2012年05月19日(土)
第26回大阪マスターズ陸上選手権 [私の陸上競技]
私のメル友、三重の森田亨さん。
やりました!
男子100m・M50クラスで12秒11。自己ベストで大会新記録の優勝。
53歳でこんないい記録を出しておられるんですから、私も負けられません。
受付で「滋賀マスターズです」と言うと、「ちょうどよかった。待っておられる方がおられて・・・。」
「甲賀市で行われる近畿マスターズの要綱、持っておられませんか。」
「今持ってはいませんけど、パソコンがあったらすぐ出せますよ。」
「いえ、私パソコンはないんで・・・。」
「そしたら、帰ったら送りますわ。ご住所とお名前教えてください。」
「そんなことしてもらっていいんですか。」
「いいです、いいです。私、役員でもなんでもないんです。去年入れてもらったばっかりで・・・。」
「そうなんですか。私も去年入ったばかりです。砲丸投げをさせてもらってるんです。」
「私は近畿マスターズに行けるかどうかまだ分からないんですけど、ぜひがんばってきてくださいね。」
「ありがとうございます。」
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【男子走幅跳】 M50クラス 森田亨選手
「藤井さん、今日は100と200と幅跳びに出るんやわ。」
「えー、幅跳びですか。でも、短距離と幅跳びって、両方やってはる人多いですよね。」
「こないだ初めて出て、5m03で2位でしたわ。」
短距離では負け知らずと言っていい森田さんが、幅跳びでは2位ですか。きっと悔しかったでしょうね。でも、またチャレンジしておられる姿はみんなの励みになる。がんばってください。
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【男子100m】 SM30クラス 堀田真人選手
先日ちょっとお話させてもらった堀田さん。
今日も気持ちよく走っておられた。タイムはどうだったんでしょうね。
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【男子100m】 M50クラス 森田亨選手
レース後、廊下であったとき「どうでした」と聞くと、「スタートがちょっと遅れてしもうて・・・」。
「でも後ろとはかなり離れてましたよ。」
「そうやった?」
記録発表を見てビックリ。12秒11って・・・。
自己ベストで大会新記録。絶好調じゃないですか。
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私の最初の種目1500mは12時45分スタート。
11時半ころからぼちぼちウォーミングアップ。
長居周回1周とちょっとで約3km、18分ほど。
気温はかなり上がっている。12時発表で26.5℃だった。ということは、スタート時点では軽く27℃を超えるだろう。ただ、からっとしているので中距離にはそんなに影響はないと思われる。
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【男子1500m】
1500mは2組あって、私たちの第1組は21名のエントリー。そのうち11名がM55クラス。これは早くも3位以内入賞絶望。
400m 1分23秒
800m 2分53秒(1分29秒)
1200m 4分22秒(1分28秒)
1500m 5分25秒(1分03秒)
途中で、川村直樹さん(マスターズ友だち)の声援がよく聞こえた。
「藤井さん、前の前を追って!」
「前」では追いついたときにがっくり来てしまうことがあるので、「前の前」と言ってくださったそうだ。なかなか深い応援です。ありがとうございました。
しかし、残念なことに今日の目標には遠く及ばず。せめて、自己ベストは出したかったなあ。
M55クラストップは、兵庫の矢野猛さん。4分57秒27。
ゴール後スタート地点まで歩いていると、私に話しかけてこられた。
「どうでした。」
「思ってたりよちょっと悪かったです。」
「歳をとれば年々落ちていくのはしょうがないです。エイジグレードを見て、自分の目標をしっかり立てないとね。」
「そうですね。」
(エージグレードとは、絶対的なタイムの比較ではなく、年齢と性別を考慮して同じ年の最高レベルの人と比べてどの程度の速さで走れたかをパーセントで示す指標。)
第2組は男子60歳以上と女子。
トップを引っ張るのは女子選手。
そのまま落ちることなくゴール。
いっぺんやってみたい、こんなレース。
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1500と800はウェアを変えようと廊下を歩いていると、滋賀の加古文子さんとバッタリ。
「あっ、加古さん。」
「前に棒高跳びの写真を撮ってくださった・・・。」
「そうです。」
「私も見せてもらいました。すごくいい写真でしたね」と横におられたお連れさん。
「ありがとうございます。ほんとにかっこいいですよね。あこがれます。」
「いえいえ、お恥ずかしい。もう全然ダメで・・・。」
加古さんと面と向かってしゃべらせてもらったのは初めて。今日気づいたのだが、加古さんは美人。私より年上だが、今日の女性アスリート一の美人と言ってもいいのかも。
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【男子800m】
14時10分から800m。
その第2組は55歳以上がいっしょということで、マスターズの大先輩・八田努さんと対決することになった。八田さんは私よりも17歳も上。しかし、体型はアスリートそのもの。
私は第1レーン、八田さんは第6レーン。
スタートして1周目はだいたい思い通り。400m、1分19秒。
さあ、魔の2周目。体中の酸素が抜けていく感覚。途中で森田亨さんからの応援の声が聞こえた。そこから落とさないようにがんばったつもりだったが、ゴールは2分45秒。後半400mは1分26秒。後半落ちすぎ。練習会で出た自己ベストは、本番ではおあずけとなった。くやしー。
ゴールして後ろを振り返ると八田さんの姿。私は全体の3番目でゴールしたのだが、なんと八田さんは4位。タイムも楽々3分切り。なんて強い70代なんでしょう。
小学生とマスターズ女子がいっしょに800m。
こんなレースはマスターズ陸上ならでは。
八田さんが小学生にいろいろとアドバイスしておられた。
「おっちゃんのゆわはること、しっかりきいときやー」と言っておいた。
最後に小さな女の子がポツンと一人でゴール。競える相手がいたらよかったのにね。
私の正式タイム。
1500m、5分25秒64。(ベストより3秒遅れ。)
800m、2分45秒98。(^ベストとほぼ同じ。)
今日分かったこと。
この程度の気温なら、中距離は影響ほとんどなし。タイムが悪かったのは、練習がしっかりできていなかったことに尽きる。少し暑くなって走るのがいやになっても、いかに充実した練習をするか。それをよく考えなくてはいけないと思った。
最後に森田さんの200mの応援。
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【男子200m】 M50クラス 森田亨選手
結果は見てこなかったが、あとでもらったメールによると200mもいいタイムが出たようだ。この調子で、今度は走り幅跳びですね。
お互いに、これからも楽しみながらがんばりましょうね。
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2012年05月12日(土)
滋賀マスターズ・陸上競技研修会 [私の陸上競技]
今日は、滋賀県・希望が丘で陸上練習会。
4月30日の近畿マスターズ(大阪・服部緑地)に引き続き、私はやり投げ、ヨメさんは走高跳。
会場に向かう途中に野菜の無人販売。一袋50円と安かったので、Uターンして購入。たまねぎときぬさやしかなかったが、とにかく安くて新鮮。もう、滋賀に来た甲斐があったというもんです。
希望が丘に到着すると、いつもと様子がちがう。ガードマンさんがいっぱいで、コーンがあちこちに置かれている。
入ってみて分かった。「新緑祭」ということでフリーマーケットが160店出店。バンドの演奏や、風船のパフォーマンス、ヘリコプターの遊覧(1人3000円)もあった。
受付に行くと、顔見知りの滋賀マスターズ会員さんがいっぱい。大阪はビジターという感じだったが、滋賀はやっぱりホーム感覚。安心感がある。
あまりにも寒いので、何かはおるものが売ってないかとヨメさんが物色。時間がなくゆっくり見られず。
9時40分から開会式。
小学生もたくさん参加されており、和やかな雰囲気。やはり短距離が圧倒的に多く、次に中長距離、跳躍と投てきは少なかった。
投てきは築山先生、跳躍は藤川先生だった。
跳躍は人数が少なかったので、マンツーマンのように指導していただけたようだ。ヨメさんは、助走の仕方を教えてもらえたのがよかったと言っていた。
投てきは、円盤3人やり投げ2人。こちらもマンツーマン。円盤には中1の男の子も参加していた。
やり投げは、私ともう一人の女性。
先生やその女性の投げられるのを見ていると、私とはやりの飛ぶスピードが全然ちがった。私は、すぐ腕が横から出てしまうくせがある。これを真上から振り下ろすようなフォームに変えなければ・・・。
2週間前にやり投げの練習を3時間もした結果、ひじが痛くてしょうがない。今日はそのせいもあったのか、こないだより遠くには投げられなかった。先生にていねいに教えていただいたのだが、まず体が硬くて思うように動けていない。
最後に3回投げて、飛距離を測ってもらった。しかし、最高で16m21。こないだより4mも少なくなってしまった。
まだまだ課題だらけ。。これではとても競技会には出られませんね。もっともっと反復練習しなければ。(でも、どこで? 道具は?)
やり投げの練習が終わったとき、中長距離のタイムトライアルも終わっていた。
太田君子さんとバッタリあったので、「一人でタイムトライアルします」と言うと、計測係として森上真由美さんを呼んできてくださった。申し訳ない。
今日は久しぶりにスパイクで走ろうと思っていた。800mなら、これで走りきることができるだろう。次の大阪マスターズでもスパイクで走りたいし・・・。
森上さんのホイッスルでスタート。
最初から飛ばしに飛ばした。400m通過、1分18秒。このスピードを持続すれば2分40秒を切れるのだが・・・。ウォーミングアップなしのいきなりスタートが効いたのか、2周目はかなり失速。けっきょくゴールは2分43秒7。
でも、次には2分40秒を切れる手ごたえがあった。つぶれても最初から飛ばす作戦で行こう。
このあと全員リレー。8人1チームで8チームあったのかな。私は緑バトンチームのアンカー。小学生の女の子からバトンリレーをし、必死に100m。一人に抜かれてしまったけど4位でゴール。まあまあです。
12時ごろ閉会。この会を企画運営してくださった滋賀マスターズの役員さんのみなさん、どうもありがとうございました。
荷物のところに戻ると、ヨメさんのメモ。
「走り高跳びの練習が終わったので、フリマ見に行ってます。終わったら、電話ください。」
今日のお昼は、「ラーメン藤」ではなく「おうみんち」。地元食材を使ったランチバイキング。
1260円とちょっと高めかなとも思ったが、超健康的なおかずばかり。若い人には物足りないかもしれないが、私くらいの年代にはピッタリのあっさりしたもののオンパレード。
これなら、お腹いっぱい食べても全然だいじょうぶ。
今日はいい練習といい食事ができました。
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【RUN】
希望が丘では、ダウンも入れて2kmくらいしか走っていない。夕方のきくの散歩のとき、しばらく具合が悪くて封印していた「きくジョグ」をしてみた。まあまあ走れるみたい。
今日は「きくジョグ」1kmをプラスして3km。
減った体重を取り戻そうとしているのか、食欲旺盛。○ンコもジュルジュルから普通の固さに近くなってきた。よくなってきてるのかな。それとも薬が効いているだけ?
( じょんのび村村長さん、きくの話題を取り上げてくださってありがとうございます。)
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2012年05月07日(月)
春季陸上競技記録会・続き [私の陸上競技]
5時50分起床、6時50分自宅出発。
先日の練習会で、家から1時間くらいで行けることが分かっていた。
駐車場到着が7時50分。ところが入り口の高さ制限が2.1m。廉が私の車に乗って行ったので、私はキャラバンハイルーフ。この車の高さは2.3m。
「どうしましょう」と言ったら、「今出口あけるし、そっちから入って。」
さすがです。
陸上競技場が使えるのは8時半からのようで、入り口付近にたくさんの人が溜まっていた。
公認大会ではないので、何かにつけてのんびりしている。それがいやな人もいるだろう。でも、その辺を臨機応変に対応するのが「大人のアスリート」だと思う。
大阪にあって京都にないもの・・・、と問われて一番思いつくのが運動公園。長居や服部緑地を見るたびに、「京都にもこんなんあったらいいのになあ」とうらやましくなる。
壮年男子10000mの第1組は9時30分スタート予定。そんなに早いとウォーミングアップするヒマもない。私は第2組に入れられていた。これで気持ちに余裕ができた。ウォーミングアップも何回かに分けて、合計4kmほど。これでバッチリ。
第1組のレースを見ながら、走友の北出吉弘さんや石田勉さんとしゃべっていた。
途中から雨がだんだんきつくなってきた。私はそれがうれしくて、わざと雨に打たれていた。レース前はわざわざ体をぬらしに行っているくらいの暑がりですから。ところが、しゃべっていて分かったのだが、意外とみなさん雨が苦手なようだ。私以外は全員雨宿りをされていた。
さて、第2組がスタート。
晴れていたらキロ4分20秒を目安に走ろうと思っていた。しかし絶好の雨。これはキロ4分10秒ペースに修正。
北出さんはキロ4分を切るペースで行くので、1周400mでは5秒ほどの差。前に北出さんが見えている間はそれを目標にがんばろう。3000mくらいまでは北出さんの背中が見えていた。
5000m、20分47秒。予定通り。ただ、後半落ちないように粘らないと。
雨が降り続いており、呼吸がすごくしやすかった。また、第3コーナー付近に給水所が設置してあった。私は3000mごとに3回給水した。暑がりの私には、これは助かった。
後半徐々にペースが落ちていこうとしているとき、北出さんが私を1周抜き。ここでまた目標ができた。元気な北出さんの背中を追う。そんなことをしながら走っていると、大きくペースを落とすことなく終盤まで持った。
私が8400mを迎えようとするとき、トップがゴール。35分20秒台だった。私はトップに4周抜かれたことになる。
廉のように最後の最後まで力を出し切ってゴールをと思ったが、倒れるくらい走るってできないもんですねえ。
ゴールは41分36秒。後半5000m、20分49秒。前半とほぼ同じ。これはすごい。
気象条件が、こんなにいいほうに変わってくれるなんて・・・。でも、肝心の心構えが全然本気モードではなく、中途半端だった。
「400mを25周なんて・・・」と敬遠していたトラック10000mだが、気象条件さえよければ走れる。これは新しい発見だ。遊び半分で人生初のトラック10000mに挑戦したが、その値打ちは十分にあった。
ただし一つだけ困ったことがある。私は2月の初めから、レースはすべて「アディゼロタクミ レン」。トラック1500mからフルマラソンまで、距離にお構いなしにこのシューズを使ってきた。9月の全日本マスターズの3000mSCもこのシューズで出ようと思っていた。しかし、今日レース後にシューズをぬぐと・・・、「おもっ!」 水を吸いすぎている。3000mSCは7回も水濠にはまる(?)わけだから、シューズはずくずくになる。これではちょっと・・・。ぬれても重くならないシューズを探さなくてはいけない。
あとは、男子100m似出場される走友・堀田真人さんの応援に。(堀田さんは、100mと5000mにエントリー。)
100mは見ていて気持ちがいい。きれい。
堀田さんは、今日がシーズン第1戦らしい。シーズンの終わりに11秒台で走るのを目標にがんばっておられるとのこと。5月19日の大阪マスターズでまた会いましょう。
陸上競技場横のきれいなつつじを見ながらダウンジョグ。
このころにはもうすっかり雨もあがっていた。
出張販売で雨が降ると困るけど、自分が走るだけのレースではまた雨が降ってくれたらいいのになあ。
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2012年05月06日(日)
春季陸上競技記録会(新スポ連大阪) [私の陸上競技]
大会ダイヤの一番最初が、9時30分の「壮年男子10000m」。
私は幸い第2組だったので、ちょっと余裕があった。召集場所で、古くからの走友・北出吉弘さんにあった。北出さんは私と同い年で、今はグーンと離されてしまったが若いころはいい勝負をしていた相手である。いつもは大会で会ってもあいさつをする程度だが、今日はかなり話しこんだ。
私 「北出さん、雨降ってきましたねー。ボクにとっては願ってもないコンディションです。」
北出「いやー、寒いくらいですわ。指先が冷えるとよくないんですよ。真夏意外は手袋して走ってるくらいですから。」
私 「そうなんですか。ボクは暑がりやから、これくらいが一番いいですわー。北出さんはどれくらいの目標ですか。」
北出「40分は切りたいと思ってるんですけど・・・。」
私 「そらそうやね。ボクは暑くなると思ってたんで、45分以内の目標やったんですけど、修正せなあきませんね。」
北出「40分切りめざしましょ。」
私 「いやいや、それはなんぼなんでも無理。でも、42分くらいは目標にせんとあかんね。1周目だけ北出さんについていきますわ。」
まったく予想外の天候。スタート時点で25℃近くに上がるものと思っていた気温は、雨のため20℃以下。第1組のときパラパラだった雨は、次第に本降りになってきた。
第2組のスタートは10時25分ころ。北出さんについていこうと思ったが、キロ4分切りペースなのであっという間に差がついていった。でも、私はマイペースで。
1000m 4分07秒
2000m 8分21秒 (4分14秒)
3000m 12分29秒 (4分08秒)
4000m 16分37秒 (4分07秒)
5000m 20分47秒 (4分10秒)
6000m 24分59秒 (4分12秒)
7000m 29分13秒 (4分14秒)
8000m 33分26秒 (4分13秒)
9000m 37分36秒 (4分09秒)
10000m 41分36秒 (3分59秒)
うーん、ビミョー。
想定していたよりはずっと速く走れたのだが、ここまでくれば3月の足羽川マラソン10kmのタイムを破っておきたかった。同タイムとは・・・。
(注)もうちょっと、続きます。
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2012年05月01日(火)
第14回近畿マスターズ合同練習会・続き [私の陸上競技]
ずっとやってみたかったやり投げ。
去年ずっとやってみたかった3000mSCに出場することができたので、今年はやり投げですかね。
私は中学のときは野球部。しかし、メンバー中最弱の肩だった。外野からスリーバウンドくらいしてもホームベースに届かなかった。それでも内野を守ったときは、近くにすばやい送球ができていた。「スナップちゅうのがきいてるんかなあ」と思ったり・・・。
やりが遠くへ飛んでいく軌道は、見ていて惚れ惚れする。「あんなん、やってみたい。」
ということで、まったくやったとのない「やり投」の練習会に申し込み。
ヨメさんも「走高跳」の指導を受けてみたいと言っていたので、近畿マスターズの合同練習会に出かけることにした。大阪の服部緑地は、自宅から1時間ほどで行けた。これは近い。
9時半から開会式。
近畿マスターズ会長さんのごあいさつが秀逸。
「先日、帽子をかぶらずに歩いていると、後ろからカラスが来て私の頭をつついていきました。頭の後ろのほうには毛がないので、そこをやられたようで、そのあと医者に行きました。みなさんも気をつけてください。」
こんなユニークなごあいさつは聞いたことがない。会場全体がいっぺんに和やかになった。
各パートには、しっかりとした指導者がついてくださる。
A.短距離・ハードル、B.跳躍、C.投てき、D.中・長距離、E.競歩・ノルディックウォークの5つのパートに、それぞれ数人の先生がついてくださった。
気になる投てきパートのやり投げの先生は・・・。あとで八田努さん(京都マスターズ)が教えてくださった。「やり投げはな、宮井先生やわ。今でも大学で教えてはる有名な人ですよ」とのこと。
大会役員補助として、畷南中の生徒さんたち。
お世話になります。ありがとうございます
準備運動が20分間。これはきつかった。
そんな激しい動きにはついていけません。
10時から、いよいよ練習。
やり投げには、男5人女4人の9名が参加。
この練習会に参加されている人は、?競技経験者?マスターズの年齢から始めた者?まったくの初心者に分かれる。やり投げに来た人は、この3つが同じくらいの割合であったように思う。まったくの初心者も、私を含め3名だったので心強かった。
宮井先生が競技場にあったやりを持ってきてくださったのだが、800gと600gの2種類だけ。これは一般男女が使う重さで、私のM55クラスだと700g。女子では400gを使うクラスもある。仕方がないので、男子が800g、女子が600gを使って練習することになった。
やりを初めて持った印象は、「かるっ!」
もっと重いもんと思ってた。でも軽く感じるものを遠くへ飛ばすというのもむずかしい。
やりを使った準備運動のあと、早速投げてみるとになった。経験者の投げるやりは、真っ直ぐきれいな軌道を描く。一方私は、ちょろっと飛んで左にカーブ。何度投げても同じ。上から投げようとしているのにサイドスローのようになってしまう。自分の足で飛距離を計ると、だいたい10数メートルというところ。今日は一応20mを目標にしてきたのに・・・。
ここで、宮井先生登場。
「投げる瞬間に力が入りすぎています。ふっと力を抜いて腕を後ろに下げ、そこから一気に放り投げるというイメージで投げてみてください。やりを握った後ろの部分はないものと思って。」
このアドバイスは効果があった。
まず、左に曲がらず真っ直ぐ飛ぶようになった。助走を少なくして投げる瞬間に集中する練習を繰り返すと、飛距離も徐々に伸びていった。ただ、練習が進むにつれて肘と肩が痛くなって、だんだん休けいする時間が多くなってしまった。
ちょっとコツがつかめてきたかなあというところでお昼の休けい。
ヨメさんはトラックの反対側で、走高跳の練習をしていた。ただし、1mからのスタートだったらしく、あまりたくさんは練習できなかったらしい。私が終わるだいぶ前に練習を終わり、待ってくれていたようだ。(私のデジカメはそんなにいいのじゃないけど、100m先からでもこれくらいきれいに撮れます。)
公園の事務所で食べるところがないか聞いてみると、売店や屋台がいくつかあるとのこと。人が多い所へ行ってみると、インド料理の屋台があった。
ナンをその場で焼いている本格的なインド料理。
私は、ナン、カレー、チキン、ジュースのセット(1050円)。
焼きたてのナンがすごくおいしかった。
ヨメさんも似たようなセット。
風がビュンビュン吹いていて、ナンやカレーがすぐにさめてしまったのが残念だった。でも、ヨメさんといっしょに食べたらなんでもおいしい。
1時から、午後の練習。
午後はメジャーで飛距離を計ってくださることになった。
私の第1投、17m20。まずまずですか。
第2投、16m50。あかん、減ってますがな。
ここで宮井先生からアドバイス。
「まだ力みすぎています。いったん力を抜いて、そこから『えいっ』と。」
勝負の第3投。「えいっ」と投げたやりは、自分で見てもきれいな軌道を描いたように見えた。先生も「いいぞ!」とほめてくださった。
「えーと、19m・・・」と私がメジャーを見ていると、「いやいや、20m超えてますよ」と先生。よくよく見ると、20m10。
「やったー!」
何とかぎりぎり今日の目標達成。
肘も肩も腰も痛くてたまらなかったが、最後までがんばって練習した甲斐があった。
では、いっしょに練習したY.? さんのフォームを連続写真で。後ろ姿ですけど・・・。
アスリートとただのおじさんとの分岐点は30mでしょうか。
「めざせ、30m!」
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2012年04月30日(月)
第14回近畿マスターズ合同練習会 [私の陸上競技]
「よっ、服部緑地のリラク!」
こんなかけ声をかけても、意味が分かる人は45歳以上?
今日は、近畿マスターズの合同練習会が大阪の服部緑地で行われた。ヨメさんは「走高跳」へ。私は「中・長距離」ではなく「やり投」へ。
何でかって・・・、ずっと前からやってみたかったんです、リラクのやり投げ。
リラクは、1983年のヘルシンキ世界陸上の女子やり投の金メダリスト。地元フィンランドの期待の星で、「ヘルシンキ陸上の花」といわれたべっぴんさん。もうあれから29年もたつんですね。リラクも51歳。うちのヨメさんの1歳上ですかいなー。
自分が投げている写真を撮ってもらえなかったので、せめて練習会の雰囲気が分かるの写真をと思い午後参加されていた方の写真を撮らせてもらった。帰り際に、声をかけさせていただいた。
「すいません、やり投げの後ろ姿を撮らせてもらったんですけど、私のブログに載せさせてもらってもいいですか。」
「はい、どうぞどうぞ。前からの写真はダメなんですか。」
「えっ、・・・(タジタジ)。お顔を載せるとご迷惑がかかることもありますし・・・」
「ほほほ・・・。」
「お名前のイニシャルだけ教えてください。」
「Y.I です。」
「ありがとうございます。それで載せさせてもらいます。またマスターズの大会とか出られるんですか。」
「はい、出ますよ。」
「私ももうちょっと練習して、大会に出られるようにがんばります。」
「負けんようにがんばらんと」と先生。
「いやいや、とても30mは・・・。」
Y.I さんは、久しぶりのやり投げのようだったが軽く30mを超えておられた。一方、初やり投げの私は・・・。
(注)まだまだ、続きます。
※ カテゴリー「陸上競技」は廉の競技を記事にしたものなので、新しく「私の陸上競技」というカテゴリーを追加しました。
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