2012年06月29日(金)
いい思い出持って行ってくれたかな [私の好きな人]
「こうちゃん・・・ですか。」
お通夜から帰ろうとしたとき、幸博君のお姉さんが話しかけてこられた。焼香のときに感極まって泣いていたので分かったのだろう。
「もう、泣けて泣けて・・・。」
「いろいろとありがとうございました。長崎に行けるって喜んでたのにねえ・・・。」
「ほんまに、それが残念で残念で。」
焼香が始まる前から危なかった。なにもかもうわの空。
焼香が始まって、ご遺族の前でおじぎをしたときにもう涙があふれてきた。焼香の最中にも泣いて泣いて・・・。そのあとおしぼりをいただいたのだが、ずっとそのおしぼりで涙を拭いていた。
今日は、明美ちゃん、やっちん、周作ちゃん、和佐男ちゃん、琴ちゃんが来てくれた。同級生が亡くなってしまうのはつらいね。
お通夜が終わったので、幸博君にお別れを言いに行った。 お棺の中の幸博君は真っ白なおじいさんになっていた。またここで涙涙。
エレベーター前でお兄さん夫婦が待っておられた。
「こうじ君、すんませんでしたなあ。九州旅行まで計画してくれてたのになあ。」
「ほんまに、あれが行けてたらね。いい思い出になったんですけど・・・。」
また、涙涙。
明美ちゃんが言ってくれた。
「幸博君とこ(地鶏料理「とり幸」)でクラス会もできたしよかったやん。」
幸博君、長崎旅行は行けへんかったけど、なんかいい思い出持って行ってくれたかな?
ボクは自他共に認める「地獄行き確実」。天国行き確実の幸博君に「待っててね」とは言えへん。幸博君さえよかったら、時々地獄に遊びに来てね。
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2012年06月26日(火)
ありがとう、幸博君 [私の好きな人]
1971年3月の花背第一中学校の卒業式の日には雪があったんやね。
ボクも幸博君も長靴やね。いや、男子は全員長靴や。ど真ん中で踏ん張っている中古賀先生も長靴や。
中学入学のとき、ボクが一番のチビで、幸博君が一番のノッポやった。ボクは136cmしかなかったからなあ。幸博君とは20cm以上の差があった。卒業の時にはその差はちょっと縮まったかも知れんけど、やっぱりボクが一番チビで、幸博君が一番のノッポ。(写真左から5人目が私、右ら4人目が幸博君。)
5年前、「中学のクラス会しょうけー」と言い出してくれた幸博君。そのときの顔から、幸博君がみんなに会いたいという気持ちがひしひしと伝わってきた。
人のためになにかをするという経験がほとんどない私だが、幸博君を喜ばしてあげたかった。そして4年前、なんとか第1回のクラス会を開催。
「こうちゃんが、人のために動く人間やとは思わんかったわ」と驚いていた同級生もいたね。幸博君が背中を押してくれたおかげや。
2年前は第2回のクラス会を開催。そして今年は第3回をする予定の年。
春には幸博君と二人で、長崎におられる中古賀先生のところにも遊びに行く予定やった。電車のきっぷも、もうこうたのに・・・。ほんまに行きたかったわ。もうちょい早く計画してたら・・・。
今日同級生に電話したら、ボクの出したお知らせのハガキを見て病院にお見舞いに行ってくれた者がいたことが分かってほっとした。「今週行こうと思ってたのに・・・」と悔しがっていた者もおったよ。
中学時代に特別仲良かったわけでもなく、そのあとも付き合いがあったわけでもなく、それでも5年くらい前から「こうちゃん、こうちゃん」ゆうて仲良くしてくれたね。50歳過ぎてからほんまに仲良くなったな。
泣けてきた。
長崎行きたかったな。
第3回クラス会したかったな。
「気の合うもん同士で・・・」と言ってくれた言葉は忘れへん。
ボクの背中を押し続けてくれていた林幸博君。
ありがとう、幸博君。
また、泣けてきた。
( 私の相棒・林幸博、2012年6月26日午後2時永眠。)
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2012年06月07日(木)
励ますにはどうしたらいいんやろう [私の好きな人]
私の中学時代の同級生、林幸博君が再入院してもう1ヶ月。5月23日には病院にお見舞いに行ったが、あまり話すこともなかった。ここ何年かは幸博君とちょこちょこ会ってたし・・・。
4年前に、中学校卒業以来37年ぶりのクラス会ができたのも幸博君が呼びかけてくれたからだ。2年前には2回目のクラス会もでき、今年は第3回目をする予定だった。もちろん、勝手に幹事を務めている幸博君と私が中心になって。
とりあえずは、幸博君の現状をみんなに知らせなければ。
私の同級生と言っても、みんなで14人。幸博君と私を除けば12人。そのうち2人は連絡が取れないので、お知らせのハガキは元担任の中古賀先生を入れてもわずか11枚。あー、その中から何人かでもお見舞いに来てくれたらいいんやけど・・・。
病院で退屈している幸博君を励ますには、どうしたらいいんやろう・・・。
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【RUN】
また、月火水と3日間練習休み。
じぇーんじぇーん走る気がおこらん。
何とか3kmコース+1kmスロージョグ。
3kmは16分13秒。
きくは早くも夏バテ?
きくと真樹で、「へんがお〜」。
またまたまた、このネコちゃんに遭遇。
後ろには、景色に溶け込んでいるネコちゃんも。
「あー、もうちょっとシャキンとせなー。」
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2012年06月04日(月)
メル友の自己新 [私の好きな人]
私のメル友、三重の森田亨さんから重大なお知らせ。
◇ ◇
昨日の彦根マスターズの結果発表
走り幅跳 5メートル06自己新!
60メートル 7.65秒自己新!
100メートル 11.96秒自己新!
夢の11秒台
もう一度初心に返り
やり過ぎず、前目指して頑張りマ〜ス
◇ ◇
実際は、かわいくデコったメールでいただいています。
私は思わず、「どどどとうしたんですか」とお返事させていただきました。本当に、私たち同世代の希望の星です。
とても森田さんのレベルには追いつけませんが、気持ちだけは負けないように。あらためて、そう思いました。
森田さん、おめでとうございます。
さらに上を目指してください。
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2012年05月23日(水)
ヤマハYB‐1でお見舞い [私の好きな人]
今週末の「小豆島オリーブマラソン」は泊まりの出張販売なので、ビール封印を解こうと思う。
友人・林幸博君の病気回復を願って始めたビール封印も、ちょうど3ヶ月になる。その間、いっしょに行く予定だった長崎旅行も、病状悪化で中止になってしまった。4月初めに入院したが、中旬には退院すると言っていたので、今は大原百井町の家にいるはず。とりあえず様子を見に行ってみよう。
車は今修理に出しているので、廉のバイク・ヤマハYB‐1を借りることにした。
手みやげに、こないだ買いたくて買えなかった御土居餅を持っていくことにした。
光悦自動車教習所のすぐ近く、御土居のまん前にある光悦堂さん。ご主人がいろいろと話しかけてこられ、楽しく買い物ができた。
もちろん家の分も買い、持ってかえってさっそく食べた。
「うんまーい。」
幸博君は甘いものも好きと言っていたから、きっと喜ぶだろう。
超久しぶりのバイクなので、記念写真。
2枚目を撮ろうとしたら車が・・・。
ひかれますがなー。
バイクに乗るのは35年ぶりくらい。それでも体が覚えているもので、何の問題もなかった。
鞍馬でもセルフ写真に挑戦したが、カメラの近くまで戻れず。
ヤマハYB‐1は50ccなので上り坂が心配だったが、さすがクラッチ付き。おおかたサードで、きついところでもセコンドで上がれた。
しかし、百井別れから峠までの坂がえぐい。問題はここ。
しかし、ウィンウィン言いながらしっかり上ってくれた。
百井に着いたのは、家からちょうど30分。でも幸博君のいる「ヒノコ」の養鶏場は、ここから奥へもう2kmほど。
到着したら、例の3びき(シロ、ジョン、エル)がお出迎え。
どっしりタイプのシロ。
ちょっと弱もん系のジョン。
エルはどっかいっちゃった。
ワンちゃんたちが猛烈にほえているのに、幸博君は出てこない。
「おかしいなあ、お兄さんのとこに聞きにいこかなあ」と思ったとき、若き青年が出てきてくれた。幸博君のお兄さん息子さんだった。
「あっ、すいません、幸博君の友だちのこうじです。幸博君は?」
「今はいないです。」
「ああ、むこうの家ですか。」
「いえ、病院です。」
「えっ、また入院したん?」
「はい。」
「いつから?」
「5月の初めからです。」
「いやー、そうやったん。そしたら、病院にお見舞いに行きますわ。」
食べ物は何も食べられないということだったので、手みやげの御土居餅はご家族で食べてもらうことにした。
今度はあの急坂を下る。
ローで下りたら、バイクがギュンギュンうなっていた。
家に帰ってお昼ごはんを食べ、休けいしてから病院へ。
ところが、幸博君は外出中。今日は体調がよく、お姉さんたちといっしょに出かけて行ったそうだ。夕方には戻るということだったので、また出直すことにした。
その合間にきくの散歩。
きくは、コンビニ前で待つときの顔が一番賢そう。
4時半ころ、バイクでもう一度病院へ。
「おー、こ−ちゃん、すまんかったなあ。」
「やっと会えたわー。大変やったみたいやな。」
「おー、食べ物を受け付けへんようになってしもてなあ。こうなったら、入院せなしゃーないわ。」
「ほんまになんにも食べられへんのん?」
「おー、毎日重湯みたいなもんだけやー。」
「腹へるやろー。」
「それがな、腹がへらへんにゃ。へったらまだええにゃけどな。」
「治療とか薬とかは?」
「そら特別しんどいときは点滴とかいろいろあるけど、ふだんはなんにもない。腹はもうさわってもしゃーないらしい。」
「そうなん?」
「もうよーなることはなさそうや。このままずっと退院でけんかもしれん。」
「そんなこと言わんとき。いままでいろんな人見てきたけどな、やっぱり体の大きい人はようがんばらはんで。」
「そうかー。」
「幸博君、ボクよりずっと大きいし、だいじょうぶやって。気なごうして・・・。」
「おー、そやな。」
「みんなに幸博君のこと知らせとくわ。いっしょに写真撮ろうけー。笑いやー、笑いやー、ええかー。」
幸博君は毎日することがなくて退屈らしい。
はよ、みんなにお知らせのハガキ出さんなん。
今日は、光悦堂往復12km、百井往復34km、弁当買いに5km、病院往復2回22kmで合計73kmもバイクに乗った。いっちゃんきつかったのは目が乾くこと。バイクに長く乗るには、ゴーグルは必需品ですね。
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【RUN】
また、月火と2日休み。
今日は5kmコース。行き13分40秒、帰り13分54秒で27分34秒。
どうも練習に身が入らんなあ。
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2012年04月12日(木)
ああ春なのに春なのに [私の好きな人]
「いつまでビール封印したらええんじゃー・・・。」
2月27日からのビール封印は、4月23日、長崎県佐世保市の中古賀先生宅で、私の元同級生・幸博君との「カンパーイ!」で解かれるはずだった(幸博君はノンアルコールビールで)。
しかし、今朝、幸博君のお兄さんから電話。
「こうじ君、いろいろと計画してくれてありがとうね。実は、幸博、入院してしもてん。まあ来週には退院できるんやけど、お医者さんに相談したら長い旅行はやめておいたほうがいいって言われたんやわ。」
「あらー・・・。」
今日は朝からぽかぽか日和。風もなく、やっと春うららかな気候になった。
昨日は雨のため、長代川の桜もほとんど変化はなかった。しかし、今日は一気に開花。
「今日からほんまの春やなあ」と思っていた矢先に残念なお知らせ。でも、一番残念なんはずっとずっと楽しみにしてくれていた幸博君やなあ。
いろいろな予約もとれたので、そろそろもう一回打ち合わせに行かんなんと思ってたのに・・・。
予定はこんな感じ。
4月23日(月) 私の車で大原百井町までお迎え。京都駅近くの駐車場に車を置き京都駅へ。10時30分京都駅発新幹線で博多。特急に乗り換え、15時24分佐世保着。観光タクシーで水族館へ。そしてそのタクシーで2時間後に中古賀先生宅へ。ここで、「カンパーイ!」
4月24日(火) 丸一日ハウステンボス。(今週の早朝バイトを5日連続にしてもらったのは、ハウステンボス代を稼ぐためでした。)
4月25日(水) 午前中、各自自由行動。私は先生の車を借りて、諫早市におられる中山みよ子先生(小学校時代の恩師)に面会。14時44分佐世保発特急で博多。新幹線に乗り換え、19時32分京都駅着。駐車場から一路百井へ。
けっこういい計画やと思ってたんですけど・・・。
ああ春なのに春なのに。
幸博君のお兄さんの話だと、このあと長い旅行に行けるほどよくなるかどうかは分からないらしい。
とりあえず、ビール封印はもうちょっと続けるつもり。
幸博君が退院したら、またしゃべりに行こうっと。
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