2017年05月14日(日)
第39回鯖江つつじマラソン〜静かな応援〜 [ランニング・出張販売]
「藤井さん、名簿に名前載っとったなー。でも、絶対に走ったらあかんでー。」
朝一番、私にとっては走りの神様とも言える松本一之さんからそう言われた。
この言葉でストンと落ちた。「やめておこう」と。
実は走る用意は万全。昨日5km走をしたのも、「鯖江走ったろ」という魂胆があったから。ランシャツランパンもシューズも持ってきたし。あとは、どうヨメさんの目をかすめてスタートするか。そればかり考えていた。
しかしヨメさんの目はかすめられても、「走りの神様」の忠告は無視できない。
つけるはずだったナンバーカードと、お客様からいただいたおいしいアンパンとともに記念撮影。
ほんとうはゆっくりでも走りたかったなあ・・・。
朝4時55分、自宅出発。
静原から大原、あとは367→303→161→8と通って敦賀IC。90kmちょっとを1時間半。ほとんど信号がなく、早朝は車も通ってないので速い。これで高速料金がだいぶ浮かせた。
敦賀〜鯖江間は約40km、20数分、1420円(中型車)。
これで会場に6時50分に到着。
熱があれば運転も危なかったが、昨日早く寝て今日に備えたのがよかったようだ。
カンカン照りになる予報がはずれ、曇り空。
ランナーにとってはこのほうがうれしい。
いつも声をかけてきてくださる松本さんと山本ヒデさん。
「藤井さん、絶対に走ったらあかんでー」と松本さん。
「今日の5kmのメンバーやったら、藤井さん優勝狙えたのに」と山本さん。
お二人とも入賞圏内のランナーにくわしく、今日は早い人が10kmの部に集中したようだ。ちなみに、松本さん、山本さん、私の同い年最強と呼ぶ北出さんも10kmにエントリー。私が5kmの部の優勝が狙えたということは、私より速いこの3人はもっと可能性が高かったということ。惜しいことをしましたね。
受付に行き、参加賞のタオルをもらってきた。
10km男子60歳以上の部は164人、5km男子60歳以上の部は104人だった。
自分が走れないときは、せめて知り合いの応援を。
しかし、声がほとんど出ない。会う人ごとに「今日は無言の応援をします」と言っておいた。
9時35分、ハーフの部がスタート。
この大会は、なぜかメインのハーフに年代別表彰がない。男子だと644人がいっしょくた。また、女子にいたっては全種目年代別表彰なし。ハーフ78人、10km177人、5km173人は厳しいですね。
ハーフの部で応援するのは、三重の林さん。
今日も朝にごあいさつに来てくださった。肉離れを繰り返していて、しっかり走れる状態ではないらしい。
私にとって、林さんは走友という以上の存在と言っていい。ここにくわしくは書けないが、人に言いにくいような話もよくしてくださる。私も私が考えられる限りの返答をしようと心がけている。そういう貴重な存在です。
10月の「全日本マスターズ」もお仕事の都合で出場されないそうだ。今年は和歌山開催なので出ようと思っていたが、林さんが出ないのなら私も考え直そう。
ハーフのスタート後に少し時間があるので、いったんテントへ。
そこにおいしいおいしいたい焼きが。
いつもお世話になっています、小川さんご夫妻。
私らのことを身内のようにかわいがってくださっている。
「小川さん、応援に行きますわ。声でーへんし、写真だけでも撮らせてもらいます。」
「あー、そらえらいこっちゃ。」
10時05分、私が出るはずだった5kmの部がスタート。
小川さん見っけ!
「おがわさーん!」と叫んだが、もちろんそのしわがれ声は届かず。
その10分後の10時15分、10kmの部がスタート。
さあ、北出さん、松本さん、山本さんを探さなくては。
松本さんは見つけられたけど、北出さん、山本さんは見つからず。
おっと、最後尾近く。速歩ランナーさんじゃありませんか。
去年よりは暑さもましなようなのでよかったですね。
それにしても、このいでたちで10kmはきつそう。
しっかりね。
ちょっと休けいしたあと、復路の応援へ。
「おがわさーん!」
「藤井さんがどこで待っとるか分からんから、歩けへんかったわー。」
これはきっといいことだったんですよね。
ハーフのトップ。
ダントツ。
来た、北出さん。
私の知り合い3人の中ではトップ
それほど差もなく松本さん。
そのすぐあとに山本さん。
いつもこの大会でお会いします、滋賀の玉木さん。
あとはハーフの林さんを探さなくては。
残り3km地点あたりで「ふじいさん!」の声。
林さんが私を見つけてくれた。
しんどそうだがしっかりとした足取り。
これは近道をして、ゴール前の写真も撮ってあげよう。
麦畑を横切って、陸上競技場へ。
走った走った。けっこうな速さで。
余裕を持って競技場到着。
林さんの前のランナーの特徴ある人を覚えていたので、到着してもゆっくり観察することができた。ゲートを超えて入ってきた林さんの姿もしっかりと撮影。
向こう上面、ラスト200m。
やっとたどり着いたゴール。
心配していた肉離れも、今日はだいじょうぶだったらしい。
早く治してくださいね。
林さんとしゃべっていると、「あらっ!」と。
私はてっきりfukikoさんだと勘違い。
「いつもネコちゃんのブログ見させてもらってます。」
「あっ、それは妹。」
「失礼しました、お姉さんのほうでしたか。そっくりなもんで・・・。」
fukikoさんのおねえさんは、去年の土山マラソンで初めてお話しさせていただき、ダンナさんとは「沖縄100キロ」でいっしょに走らせてもらった。おねえさんはRECSのお仕事で来られていたようだ。
「それじゃまた、どこかの大会でお会いできますね。」
いつも枯らしてしまうツツジの苗。
今年ももらったので、今度こそ枯らさないように。
他府県からの参加者名簿をチェックされていたが、「もらいに来ておられる率」が高くてビックリ。Tシャツやタオルより、こういう参加賞のほうが喜ばれるのかも。
記録速報が出ていたので見に行った。
1位 19分32秒
2位 19分50秒
3位 19分55秒
4位 20分16秒
うーん、確かに、入院手術がなかったら優勝狙えたね。ただし、狙うだけやけど。
去年19分49秒で5位やから、折り返しまでトップで行って、後半3人に抜かれ結果は4位というところがいいとこですかね。
それより、今日出場強行していたらどうやったんやろう。
今年の10位入賞で22分04秒。
10位の人とデッドヒートで救急車行きちゅうのが落ちやったんかなあ・・・。
(11位の23分13秒まではかからなかったと思うので。)
12時すぎから後片付け。
片付け始めたころ、「藤井さん、体調はどうですか」と聞いてこられる方あり。どうもレースに参加された人ではないらしい。
よくよくお聞きしてみると、「パオパオだより」の愛読者さん。以前はずっとこの大会にも出ておられたが、ここ1年半はまったく走っておられないとか。私のことが心配で、わざわざ顔を出してくださったようだ。そして、シューズを買って行ってくださった。「今は走っていない」とおっしゃっていたのに。
うちの夫婦間では、「京都キャロット」で買い物をして応援してくださる方を「佐古井流」と呼んでいる。「香住」で私の病状を知った宍粟市の佐古井さんが、そのあとほぼ無言で商品を買っていってくださった。ヨメさんは、「あれがほんまの応援や。かっこええわ」と痛く感心していた。静かな応援というところでしょうか。
今日の「佐古井流」は、福井市の高木さん。私より5歳ほど上の元ランナーさん。ご自分では「もう走れません」とおっしゃっていたが、ぜひ来年走ってください。私もそれまでには元気になりますから。
商品が以前ほどないせいか、1時間ほどで片づけ終わり、1時すぎに会場発。
前半は売れ行きが芳しくなかったが、後半も暑さがましだったせいか多くのお客様が来てくださった。これでまあまあ。明日の入院手術費の支払いも何とかなりそう。よかった。
お昼ごはんはいつもの南条SA。
レストランはすいていたが値段高すぎ。
フードコートの席を確保し、私は「ざるセット」、ヨメさんは「台湾」。
「台湾」って、なに?
それは「台湾うどん」でした。
二人で1660円。これでお昼代もだいぶ節約。
帰りも同じルートで高速代節約。
さすがに帰りは少し車が多く、家に着いたのは4時半ころ。
まあそれでもこんなに早く帰れるのだから楽な方。
「佐古井流」的な人がもっと増えてくれんもんかなあ・・・。
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【今日のきく】
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
天気予報が外れてマラソン日和とはこれいかに・・
地元のPRに仮装は基本?と思いいながらも5kmだと気軽に
考えていた・・参加通知で10kmやったかと・・
仮装は辞めたくないが10kmでは完走は無理かもと・・
スタート前からやる気が・・ところが・・ラッキーなことに
初めての日医ジョガー軍団がきていた・・ゴールまで仮装は大変だろうとずーとアシストいただき無事時間内にゴールできました・・ハーフ以上のつらさでしたが・・素敵な出会いがたくさんあり・・とても思い出な大会になりました・・感謝
初めて出張販売でシューズを買わせてもらいました・・
黄色が仮装には合うので・・黄色があったので即決でした・・
5kmならなんともなかったが10kmでしたので後半左かかとに靴擦れが出来てしまいましたが・・痛みもあまりなくなんとか時間内ゴールできました・・ハーフに出た人にはアウトの人もいたようです・・ハーフ2時間15分は厳しすぎ〜
3D絵画お店に飾っていただければ光栄です・・
遠路ご足労さまでした・・タイムはワーストでも思い出な〜
大会でした・・ありがとうございます