2016年09月19日(月)
犬猫を買わないでほしい [わんこ・にゃんこ]
◎毎日新聞9月19日・くらしナビ ライフスタイル
ペットを売らないペットショップ
新しい飼い主に保護犬譲渡
岡山市北区のペットショップ「chou chou(シュシュ)岡山店」は昨年、ペットを展示する「生体販売」を取りやめた。現在はペット用品の販売のほか、地元の保健所から保護した犬に新しい飼い主を見つける譲渡事業に力を入れている。「ペットを売らないペットショップ」と呼ばれるようになった同店の取り組みを探った。【倉田陶子】
「保健所には二度と行かせない」
店内にはペット用品が並び、シャンプーやカットなどのトリミングサービスを受ける犬が飼い主に連れられて次々と訪れる。よくあるペットショップの光景だが、同店の最大の違いは値札がついた子犬や子猫がいないことだ。「chou chou」を運営するグロップのペットサービス部統括マネジャー、澤木崇さん(41)は「お金を出してペットを『買う』のではなく、保護犬を迎える『譲渡』という方法があることを多くの人に知ってほしい」と話す。
オープンから11年目を迎える同店は、2014年末まで店舗の一部を貸し出し、入居するテナントによる生体販売を行っていた。しかし、澤木さんは動物愛護団体などと関わる中で、飼育放棄され自治体の保健所や動物愛護センターに収容されている犬や猫の存在を知り、生体販売に疑問を持ち始めた。
「猫は知人から譲り受けるケースも多いが、犬を飼おうとする人の多くがショップで購入している実態がある」と澤木さん。15年の全国犬猫飼育実態調査(ペットフード協会)によると、犬を飼育していると回答した1038人のうち約43%がペット専門店から購入し、ブリーダーなども含めると約69%が「購入」という方法で犬を飼い始めている。
「犬を飼いたいというお客さんのニーズと、新たな飼い主を求めている保護犬のニーズを、互いに結びつけることはできないか」。15年1月に生体販売を取りやめ、展示スペースを成犬が余裕をもって入れる広さに改装すると、保護犬のための専属スタッフを雇い入れた。
テナントからの賃料が入らなくなり、経営的にはマイナスに。譲渡活動をする愛護団体や個人ボランティアも多く、「なぜペットショップが保護犬を譲渡するのか」と、なかなか理解が広まらなかった。だが、「ペット業界の一員であるショップだからできることもある」という澤木さんの考えがネットで注目されると、全国から応援メッセージが届き、同店の通信販売の売り上げは急増していった。
生体販売をやめてから1年半、同店からは保護犬16匹、倉敷店(岡山県倉敷市)からは2匹が新たな飼い主に引き取られた。完全室内飼育や逃走防止対策、不妊手術やワクチン接種の徹底など、新たな飼い主に求める条件は厳しいが、これは保護犬とのミスマッチをなくすため。「一度は保健所に入れられた犬たちだからこそ、2度目は絶対にあってはいけない」という思いがあるからだ。
また、スタッフが新たな飼い主の自宅を訪問して飼育環境などをチェックするので、譲渡先は岡山県内に限っている。「全国から保護犬を引き取りたいというありがたい要望もあるが、それぞれの地元に飼い主を待っている犬はたくさんいる。身近なところで助けを求めている動物に手をさしのべてほしい」と澤木さん。「ペットを売らないペットショップ」が全国に増えていくことを願っている。
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「こんなペットショップがあるんや!」
犬猫を売って商売をしている人の気が知れなかったが、こんなペットショップなら協力したい。澤木さん、これからもずっとずっと保護犬の譲渡を続けてくださいね。ほんまに「ペットを売らないペットショップ」が全国に増えていってほしい。
でも、まずは犬猫をお金で買うという発想を変えていってほしい。助けを待っている犬猫はいっぱいいるんやから・・・。
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【今日のきく】
昨日はほとんど車に閉じ込めの一日だった。
やっぱり、今日はぐったり。
でも、雨の合間に散歩に行くと「ぴょこたん歩き」がだいぶましになっていた。
よかった。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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