2011年09月23日(金)
別所運動会〜ラムネ王〜 [家族]
ラムネ飲み競争、ダブルスコア的1位。私がゴールしたとき、2位以下はまだ半分も飲めていなかっただろう。これから私のことを、「ラムネ早飲み王」を縮めて「ラムネ王」と呼んでください。
それにしても、私の「ラムネ早飲み理論」はまちがっていなかった。
「ラムネ早飲み理論」
1.あわてない。栓を抜いたあと、すぐに飲み始めない。泡が一段落してから飲み始める。まわりの人が飲み始めていても悠然と見送る。(これができるようにになるまで3年はかかる。)
2.ビンは傾けない。最初は平行。口を大きく開け、ビンの口との間に空間を作る。ビンの中味は空気の入った分だけ出ていく。つまり、口をビンの口全体につけると空気の抜け道がなくなる。そうすると、中のビー玉が動いてしまい、ラムネの通り道をふさいでしまう。
3.自分が飲みこめる量を自覚し、ビンはゆっくり少しずつ傾ける。できれば、その傾けるスピードを変えない。傾けるのを止めたり戻したりはもってのほか。
以上です。
これがしっかりできれば、飲み初めから終わりまで10秒くらい。最初のじっとしんぼうを入れても、15〜20秒くらい。優勝まちがいなしです。
みなさんも、だまされたと思って一度挑戦してみてください。(と言っても、そんな機会はなかなかないですよね。)
今年も、いなかの運動会がうちの出張販売の日と重ならなくてよかった。天気もよくてよかった。雨で順延になると、「駒ヶ根高原マラソン」と重なってしまうところだった。
今年は来賓の数がすごかった。一人一人紹介されていたが、毎年こんなことしてはったっけ。
来賓の中で、お一人だけお話したい人がいた。京都市会議員の○○さん。
幸いむこうから気づいてくださり、あいさつに来てくださった。
「こんにちは。」
「あっ、○○さん、こんにちは。ちょうどよかったです、お聞きしたいことがあって・・・。」
「はい、なんでしょう?」
「京都マラソン当日のマイカー自粛の署名簿のことです。市議団から市長へ申し入れされたでしょう(9月16日)。署名の中止と署名簿の回収ということで。そのあとどうなりました。」
「結論から言うと、反応なしですね。」
「えー、無視ですか。どういうことでしょうね。町内会の役員さんも困ってはりますよ。町内会の仕事はできるだけスリムにして、無理のないようにという方針にしてはるところが多いのに。そんなわけの分からん署名簿に、住所や名前や車の所有台数書けって・・・。自粛要請には協力しようと思っていても、そんなもんまで書かされたら逆効果とちゃいますか。」
「いや、ほんとうにその通りです。マラソン関係者の中では盛り上がっているかもしれないけれど、一般の市民にはまだまだ『京都マラソン』自体が認知されているとは言いがたいですから。実施するなら、まず、いつどこを使って行う予定なのかを知ってもらうところから始めないと。」
「あの署名簿は、いったいだれの発案なんでしよう。」
「よくは分からないですけど、市長のご機嫌取りの幹部が勝手に決めて流したとか・・・。」
「大文字の送り火問題で大失態を演じてしもたから、必死なんですね。市長選前にこれ以上の失敗はできませんもんね。」
この少しあと、署名簿を持ってうろうろされている方が。
「左京区役所の者です。マイカー自粛の署名お願いします。」
「あー、町内会の回覧板で回ってきたやつですね。」
「ありがとうございます。ここに名前だけ書いていただければいいので・・・。」
「私は、安易に個人情報を集めることに反対しています。そんな署名はしません。」
その言葉を聞いて、その方はすごすごとどこかへ行ってしまわれた。
誇り高き京都市民は、「自粛を強制」するような署名簿には記入しないと信じたい。
10時からの入場行進で運動会が始まる予定だった。
しかし、玉入れのカゴや玉がない、障害走のハードルがないとかで、始まりがだいぶ遅れてしまった。「前の日にちゃんと確認しとかんと」と思ったが、地域を出て何のお手伝いもしていない身としてはえらそうなことは言えません。
選手宣誓があって、やっと運動会らしくなってきた。
今日は父も来ている(右から2人目)。
一番に私に声をかけてきてくださったのは、小谷屋のおばさん。
小谷屋のおばさんは腰も曲がっておらず元気。また、写真あげようっと。
「おじいさん、誘てきい」とヨメさんに。
ヨメさんはすぐ行ってくれて、かなり長い間説得していたが、「医者から走るのを止められているさけ・・・」とのこと。いったんそうゆうたら走らへんね、父は。かたくなやから。
「徒競走」で競技がスタート。
まず最初に杖をついたおばあさんたち。動ける人はみな明るい。走れずに見ている人はさびしそうだった。
ヨメさんのレースはしっかり写真を撮っておかないと・・・。
けっこうみんないい勝負。
一番向こうにターコおばさん(私の姉)の姿も。
真樹も、低い姿勢からいいスタートダッシュ。
高校の体育祭のリレーで、第1走者になるらしい。いい練習になったね。
廉は短距離が苦手。思ったとおりのまん中くらいの順位だったらしい。
学校はなくなってしまったけど、小さい子がたくさんいると活気があっていい。また少しずつ増えて行って、学校が復活する日が来るといいんですけど・・・。
去年の運動会ではほとんどお手伝いができなかったが、今年はうちの家族もそこそこ働いています。
隆雄さん(姉の夫)もいろいろな競技に出場。
別所の家も、もうすぐ完成するのかな。
ヨメさんの「ざる引き競争」。
「ざる」ではなく「サル」引っぱらしたら天下一やと思いますけど・・・。
真樹はゴール前でスッテンコロリン。
それでも、3位をキープしてゴールしたらしい。
「町別対抗ボール送りリレー」。
真樹と廉、それにターコおばさんも参加。
大接戦の末、見事「下の町」が優勝!
「こうじ君、いっしょに『ラムネ飲み競争』出よか」と隆雄さんからのお誘い。
隆雄さんは私が「ラムネ王」であることを知らない。これは、おにいさんの目の前でいいかっこうを見せられる。
真樹にカメラを渡し、写真を頼んでおいた。
スタート前、「賞品はありません」のアナウンス。
「ガクッ!」
でもここは賞品のためでなく、「ラムネ王」の名誉のためにダントツゴールをめざそう。
ポンと玉を落として、泡が落ち着くのをじっと我慢。
そのあと、おもむろにラムネを流し込む。
ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク。
これくらいでしょうか。
予定通り、ダントツのゴール。
ゴールしたあと、九平君(高3)が「ブログの公約どおり優勝やね」と声をかけてきてくれてビックリ。「パオパオだより」見てくれてんのかいなー。
コール前で「ゲポゲポ」となっていたひろじさん。
それを見守るますみさん。
なかなか味わい深い風景です。
優三おじさん(私の兄)。
「ラムネ王」の兄なのに、ビリだったような・・・。私の「ラムネ早飲み道場」に入りなさい!(そんな道場ありませんが・・・。)
ターコおばさんの「ラムネ飲み」は話題をさらってしまった。独特のスタイル(オラウータンスタイル?)が強烈だった。
これで、私のダントツゴールはかすんでしまった。
「ラムネ飲み競争」は対戦相手がバラバラ。
真樹の相手は、60以上のおじさんだったり、年下の創平君(高1)だったり・・・。
とても高2には見えない美少女?(小学生?)
廉は明らかに吸いすぎ。
自然の力に任せられるようならないと。
私の同級生・和佐男ちゃん。
地元で自治会の役員をやってくれています。ありがとう。お世話になります。
午前の部最後の競技、「町別対抗綱引き」。
指1本感覚がないままなので躊躇したが、せっかくゆってもらったので「下の町」の一員として参加。
1回戦の川上側で負けたのは仕方ないにしても、場所交代した2回戦も続けて負けてしまった。私なりにがんばったつもりやったんですが・・・。
これは、「綱引き必勝理論」を研究せねば。靴の裏に紙やすりはりつけて、摩擦抵抗をきつくするとか・・・。
天気がよかったので、多くの人がグランドでお昼ごはんを食べていた。
写真は兄夫婦と兄の次男夫婦とその子たち。そして同居しているうちの父。穏やかな気候でよかった。みんなおいしそう。
真樹と友だちのさっちゃん(高3)と。
いっつも仲良くしてくれてありがとね。
お昼休みが終わると、お楽しみ抽選会(福引)。
今年は予算の関係で、賞品が10個くらいしかなかった。なにか使ってもらえそうなものを、「京都キャロット」から持ってくればよかった。
うちははずれ。兄のところは万歩計が当たった。それつけて、しっかり歩きやー。
さて、午後の競技が開始。
最初は、「招待リレー」。
以前は先生チームや中学生チームなどもあり、全部で5チームくらいが出場して見ごたえがあった。しかし、学校がなくなったため、卒業生チーム対消防団。
真樹と廉が卒業生チームで出場。
最後はけっこういい勝負になったが、そりゃやっぱり若さでしよう。卒業生チームの勝ち。
「親子でゴール」には、ターコおばさん夫婦が孫をひきつれて出場。
元気なおじいちゃんおばあちゃんでよかったね。来年から後もずっと出てね。
小さい子と親の組が終わると、恒例「どんな親子でもOKタイム」になるはずだった。ところが、いったん放送で「どんな親子でも・・・」とあったのに、そのあと「今年はこれでおしまいにします」。
私の兄が、父を説得してスタート地点まで連れて来ていた。「絶対に走らん」と言っていた父が、これだけは出てもいいと思ったようだ。
我が家的には、この「親子でゴール」の制限が一番残念な事件だった。一日中見に来てくれていた父は、これで一度も登場することができなかったわけである。
「知力・体力・時の運(障害走)」は、本来私の得意とする分野。しかし、最近ビリばかり。今年も途中のじゃんけんに負けつづけ、大差のビリになってしまった。
それに比べて、ターコおばさんは「知力・体力・時の運」のどれも持ってますねえ。
こんなちっちゃい子らも障害走に参加してくれました。(途中でコースアウトして、おとうさんに連れ戻された子もいましたけど・・・。)
廉もちっちゃい時は得意やったけど・・・。
今はちょっとどんくさそう。
真樹のかっこいいハードル。
笑顔で走ってるとこがいいね。
いなかのおばちゃんらから、「真樹ちゃん、かえらしなって・・・」とぎょうさん言われたらしい。
うちのヨメ対、元ご近所のまやさんの美人対決。
腹黒具合はどっちが上かなあ・・・。
おお、見事なハードリング。
と言っても、高さは50cm?
10月末の走り高跳びで、1m超えを目標にするらしい。どうやろねえ・・・。
デジカメでも、背景がうまくボケたいい写真が撮れるんや。私お気に入りの1枚。
「町別対抗玉入れ」。
以前は高齢者限定だったように思うが、その年齢が下がってきたようだ。動けるお年寄りが減ってきたんかな。
この玉入れだけは、なぜか「下の町」が連勝を続けている。「下の町」には、玉入れのスペシャリストがいるんかしらん。
さあ、お楽しみの「パン食い競争」。
これは説明が要りませんよね。
アップ写真を公開しても怒られへん人だけ厳選してあります。
うちのにいちゃん、優三です。
現役大学陸上部の廉です。
もう、みなさん、うちの姉・多鶴子の迫力には脱帽だったでしょう。私の同級生らも、「たづこさん見てたら元気が出てくるわ」とか。
おー、またもや美人対決・・・と言うか腹黒対決か。
こっちの腹黒の勝ちー、かな?
最後の最後に、「町別対抗リレー」。
いろいろな種目を組み合わせてリレーしていく。
私ら夫婦は、ボール運び。
これも秘策があって、それがうまくはまって「下の町」のリードを広げることができた。
でも、何年か前、木村さんの奥さんと組んだ時のほうが早かったなあ。ほぼボクの全速力で突っ走ったし。後ろから木村さんの奥さんが「ムリムリ、ムリムリ」ってゆってはんのを無視して走ったなあ。やっぱり、我がヨメには気を使います。8割くらいの速さに落としてしもたね。
まあなんやかや言いながら、このリレーは最後の「ムカデ」で勝負が決まってしまうんですね。
「下の町」チームも息を合わせてがんばったんですが、一歩及ばず。でも、みんなでリレーしていくこと自体が楽しいんです。
閉会式の表彰は、ほとんど「上の町」。
「下の町」、来年はがんばろうぜ!
別所の高校生トリオ。「さっちゃん、そうちゃん、まきでーす。」
さっちゃんちの「そら」君。
すごく人なつっこくて、動き回って、写真を撮るのがたいへん。
後片付けが終わった後、みんなで「お疲れさん会」。
グランドでのバーベキュー。
廉が、自分はほとんど食べずにみんなのお世話をしていたのが印象的だった。
別所高校生トリオ+廉。
みんな仲良しです。
「廉よ、ハゲコンビの写真撮ってくれ。和幸ちゃん、こっちこっち。」
「おおー。」
和幸ちゃんはかぶっていた帽子をわざわざ取ってくれた。
「なんでハゲコンビやねん。こうちゃん、全然ハゲてへんやん。」
「いやいや、最近メッシュがきつなってんねん。すぐ追いつくって。」
こんなことを言えるのも、同級生やから。
和幸ちゃんの名誉のためにゆっとくと、中学時代の和幸ちゃんはあの「千葉真一」タイプ。かっこよかったんやから・・・。
ここからマジメな話。
運動会が終わってみんなが帰るころ、兄が話しかけてきた。
「『親子でゴール』のことやけどな、一応抗議しといたわ。うちのおじいさん、ほんまに出る気になっとったんやから。」
「そうや。あんなに『出えへん』てゆうとったんやからな。」
「おじいさんにとっては、もう1年1年が勝負みたいなとこがあるんやから。来年の保障なんてどこにもないし・・・。そういうもんのことも考えて、行事もやっていかんとな。」
さすが、やっぱりうちの兄ちゃんはえらい!
うちのおじいさんのことだけでなく、運動会を楽しみにしている多くの人のことを考えて行動している。
いい兄だとしみじみ思った弟・こうじでした。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 5 )
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コメント
あさ&Yo-Hey! さん、コメントありがとう。
さっそく、私の「ラムネ早飲み理論」が役に立つとは・・・。ただし、文章化したものは実際の動きを忠実に表しているとは言えないので、自分自身で試行錯誤する必要があります。
「嚥下の基本は口を閉じるんですよねぇ」って?
私は閉じませんが。口を大きく開けたまま、ゴクゴクゴクと飲み続けます。これは練習したらできます。口を閉じてしまうと、空気の流れがおかしくなり、ビー玉がラムネの流れを止めてしまう可能性があります。
「ビー玉を絶対に動かさない」、これがラムネ早飲みの基本中の基本です。
とか言って、たかがラムネ飲み競争に、「熱い!」
「仕事に役立つことを、もっと研究せえよ」と、またヨメさんに叱られそう・・・。
はじめまして。ミスユニヴァースの夫です。
ウチの区民運動会の前日に、『へぇ〜』と思っていました。
運動会当日、出る気がなかったのに障害物競走に気まぐれで出てみることにしていたら、そういえば・・・パオパオさんの・・・“ラムネ飲み攻略法があったわ”と思い出しました。
あれ、いいですねぇ。
流し込んでるのはいいけれど、嚥下の基本は口を閉じるんですよねぇ。だから、ンガンガしながら飲んでました。そうそう、胃カメラみたいな感じ!!
ラムネ王!!
じっくり読んでたら、翌日我が町内会の運動会に私と夫それぞれラムネ飲みパン食い競走に出場!
役にたったワ〜。実践したで。修行足りず私はうまくいかんかったけど。
夫は「うまいこといったわ〜おっちゃんのブログ読んどいて良かったわ〜」と2回いうてました。
今度、実技みせてや〜♡
メイママさん、コメントありがとうございます。
ぜひ、おうちで私の「ラムネ早飲み理論」を実践してみてください。しっかり練習すれば、修行3年が2年くらいに縮められるかも・・・。
親子競争は、せめて「老人会の親とその子」くらいは認めてほしかったです。ほかの種目に出られない人が優先という種目も考えてほしいです。父が来年出られるかどうかも分からないのですから。
メイママ一家も、いつまでも別所運動会の主力選手でいてくださいね。
運動会お疲れさまでした。ラムネお見事でした。うーん。泡が収まるまで待てるかなぁ。今年もラムネを飲みきれなかった私にはやっぱり三年はかかるでしょうね(;´д`)
でも、久しぶりにみなさんのおかおがみられて本当に嬉しかったし、元気が出ました。やっぱり別所は最高ですね。
心残りは善一さんとこうじさんの親子競争がみられなかったこと。来年はぜひ我が家の創平親子と競争しましょうね。(息子はきっとかたくなに拒否するとおもいますが。)