2016年04月19日(火)
「エリカ様・・・」 [ガードマン]
「藤井さん、エリカのこと知ってるか。」
「もちろん知ってますよ。ここのアルバイト応募したときに初めて電話して、出てくれはったんがエリカさんですから。採用が決まって、すぐ名前を覚えてくれはって『フジイさん、フジイさん』ゆうて、ようかもてくれはって・・・。」
「いやいや、その知ってるかとちごうて。えっ、ほんまに知らんのかいな。」
「ひょっとして、会社辞めはったんですんか。」
「いやー、おらんようになったんはおらんようになったんやけど・・・。この世におらんようになったんや。」
「えー、どうゆうことですか。」
「3月6日に死んでしもたんや。」
「えー・・・。」
個人情報にも関わることなので、これ以上は書けない。
今日○ナートで、超ベテランのM井さんから教えていただいた。私が漢字博物館に行き続けている間に、たいへんな事件がおこっていたのだ。
エリカさんと言えば、1月末にあった現任教育のときに「古いベルトは交換しますよ」と言って、私のベルトをしゅしゅしゅと抜き、新しいのをはめてくださったのを覚えている。まだ若いのに、すごい世話焼きな方だった。あんな優しい方に、いったい何があったのだろう。
我が社の女性ガードマンの顔(代表)と言ってもよかったエリカ様。「フジイさん、フジイさん」と言ってくださっていたときに、遠慮せずにもっとしゃべっておけばよかった。そうすれば、ひょっとしたら今もこの世におられたかも・・・。いや、それはないのかな。
ガードマンのバイトを始めて、エリカ様のような人にも会えてうれしかった。
ああ、もっとしゃべりたかった。残念で仕方がない。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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