2008年06月13日(金)
駅前が封鎖されて、通れません! [雑感]
今住んでいるところは、叡山電車の「二軒茶屋」駅と「精華大学前」駅のちょうど中間あたりである。そのため、洛北中学校に通う子は、どちらの駅を使うか微妙なところである。
うちの娘は、去年はほとんど「二軒茶屋」駅を使っていたが、この4月からは「精華大学前」駅を使っている。ついていくといやがられるが、きくの散歩を兼ねているので、私も毎日駅前を通る。
その「精華大学前」駅に通じる道に、先週、異変があった。
鉄パイプのバリケードに黄色ビニルテープがぐるぐる巻き。
「駅前が封鎖されて、通れません!」 (工事でも始まるんかな?)
でも、近づいてよく見ると、人一人が通れる幅はあけてあった。
そして、そこには、大学名を入れた警告文。「自転車・バイクは入るな」、という内容。これは誰に向けたもの?
「精華大学前」駅は出入り口が2ヵ所あり、東側は大学に直通、西側はそれ以外の地域住民が使っている(その大半は洛中生)。今回半封鎖されたのは、この西側の出入り口に通じる道である。
これが天下の大学がやること?
たしかに、駅前には数台の放置自転車・バイクがある。でも、ほんの数台です。
うちの娘が言ってました。
「あの駅前の広い駐車場の何台か分を、自転車置き場にしたげたらいいんちゃうん。」
ええことゆうやん。
大学は教職員の駐車場は確保できても、地域住民の自転車置き場なんて頭の中にないようですね。
第一、あんな鉄パイプ、危ないって。夜はあんまり明るいところでもないし。
うちの近所には、目が不自由で盲導犬を連れて歩いておられる方もある。
車椅子の方は、絶対無理。ふたごの乳母車も通れない。大きな荷物を持った人は、どうしたらいいの。
京都精華大学は、全国唯一のマンガ学科があるユニークな大学で、大学運営にもその美的センスが生かされているものと思っていました。「鉄パイプにビニルテープぐるぐる巻き」はあまりにも無粋だとは思いませんか。
ごく一部の不届き者のせいで、毎日この駅を利用させていただいているうちの子らが不愉快な思いをしています。「さあ、これからだ」と張り切って学校に向かう時、毎日毎日この鉄パイプバリケードと警告文を見なければなりません。
4年後うちの子も大学受験生になりますが、問題解決にこういう方法しか取れない大学を受験しようと思うでしょうか。
私も、今まで持っていたいいイメージが、あの鉄パイプと警告文で一挙に吹っ飛んでしまいました。
これは、言わなあかん。うちの娘のためにも。でも、どこに、どうゆうふうに・・・。
それを思案しているうちに、昨日、鉄パイプのすきまがだいぶ広げられていた。
あー、これでましにはなった。誰か大学に言ってくれはったんや。自転車も十分通れる広さになったから、もうこの鉄パイプ自体が無意味です。いっそのこと、この鉄パイプもとりましょう。
こんなのどかな田園地帯に、鉄パイプは似合いません。そう思われませんか、精華大学さん。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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