2016年04月26日(火)
「ぽっこん」 [ガードマン]
「♪ 今日の仕事はつらかった あとは焼酎をあおるだけ・・・ ♪」
今日は○ナートの最終(20時30分終了)。「今日は特段ブログに書くこともないなあ」と思いながら「山谷ブルース」を口ずさみながら出てくると、なんと歩道に「きくちゃん!」
ちょっと小さいなと思いつつ、「シェパードですか?」
「はい、シェパードです。」
「お名前は?」
「○×□です。」
「えっ? パック?」
「いえ、ぽっこんです。」
「ぽっこん・・・ですか。何歳ですか。」
「14歳です。」
「うわー、すごいですやん。ぽっこんちゃん、かわいいなあ(と言いつつ、さわらせてもらう)。」
「ぽっこん・メス・14歳」
乳母車を押しながらぽっこんちゃんを散歩させておられたので、ご近所さんですよね。また会えそう。
それにしても、今で会ったきくのそっくりさんのうちでも一番似てますねえ。惜しむらくは、「ぽっこん」と言うユニークな名前の由来を聞かなかったこと。次会えたら、絶対に聞こう。
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【RUN】
朝に時間があったので、5kmラン。
いつもとはちがい、我が家から北へ。「たたらぎ」のコースは行きが上り帰りが下りなので、似たコースで練習しなくては。
新築の市原野保育園は、我が家から1.25km。ちょうど行きしの半分。
東北部クリーンセンター前で2.5km。
遠足なのか、小学生が団体で歩いていた。
6分07、5分54、5分31、5分11、5分03で 5km27分47秒。
次はこのコースで、タイムトライアルやってみますかねえ。
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【今日のきく】
走ったあとにまだ時間的余裕があったので、きくのお散歩。
きくの場合、「花よりだんこ」ではなく「花よりネコちゃん」です。
「今ネコちゃんおったで、ふぇふぇふぇふぇふぇん!」
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2016年04月19日(火)
「エリカ様・・・」 [ガードマン]
「藤井さん、エリカのこと知ってるか。」
「もちろん知ってますよ。ここのアルバイト応募したときに初めて電話して、出てくれはったんがエリカさんですから。採用が決まって、すぐ名前を覚えてくれはって『フジイさん、フジイさん』ゆうて、ようかもてくれはって・・・。」
「いやいや、その知ってるかとちごうて。えっ、ほんまに知らんのかいな。」
「ひょっとして、会社辞めはったんですんか。」
「いやー、おらんようになったんはおらんようになったんやけど・・・。この世におらんようになったんや。」
「えー、どうゆうことですか。」
「3月6日に死んでしもたんや。」
「えー・・・。」
個人情報にも関わることなので、これ以上は書けない。
今日○ナートで、超ベテランのM井さんから教えていただいた。私が漢字博物館に行き続けている間に、たいへんな事件がおこっていたのだ。
エリカさんと言えば、1月末にあった現任教育のときに「古いベルトは交換しますよ」と言って、私のベルトをしゅしゅしゅと抜き、新しいのをはめてくださったのを覚えている。まだ若いのに、すごい世話焼きな方だった。あんな優しい方に、いったい何があったのだろう。
我が社の女性ガードマンの顔(代表)と言ってもよかったエリカ様。「フジイさん、フジイさん」と言ってくださっていたときに、遠慮せずにもっとしゃべっておけばよかった。そうすれば、ひょっとしたら今もこの世におられたかも・・・。いや、それはないのかな。
ガードマンのバイトを始めて、エリカ様のような人にも会えてうれしかった。
ああ、もっとしゃべりたかった。残念で仕方がない。
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2016年04月18日(月)
私はまだかつて嫌いな人に逢ったことがない [ガードマン]
「私はまだかつて嫌いな人に逢ったことがない 」は、映画解説者・淀川長治さんの名言。私もかなりそれに近いのではないかと思う。
ガードマンの仕事をしていると、よく「○○さんはかなんやろう」とか「○○さんはほかの人とうまくいかんでなあ」と言われる。ところが私もそう言われる人たちといっしょに仕事をさせてもらっているのだが、いつも「えっ、そうなんですか」と答えることになる。人間関係で嫌な思いをしたことが一度もない。
確かにY隊長のような短気逆上型の人は苦手だが、別に嫌ということもない。子どもじゃあるまいし、仕事中に好きも嫌いもありますかいな。あえて言うなら、それも含めてのお給料ですわ。健全な大人はそう考えます。
それより、私は逆の思いをすることのほうが多い。
「なんでみんなこんなに親切なんやろう」と。
今日も○ナート。私の最初の配置場所は川端入口。仕事が始まってしばらくすると、50mほど先で手を大きく振る大男あり。「黒人に知り合いはおらんにゃけど」と思いつつ目を凝らすと、「なーんや、S水さんやん。」1時間差で出勤してきたS水さんが、私を見つけて大きく手を振ってくださったのだ。
私より17歳も年下で、特別気が合うわけでもない。それなのに、いつも私を見つけると手を振ってくれる。ちょっとしたことやけど、これがすごくうれしい。
S水さんだけではなく、ほかにもこういう人がたくさんいる。ガードマンはただただつらいだけの仕事かと思っていたが、そうでもない。いつもボーっとしていて役立たずの私だが、そんな私にやさしく接してくれる仲間が多い。不思議です。
私のことを嫌いな人が多いかもしれないけれど、私は嫌いな人が一人もいない。うそっぽいけど、ほんとですよ。
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2016年04月15日(金)
巧遅は拙速に如かず [ガードマン]
今日は、「半期に一度8時間」ガードマンに課せられている現任教育。
伏見営業所で7時から。私は遠くからということで、特別に車で行くことを許可してもらった。それでも5時50分起き。もう、ずっと睡眠不足ですわー。
伏見営業所は城南宮のすぐ近く。いい天気だったので、お昼休みに散策してみた。この格好でお散歩はちょっと異様やったかな。
今日の8時間の研修で一番心に残った言葉は、「巧遅は拙速に如かず」。
「巧遅」とは、出来はよいが仕上がりまでが遅いという意味。「拙速」とは、出来はよくないが仕事が早いという意味。場合によっては、ぐずぐずしているより、上手でなくとも、迅速に物事を進めるべきだということ。
『孫子・作戦』に「兵は拙速を聞くも、未だ巧の久しきを賭ざるなり(部隊を動かすのは、戦術がよくなくても迅速であるほうがよい。巧妙な戦術で長い間戦い続けているのを見たことがない)」とあるのに基づく。
兵法家の孫子が、戦争は戦術がよくないものであったとしても、迅速に行動し早く終結させるのがよいと説いたことばから。
事故現場に遭遇したときの通報の仕方としての研修だったが、かしこうなりましたわ。あれこれ考えるより、まず一報ということですね。
お昼はお弁当屋さんのお弁当。ハンバーグ、から揚げ、エビフライとあったのだが、私は残り物のから揚げ弁当をいただいた。あまりおいしくはなかったが、朝早くからの研修でお腹ペコペコ。
参加者は11人だったが、ほとんどが顔見知り。私を含めた6人が資格を持っていないガードマン。残り5人は資格を持っておられるので、私たちより3時間遅い10時からの参加だった。
ポカポカ陽気だったので散歩に出てみた。
伏見営業所から西に歩いてすぐ。
城南宮というと、車の安全祈願や家の新築のときのお払いで有名だ。
普通は西側の国道1号側から入るので、こちら東口はひっそりしていた。
遅咲きの桜もあり、のんびり花見をしながらいいお散歩ができた。
散歩から帰ると、もう午後の研修が始まっていた。予定より早く始まったようだ。
実技1時間を含め7時間半の研修のあと、模擬テスト。5択制で20問。まちがっているもの1つを選ぶ。かなりむずかしかった。
私は15問正解で75点。週に2、3回しか来ていない登録社員の割には優秀なんじゃないでしょうか。
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【RUN】
今日もガードマンのバイトの予定だったので、「走るのはしんどいかなあ」と思っていた。ところが現任教育だったので、ほとんどが座ったまま。体力温存できた。
夕方6時半スタート。
まずはあちこちアップジョグ、GPS腕時計は適当に走っても距離をしっかり測ってくれるので楽しい。
約3.3kmを16分53秒。キロ5分07秒ペースなので、かなり高速アップジョグと言える。練習できていないのだが、スピード感覚を取り戻してきたのかな。
さて、叡電線路南側の平坦1kmコースを使っての全力2km。
行き4分06秒、帰り4分04秒で8分11秒。トレーニングタイプのやや重いシューズでこのタイムなので上出来。ゴール後もしんどくない。だいぶまともに走れるようになってきている。
2.1kmダウンジョグをして、今日は7.4km。
私にはこれくらいが適量。
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2016年04月05日(火)
けいゆう [ガードマン]
もうええちゅうねん、今日も祗園の漢字博物館。
昨日よりも1名多い6人体制。
Y隊長、私、S井さん、O本さん、N吉さん、S木君。
この中のS井さんは異色。私より二つ年下。なぜだか分からないのだが、私にすごく親切。以前、「コーヒーおごります」と言って、コーヒーではなく150円を握らせてくださった。「なんで年下やのに・・・」と不思議だった。
今日も弁当380円をおごってもらい、まっさらの軍手を2つもくださった。
「こんなにしてもうて、申し訳ない。」
「いやいや、体で返してもらうから。」
「それはちょっと・・・。」
歳が近いからしゃべり安いんかな。S井さんもそう思ってくれてはるのかも知れん。
最近、走友よりもガードマン友だちのほうが多い。「走友」という言葉も最近できた言葉だが、警備員仲間の「警友」ちゅうんはないんかなあ。私とS井さんは、まちがいなく「警友」です。
今日もうれしいことがあった。
三毛猫・エメラルドの飼い主さんが、私を見つけてわざわざごあいさつに。
「あれ、エメラルドちゃうやん」と思って見ていたら、「エメラルドの夫を見てもらいに来ました」って。うれしいじゃないですか。
そのにゃんこは白黒。エメラルドと同じく、お上品でしたわ。
「お名前は?」
「サファイアです。」
「いやー、それはよろしいわ。覚えやすい。2ひき飼ってはるんですね。」
「いえ、子どもが3びきで全部で5ひきです。」
「そうなんですか。いいですねー。」
「サファイアちゃんは何歳ですか。」
「エメラルドといっしょです。」
ほー、15歳の夫婦ですか。
3びきの子どもも見せてほしいねえ。
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2016年04月04日(月)
すさむ [ガードマン]
「歩けや!」
「知らんがな!」
などなど、私の心の中の「悪パオパオ」が叫ぶ。
今日も祗園の漢字博物館。
今日は、前の道路のアスファルト張替えで全面通行止め。4人増員ということだったが、私は10トンダンプの出し入れの配置につくものだと思い込んで張り切っていた。ところがところが、いっちゃん下っ端のやる「ペコリ係」に任命された。今日、何十回「すいません」「申し訳ありません」を言ったでしょうね。
「ちょっと通らしてえな。かまへんやろ。」
「それはちょっと・・・。」(心の中は「遠回りになっても歩けや!」)
「なんでもっと手前に『通行止め』の看板出しとかへんねん!」
「上にゆっときます・・・。」(心の中は「わしゃ知らんがな!」)
何にも悪いことしてへんのに謝り続ける仕事はつらい。心から謝ることができたらいいのだが、心の中は眞逆。これでは心がすさむ。これで同じ給料はあかんで。
ほとんどがきっつい苦情だったが、こんな中にも光はさす。
毎日通られる足の悪いご婦人。いつも笑顔でごあいさつしてくださる方。杖をついて足を引きずりながら少しずつ進まれる。そのご婦人が、重機バンバン動いているときにこちらに来られた。よっぽど、重機をストップして特別に通ってもらおうかなと思ったが・・・。
「申し訳ありません。今日は道路工事のために通っていただけないんです。」
「だいじょうぶですよ。坂を上がって行きます。毎日ご苦労様です。」
ゆっくりゆっくり坂を上がっていかれる後姿、おがみましたなあ。姿が見えなくなるまで、ずっとずっと見ていました。
こういう方がおられるので、それ以外のごちゃごちゃが気にならなくなる。ああありがたや、ありがたや。
(注)もうちょっと、続きます。
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【今日のきく】
「つかまえたー!」
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