2020年06月12日(金)
膀胱癌やてー [病院]
「今日はCT検査の結果をお話するんですけど、甲状腺癌の転移は今のところだいじょうぶです。ところが、ちょっと別のものが写ってまして・・・。」
「えっ、写ったらあかんもんが写ってました?」
「これを見てください。」
京大病院・放射線治療科のN医師が、CT画像を見せてくださった。
「これが膀胱なんですけど、丸いものが写ってますね。膀胱癌ですね。」
「あっ、そういうことやったんですか。実は最近血尿がひどくて、昨日、鞍馬口の腎臓内科で見てもらったところなんです。『CTは撮らなくてもいいでしょう』ということだったんですが、別件のこちらのCTにはっきりと写りましたね。」
これでまあスッキリしたと言えばスッキリ。
甲状腺癌のアイソトープ治療は延期。膀胱癌の治療を優先。
一難去ってまった一難。
どこまでも続きますなあ。
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■膀胱がんの治療 (岡山中央病院・泌尿器科ホームページより)
膀胱がんの治療方法は大きく分類すると、外科的治療、膀胱内注入療法、放射線療法、化学療法の4つに分ける事ができます。
外科的治療は、経尿道的膀胱腫瘍切除術と膀胱全摘出術があります。
経尿道的膀胱腫瘍切除術は表在がんに用いられる術式で、当院では2012年度で89件施行しています。腰椎麻酔を行い、特殊な膀胱鏡で腫瘍を確認しながら電気メスによって組織を切除します。
しかし浸潤が進んでいる場合は、経尿道的膀胱腫瘍切除術では、完全にがんを取り切る事ができません。こうした場合には、膀胱全摘出術を行います。
全身麻酔を行って、骨盤内のリンパ節及び膀胱を摘出します。
男性の場合は、前立腺と精嚢、女性の場合は子宮も同時に摘出します。膀胱全摘出術を行うと、体内で尿を溜めておく袋がなくなる事となる為、尿路変更術も受ける必要があります。
膀胱内注入療法は多数の乳頭状がんや上皮内がんがある場合に用いられる治療方法です。
膀胱内注入療法は週に一度のBCGや抗がん剤の注入を数回行うだけなので、入院は不要です。 外来で治療が行えるので、身体的負担及び経済的負担が少なくなりますが、浸潤が進んでいる場合は、あまり適していません。様々ながんの治療に用いられている放射線療法は、がん細胞を死滅させる効果があるので、膀胱がんの治療方法としても用いられています。
放射線療法は、浸潤が進んでいるがんでも治療が行えます。その為、膀胱全摘出術ではなく、放射線療法や化学療法の併用によって、膀胱を温存するというケースも少なくはありません。当院でも適応を選んで積極的に放射線療法と化学療法の併用による膀胱温存治療を行っています。化学療法で使用される抗がん剤は、シスプラチンとゲムシタビンの併用療法が多く用いられます。
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要するに、スコンと取れそうな腫瘍なら「経尿道的膀胱腫瘍切除術」。
これは、◯ンチンから切除鏡を入れ切り取ってしまうというもの。いかにも痛そう。
もっと進んでいたら、「膀胱全摘出術」。
胆のう全摘手術の時は、取ってしまっても生活に支障がないと聞いて安心していた。でも「膀胱全摘」はそういうわけにはいかない。「あー!」という感じ。もう走ったりは無理なんでしょうね。
京大病院・N医師の言葉。
「膀胱をできるだけ温存するという方針の病院もありますが、うちは基本全摘です。」
「あー!」
どうなってしまうんでしょう。
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3日前、「肺への転移の可能性があるのでCT検査」。
この時は、肺だけの画像を撮っているものと思いこんでいた。
3日前も今日も、バイト先の寮に車を置かせてもらい、そこから歩いて京大病院へ。
百万遍を少し下がったところにある「朱い実保育園」。
なんか力がわいてきそうな・・・。
バイト先から京大病院まで1.2kmくらい。歩いて15分。
これで駐車場代1000円を節約。
甲状腺癌の転移の検査で膀胱癌が見つかった。
本来の検査以外のところに異常が見つかる。(膀胱癌は甲状腺癌とは全く無関係らしい。)
これは、胆のう炎の検査に行って甲状腺癌が見つかったのとおんなじパターン。
それでまた、数少ない最悪のコースをたどっていくんかなあ。
ああ、気が重い。
帰り道の京大吉田寮前。
「タテカン」、がんばってるなあ。
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私が病院に行っている間に、里親希望さんが来られた。そして、黄色首輪のマッケンユーをもらって行かれた。また、私の留守中に。なく。
いつも私の足を、スルスルと元気に登ってきてくれたのになあ。
たっしゃでなー。
いっぴき残った薄茶トラのウッチー。
今まであんまり甘えなかったのに、ずっと甘えてくれていた。
「パオパオをなぐさめてくれてんのかなあ。」
今日は予測せぬ宣告にガックリ来たけど、がんぱろね。
うちにはまだ美人おかあさんもいるし。
もちろん、かわいいかわいいきくちゃんもいるし。
あっ、ますみちゃんもいるし・・・。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
さいさん、コメントありがとうございます。
膀胱全摘後に走ったりできるんでしょうか。
次の診察の時に、そのあたりをくわしく聞いてみます。
どんなことばをかけていいのかわかりませんが。
わたしも、ダメかなと思いながら生きてます。
ぱおぱおさんは、もっと大変そうですが、それでも、これからも走ってください。また来ます。