2008年05月04日(日)
京都走ろう会例会(5月第1日曜)+鴨川条例 [ランニング]
ブログ「パオパオだより」のモットーは、ほめることです。
しかし、今回初めて、プチ切れさせていただきます。
前の日にフルを走ったばかりだったが、京都走ろう会の人たちとしゃべりたくて例会に参加しました。
朝からカンカン照り。それでも、出雲路橋西詰めには思っていたよりたくさんの人が集まっていた。津田会長、八田さん、塚本さん、松山さん、平田さん、吉田さん、岩本さん、・・・・・。今日も、私の好きな人がいっぱい!
そこに現れた見慣れぬ制服2人組。腕には、紺の腕章。
私が聞き取れた言葉。「鴨川条例・・・、バイクは違反・・・、罰金・・・、撤去してもらう・・・」
「なんやてー」
バーベキューや打ち上げ花火が制限されたのは知っていたが、バイクとめたらあかんてか? (バイク乗りまわすわけじゃなし。)
なんなん、それって。長年ここを拠点に、地道に活動を続けている京都走ろう会に対して、その態度は失礼すぎるんちゃうん?
会員さんの中には、バイクでしか来れない人もいる。雨の時は、カッパを着てかけつける人もいる。月に二回だけの楽しみ。ただ走るだけでなく、その場で世間話をするのを楽しみにしている私のような会員もいる。
バイクで来た人は、河川敷に入る前にちゃんとエンジンをきり、押して入って来ている。そして、はしから順に整然と並べていく。「これの、どこが、だれに、迷惑なのか」さっぱり、わからん。
「京都府鴨川条例」・・・これが正式名称らしい。
条例と言うからには、諮問機関をつくり、それに予算をおろし、最終的に府議会で採決したんやろなあ。もう、がっかりやわ。京都府、何に税金つことんねー。
たまの休みに鴨川に来て、健康のために体を動かそうとする人と、河原で騒いでひんしゅくをかう人と同じ扱いですか。(「健康都市京都」とか言ってたのは、どこのどなた?)
鴨川を活用しないできれいに残すのが目的なん?
小さな子どもからお年寄りまで、だれでも気軽に集える場所をめざしてほしいなあ。
たぶん、えらい大学の教授とか、メタボのお役人さんとかが考えた条例なんでしょうね。
一回、京都走ろう会の例会来て走ってみーて。どんだけ、みんな楽しそうか。こんないい人らに、いちゃもんつけたらあかんて。
ひょっとして、鴨川沿いの立派すぎるお屋敷に住む、京都経済なんたら会のえらいさんの圧力に屈したん? なんぼなんでも、それはないよな。そんななったら、京都も終わりやで、ほんまに。
でも、そうかんぐられるほどこの条例は納得いかん。
私自身はバイクに乗っていないが、マナーをしっかり守りバイクを使っているみなさん、声を上げましょう。
「昼間、鴨川河川敷での、短時間のバイクの駐車にまで罰金を取るのをやめよ!」
良識ある府会議員さん。ぜひ一度、京都走ろう会例会に参加して(もちろん走って)、そのよさを体験してください。あなたたちの仕事は、「庶民のささやかな楽しみをもぎとる」ことではありませんよね。
さて、気持ちを切り替えて・・・。
このくそ暑いのに、10kmの参加者が10人をこえていた。(身の程知らずの私も10km。)
スタートのピストルがなると、まさに弾丸のように飛び出す人あり。「どやな、あのスピード。」あっという間に、見えなくなってしまった。
あとで、橋本猛志さんだと分かりました。あちこちで優勝しているあんな早い人も、ここに練習に来ているのです。
スタートしてしばらく、ならんで走ってくださった方がいた。お顔はよく存じ上げているのだが、お名前がちょっと・・・。
その方は、先日の「鴨川ゆっくりラン」が、今年初めての室外ランだったそうだ。ほとんど毎日、ジムのマシンの上を走っておられるらしい。それで、フル4時間11分。すごいなあ。最近、そういう室内ランナーが増えている。丹後100にも出られるというから、まいりました。
最初の丸太町橋(約2.5km)で、13分07秒。さすがに今日は、足が動かん。
出雲路橋(約5km)、26分26秒。まー、へろへろ。
御薗橋(約7.5km)、40分23秒。ここには、いつも塚本さんとりんちゃんが。後もうちょっとがんばろう、という気にさせてくれる。
しかし、とにかく暑い。何人かは、出雲路橋でやめてしまったようだ。無理は禁物。このへんの判断がしっかりできるのも、ベテランのいい所。
私もたいがい「イー」ときそうになりかけていた時、出たー、救いの天使。めっちゃかわいい雑種2頭立て。
飼い主さんに名前を聞くと、「あっくん」と「ふじこちゃん」。「ふじこ」と言わずに、「ふじこちゃん」と紹介してくださったこのセンスのよさに脱帽。
「あっくん」のほうは、口の周りが黒く、ちょっとうちの「きく」に似ていた。「ふじこちゃん」はルパン3世から名前をとったのか、ふむふむお色気系。
とか何とかかまっているうちに、一人抜かれてもた。
でも、このワンちゃんたちのおかげで、「フー」とならずゴールすることができた。
タイムは、54分53秒。えー、前日のフルの10kmラップよりもだいぶ遅いやん。
まあええか、走れただけでも。
それより、しっかり取材しようっと。
5kmを走っておられた、お上品な女性ランナー。新年会の時に少しお話させてもらったのだが、お名前をお聞きしていなかった。「前田さん」だった。
前田さんは、本当に京都らしい感じがする。言葉やしぐさが、はんなりと・・・。決して無理もされない。
写真はちょっとぶれてしまったが、おきれいな方です。京都走ろう会のイメージに、ぴったりだと思います。
橋本さんもおられたので、「ブログに写真のせていいですか」と聞いておいた。あんな猛スピードで走らはったのに、ケロッとしてはった。(ものたりんのかな。)この暑さの中、10km、36分02秒。
10km参加者で、一人ポツリと離れていた人がいた。
計時係の幹事さんに聞くと、「あの人は松若さん。ここを35分ちょっとで通過したから、1時間12分くらいで帰ってくるんちゃうかな。イーブンペースで走れる人やから。」
一人といっても、ちゃんと吉田さんがついてるし、全然心配いらん。でもちょっと気になって北大路橋近くまで行ってみた。その時撮ったのが、一番最初に載せた写真。これこそが、京都走ろう会です。
松若さんをはさむように、岩本さん、平田さん、吉田さん。磐石の態勢とは、このことですね。
「鴨川条例が・・・、バイクとめたら罰金が・・・」とか言っている人たち、どうかこの写真をよく見てください。4人の楽しそうな話し声が、聞こえてきませんか。遠くから黙ってカメラを向けている私を見つけて、手を振ってくれているのですよ。
長い長い時間をかけて築き上げた信頼関係に水をさすようなことだけは、やめてくださいね。お願いです。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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