2009年11月18日(水)
「風が強く吹いている」 [映画]
11月7日に真樹が見に行った映画を見てきた。
「風が強く吹いている」、箱根駅伝をめざす大学生の物語。
娘といっしょに映画を見たのは、2年前家族4人で見に行った「天然コケッコー」が最後。この先もいっしょに見に行くことはないだろう。ただ、今日のように同じ映画を別々に見に行くことはあるのかも・・・。
この映画を見ながら思ったことは、「この場面を見て、真樹はどう感じたかな」とか、「今の言葉を聞いて、真樹はどう思ったかな」とかばっかり。
この映画でも、キーワードは「自分の居場所」だった。
私自身、父親として真樹の居場所探しの役に立ったのだろうか。せめて走ることの楽しさくらいは教えてやりたかったのに・・・。
全然レベルのちがいすぎる話で恐縮ですが・・・。
中3の真樹は、9月30日に西京極のサブグランドで800mを走る予定だった。「中学校合同陸上大会」の中の1種目として。
真樹は陸上競技部でもなんでもないが、小さい時から私らに連れられてマラソン大会に出続けていた。中学生になってからはついてくることもなくなったが、「自分は長距離は得意」という意識は持ち続けていたと思う。
「合同陸上」と言っても小さな中学校3校だけなので、合わせても女子は10人ちょっと。しかし、真樹は真樹なりに戦略を練っていたようだ。
9月22日の「京都スポーツ祭典陸上大会」で一たたきして、本番でそこそこの・・・。
私はその話を聞いて、思い通りに走れても走れなくても、きっと笑顔で帰ってくるだろうと想像していた。なんと言っても、それが真樹の「引退レース」やからね。
しかし、「京都スポーツ祭典陸上大会」はアクシデントがあり、スタート直前で出場取りやめ。 (くわしくは、9月22日のブログで)
この悪い流れを引きずったのか、9月30日の本番と1週間後の予備日も雨で中止。私が思い描いていた「笑顔の引退レース」は、夢幻に終わってしまった。
何をたいそうにと思われるかも知れないが、今日の映画を見ていても「夢のようなことも現実に起こりうる」と思う。おんなじ人間なんやから、今は大きな差があっても絶対縮めることはできる。何かがきっかけで、それに気づくとも限らん。「800m走」がそのきっかけになったらええのになあ、と思っていたんですが・・・。
せめて、真樹には走ることの楽しさだけは伝えたかったが、どうかなあ。
「いつかフルマラソン走ってみたいなあ」と言っている真樹の言葉を、私の胸にしっかりしまっておいて・・・。
こんな映画の見方、変でしょうかねえ。
今日は、久しぶりに「京都シネマ」以外の映画館。
ジャスコ・久御山店の2階の「イオンシネマ久御山」。
「京都シネマ」はどちらかというとマイナーな映画ばかり。時々、メジャーな映画も見たくなる。
「シネマメイトクラブ」に入ると、すべての映画が1500円。朝一の上映回は1000円均一。さっそく、入会。これから、水曜の朝一に来ることにしよう。
うちからジャスコ・久御山店までは22kmくらい。ガソリン代は200円弱。駐車代の心配もないので、ここは意外といいかも。
映画を見たあと、その近くの同じ階の中華料理店へ。
「ふかひれあんかけチャーハンセット」、1380円。おいしかった。
支払いの時、「映画、見られました?」と聞かれた。月の後半は、映画を見た人は5%引きらしい。
わずか70円ほどのことだったが、いいコラボですね。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
トラックバック
トラックバックURL
http://blog.kyoto-carrot.com/tb.php?ID=660