2009年04月12日(日)
京都ランナーズ例会(4月第2日曜) [ランニング]
「写真撮ってもいい?」
その小さなかわいい女の子は、首を横に振った。
「なんでなー、撮ってもらおうよー。」
お父さんがその子にそう話しかけてくれたが、またもや首は小さく横に振られた。
「そっかー、そんないややったらやめとくわな。でも、遠くからこそっと撮るかもしれんでー。」
そう言って私がニコッとすると、その子の表情がちょっとゆるんだ。
そのだいぶあと、お父さんがその子といっしょにこちらに近づいてきた。
「写真とってもいいって・・・。」
「えー、あんないやがってたのに・・・。」
「ジュース買って、説得してん。」
すんませんなー、宮村秀志さん。1980年代後半、ともにトライアスロンで活躍したよしみ。(といっても、私と宮村さんとはかなりレベルの差がありましたが・・・)
かわいいかわいい娘さんは、宮村志帆ちゃん、4歳です。すごくかわいかったのに、写真はうまく撮れなかったね。
また来てね。今度はバッチリかわいく撮るからね。
今日も朝から気温が上昇。ただ湿度は低そうで、カラッとした暑さ。
梨木神社前の集合場所には、私が予想していた人数よりかなり多くの人が集まっていた。
角南さんが今日の例会の担当役員のようで、受付の所におられた。
角南さんとはほとんどお会いしたこともなく、ゆっくりお話したこともないのに、なぜか面と向かうと気恥ずかしい。毎日毎日、なかなか更新されないブログ「ふくたままの・・・」をチェックしているからだろうか。
前から気になっていたことがあったので聞いてみた。
「角南さんのブログに、よく未来さんという方がコメント入れてはるでしょう。あの人はどんな方なんですか。」
「いえ、私もよく知らないんです。お子さんがおられる女性ランナーというところが共通点で・・・。ほんとにブログの中だけのお付き合いなんです。」
「ということは、会ったこともないということですか。」
「そうなんですよ。」
ふーん、おもしろいね。あんなによくコメント入れてはる人やから、てっきりお知り合いやと思ってた。
私のブログでは、まだそういう関係の人は現れてません。
いつもスタートのピストルがなったときの写真ばかりなので、今回はもうちょっと先のところで写真を撮ろう。と思ったら、ミスりました。
みんなスタートダッシュ速いし、私のデジカメ反応遅いし・・・。いい写真は撮れませんでした。
今日は、宣言タイムレースの日なのに、みんなどしたん。
私は、確か前回17分ほどで行けた記憶があったので、17分ちょうどで申告しておいた。たまたま川橋豊さんが17分ちょうどと書いておられたので、ついて行けたらなあと思ってスタートした。
ところがどっこい。
今出川に出るまでに、川橋さんの姿は豆つぶに。
足がちょっと重い。
そらそうや。昨日、20kmレースをけっこう本気で走り、最後の上り坂もがんばった。一晩寝たら、そんなことすっかり忘れてた。
一度抜いた吉野さんに抜き返され、3分後にスタートした中学生や足立さんにも抜かれてしまった。こら、18分ぐらいいくで。
2周目に入ると、前に人影なし。
1周でやめた人が多い。スピード志向の人が多いんかなあ。
今日は走るコンディションとしてはまあまあだと思うので、こんな日に1周ではもったいないような気がする。
1周目、17分58秒。
17分の宣言が恥ずかしい。18分の宣言やったら優勝やね。ミスったー。
2周目、36分51秒。(18分53秒)
かなりへろへろのゴールでした。
私より後にゴールする人は、写真を撮ってもらえます。撮ってほしい人は、私を抜かさないこと!?
私がゴールするちょっと手前で、帰路につかれる谷角慶之さんと対面。お元気な写真を撮らせてもらおう。
ゴールに向かうランナーの写真を撮りながら、谷角さんを追う。やっと、追いつきました。パチリ!
今日は、御所内周2kmを走られたそうだ。
こうしてみんなのところに出てこられ、ちょっとでもお話などされることも体にいいんじゃないでしょうか。私はお会いするごとにお写真を撮らせていただきます。
全員ゴール後は、宣言タイムレースの成績発表と表彰。タイム差の少ない方から6名まで、賞品が選べます。
1位 足立さん、5秒差(13'50→ 13'55)
2位 外峰さん、6秒差(15'27→ 15'33)
3位 蘆田さん、7秒差(14'00→ 13'53)
ここで、いっちょかみのオッサン(もちろん、私のことです)登場。
「なんやなんやなんやー。足は速いは、賞品は持っていくはでは、宣言タイムレースの意味がないやん!」
しかし、このあと希望の持てる発表があった。
4位 粟津さん、11秒差(19'30→ 19'19)
5位 杉原さん、12秒差(19'30→ 19'18)
「ええぞー、これでこそ本来の宣言タイムレース!」
ただし、6位はまた速い(中学生?)ランナー。
6位 内田さん、14秒差(16'00→ 15'46)
58秒差でお呼びでない私も、こうやってチャチャを入れて楽しむ。何でもかんでも参加しようぜ。(いっちょかもうぜ!)
帰る前、外峯さんとちょっとしゃべった。
「どうですか、調子は?」と、私から話しかけた。
「うーん、レースの後ちょっと食べすぎたのか、体重が戻らなくて・・・」
「へー、そうなんですか。でもあんまり気にせんでもいいんかも。M見さんのブログ、見てはる? あの食べっぷりは強烈やでー。読んでて、時々気持ちわるーなるくらい・・・。」
「そうですよね、あれだけ食べられる人はなかなかいませんよね。」
「藤井さんのほうはどうなんですか。最近調子よさそうじゃないですか。」
「ええのか悪いのか。相変わらず練習なしのレースばっかり。」
「でも、2月に沖縄行かれる前、練習続けてはったでしょう。あれでだいぶ体が絞れたんちゃいます?」
「そやなー。あの前がひどすぎてん、ブョンブョンで・・・。」
「どこも故障もなさそうやし。」
「いや、一か所やったら気になるけど、体のそこらじゅうが痛いからかえってええんかもね。右ヒザと左アキレス腱は、1年以上前からずっとズキンズキンしっぱなし。
今一番ひどいのは、腰やなー。毎朝痛くて、すぐには起き上がれへんねん。」
「そんなんでレースとか出はって、だいじようぶなんですか。」
「へへへー。私の人生、みなペテン。自分の体もペテンにかけて・・・。」
あきれ果てた外峰さんは、あいた口がふさがらないといった表情に。
ここから話題変わって・・・。
「外峰さん。夫婦仲の悪いところの子はぐれるよ。」
「えー、そうですか。」
「うん、確実にね。」
「今んところ、うちは何とかだいじょうぶやと思うんですけど、将来は確実に・・・。」
「あかんでー、仲ようせんと。」
「うちね、どういうわけか、ばんごはんに焼き魚があるときに限ってケンカになって、まあ大したケンカじゃないんですけど、その焼き魚が・・・(ここ、伏せ字扱いにさせていただきます)」
「へー、そんなー・・・。」
めっちゃおもろい話なので、どうしても知りたい人は外峰さんに聞いてください。私は、よう言いません。
ひとつ、大事なことを忘れていた。
今日も、「ランナーズ9の会」のランシャツランパンを着て走った。
反応してくださったのは、三人。角南さん、外峰さん、冨田会長。
角南さんはくわしく聞いてこられたので、入会してもらえるかもしれない。
冨田会長は、なんとビックリ。「ランナーズ9の会」の会員さんでした。2年ほど前に入会されたそうだ。今年5月のフランス遠征にも行かれるとのこと。尾方素子さんとごいっしょですね。いっぱい写真撮ってきてくださいね。
みんなで、世界を0.1ミリでも平和側に引き寄せましょう。
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2009年04月11日(土)
2009龍王桜マラソン [ランニング]
今日は、「ランナーズ9の会」ユニフォームのデビュー。
いつも写真をお願いするときは、人選で悩んでしまう。しかし、今日はラッキーなことに、本部前で竜の着ぐるみ君を発見。ちょうど役員さんと何やら話しておられるところだった。
竜の着ぐるみ君の話相手の役員さんにお願いし、パチリ!
これで、今日は心おきなくレースに専念できる。役員さん、竜の着ぐるみ君、どうもありがとうございました。
今日は、5時半起き。
みんなに内緒でそーっと家を出ていこうとしたら、きくちゃんが私の気配を察知してのそのそ出てきた。
「オッサン、おさんぽですか。」
「なんでやねん、こんなはよから。ちゃうちゅーねん。」
それでもきくはうれしくなって、しっぽふりふり。
「ガッチャーン!」
その時、外ですごい音が・・・。
家を出て分かったが、クレーン付きのトラックがクレーンをしまい忘れ、道路標識に激突。支柱は完全に折れていた。
いやな予感。
これはカーナビに「錫杖湖水荘」を入れ、安全運転でっと。
しかし、新名神ができたおかげで三重県が近くなった。草津JCTから亀山JCTまでは、わずか30分ほどで行ける。うちの家から会場まで、2時間かからなかった
本当に申し訳ないが、三重県のマラソン大会の印象が薄い。以前に何回か「鈴鹿シティマラソン」に出店させてもらった程度である。
マラソン以外でも、三重県と言えば・・・。
パッと思いつくのは、お伊勢さんと鈴鹿サーキットくらいですかね。でも、高速が開通したので随分身近なところに感じられるようになった。
ただ、会場である「芸濃町」が初耳。今は津市に合併されているようだが、海沿いの「津市」のイメージとはかけ離れた深い山の中だった。
会場のすぐ隣に、「二宮金次郎像」と「河内小学校100周年記念の碑」を発見。その碑は、昭和52年建立と書かれていた。
そうか、ここに小学校があったのか。いや待てよ、ここに上がってくる間、民家が全然なかったぞ。いったいどこから子どもが来てたんやろう。
不思議だったので、駐車場係をされていた女性スタッフに聞いてみた。
「たくさん家があったんですよ、ダムができるまでは・・・。」
私としたことが・・・。
重大なことを見落としていた。民家は、みんなダム湖の下に沈んでしまっていたのだ。
何千人(あるいは何万人)の人が便利に暮らせるように、何十人(あるいは何百人)の人が犠牲になったわけだ。村が消滅し、もちろん学校も廃校。
そんなこともまったく我関せず、レースを楽しんでる「よそもの」は・・・。せめて、ここらへんの歴史を大会要項に書いてほしかったなあ。
ちょっとうれしいこともあった。
2週間前の「美杉の里・桜マラソン」のブログのトップ写真にさせてもらったK.Yさんに再会。
私が駐車場から大会会場に向かおうとしていた時、下の方からジョギングで上がってこられた。K.Yさんのほうが私を見つけてくださった。
「あっ、こないだの・・・」
「あー、(名前が出てこない)。 ・・・ブログ見てくれはりました?」
「はい。」
「今日は、何キロ?」
「10キロです。」
下のお名前の○○子さんはしっかり覚えていたのだが、名字がさっぱり。実名を書いた人は忘れることはないんやけど、イニシャルではあかんね。
でも、もう私の中では、K.Yさんは(勝手ですが)三重のお友だちです。
開会式でお話を聞いていると、20km、10km、3km、5kmウォーキングを合わせて737名。これくらいのこじんまりした大会もいいもんです。
他の方はどうだか分からないが、私は土曜日に大会があると参加しやすい。これなら、翌日日曜の例会(京都ランナーズと京都走ろう会)にも行ける。
大会会場は、錫杖湖水荘の横なのでトイレやレストランも近くで便利。荷物預かりも分かりやすい場所にあり、ありがたかった。その反対側のテントでは200円のおうどんも販売されていた。
ちょっと笑ってしまった選手宣誓。
普通、選手を代表して大会会長に向かってするものだが、こちらに向かって宣誓されていた。終わってから役員さんから指摘があって、最後の方の部分だけやり直しておられた。
でもよく考えてみたら、これはこれでよかったようにも思う。どんな人が代表として出ておられるのか、しっかりと見ておきたいですもんね。
9時30分、最初の種目20kmがスタート。
スタート前、横のランナーから「1時間半くらいで行くんですか?」と聞かれた。「それくらいで行きたいですね」と答えたものの、この暑さと坂。それはちょっと欲張り過ぎですね。
スタートからしばらくはゆるやかな上り。そして下りに入ると、短いトンネルが三つ。2km過ぎからは、かなり急な下りになった。ということは、帰り17km過ぎから強烈な上り坂になるっていうこと。
龍王桜のある長徳寺が4km地点。この間、民家なし。ただし、ずっと下りなので応援がないのもそんなに気にならなかった。
民家の並ぶ狭い道路に入ったところが5km地点。なんと、ここまで20分49秒。はやっ! でも、帰りが、こわっ!
しばらく応援してもらえる箇所を走れるのかと喜んでいたら、5km過ぎから田園地帯へ。
田んぼらしきところにびっしりと青々としたものが育っていたので、トウモロコシかいなと思って走路員さんに聞いてみた。
答えは、「小麦」。
折り返し地点(10km)は、芸濃総合文化センターのお隣りの芸濃中学校グランド。中学生5人ほどが、通過確認をしてくれていた。
10km、43分35秒。(22分46秒)
校舎からは、ブラスバンド部(?)の演奏が・・・。どうせなら、見えるところでやってほしかったなあ。
ただし、ちょっとうれしいこともあった。
校舎付近で野球部の子らが声援してくれていたのだが、その横におられた女性の先生らしき方が私のユニフォームを見ておっしゃった。「憲法9条の・・・」
復路は、ほとんどが上り。
ここは気合を入れて走らねば。
困ったときの私のまじない。空の雲が、大好きな三宅誠孝さんに見えへんかいなー。ガックリ。本日は快晴、雲一つありませんでした。
あと、頼るのは雑種犬。
ところがどういうわけか、出くわすのはラブラドール系の上等犬ばかり。
いや、でも、確かあのおうちに雑種ぽいワンちゃんがいたぞー。
庭をのぞきこんでも見えなかったので、ちょっと敷地に入らせてもらった。
「ガウガウガウガウ、ガウー」
猛烈な勢いで、ちっちゃいワンちゃんが牙をむいてきた。もうすってんでかまれるとこやった。びっくりさせて、ゴメンね。
この先が15km、1時間06分58秒。(23分23秒)
さあ、残りの5kmはきつい上り。
特にきつくなる17kmあたりに給水所。これはありがたい。
「氷、入ってますよ。飲んでって。」
「ありがとうございます。このよく冷えているのがうれしいですわ。大会によったら、生ぬるい水しかないところもあるんですよ。」
「そうなんですか。残り3km、がんばって!」
さっきから、気になっているランナーがいた。私と抜きつ抜かれつ。
濃紺のTシャツの背中に「庭球魂」の文字が目立つ女子高校生。その隣りには、白髪まじりの中年の男性。これは、どう見ても親子でしょう。
お父さんらしき人は、タイミングよく娘さんに声をかけておられる。娘さんはかなり疲れ切っており、返事ができる状態ではない。しかし、二人の歩調はきれいにシンクロしている。
これはまるで、いつかの真樹と私のよう・・・。またこんな日が来るのだろうか。
このお二人の走る姿は、全国の娘を持つお父さんのあこがれです。
さすがに17kmからのきつい上り坂は、1km6分12秒もかかった。
心配していたのは、暑さではなく、やはり上り坂のほうだった。こんな坂をスイスイと上れたら、このコースでもいいタイムが出るんやろなー。
私のゴール手前100mくらいのところで、K.Yさんに遭遇。(本来なら、ラストスパートをするところ)
「あー(名前が出てこない)、 どうでしたー。」
「(ニコッと笑顔で、指3本)」
「えー、3位ですかー。」
「はい!」
「美杉の里」に続き、連続3位入賞。うらやましい。
私のゴールは、1時間32分11秒。(25分13秒)
最後の坂も、まあまあがんばったほうかなあ。
すぐに記録証も発行。私は44位。(でも、何人出場かは分からない。この大会は、参加者名簿がないんです。)
「ランナーズ9の会」ユニフォームデビューレースとして、思い出に残るいい大会でした。
レース中にはあまり気づいてもらえなかったようなので、できるだけ着替えず会場付近をうろうろしていた。
少しは会の宣伝になったかな。
ダム湖にはガーガーちゃんがいっぱい。お花見のお客さんのお弁当の残りをおねだりしている。
風が吹くと、桜の花びらが・・・。
ぜひ、来年も出たい大会です。
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2009年03月29日(日)
第16回美杉の里・桜マラソン [ランニング]
「10kmまでのレースでは、女の人に負けたくないなー」という気持ちが、いまだにある。自分が年々スピードダウンしているのも気づかずに、ええ気なもんです。でも、すぐ前にかっこいい女性が走っていると、いい目標になる。
今日も10kmがスタートすると、多くの男性にまじり数名の女性が勢いよく飛び出していった。「追いかけるでー」
二人の女性ランナーにはどんどん離されてしまったが、女子の3番手を走っている人がずっと視界に入っていた。ところが、追いつけそうで追いつけない。
3km地点だっただろうか、やっとのことで追いつき、何とか追い抜く。あとは、逃げろや逃げろー。抜き返されたら、たまらん。
そんな気持ちで走っていたら、後半のほうが速かった。
往路22分14秒、復路21分35秒。ゴールは43分49秒。昨日、4時間走で36kmも走ったダメージもほとんど感じられなかった。これは、私が勝手にライバルと想定した?87さんのおかげです。
「ゴール写真、撮らせてもらおうっと」
私のゴールから2分後くらいに、?87さんがゴールした。最後まで、きれいに腕が振れ、足もよく上がっていた。
「すんませーん、前半ずっとおんなじへん走らせてもらってたもんです。目標にさせてもらいました。ありがとうございました。
ゴール前の写真撮らせてもらったんですけど、うちのブログに載せさせてもらっていいですか。」
「えっ、ブログって・・・。」
「うち、『京都キャロット』っていうランニング用品店で、私が大会に出たときの様子とかブログに書いてるんです。写真は、こんなんで・・・。いいですよね、かっこよく撮れてるし。」
「はい・・・。でも、はずかしいわあ。」
「お名前は出さないほうがいいですか。イニシャルにしときましょか。『K.Yさん、10km46分で走りきる』って書いときますわ。」
「はい。」
津市のK.Yさん。終始にこやかに対応してくださって、ほっとした。たぶん女子の3位。
ちょっと走りづらいこのコースを、46分で走る力のあるランナー。三重県では入賞常連の方なのかも。
3月中旬の暖かさが続いていたら、今頃桜は満開であっただろうに。
今日6時半に家を出たのだが、そのときの気温が1℃。これでは、桜も咲くわけにはいかない。大会会場である三重県「君ヶ野ダム」の桜も、まだまだだった。
今日の私の目標は・・・。
昨日の4時間走が、ちゃんとした「LSD」になっていたかを確かめる。今日、10kmレースをそこそこのタイムで走れたら、合格ではないだろうか。
それと、今日は距離の短いレースでもロングタイツをはいてみる。足はしっかり出るのか。レースで使用は可能か。これも、しっかり確かめてみよう。
空は、あいにくの曇天。北のほうの山がもやっているように見えるのが気になっていた。
9時の開会式が始まるころ、空から白いものがチラホラ。 「えー、これって、ゆきー!?」
3月末の三重県で雪って。考えられんなあ。でも、ロングタイツ持ってきておいてよかった。上は半ソデTシャツでいけそう。
今日は飛ばせるだけ飛ばすつもりだったので、シューズはスカイセンサーブリーズにした。ソックスもいつものXAS103(5本指)。
ここの10kmは、スタートしてすぐものすごい上り。そこを越えると徐々に下り。そして、ダム湖の上流に進んでいくのだからゆるやかに上っているはずなのだが、これが実感できない。「上流に下っていく」と、ちょっと錯覚しそうなコースである。
9時半、10kmがスタート。そのあと5分ごとに、5km、3kmとスタートする。
スタート直後の急な上りは、さすがに足が上がらなかった。しかし、その後に続く下りでけっこうストライドが伸びた。これだけ走れれば、ロングタイツも使えるかな。「食わず嫌い」はやめたほうがいいのかも。
ゴールタイム43分49秒は、去年より26秒遅いだけ。昨日の4時間走は、無理せずしっかり本来の「LSD」になっていたようだ。
車でしかこれない場所のせいか、申込者は188名。
いい大会なのにもったいないような気がする。
すべてのランナーがゴールするころ、曇り空から太陽が出てきた。
この大会は、私のように一人で来ている人は少ない。友だち、ご夫婦、親子、グループで応援し合っている姿がほほえましい。
三重走友会の単独開催であることも敬服に値する。
周りにほとんど何もないようなところだが、参加してみる価値はあると思いますよ。
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2009年03月28日(土)
2009-春一番- 大阪城公園4時間走 [ランニング]
「あきだいこん、みっけ!」
何周目かは忘れたが、走路わきにすわっている「308」のナンバーカードをつけたかわいい女の子を見つけた。チーム「あきだいこん」のあきちゃんが弟とお母さんといっしょに、お父さんの応援をしていた。
「去年のこの大会で写真を撮らせてもらった、京都キャロットの藤井です。また、撮らせてくださいね。ブログに載せます。」
「私は走ってないんですけどね…。」
きれいなお母さんは、去年のことをよく覚えてくださっていたようだ。あきちゃんもだいぶおねえちゃんになったし、弟って去年赤ちゃんやったような・・・。記憶まちがいかな。
かっこいいお父さんは、今走っておられる最中。次は、あきちゃんの走る番かな。
去年写真を撮らせてもらったご家族にまたお会いできるとは、本当にうれしいです。お子さんたちの成長ぶりも、1年ぶりに見せていただくと目を見張るものがあります。
また来年もよろしく。今度こそ、お母さんもちょっとだけ走ってみられては。あきちゃんの弟は、走る気満々やったようですけど・・・。
さて、話は朝に戻り・・・。
今日から高速道路1000円乗り放題のダンピングが始まる。大阪圏は除外だが、それでも3割引。そのせいか、高速はけっこう混んでいた。
受付場所、森之宮の「ランウォークスタイル」さんに着いたのは8時20分過ぎ。5分ほど遅刻してしまった。
「すいません、いっつも遅くて・・・。」と言うと、田中ちひろさんが笑っておられた。
大阪城公園時間走は、田中さんのところの「アスレック」と「ランウォークスタイル」の共催。本来「京都キャロット」の商売敵である「ランウォークスタイル」を宣伝しているようで、(ヨメさんの手前)ちょっと心苦しい。
ただ、「ランウォークスタイル」は、がっちり系ムキムキ店長。「京都キャロット」は、どっしり系エロやめて系店長。競合しないので、だいじょうぶです。
(先日、「倖田來未はエロかわいい系やけど、眞寿美ちゃんはエロやめて系やんねえ」と言ったら、子どもらに大うけだった。・・・ここ、笑うとこですよ。)
今日は天気はいいのだが、数日前の寒の戻りの名残りでやや肌寒い。でも、これくらいがちょうど走りやすい。
本部前でスタートを待っていると、噴水横を通るちょっとヨレヨレのかわいいワンちゃん発見!
これは、写真を撮らねば。
「すいませーん、ワンちゃんの写真撮らせてください。」
「あはは、情けない犬ですけど・・・。もう15歳なんです。」
自転車のおっちゃんが、照れくさそうにそうおっしゃった。
「すごいですやん。まだまだ元気そうで・・・。お名前は?」
「ドルです。」
「ドルちゃんかいなー。かわいいなあ。」
今日も、これでバッチリ!
最高の気分で4時間走にのぞめます。
プログラムを見ると、個人の部103名(男86・女17)、チームの部22組(60名)、合計160名ほど。私の予想していたよりは少ない。
私は、この大会が昨年度ナンバーワンと思っているので、もっともっと参加者が増えると思っていた。でもよーく考えると、フルマラソンシーズンが終わり、この時期に4時間も走るのはちょっとつらいのかも。
9時、一斉スタート。
今日の私の目標は・・・。
「LSD!」
今まで、本気でLSDをしたことがない。「ランナーズ・4月号」に浅井えり子さんが、LSDについて書いておられた。
?LSDは、キロ7分〜8分の「不快」なペースで走り通す。
?そのためには、できるだけ重いシューズで走る。
まあ、この程度のことなら簡単にできそう。
それともう一つ。
「ロングタイツで走る!」
あれほどタイツ嫌いといっている私がどうして? と思われるでしょう。それには理由が・・・。
トレイルランのレースに出ようと思っているのですが、レースの写真を見るとほとんどのランナーがロングタイツ。これは、笹で足を切ったりするからでしょうか。
それに、自分とこで販売している商品を「こんなん、あきまへんでー」とも言えへんしー。こら、ここらでいっちょう試してみたろかい。
と言うことで、アシックスのカケル企画に対抗して、パオパオかける企画。
シューズは、ゲルニンバス9。
ソックスは、ディフィート・クラウド9。
タイツは、4DMメッシュロングタイツ(キャロット価格¥9900)。
Tシャツは、アシックスXT6232(キャロット価格¥2500)。
スタート後は、キロ7分ペースになるようにだけ気をつけた。キロ7分ということは、1周1.25kmを8分45秒か。
とか思いながら走っていたが、スタートしてすぐのところにネコ広場。これ、写真に撮らんでどーする。1年前にいたようなネコちゃんもいるよね。
4周目の東外堀の横を走っていると、後ろから「がんばってください」の声。振り返ったら、もう追い抜かれていた。田中ちひろさんだった。どうしても話たいことがあったので、迷惑かえりみず話かけた。
「田中さん、ブログの記事、すごくよかったですよ。」
「えっ?」
「『名古屋』の・・・」
「ああ・・・」
「私のブログで紹介したら、かなりの数そちらに飛んでいったみたいですよ。」
「そうなんですか。高橋さんには高橋さんの考えがあったと思うんですけど、迷惑に思っていた人が多かったのも事実ですし。ひとこと言っておきたかったんで・・・。」
「いや、ほんとによかったですよ。実際に横を走っていた人でないと書けないことだと思いますし・・・。あの人にもいろいろなしがらみがあったでしょうけどね。いろいろな思いをもって走ってる人がいるってことに気づいてもらわないとね。」
「そうですよね。」
この間、キロ7分ペースの私に、キロ4分を切るペースの田中さんが合わして下さり、その走りはまるで「欽ちゃん走り」のようだった。すいません。
(3/14の私のブログで田中ちひろさんのブログ「ちひろっぴぃ」を紹介すると、本文中からクリックできるようにしてなかったのにもかかわらず、多くの人がリンク集からわざわざ見てくださったようだ。この日はクリック数の最高記録になった。)
1時間ほど走ると、向こうからこちらに向かってくるワンちゃんが・・・、「ドル!」、まちがいない。さっき自転車を押していたおっちゃんは、スイスイと自転車に乗って、ドルちゃんもいいペース。このあたりを1時間も散歩させてもらったんやね。
もうちょい行くと、雑種と上等犬の2頭立て。
一応、「柴犬ですか?」と聞く。
「いや、雑種です。」
まめちゃん・メス・4歳。小っちゃいけど立派な大人です。
上等犬のほうは、シーちゃんとか行っておられた。メスで、まだ5ヶ月らしい。こちらは、いい加減に聞いてしまった。ごめんね。私は雑種専門なんです。
さっきから、チラチラチラチラ見えていた雑種3頭立て。写真を撮りたかったのだが、コースから離れたところを散歩されていたのでちょっとあきらめていた。
ところがどっこい!
北側の回るところでちょうどバッタリ。
「ワンちゃんの写真撮らせてください。」
「はい。あんまり近づいたら、かむし気つけてな。」
確かに、真ん中のワンちゃんが「ウー」とうなってる。
「ワンちゃんのお名前は?」
「真ん中がチビ、こっち(左)がチビスケ、こっち(右)がジョン、みんなオス。」
「歳は?」
「みんな年寄りや。こっちが8歳、これが11歳、これが7歳。」
どれがどれか分からんようになってしもた。とりあえず、みんな長生きの雑種です。あー、うらやましい。
さて、タイツの具合ですが・・・。
機能タイツをはいたのは生まれて初めて。
スタートして30分ほどで、「もう、ランパンにはきかえよかしらん」と思った。
私の弱点、左足の太もも内側にジンマシン。(ここ、ほんとに弱いんです。)
それにヒザが全然上がらない。(これは、大リーグボール養成ギブスか。)固定された2本の丸太を交互に前に突き出してる感じ? 走りにくー。
でも、キロ7分ペースなので、走れないこともない。慣れてくると、この締め付けを忘れてしまう瞬間もあった。
気温は思っていたほど上がらず、そよ風も吹いている。
実は、この大会に真樹とヨメさんをさそい、チーム「京都キャロット」で出ようと思っていた。その話を二人にしたのだが、あっさりとふられてしまった。
「来たらよかったのにー、走ってたら気持ちいいのにー」
あっ、あれはチーム「あきだいこん」のあきちゃん?
だいぶ疲れてるみたい。 「しっかり!」
このだいぶあと、2時間半過ぎころだっただろうか、東外堀横でチーム「あきだいこん」ご一家とバッタリ。けっきょく、今日は早めに切り上げて帰られるとのこと。
「ブログ、見てくださいねー。」
こんな仲良し家族が、うらやましくてうらやましくて・・・。
さて、後半の楽しみは・・・。
大阪城公園時間走名物、ちひろさん特製手作りケーキと炊き込みご飯おにぎり。
「いつごろ出ます?」と何回も聞いてしまった。
その答えは、「ケーキが2時間過ぎ、おにぎりが3時間過ぎと3時間半過ぎにちょっと。」
最後のほうには、ランウォークスタイルの店長自らがよそってくれるスープまで登場。次々と新企画出てきますね。さすがにここまではいただけませんでした。私はネコ舌なもんで・・・。
「アンタは走りに来てんのか、食べに来てんのか、どっち?」と問われれば、「食べにです!」とはっきり答えます。
ほんとに楽しみなんです、このエイドが。
このエイドの質と量を保っていただくためにも、これ以上参加者が増えないほうが、私はありがたい。
今日は、何周走ったか全然気にしていなかった。
ここは、1周ごとのラップを正確に記録して、すぐ記録証にして出してくださる。これが、田中さんのダンナさんの仕事。
そろそろ終わりかと思って本部前に来ると、「残り1分半」と言われたので、もう1周。
最終的に、4時間6分ほど走ったことになる。記録は、29周、36.25km。だいたいキロ7分ペースで行けたみたい。
エイドの前あたりをウロウロしていると、「どうでした?」と声をかけられた。
スタート前やレース中にも声をかけてきてくださった、大阪の大倉彬右さん。私より1周たくさん走られたようだった。
「いつもキャロットさんには、『みかた残酷』のときに買わせてもらってます。
これから、『鯖街道』、『残酷』、『丹後』と出る予定なんで、いい練習になると思ってここに来たんです。一人で4時間も練習できんでしょう。」
「そうですよね。ここは走りやすいですよ。エイドも充実してるし。私も、『鯖街道』出ようと思ってるんで、よろしくお願いします。」
「鯖、残酷、丹後は、ずっと出続けてるんです。丹後は今まで8回で5勝3敗です。自転車の練習中に転倒して鎖骨を骨折して、ギプスを取った翌日に出たこともあります。さすがに完走はできませんでしたけど・・・。」
お歳をお聞きすると、ちょうど私の10歳上だった。元気すぎる! (なにしろ、私は丹後8連敗中ですから・・・。)
今日の私の4時間走は・・・。
キロ7分ペースがだいたい守れたので、合格か。走り終わった後もどこも痛いところはない。心肺系も、ほとんどダメージなし。
浅井えり子さんは、キロ7分ペースを不快なペースと表現しておられたが、全然。私にとっては、とても気持ちのいいペースだった。
あれは、普段3分半くらいで走る人に対して、2倍の遅さと言っておられたのだろうか。そうすると、私はキロ9分ペース?
一番心配だったロングタイツも、なんとかはきこなせた。私が思うに、タイツがメッシュになっていたのがはき心地がよかった。
ヨメさんいわく、「ロングタイツから肌が透けるのはなあ」と気持ち悪がっていたが、よっぽどしげしげと見ない限り気がつかない。このメッシュが締め付け感をやわらげ、汗も放出してくれていたように思う。
シューズのアシックス・ゲルニンバス9。
ウルトラの練習用にとだいぶ前にもらったのだが、練習自体を全くしていないので新品同様。練習ではぶ厚めのソックスをはくかもしれんと思って、27cmにしておいた。片足約320g。
ゆっくり走るにはちょうどよかった。「ゲルニンバス」というのはどういう意味か知らないが、「ニンジャ」のようでかっこいい。デザインも好き。これを選んだのは、そんな理由もある。
ということで、4DMメッシュロングタイツとゲルニンバスはゆっくりランナーにおすすめです。
パオパオかける企画も、まずまず成功。
このタイツとシューズのコンビで、もう一回「時間走」を走ってみたいなあ。
帰りに、森之宮駅前の「あづき工房」さんでイチゴ大福やどら焼きを買っていった。どれもおいしかったが、ちょっと小さめのイチゴ大福は、走った後にピッタリ。
次の大阪城公園時間走でも、買って帰ろうっと。
【注】ちょっと情けないことが判明しました。
せっかく私がおすすめと書いた「ゲルニンバス」ですが、「9」の後継モデル「10」も、もうメーカー在庫切れだそうです。いいシューズなのに、残念です。
メーカー希望小売価格は、¥15225でした。なんぼいいシューズでも、ちょっと高いか。
それから、ソックスの「ディフィートクラウド9」も、京都キャロットではあつかっていません。スロージョグにはピッタリのふわふわ感なんですが・・・。取扱店をネットで調べて買ってください。
4DMメッシュロングタイツとXT6232Tシャツは、「京都キャロット」で絶賛販売中(?)。どうぞよろしくお願いします。
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2009年03月22日(日)
京都ランナーズ例会(3月第4日曜) [ランニング]
「犬は雑種に限る」と思っているのだが、どうしてもシェパードだけには目が行ってしまう。
一応、うちのきくは、勝手に「琉球ミニシェパード」を名乗っている。実際、「シェパードの子犬ですか?」と何度言われたか分からない。大きなシェパードを連れて歩いておられた飼い主さんに、「うちの○○の小さいときにそっくり」と言われたこともある。
今日も、京都ランナーズの例会のアップのときに、御所の中を堂々と歩いているシェパードに出くわした。
「すいません、ワンちゃんの写真撮らせてください。」
「はい、どうぞ。」
「ワンちゃんのお名前は?」
「ディーバです。警察犬なんですよ。」
「いやー、すごい。警察犬て、ずっと警察にいるんじゃなくて、なんかあったときに呼び出されるんですよね。」
「そうなんです。こないだ、天皇陛下が来られたときも警備に行ったんですよ。」
「いやー、すごい優秀なワンちゃんなんや。」
せっかくなんで、ディーバちゃんの写真を何枚か撮らせていただいた。
よーく見ると、体のガラはうちのきくにそっくりだが、体の大きさと鼻の長さが・・・。それに、うちのきくはものすごいこわがりなんで、天皇陛下の警備はちょっと・・・。
アップが終わり、門(清和院御門)のほうに戻るとき、そのすぐ後ろに大文字山の「大」が見えていた。銀閣寺の奥なのだから、当たり前と言えば当たり前。しかし、今までこれに気がつかなかった。
今日は気温は高かったが、雨がぱらついていたせいか参加者は少なめだった。(女性は0)
富田会長から、先週の「京都ロードレース」の報告とお礼が述べられた。
大きな事故はなく、ハーフで一人倒れられたが大事には至らなかったとのこと。参加者に喜んで帰っていただくこと。それが何よりです。
スタート前に、私の例会のライバル・杉原道生さんとお話した。
「京都シティハーフ走らはったんですか。タイムは?」
「1時間47分1秒です。」
「えー!? 近道しやはったん?」
「ええ、3ヶ所ほど・・・」(もちろん、じょうだんです)
「それって、スタートラインまでのタイム引いたやつですか。」
「いえ、全部のタイムです。」
「めっちゃすごいですやん。そのタイムやったら、体重別1位まちがいなしですね。」(杉原さんは、私の体重+20kg)
ほめてんだかけなしてんだか・・・。
でも、去年私の調子が悪く、例会では杉原さんに3連敗中。今日こそは、先行させてもらいまっせー。
「肉に勝つ!」
スタートして、いきなり一人がポーンと飛び出す。(あとで、中西さんという方だと分かりました)
その後を、池田一夫さんや中村智明さんが追う。私もこの2人についていこうと思ったが、徐々に離されてしまった。
私のライバル・杉原さんは、今日はあまり調子がよくなかったようでだいぶ後ろだった。
1周目(4.1km)、17分25秒。ええのか悪いのか、よう分からん。この時点で前の池田さんたちとは、約30秒離されてしまった。
ところが、2周目の烏丸通りに入ると、だんだん池田さんと中村さんの背中が大きくなってきた。丸太町通りに入ってしばらく行ったところで、池田さんが振り返った。
「追いついたでー。はよう、走ってやー。」
「しばらく、全然走れてないんですよー。」
「なーんや。ほな、抜きまっせー。」
中村さんもすごい早い人なのに、今日は調整で走っておられるようだった。
2周目(8.2km)ゴール、34分41秒。(2周目の4.1kmは、17分16秒)
そのタイムを聞いた私は、「おー、すばらしい。」
「自画自賛ですか?」とどなたかに突っ込まれたが、「そのとーり。」
2周目のほうが若干距離が長いのに、1周目より9秒も早い。これは、「すばらしい」じゃあーりませんか。
私のすぐ後ろに橋本さんがゴール。(写真、撮れませんでした)
そのまた後ろに、池田さん中村さんがゴール。
ここからだいぶあいて、粟津温重さん、河村剛太さんがゴール。
「あれ? 杉原さんは?」
「『はよ帰って子守りせんなん』ゆうて、走って帰らはったよ。」
「えー、今日2周行くんちゃうん?」
もうちょっとしゃべりたかったのになあー。
杉原さんは、私がしょーもないことを言ってもきちんと聞いてくれる、お兄さんのような(?)存在です。(って、だいぶ年下やのにそれは気の毒か・・・。)
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2009年03月13日(金)
第31回京都ロードレース・大会準備 [ランニング]
昨日の夜7時から、「京都ロードレース」の準備があった。
この日は、参加者に渡すプログラムやTシャツ、ソックスなどを袋詰めしていく。
今年は、1451人の申込者。例年の1.5倍の感覚である。
「準備にはできるだけたくさん来てほしい」という冨田会長からの要請もあり、私も久しぶりにお手伝いに行った。
20人を超える方々が集まり、始まりもモタモタせず、作業は順調に進んだ。
私は、マスク姿の松田発世さんと同じテーブルで作業。
「松田さん。篠山で折り返してすぐのとこで松田さんにすれちがったんですけど、ものすごい厳しい顔して走ってはったんで、よう声かけませんでしたわ。」
「そうでしょう。あの時はもう目の前のことで精一杯で・・・。」
「それやのにね、帰ってから松田さんのゴールタイム調べたら、ボクより4分もはよ入ってはんねん。おっかしいなあ、抜かれた覚えないねんけどなー。考えられるとしたら、しし汁食べてる時か、35kmのスペシャルで焼きプリン食べてる時かのどっちかやね。」
「えー、プリン食べてはったんですかー。」
「あのー、あの方は、ひょっとして藤井さんの奥さん?」
「そうでっせー。よそのオバサンに、こんなえらそうな言い方できますかいな。」
松田さんは、かの有名な(?)うちの眞寿美さんのことをあまりご存じではなかったらしい。そらそうやね。ヨメさんも京都ランナーズ会員やけど、もう何年例会に来てへんか分からんもんね。(でも、年会費はきちっと払ってますよ)
L寸のTシャツが少し足りなくなりそうになったこと以外はすべて滞りなく、思っていたよりも早く作業は終了した。手なれた方が多く、きっちりと指図できる人も要所要所におられたようだ。
ヨメさんの話によると、以前はこれよりずっと少ない準備物の数だったのに12時を過ぎたこともあったらしい。仕事の効率がよくなったんですね。
帰りは、山嵜さんを堀川鞍馬口まで送っていった。
山嵜さんも、「京都ロードレース」のハーフに出るとのこと。いっしょに、楽しく走りましょうね。
ハーフだけで796名。あの狭いサイクリングロードは心配だ。天気が良ければ、散歩の方やサイクリングの方も増えてくるし。
どうか、本番の日、アクシデントが起こりませんように・・・。
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