2010年07月05日(月)
帰り道 [雑感]
「京都キャロット」の出張販売では、かなり遠くまで運転していく。
行きしは早朝であったり、ヨメさんが通販の電話に出なくてはいけなかったりして二人で話すことは少ない。しかし、帰りは夜遅くなることが多いので、けっこう話をする。
ヨメさんは仕事熱心なので、仕事の話が多い。私は、ランニングを通じて知り合った人の話をすることが多い。
夫婦共通の話題は、廉と真樹ときくとあんも。特に、最近は子どもらの親離れが著しいので、私らを頼ってくれるきくのことを話すことが多くなる。
家が近づくと、「はよ、きくちゃんすいたいなあ」。きくは、私ら夫婦にとっては常習麻薬のような存在です。
来年、ヨメさんは「サロマ湖50km」に出場するそうだ。でも、この話題は、私からは絶対してはならない。話がどんな展開になったとしても、最後は「ほっといてー」で終わってしまうから。あの狭い運転席と助手席という空間で、ヨメさんを怒らせてしまったら「高速で事故起こす」ちゅうねん。
ところが、昨日の帰り道ではヨメさんが自分から話し出した。
「サロマの50km、一人で黙々と走るのはつらいやろなー。」
「うん、そやけど、誰かれなしにいろいろと話かけてくれはんでー。ボクはいやな人は一人もなかったけど・・・。」
「いやー、それもなー。誰かさそおっかなあー。でも、○○さんやったら入賞ねらいやろうし・・・、△△さんやったらしゃべり続けはってこっちが疲れるやろうし・・・、××さんは・・・」
「そんな気の合う人って、なかなかおらへんて。8時間もかかるんやから・・・。」
「そやなー。『いっしょに走りませんか』ってネットで募集したりもできるんやけど。私のかわいい写真とか載せたら、マニアがいっぱい寄ってきて困るしなあ。」
「はー? ますみちゃんのかわいい写真てあるん?」
「あるある、いっぱいある。」
(さて、ここからが私の本領発揮。発想の超飛躍。)
「ますみちゃん、現地調達しー。」
「北海道でかいな。それは無理。」
「いやいや、いける。中野さんの次男がおるがな。地元北見在住やで。現地調達ばっちりやがな。」
「でも、若すぎて・・・。、ちょっと気の毒なような。」
「だいじょうぶだいじょうぶ、ますみちゃんとあの子のお母さんと同い年やん。」
「そっかー、慣れとるかー。でも、走れるかー。」
「今はちょっとデブリンやけどな、中学の時、陸上部やったゆうとったで。10kmくらいまでやったら、今でもお父さんに勝てるって。」
「そうかー。でも50kmやでー。」
「そんなもん、今から1年後なんやから、もうちょっとやせてもろてやな、8時間で走れるようにしてもらおうやないか。」
「うーん、それ、ほんまにええかもな。でも、私みたいな初対面の人にちゃんと応対できる?」
「あっ、それはだいじょうぶ。今な、中野さんが四国常駐になってから出してはるおたより『南の国から』を最初から読んどんね。そしたらなあ、あこの子はお父さんに連れられていろんなとこ引っ張り出されとる。初対面もくそもないって。」
「そうかー。小さいときからえらい目におうとんにゃ。」
「まっ、そういうこっちゃな。サロマの前の晩ビアホール行った時かて、ボクに気つこて気つこて。そういう面ではきたえられとるわい。」
「いやー、本気でたのんでみよかなー。でもなー、こうじさんでもかなりあやしいオッサンやのに、そのヨメさんて、もっとあやしいと思われへんかなー。」
「あっ、おもろいこと思い出した。そのビアホールでますみちゃんの話題になったときにな、次男君が中野さんに向かって『会ったことあるん?』って聞いたんや。ほな、中野さんが『一回だけな』って答えはったんやー。その時の次男君の顔がなんか複雑やったどー。」
「えー、その『一回だけ』って、なんかエロい響き。」
「そやろ、あれはお母さんに報告しとるどー。」
ほんま、次男君、昨日くしゃみしとったやろな。
よそ様の子の話題で、こんなに楽しんでいいんでしょうか。
さて、ヨメさんの「サロマ湖50kmへの道」は、今後どのように展開していくのでしょうか。ヨメさんに怒られなかった場合に限り、続く・・・。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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