2009年05月24日(日)
日曜参観 [学校]
「小豆島オリーブマラソン」が中止になったため、真樹の中学校の日曜参観に行けることになった。
この4月からお世話になっている「K小中学校」は、今はやりの小中一貫校ではなく、いなかによくある小中併設校である。
この地域は、うちの「きく」のふるさと「高山牧場」があり、うちの「あんも」が捨てられていたところでもある。もっと前のことをいうと、「きく」の先代番犬「えり」が捨てられていたところでもある。
なぜこの地域とこんな関わりがあるのかというと・・・。
18年前、私が小学校教師生活にピリオドを打った場所だからである。(ここの小学校に3年間勤務させていただいた。)
久しぶりに足を踏み入れた校舎は、18年前とまったく変わっていなかった。まるで、時間が止まっているかのように。
1時間目は国語。若い女性の先生。
2時間目は英語。ややベテランの女性の先生。
授業がどうのこうのより、わが娘がこうして教室にいる姿が見られるだけで満足である。
いろいろな方のお世話になり、この日がある。その中でも、いつもいつも笑顔で迎えてくださったあーちゃんのお母さんの力は大きかった。
背中を向けているわが娘に、心の中から呼びかけた。
「これから、楽しいことは自分で見つけるんやぞー」
中間休みに写生展も見てきた。
小学校では、私たちの時代の前から行われていた「高山牧場の牛6年分」が、今も引きつがれていた。毎年毎年牛の絵をかき、6年生で6枚の牛の絵になるというもの。これは見ごたえがある。
中学生は風景画。ほとんどの子(といっても、全員で6名)が、校舎付近をかいている。
真樹の絵は、落ち着いた感じのいい絵だった。
全体が淡いタッチで統一されている。最初見たとき、「ダム湖に水没した学校?」と思ったくらい。
写真に撮って、家に帰って廉に見せたら、「パオパオの絵に似てんな。」とのこと。たしかに。(こりゃ、ええのか悪いのか。)
まあ、こんな学校の話題が家で出てくること自体がええことなんやろね。
私が選んだ秀逸作品。今5年生の子が3年生のときにかいた絵です。見ていてよだれが出そうです。
3時間目は、小学校の音読大会を見せてもらった。
4年(3名)、2年(1名)、5年(1名)の順に発表していった。(以上5名が全校児童です。)どの子も大きな声ではきはきと発表できていた。
最後の校長先生の講評もよかった。
小中併設校では高校進学の問題もあってか、たいてい中学校籍の校長がつかれている。そのため、小学校の子どもたちへの目配りがおろそかになりがちである。
その点、今日の校長先生のお話は聞いていてホッとするものだった。一人ひとりの普段の様子から、発表直前の様子も含め講評されていた。
自分が今まで中学校のことしか知らなかったから、何もかもフレッシュです、というようなこともおっしゃっていた。
そんな気持ちで子どもたちに接してくださる先生はありがたい。
真樹がお世話になるようになってまだ2ヶ月足らず。卒業までのあと10ヶ月。
どうか、自分の進む道を自分で切り開いていける子になっていってほしい。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
トラックバック
トラックバックURL
http://blog.kyoto-carrot.com/tb.php?ID=478
コメント
みきさん、コメントありがとうございます。
ヨメさんから、「子どものことは書くな」と言われているのですが、いいことがあれば書きたくなってしまいます。ヨメさんによると、私が当事者ではなく、第三者のような目で見ているところが「むかつく」らしいです。(また、今回もしかられました。)
「小中一貫校」のねらいは何なんでしょうね。うちのいなかの学校もごり押しのようにそれ(学校を統合し小中一貫校に)が決定し、うちはどうしても納得がいかず出てきたようなもんです。
子どもを実験台に使うようなやり方だけは許せません。
みきさんの息子さんが心から笑える日が来ることを祈ります。
真樹ちゃんの絵、とてもいい絵ですね。
繊細で優しい感じがにじみ出てます。
なんか私が中学生の頃描いてた絵に似てるような・・・
あら、こんなこと書いたら「自画自賛」になるわ!
真樹ちゃんがお父さんお母さんに背中から見守られながら、笑顔で前向きにがんばってる様子がうかがえます。
教室の子供たちの絵を見ていると、みんなのびのびと育ってるんだなあとわかりますね。
いい学校なんですね。
うちの息子の通う学校は今はやりの「小中一貫校」です。
息子の学年だけで約150名。小学校全体で1000人を超えてます。
文科省のモデル校だか何だか知らないけど、こういう学校は息子には合わないなあ、と思いながら、そう簡単に転校もできず・・・
お友達と机を並べて笑顔を見せる息子の姿が見れるのはまだはるか遠い感じですが、私も焦らずゆっくり見守りたいと思います。