるため画像などで見つけるのが難しく、自覚症状も少ないためとみられる。検査技術の向上が求められており、血液検査などで早期発見する方法の研究が進められている。
食道は1期が34・1%で最も高いが、3期が24・4%、4期が14・4%と進行した状態で発見される症例の割合も高く、改善の余地が大きそうだ。
同センターの若尾文彦・がん対策情報センター長は「特に進行して見つかる割合が高い膵臓や食道は気になる症状があれば、医療機関を受診してほしい」。一方、若尾さんは、進行度と生存率は部位ごとに異なるとも指摘、「大腸は進行していても予後が比較的良好だが、早期でも生存率があまり高くないがんもある。部位ごとの特徴にも注意してほしい」と話す。(川村剛志)
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この記事の関連でいろいろ探してみると、食道がんの記事で気になることがあった。
だいぶ前から、ヨメさんが食べ物を飲み込みにくいと言っている。ちゃんと調べてもらった方がいいみたい。「死ぬ死ぬ詐欺」の私より、なんでもだいじょうぶと言っているヨメさんのほうが心配。
きくが生きている間は、夫婦がんばって生きていこうぜ!
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2016年09月16日(金)
逆送 [病院]
今日は朝から鞍馬口病院。
手術前のいろいろな検査。
血液検査異常なし、尿検査異常なし、心電図検査異常なし、レントゲン検査異常なし。
さすがマラソンで鍛えてるだけあるねー、と自画自賛。
そして最後の血圧測定。「188ー122」。
「なんじゃー、こりゃー!」
何回測りなおしてもほぼ同じ。
「高血圧だと手術中に不測の事態になり、ごくまれにですが半身不随になるような可能性もあります。もう一度Kクリニックに戻って、先生に診てもらってください。」
ああ、この期に及んでまさかまさかの逆送。
いったん家に帰ると、これですわ。
きくちゃんの「おもんな攻撃」。
「あんよが痛いけど、おちゃんぽお願いできませんか。」
「オッサン、もういっこ病院行かなあかんね。それ終わったら散歩行ったるから。」
家から歩いて3分。
近くに病院があるとありがたい。
K先生。
「血圧を抑える薬を飲んでください。それでだいじょうぶです。」
そんな簡単なもんなんかとちょっと不安。
しかし、薬を飲んでから測ったら「112−79」。
「こんな一挙に下がるもんなんか。」薬が効きすぎて、ちょっとこわい。
お約束通り、きくのお散歩。
ピョコタンピョコタンやけど、けっこうたくさん歩きました。
もうちょっと行きたかったみたいやけど・・・。
「また、夜にいこな。」
足の具合、早く良くなったらいいんやけど・・・。
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私の高血圧はたいしたことではないということで、10月3日入院、4日手術は変更なし。あとは、お支払いの心配だけですかね。
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2016年09月15日(木)
遺影選択 [病院]
「遺影選択」、こんな題でブログを書いてもいいのでしょうか。絶対まじめな人から怒られますね。
おとといの「余命ラン」も、大したことを書いてないのにアクセス数が多い。「余命」に引っかかっている人が多いんでしょうね。すいません。ただし、私自身は「余命、追悼、遺影」などの言葉を決してネガティブな気持ちでは使っていません。早い遅いの差はあれど、いずれ訪れるものですから。
そこそこの歳になったら、自分の遺影用写真を決めておかなくてはね。ボロボロになってからでは無理なんで。私もはよう撮っとかんと、トレンディエンジェル・斎藤さんになりかけてます。
こないだきくちゃんといっしょのいい写真が撮れたので、「この写真、ボクの遺影につこてー」とヨメさんに頼んだ。そしたら、「そんなん、きくちゃんがかわいそうやわ。」どうもヨメさんの頭の中では、きくより私が先に死ぬので、生きているきくちゃんを遺影の道連れにすなということらしい。
そうか、それやったら私の得意な自撮りでええ写真撮っとかなしゃーないな。
今日は寮2(出町)の管理代行。
お昼に屋上に上がって、比叡山をバックに自撮りしてみました。これ、どうでしょう。
京都に生まれ、京都以外のところに住んだことがないので、やっぱりバックは京の山ですね。
その京の山、京の空、京の雲を見ていると、7年前に亡くなられた三宅誠孝さんのことを急に思い出した。
こんな遺影がええわ。ほんまにすばらしい人やった。
とても真似はでけんけど・・・。
私の大好きな三宅誠孝さんについては、ぜひ過去のブログの記事を見てください。
「三宅誠孝さんが・・・」2009年1月23日
「三宅愛子さんからのお手紙」2009年3月24日
「第17回みかた残酷マラソン〜追悼・三宅誠孝さん」2009年6月14日
今日もお昼は「黄身残し」。
次は、もうちょっとかっこいい「遺影」を自撮りしよっと。
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2016年09月12日(月)
5段階の3 [病院]
「ちゅーとはんぱやなー。」
私らしいと言えば私らしいか・・・。
ええならええ、悪いなら悪いとはっきり判定してほしかったねえ。通知簿で「5段階の3」ゆうたら、いっちゃんしょーもない「ふつう」やないですか。
今日は運命の日。先日注射針で採取した甲状腺腫瘍の細胞検査の結果発表。それなりにドキドキして診察室に入ったのに。「1、2があまり心配しなくてよくて、4、5が『悪い顔』で心配ということです。藤井さんはちょうど真ん中の3ですが、今後のことを考えると手術して取ってしまうことをお勧めします。」
手術自体は難しいものではないらしい。ただ甲状腺は声帯に引っ付いたような場所なので、手術後声が出にくくなったり低くなったりする人が多いらしい。
診察初日は頭ごなしの言い方だったが、その時に「今ここですぐにはお返事できません」とはっきり言ったのがよかったのか、今日は柔らかい表現だった。それに加えて看護師さんが感じのいい方で、「いろいろご都合がおありでしょうし、よく相談なさってからお返事してください」とのこと。
幸い、9月25日の「駒ヶ根」から10月23日の「諏訪湖」まで出張販売はない。寮1(二条)と寮2(出町)の管理代行は、もう一人の方に融通してもらった。ガードマンのほうは、声が出しにくくなれば役に立たん。まあ、私の代わりはなんぼでもおる。
あとは、手術前の説明の時と手術当日待機してもらう家族の選択。これは13年前の顔面骨折手術の時にも来てもらった8歳上の姉しか考えられなかった。もし姉がダメだったら、ヨメさんに都合付けてもらうしかない。そう思って姉に電話したら、「なんぼでも行ったげるで」と心強い言葉。これでほとんどのことがクリアできた。
9月はもう手術の予定でいっぱいということで、10月のしょっぱなに手術してもらうことにした。3日入院、4日手術、翌週11日抜糸退院。これで行きます。
駐車料金がもったいないので、今日は自転車で通院。なんぼ元気やねん。
手術後も、今と変わらず元気やったらいいのにね。
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【今日のきく】
「家にいるんやったら、散歩行ってもらわな困るなー」ときくがツンツン攻撃。
「行くがな、行くがな。」
この時は元気いっぱいで、夕方、夜も散歩に。
ところが寝る前になって、急にしっぽタレタレで元気がなくなってしまった。
「どうしたん、きくちゃん!」
オッサン(私)に合わさんでもえにゃでー。
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2016年09月05日(月)
きみが・・・ [病院]
「今日は買い物行ってへんし、おかずになるようなもんないでー」とヨメさんが言う。
「いただけるもんでしたら、なんでもありがたくいただきます」と私。
「タマゴだけは買い置きがあるんやけど、タマゴの黄身はあかんしなあ・・・。」
「ほんまや、奥の手の『目玉焼きお願いします』ちゅうのができんようになったんやー。」
そして出てきたおかずが上の写真。
「いやま、じょうだんでゆうてた『黄身なし目玉焼き』・・・、目玉ないし!」
これからずっとこんな感じが続いていくんでしょうか・・・。
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