2017年04月19日(水)
「不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち」 [書評]
◎Discover社ホームページより
■商品説明
「三つ子の魂百まで」と言いますが、家庭は人間にとってもっとも原始的な社会・人間関係を体験する場です。そこで大きく影響するのが生まれ順、つまり、きょうだい構成=「きょうだい型」です。
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」と下のきょうだいの面倒を任せられることによって責任感を身につける “きまじめな王様”長子。
生まれたときから兄姉という「前例」を見ながら要領よく甘え上手に育つ “したたかなアイドル”末っ子。
上と下に挟まれ、自分のアイデンティティを模索し続ける “永遠の思春期”中間子。
親の愛を一身に受け、ひたすら天真爛漫に成長する “マイペースな天才肌”一人っ子。
「お兄ちゃんぽい」「妹っぽい」という性格は、本当なのか? そして、それはどのように形成されたものなのか? 独自に開発した「きょうだい型メソッド」により、その仕組みがまるわかりになります!
「だから自分はリーダーの役割が苦手なんだ」「そういえば、自分の友人は一人っ子ばっかり」など、自分自身への理解が深まると同時に、自分とは違う人のメンタリティに驚くこと請け合いです。
思わず「あるある」と言ってしまうエピソードに加え、それぞれのタイプを動かすためのひとことフレーズ、相性チェック表など、仕事、恋愛、結婚、友人……あらゆる人間関係に役立つコンテンツ満載の一冊。
<本書の効果・効能>
・自分では意識していなかった性格、考え方の根っこの部分を知ることができる
・親やきょうだいの行動原理が分かり、家族づきあいがラクになる
・妻や夫、子どもの考え方が分かり、夫婦のやり取り・子育てにも役立つ
・恋人や友人、職場の同僚の性格が分かり、コミュニケーションが円滑になる
<こんなに違う!それぞれの思考・行動パターン>
たとえると…….
長子は、A型のライオン
末子は、O型の犬
中間子は、AB型のカメレオン
一人っ子は、B型のネコ
著名人では……
長子は、石原慎太郎・市川海老蔵
末子は、イチロー・本田圭祐
中間子は、孫正義・柳井正
一人っ子は、村上春樹・坂本龍一
仕事では……
長子は、仕事に成長を求める
末子は、仕事にバランスを求める
中間子は、仕事に人間関係を求める
一人っ子は、仕事にやりがいを求める
結婚では……
長子は、価値観が合う人と結婚する
末子は、気が合う人と結婚する
中間子は、自分を好きな人と結婚する
一人っ子は、自分が好きな人と結婚する
■目次
はじめに
きょうだい型メソッド1 〜人は誰もが「一人っ子」か「末子」として生まれる〜
きょうだい型メソッド2 〜性格は、親・きょうだいとの関係で決まる〜
1章 まるわかり!「きょうだい型」別 性格&相性
長子:性格 責任感と自尊心の強い生まれながらの「王様」/相性 仕事は末子、結婚は長子同士がうまくいく
末子:性格 ノリと愛嬌でしたたかに人生を謳歌する「アイドル」/相性 最も相性いいのは末子同士、一人っ子にはイライラすることも
中間子:性格 繊細で複雑で感受性の強い「永遠の思春期」/相性 誰とでもうまくやっていけるが、中間子同士の恋愛には要注意
一人っ子:性格 人間関係オンチでマイペースな「帰国子女」/相性 ラクなのは一人っ子同士、世話焼きの長子との相性も◎
きょうだい型を補正する4つの要素
2章 こんなに違う!「きょうだい型」別 思考&行動パターン
1)たとえると
長子は、A型のライオン
末子は、O型の犬
中間子は、AB型のカメレオン
一人っ子は、B型のネコ
2)フィクション
長子は、エルサ(アナと雪の女王)
末子は、まる子(ちびまる子ちゃん)
中間子は、来生瞳(キャッツアイ)
一人っ子は、浅倉南(タッチ)
3)著名人
長子は、石原慎太郎・市川海老蔵
末子は、イチロー・本田圭佑
中間子は、孫正義・柳井正
一人っ子は、村上春樹・坂本龍一
4)進路
長子は、道を切り拓く
末子は、楽な道を行く
中間子は、道に迷う
一人っ子は、我が道を行く
5)価値観
長子は、やるべきことをやる
末子は、やれそうなことをやる
中間子は、みんながやらないことをやる
一人っ子は、やりたいことだけやる
6)欠けているもの
長子は、デリカシーがない
末子は、ガッツがない
中間子は、素直さがない
一人っ子は、常識がない
7)決断
長子は、よく考えて決断する
末子は、人に決断してもらう
中間子は、決断を先延ばしにする
一人っ子は、よく考えずに決断する
8)ピンチ
長子は、ピンチにもろい
末子は、ピンチに見て見ぬふり
中間子は、ピンチに張り切る
一人っ子は、ピンチに気づかない
9)チャンス
長子は、チャンスに気づかない
末子は、チャンスに浮かれる
中間子は、チャンスに尻込みする
一人っ子は、チャンスをつくる
10)仕事やキャリアに求めるもの
長子は、成長を求める
末子は、ワークライフバランスを求める
中間子は、人間関係を求める
一人っ子は、やりがいを求める
11)チームワーク
長子は、自分がやるべきだと思っている
末子は、誰かがなんとかしてくれると思っている
中間子は、誰かがやるべきだと思っている
一人っ子は、自分のことだけやりたいと思っている
12)打ち合わせ・会議
長子は、嫌われても言うべきことは言う
末子は、おいしいところを持っていく
中間子は、場の空気を優先する
一人っ子は、全然違う話をする
13)注意される・叱られる
長子は、「自分が悪かった」と反省する
末子は、「自分のせいじゃない」と開き直る
中間子は、「なんで自分だけ」といじける
一人っ子は、「どうしよう…」とひたすらショックを受ける
14)褒められる
長子は、「いえいえ、私なんてまだまだ」と謙遜する
末子は、「やっぱり自分はすごい」と増長する
中間子は、「裏があるのでは」深読みする
一人っ子は、「○×※□......!」と動揺する
15)酒グセ
長子は、説教する
末子は、無礼講になる
中間子は、荒れる
一人っ子は、一対一で話し込む
16)友達づきあい
長子は、頼られたい
末子は、甘えたい
中間子は、八方美人
一人っ子は、一方美人
17)金銭感覚
長子は、人のためにお金を使いたい
末子は、人のお金を使いたい
中間子は、お金にシビア
一人っ子は、お金に無頓着
18)恋愛
長子は、恋人には意外と甘える
末子は、恋人には意外とそっけない
中間子は、恋人には意外とわがまま
一人っ子は、恋人には意外と尽くす
19)結婚観
長子は、価値観が合う人と結婚する
末子は、気が合う人と結婚する
中間子は、自分を好きな人と結婚する
一人っ子は、自分が好きな人と結婚する
20)夫婦ゲンカ
長子は、すぐケンカする
末子は、うやむやにする
中間子は、よく話し合う
一人っ子は、すぐ家出する
21)実家との関係
長子は、実家にちょくちょく顔を出す
末子は、実家にダラダラ居座る
中間子は、実家から距離を置く
一人っ子は、実家から結局離れられない
22)子育て
長子は、理想主義
末子は、現実主義
中間子は、博愛主義
一人っ子は、溺愛主義
3章 こうすればうまくいく! 「きょうだい型」別つき合い方&ひとことフレーズ
長子 つき合い方&このひとことでうまくいく!
末子 つき合い方&このひとことでうまくいく!
中間子 つき合い方&このひとことでうまくいく!
一人っ子 つき合い方&このひとことでうまくいく!
おわりに
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今日は寮1(二条)17時間。
ポケットWi-fiを忘れ、マイパソコンが使えず。
久しぶりに読書しましたわ。
私の大好きな畑田国男さんの「兄弟姉妹型」以来の「きょうだい型」分析。
これはめっちゃおもしろかった。
「末っ子」の欄は、私とのシンクロ率95パーセントくらいありますねえ。
◇ ◇ ◇
■末子
平和主義者だが損得勘定に敏感で、意外にがんこ。
交換条件を出してドライに交渉すべし。
1.楽しいことが大好きな平和主義者
重苦しい雰囲気やもめごとを嫌い、面倒なことはできるだけ避けようとする。しかも陽気で社交的。
2.「誰かがなんとかしてくれる」
責任を持ったり、決断を任されたりすることが大の苦手。ノリや愛嬌でその場をごまかしてやり過ごそうとする。
3.損得勘定に敏感
世渡り上手で、自分の得にならないことはしたがらない。交渉するにはドライに交換条件をちらつかせるのが◎。
◇ ◇ ◇
ほんま当たってます。
「誰かがなんとかしてくれる」は、末っ子の基本中の基本です。
「意外にがんこ」というのもその通りだと思う。
「平和主義者」という評価は、なんかうれしい。
ここで気になるうちのヨメさん。
ヨメさんは、姉と弟がいる中間子。
◇ ◇ ◇
■中間子
人当たりはよいが、内面は実に複雑で繊細。
相手を尊重し、味方になることがカギ
1.複雑な八方美人
人当たりよく誰とでも仲良し。でも実は心を開いていなかったり些細な傷ついたりしていることも。
2.気配り上手な目立ちたがり屋
気配りの人でありながら、意外に自分への注目を求める。そのため駆け引きや探り合いも得意。
3.人間関係を重視
相手が自分をどう思っているかに非常に敏感で、尊重されればされた分だけ相手を大事にする。
◇ ◇ ◇
ふむふむふむ・・・。
心当たる節が多い。
特に「相手が自分をどう思っているかに非常に敏感」というところはその通りなような気がする。
気にするヨメさんに対して、末っ子の私は「だーれもなんとも思ってへんてー」とよく言っているんですが・・・。
さて、一番大事なのは相性。
末子(私)と中間子(ヨメ)の相性は・・・。
【末子から見た中間子との相性】
表面的なノリだけで突っ走りがちな末子をうまくサポートしてくれるのは中間子。長子ほど偉そうに振る舞わないので末子にとってもつきあいやすい相手です。結婚生活でも上手にリードしてくれるでしょう。
【中間子から見た末子との相性】
中間子は空気を読むことに長けていて、相手に合わせるのが得意。その分、我慢を重ねて、ストレスをため込む傾向があります。
同じ身勝手ならどこまでも天真爛漫な一人っ子をサポートしたり、明るく言うことを聞く末子をプロデュースするほうが、中間子のやる気につながるでしょう。
◇ ◇ ◇
私とヨメさんは「きょうだい型」の相性としてはまあまあというとこみたいですね。
ちなみに、上の表は朝日放送「ビーバップ!ハイヒール」で使われた「明日から使えるきょうだい別取扱い説明書」(2016年1月放送)。
これをうちの夫婦に当てはめると、末っ子彼氏と間っ子彼女になるので、彼女から見て「気楽な彼にあこがれるが限度もある」。
いろいろ見比べててみると、もろいねえ。
畑田さんの「兄弟姉妹型」理論で一番感心したのは、「ホームラン王に長男はいない」というもの。
日本プロ野球の歴史上、ホームラン王は全員次男以下だった(1977年パリーグのリー選手を除く)。
「そうか、それで原や清原はホームラン王を取れへんかったんか」と納得した。
しかし、一昨年のセリーグホームラン王にヤクルトの山田哲人選手が。山田選手は、たしか姉と妹がいる長男。これで、畑田理論が初めて崩れてしまった。
畑田さんが生きておられればその見解をお聞きしたいものだが、山田選手がよっぽど特異な存在であったということだろうか。
まあ、何でもかんでも万能な理論などないということでしようね。
長らく人気のあった血液型性格分析は、非科学的で差別的な一面もあるということがやっと浸透し、最近聞くことはほとんどなくなった。
それに比べれば、この「きょうだい型」は自分を知り他人とのコミュニケーションを取るのに役立ちそうに思う。
まあとりあえずは、本を1冊読んだくらいで知ったかぶりの顔をせんようにちゅうことですけどね。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
ちいちゃん、コメントありがとうございます。
ちいちゃんは3人きょうだいの長子でしたね。
長子は、やるべきことをやる
長子は、よく考えて決断する
長子は、自分がやるべきだと思っている
長子は、説教する
長子は、価値観が合う人と結婚する
このあたり、当たってるんじゃないでしょうか。
長子と末っ子は仕事をする相手としてはいいが、友だちとしては最悪らしい。
38(?)と61で、友だちでもないですかね。
私はどれくらい当たってますか?
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