2009年05月19日(火)
第14回鯖街道ウルトラマラソン・続きの続き [ランニング]
「藤井さーん!」
「おお、伊藤さん。」
ゴールしてすぐ声をかけてくれたのは、京美人こと伊藤千尋さんでした。
1年前偶然大会で知り合い、その後なぜか偶然顔を合わせることが多い。私のブログでも、最多出場であると思う。フシギなご縁のある方です。
「伊藤さんも出られてたんですか。Bコース(42km)ですね。どれくらいで行かはったんですか。」
「みんなとゆっくり、7時間くらいで走りました。」
「はー、そうなんですか。」
「藤井さん、淡墨桜マラソン行っておられたんですね。ブログ見せていただきました。私も行ってたんですよ。一番最後のほうにスタートしたんですけど・・・。」
「あらー、来てはったんですか。全然気がつきませんでした。」
「今日は、(ランナーズ9の会のランシャツ)見てもらえてよかったですね。」
「いや、これ、残り10kmのとこで見えるように脱いだんですわ。それまで、ずっとカッパ着てたんです。」
「そうだったんですか。」
それにしても、私のブログを本当にしっかり読んでくださっている。淡墨桜マラソンのとき、初めから終わりまでカッパを着ていて「ランナーズ9の会」の宣伝にならなかった。そのことを言っておられるのだ。これだけしっかり読んでいただいていると、ありがたい。
私は、伊藤さんの名前と年齢と京都府南部に住まわれていることしか知りません。年齢も、去年の福知山マラソンで偶然いっしょになったときに聞き出したもの。私の娘といってもいい年齢でした。
淡墨桜マラソンでもお会いできたらうれしかったやろうけど、連絡取り合ってるわけでもなし、これはこれでいい関係ですね。
「奥さんは、来ておられないんですか。」
「そんなもん、来るかいな。今、かりゆしのコンサート行ってますわ、滋賀県までね。」
「えー、そうなんですかー。」
近くにおられた方にお願いして、2ショット写真をパチリ。いい思い出になりました。
ここで一つ笑い話を(笑えないかもしれません)。
ゴール直後、伊藤さんが声をかけてくださったとき、手に持っておられた豚汁が目に入った。
「おっ、これは私のために持ってきてくれはったんかな。」
お気楽な私は、すぐそんなふうに思ってしまった。思わず手を出してしまう私。その手を伊藤さんが捕まえしっかり握手。
ここら辺は、幻覚かも知れん。よう覚えてへんのです。ただ、豚汁の量が(食べかけだったせいか)少なかったのだけは確認した。
後でよく考えてみると、伊藤さんは4時間遅れでスタートして7時間かかったというのだから、私のゴールのちょっと前にゴールされていたのだ。食べておられる途中、アナウンスを聞いてゴール前まで来てくださっていたのですね。
私が、アッポでした。
完走証発行テントには、大会事務局の廣岡さんがおられた。
「藤井さんて・・・、キャロットの藤井さんやったんかいな。」
「そうですねん。今年はしっかり走らせてもらいました。」
おとなりの女性が・・・。
「あっ、キャロットさん、私、こないだお店に行っていっぱい買わせてもらいました。」
「いやー、それはありがとうございます。写真撮っとこー。ブログに載せますわ。お名前は?」
「池田です。」
最近よく、大会などで会う方から、「お店に行かせてもらってます」と言われる。ところが、私は産大前店にはまったく出ていないし、ヨメさんもいることは少ない。バイトさんまかせである。
たぶん、いろいろとお話にも来ていただいていると思うと、申し訳なく思う。
記録は、私の時計とぴったり同じ、11時間24分28秒。だいたい、自分の想定通りに走れた。
ただ、これにプラス24km(合計100km)は、やっぱりきつい。今回も、制限12時間だったので余裕があった。100km16時間制限の大会があったら、余裕をもって走れるかな。
帰り際、「ランナーズ9の会」の尾崎さんと、元ご近所の姫野さんと少ししゃべった。
着替えずそのままのかっこうで、叡電出町柳駅へ。そこから精華大前まで乗り、やっと家にたどり着いた。
ヨメさんはコンサートに行って留守だったが、廉がすぐにふろを沸かしてくれた。
真樹に、「日本海の小浜から出町まで走ってきた」と言ったが、全然ピンときていない。フシギそうな顔をしていた。
さて、私の初代ゲルフジは・・・。
ようがんばりました。ごく一部、ソールが離れかけているところがあったが、大勢に影響なし。きれいに洗って補修すれば、まだまだ使えそう。
トレイルラン用にはきならしてきた4DMメッシュロングタイツも、抜群だった。一度もコブラがえりがおこらなかったのは、このタイツのおかげかな?
ロングタイツをメッシュ仕様にするという発想自体に感服。これなら冬以外の季節でもはけそう。
今回のレースを振り返って・・・。
? 「かもパーマジック」に脱帽
賀茂川パートナーズのお二人が、どうやってあの悪路を進んでこられたのか不思議でしょうがない。そして、最後には追い抜かれてしまった。元気すぎる。これは、まさに「マジック」です。
お願いしたら、学校とかに講演のような形で来てもらえるのかな。もしお嫌でなかったら、子どもたちに向って話してほしいなあ。
? ゆかりの土地を走れるうれしさ
尾越からこっちは、なじみのあるところばかり。
特に、以前何年もソーメンエイドを出させてもらっていた杉峠に到着したときは、感激だった。雨でぐちゃぐちゃになった延々と続く上り坂。パッと明るくなったその先にあるソーメン。そら、うれしいもんです。 (今年、私には当たりませんでしたけど・・・。)
? ファギーちゃんと伊藤さん
犬とうら若き女性とが同レベルの扱いか―い!
この囲みは、会えると思ってなかった人(犬)に会えた喜び。長いこと走っていれば走っているほど、いい出会いがありますね。
このほかにも書きたいことはいっぱいあるけど、今年はこれくらいでかんにんしたろ。
また来年も出たいなあ。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
久々のコメント、ありがとうございます。
毎度毎度言いますが、私は走りに行って「疲れたー」とか言ったら、ヨメさんにえらい目に合わされます。だから、「まったく、疲れてません!」、キッパリ。
真冬の雨はつらいけど、この時期の雨は「恵みの雨」です。ほとんど給水の必要もありませんでした。私の感覚では、「走路は最悪、気候はほぼ満足」という感じです。
今回は自分の完走がどうのこうのというより、いろいろな人(犬も含む)に会えて、それが値打ちがありました。
特に賀茂川パートナーズのお二人の姿を取材できたのが、最大の収穫だったと思います。まだこの記事のどの部分も未完で、もうちょっと付け足していく予定です。ぜひ、外峯さんのお子さんにもこのお二人の話をしてあげてください。
それから、例の先生はうちのヨメさんの大学時代の同級生。ヨメさんも教員採用試験に合格しておれば、同じような道を歩んでいたかもしれません。
「人生いろいろ」です。
雨の中の鯖街道 ほんと〜〜にお疲れさまでした。
私も参加したかったんですが 色々迷って断念しました。
でも 悪天候の中、ゴールにたどり着くまで大変だった分、得れるものもきっと大きいレースだったんだろうなとブログ見せてもらって感じてました。
藤井さんに負けてられへんな〜って昨日はご飯一杯分
我慢したけど どうもまだまだお腹まわりがさ・・(笑)
それと以前、聞いていた娘の学校に転任されたという(ますみさんのお知り合いの)先生・・・とってもインパクトがあって生徒から大人気な先生らいしいですよ。
いつも 生き生き元気いっぱいな先生は子ども達にとっても 魅力的な存在なんでしょうね〜。
そんなおばちゃんになりたいっっ!!
☆外峯☆