2016年03月23日(水)
姉86、弟81 [家族]
今日は、父の妹・きくえさんのお見舞い。
父の兄弟は、善一(94)、豊三(生きておられたら90)、きくえ(86)、清作(81)。
今日は清作さん夫婦、豊三さんの奥さん、豊三さんの末娘と私の5人で京都駅近くの武田病院へ。
お見舞いに行く前に、兄からいろいろと聞かされていたので心配していた。病室に入ったとき、きくえおばさんは眠っていてやつれているように見えた。
ところが、清作おじさんが声をかけると「なんやね、おまえ、なにしにきてん」とえらそうに。えらい元気やがな。
「善一の息子で、優三の弟、こうじ。分かりますか。」
「分かる、分かる。」
そのあとしばらくして。
「おばさん、ほんまにボクのこと分かってますか。」
「分かっとるわな。私のこと、ボケとると思とるな。ボケてへんでー。」
今日は体調がすごくよかったみたい。兄から聞かされた話とはだいぶちがっていた。
「おとうさんはどこ?」と1年前に亡くなったダンナさんのことを5分おきくらいに聞いてこられた。これは兄から聞いていた通り。しかし、ご飯が食べられなくなった原因の妄想話は今日はほとんど出てこなかった。信頼している弟・清作さんとその一味が大勢で押しかけて、うれしかったみたい。
「おれはこうゆうことは苦手やねん」と言いつつ、ずっと自分の姉・きくえさんの世話をし続けていた清作おじさん。いくつになっても姉と弟。ええねー。私に同じことできるか知らん。
きくえおばさんは、何回も「にいさんは?」と聞いていた。
「おとちゃんな、日によって調子のええ日と悪い日が極端やねん。調子のええ日やったら来れるかも知れんわ。きくえおばさんが会いたがっとったって、ゆうときますわ。」
そう言うと、きくえおばさんはすごくうれしそうにうなずいておられた。そのときは妹の顔。
いっぱいいっぱいしゃべって、少しは気分がよくなられたでしょう。
今日は清作おじさんといっしょに来たので警戒されなかったが、今度一人で来たときに「あんた、どなたですか」ってゆわれへんやろか。それが心配。
私が持って行ったシュークリームも食べてもらって、ほんとうによかった。
こないだ兄が言っていた。「おばさんにもう一回は別所(私たちのいなか)に来てもらおうと思ってるんや。」
元気になって、どうかその日が迎えられますように。
(おばさんが食べられない分、持って帰ってきました。)
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【おまけ】
お見舞いに持っていくのを忘れたフリーペーパー。
別所在住の廉の一つ上の桃ちゃん(わら細工アクセサリー制作)のことが載っている。
こちらの写真は、きくえおばさんの同級生・春枝さん、きくえおばさんのいとこ・ます子さん、と桃ちゃん。
この写真、きくえおばさんに見てもらいたかったなあ。今度持って行こうっと。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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