2015年07月03日(金)
戦争したくなくてふるえる [時事]
◎朝日新聞6月27日朝刊・ウォッチ安保国会
19歳初デモ 集う「いいね!」
茶髪にラメが輝くまぶた、たっぷりのつけまつげ。19歳の高塚愛鳥(まお)さんが26日夜、札幌市の繁華街・すすきののネオンを背にマイクを握った。「デモなんかうるさいだけだと思っていた私がここに立っているのは、戦争が怖いからです」
大学を半年で中退。留学したり飲食店のアルバイトをしたりしている。安保関連法案反対のデモを思い立ったのは9日前。戦争の当事者になるのは若い自分たちなのに、人任せでいいのか――。「法案について知ってる若者ってどれくらいいるんだろ」。SNS「インスタグラム」に書き込んだ。「アクションしなきゃ」。友人の反応に勇気づけられた。
翌日、警察にデモを申請。その夜、バイト仲間が友達を10人集めてくれた。デモの名は「戦争したくなくてふるえる」。人気歌手西野カナさんの歌詞「会いたくて震える」にかけた。フェイスブックで参加を呼びかけると「いいね!」が3千を超えた。当日の参加者は薬700人(主催者発表)。若者とともに親子連れも恒例の夫婦も練り歩いた。 (伊木緑)
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◎朝日新聞6月28日朝刊・政治断簡
「政治はタブー」を破る挑戦
編集委員 前田直人
私はお酒が好きで、若者が集うバーにも顔を出す。そこでは「政治の話題はタブー」なんて話をよく聞いてきた。でも、このところは若い友人からも、いまの政治状況を心配する声を耳にする。
ちょっとした空気の変化を感じ、学生が催す安全保障法制反対デモを見てみた。東京・渋谷や国会前などで数千人を集める力を持つ。そのスタイルは斬新だ。
洗練されたデザインのプラカード。軽快なヒップホップのリズム。今風の若者がラッパーのようにコールする。
「戦争立法絶対反対」「民主主義ってなんだ」「言うこと聞かせる番だ、俺たちが」
仕掛けるのは、特定秘密保護法で問題意識を強めた学生が先月つくった「SEALDs」(自由と民主主義のための学生緊急行動)。中心メンバーの男子学生、奥田愛基(あき)さん(23)が言っていた。
「安倍政権がやばいと思っても、一歩踏み出せない若者は多い。でも、やればけっこう集まるんですよ」
*
集会では、若者たちが自分で考えてきた言葉で「違憲立法を無理やり通す安倍政権」への怒りをぶつける。21日に京都であった関西版の「SEALDs KANSAI」のデモでは、女子学生のこんなスピーチが耳に残った。
「中3のころ友達に政治の話をふっかけたら、引かれた。それが怖くて、政治の話はせんようになった。でも、これじゃアカンと思った。だから、また話す」
沿道の反応は温かい。通行人も拍手を送る。年配組も加わり、ゴール時点の参加者は約2200人(主催者発表)にふくらんだ。
「どんどん若者が声をあげるカルチャーが広がっている」と、奥田さんは言う。「若者は上から言われてもデモに行かないけど、同世代が呼びかければ集まれる。若者が集まれば、全世代が来てくれて結集できるんです」
手応えを感じるのは、学生だけではない。「明日の自由を守る若手弁護士の会」共同代表の黒澤いつきさん(34)も先日、こう話していた。
「お決まりのメンバーで『9条を守れ』と訴えるだけで必ず振り向いてくれると思うのは、もう幻想。政治はタブーという空気にのみ込まれる。『まずは憲法を知ろうよ』という姿勢でいこうと思って、動き出したんです」
*
黒澤さんは幼い2児の母で弁護士は休職中。2年半前の衆院選で新憲法草案に国防軍創設を掲げる自民党が圧勝し、「子どもを守んなきゃ」と奮起。すぐに若手の弁護士仲間に連絡し、28人の呼びかけ人で会を立ち上げた。
いま、会員弁護士は420人超。イラストを使った冊子をつくり、「ゆるーい感じ」で会員弁護士と憲法の大切さを語らう「憲法カフェ」を全国で催す。子育てママを中心に共感は広がり、開催は700回を超えたという。
「安保法制の中身ももちろんですが、政権の民意の軽視っぷりへの危機感が大きいと思うんです。響くのは、やっぱり子育て世代ですね」
国会は巨大与党が牛耳る。おごりがのぞく安倍政治への恐怖心と危機感をバネに、「タブー」を破る挑戦が広がっている。
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今日も24時間の寮の管理代行のバイト。いつもの朝日新聞チェックをした。時事問題に関するいい記事が見つかった。
若者が動き出してくれて、ほんとうにうれしい。
「戦争したくなくてふるえる」って、センスよろしいねえ。私も古くて硬い頭をやわらかくして、いいフレーズを生み出したい。
「お決まりのメンバーで『9条を守れ』と訴えるだけで必ず振り向いてくれると思うのは、もう幻想。」
ほんまそのとおり。私のワンパターンの「平和・憲法九条」ののぼりを背負ったアピールランも、正直あきてきた。若者にも受け入れてもらえる次の一手(と言っても、やっぱりランがらみか)を考えなければ・・・。
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2015年07月02日(木)
足、バカ、痛い! [ガードマン]
今日もガードマンネタ。
案の定、ガードマンネタが続くとアクセス数が落ち込んでますにゃわ。せめて奇抜なタイトルで人目を引く作戦。
今日は3月27日以来の東本願寺。前は桜の季節やったなあ。
朝制服の上着を忘れ、取りに帰って8分のロス。まあそれでも赤信号にほとんどかからず36分で東本願寺へ。急いでガードマン詰所に行くと誰もおらず。「ああ、これは『遅い』と怒られるパターンか」と自転車をUターン。急ハンドルを切ったので、ズズズ・・・。ズボンが破れ、手と足がえらいことに。
職朝場所に行くとまた誰もおらず。「あー」と思いながら、とりあえず作業員詰所へ。そしたらそこにわが社のガードマンが4人おりましたがなー。「ほっ!」
今日の私の仕事は「足場解体」現場の警備。「足場解体(あしばかいたい)」です。「足、バカ、痛い!」ではありません。
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2015年07月01日(水)
現任教育 [ガードマン]
わが社の社訓は「先憂後楽」。
それを具体化したのが五訓。
一つ、常に他に先だって心配し、気遣い、悩み、他より後に楽しむべし。
一つ、常に会社を思い、他を思う情をもつべし。
一つ、常に心配事は先に考え実行に移し、楽しみ事は後回しにすべし。
一つ、常にすべての物事を、他に先だって実行し他の模範たるべし。
一つ、常に他を救済し、己に施しを求めず後の楽しみとすべし。
◇ ◇ ◇
ガードマンは警備業法によって、半年に一度研修を受けなくてはならないらしい(それを「現任教育」と言う)。
竹田にある伏見営業所で朝7時からだったので、家を5時55分に出発。「バスでは絶対間に合わない」と言ったら、車で行く許可が出た。
私を含めみんなで11名。みなさんベテランで、現任教育が初めてというのは私だけだった。
講師が次々と代わり、いろいろな話を聞くことができた。
一番おもしろかったのは、「ガードマンという仕事は日本独特のもので、外国ではほとんどない」というもの。特に雑踏警備をしている国はどこにもないということだ。
ガードマンの仕事の基本はすべて「お願い」。日本以外の国では、「お願い」はほとんど聞き入れてもらえないと思ったほうがいいらしい。海外で将棋倒し事故などが多発しているのは、それが大きな原因らしい。日本の警備を海外に輸出せなあかんね。
後半にあった模擬テストもおもしろかった。
五択問題は知らないことばかりでむちゃくちゃ難しかったが、消去法でなんとか答えていった。私の成績は、20問中14問正解で70点。仕事を始めて5ヶ月足らずのものとしては、まあまあ優秀だったみたい。
6人の講師が述べ8コマ、9時間近くの講習。たまにはこんなんもいいですね。
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【今日のきく】
家に帰って来てしばらくして、トイレに入ろうとすると先客。
「きくちゃん、どしたん?」
そのちょっと前、外でパンパンと猿追いか鹿追いの大きな音がしていた。それにビビッてトイレに逃げ込んだようだ。頼みのおばしゃんは食材を買いにお出かけ中やし・・・。オッサンでは頼りにならんちゅうことですか。はー・・・。
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2015年06月30日(火)
登録社員ですか? [ガードマン]
先週一日しか出ていないので、また木津川堤防に戻されないかとビクビクしていた。しかし案ずることはなかった。今日も左京区高野の○ナート。ほんとうにここは近くてありがたい。
今日はワンちゃん連れのお客様があった。
どうされるのかと見ていると、ワンちゃんを玄関前の木につなぎ、10分もしないうちに戻ってこられた。ワンちゃんはこういうことに馴れているのか、かしこく待っていた。何人ものお客様がワンちゃんにかまっていかれたが、ワンちゃんは知らんぷり。ところが飼い主さん(女性)が戻ってこられると、飛び上がって喜んでいた。そうでなくっちゃね。
私が他のガードマンさんから最も聞かれること。それは「登録社員ですか?」
私はガードマンのアルバイトをしているのだが、わが社では無責任な響きがある「ガードマン」の代わりに「登録社員」という呼び方を徹底している。だから、先の問いかけは「藤井さんはアルバイトなんですか?」という意味。
「アルバイトに決まってますがな。どこの会社が、還暦前の59のオッサン正式採用しますー?」
いつもそう答えているのだが、なんで私はアルバイトに見えへんのでしょうね。いつも態度が大きいからでしょうかねえ・・・。
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【RUN】
今日は11時半から20時半までの勤務だったので、朝はゆっくりできた。
9時半ころからいつもの5kmコースへ。走り始めは体が重かったが、1km過ぎくらいから気持ちよく走れた。帰りにスピードアップして26分39秒。
ほんとうに5km以下だと楽に走れる。これから「5km以下専門ランナー」になろうかしらん。
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2015年06月29日(月)
第66回勝手に国労応援ラン [ランニング]
昨日のこと。
太陽が丘で3000mを走ったあと、JR城陽駅へ。
6月最終日曜は「サロマウルトラ」の日。元国労の中野勇人さんは、毎年家族のおられる北海道北見に帰り「サロマ」に参加されている。私の「国労応援」は「中野勇人応援」みたいなものなので、「サロマ」の日に応援ランをする値打ちはある。
JR城陽駅は2013年11月のゴール地点。そのあと湖西線沿線を走ることになったので、ここにくるのは1年半ぶり。
今は七夕飾りの季節なんですね。
街中を走ってみて初めてそういうことに気付く。
京都府南部には平和堂がたくさんある。
かわいいので撮っておきました。
JR長池駅到着。ここまで2kmほど。
駅前には噴水があり、きれいに整備されていた。
奈良線は単線。
周りも田畑・果樹園が多い。
これは桃だと思います。
目の前をJRの車両が通過。
こんなところで酒造り。「城陽酒造」さんだそうです。
JR山城青谷駅到着。ここまで約4km。
できるだけ線路沿いを走ろうとすると、細い路地に入り込んでしまい迷走。そこをなんとか抜け出して丘を上がると見事な眺め。
「青谷橋」という交差点を越えると、井手町に入った。
井手町のなに川でしょう。
こんな分かりにくい表示が。
細い道を奥に入っていくと、ありました!
JR山城多賀駅。ここまで迷走も含めて6kmほど。
次の「玉水駅」まで行こうかなと思ったが、電車は30分に1本。この駅にもうすぐ電車が入ってくる。玉水駅までの距離もよく分からず、帰りが遅くなってしまうのもいやだったのでここで打ち止めということにした。
来た側の反対に回ると、そちらは大きな道路に面していた。私は裏通りを走っていたんですね。
100kmウルトラの20分の1ほどしか走れなかったが、一番暑い時間に「サロマ」に思いをはせながら走ったので、少しは応援になったかな。
いつものように、帰りは小さな電車旅。
これがいつものお楽しみ。
中野勇人さんは、見事12時間13分で完走。これで何回目になるんでしょう。
めずらしく次回の「国会前アピールラン」の日程も告知されていた。7月31日だそうだ。6月のアピールランでは警察の妨害行為がひどかったらしい。
前もって告知してくださったので、久しぶりに国会前を走りに行きましょうかねえ。夜行バスで・・・。
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2015年06月28日(日)
私は「宗兵」という兵力を持っている [私の陸上競技]
「5日前に炎天下70kmほど走って、そのあと4日間まったく走らず。それで3000mをどれくらいで走れるかの実験やね。」
「だいじょうぶでしょう。11分半くらいで・・・。」
「それは無理。なんとか12分は切りたいんやけど・・・。」
私を「京田辺市陸上競技大会」に熱心に誘ってくださった植木屋そうへいさん。こんな足の状態でいい記録はのぞめなかったが、そうへいさんに会えるのがうれしくて参加。
そうや、私には「宗兵」という心強い兵力があったんや。日本国憲法第9条第2項前段の内容である「戦力の不保持」と相反しますけど・・・(なんのこっちゃ!)
この大会には去年から誘ってもらっていたが、2年越しでやっと出場。会場である宇治の太陽が丘は、うちから車で55分。9時半受付開始、10時20分競技開始なのであわてることはなかった。
京田辺市以外の者は1種目しか出られないが、参加費はわずか500円。それも当日支払いだからありがたい。
3kmほどアップジョグをして開会式へ。
その写真を撮っているときに、私を見つけたそうへいさんが声をかけてきてくれた。
近くにおられた方にお願いしてツーショット写真。(撮ってくださった方は「京都キャロット」のお客様だった。)
そうへいさんは、去年100と400にエントリーと聞いていたので今年も同じだと思っていた。ところが、「藤井さんといっしょに3000走ります」と。
「そら、えらいこっちゃ。今の状態やったらボロ負けになりますやん。」
「そんなことないですよ。練習で12分が切れてないんですから。藤井さんを目標に後ろを走らせてもらいます。」
「いやいや、レースになったらだいぶ速くなりますって。今の私は最初の1000をなんとか3分45秒くらいで行って、残り2000の落ち込みを抑えてギリギリ12分を切れるかというくらい。そんなんに付き合ってたらあかんて。そうへいさんは、もっと前にバンバン行かんと。」
出場者は私を含め「ゆるい」アスリートが多いが、大会運営は極めてしっかりされていた。これで参加費500円はほんとうにありがたい。
3000m1組は中学生男子と34歳以下男子。
そのあと2組が、私たちの35歳以上男女。私たちの組は20人エントリーの17人出場だった。
400m1分28秒。予定通り。
800m3分02秒。早くも失速。
1000m3分50秒。これは12分切りが微妙になってきた。
このあと、私の後ろを走っていたそうへいさんがスーと抜いていく。
2000m7分54秒(4分04秒)。きついきつい。
いっぱいいっぱいになっていたが、そんなこと思っているうちにゴール。
3000m11分59秒(4分05秒)。
まったく想定していた通りの結果になって笑ってしまった。
せっかく「ラッキーセブン」のいい腰ゼッケンをいただいたので記念撮影。
ゴール後は小学生の50mを見ながら、そうへいさんとしばし歓談。
そうへいさんは私より43秒も先にゴールされていた。200mもの大差か。やられたー。
走ってみて分かったが、5日前の炎天下70km走の影響はほとんどない。一番影響があったのはレース前日の過ごし方。夜12時前に24時間のバイトから帰り、風呂に入ったあとビールを2本。寝たのは2時前。これではいい記録が出るはずない。もし来年出るとしたら、前日はバイトを入れないようにしよう。
陸上競技の話もいろいろとした。私が3000mSCとかやり投げをすすめるもんだから困っておられた。あげくの果てに「円盤投げとかどうですか、いっぺんやってみたいと思ってるんですけど」って、自分のやったことのない種目まですすめる始末。でも、そうへいさんとなら楽しく参加できそう。「いつか行きましょかいな。」
お昼、そうへいさんの出るもう1種目の400mの応援に。
そしたら、そうへいさんがめっちゃあやしいドリンクとうまか棒を持ってきてくださった。販売者が「モンスターエナジージャパン合同会社」でっせ。このあやしいドリンク、眠気覚ましに効くらしい。そうへいさんは飲んだあと効きすぎて、何時間も寝られなくなったそうだ。ああおそろし。
以下、「そうへい400m激走写真集」。
ゴール後、表彰式まで時間がかかりそうだったのでそこでお別れした。
そして車に向かっているときに、そうへいさんが追いかけてきた。
「2位やと思ってたら、前にいた人34歳以下でしたわ。初の表彰台トップです。」
その場で握手していっしょに喜んだ。こんなふうに自分の喜びを素直に表現できるそうへいさん。そういうところがここちいい。彼は確実に、私の秘密兵器的な兵力になっています(なんのこっちゃ!)。
※3000m35歳以上男子
7位 植木屋そうへい(43) 11分16秒58
12位 パオパオ(59) 11分59秒53
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