2009年05月28日(木)
「重力ピエロ」 [映画]
最近、見に行く映画を選ぶ時、あまりストーリーにこだわらない。
この「重力ピエロ」は、題名にひかれたことと、岡田将生が出ていることで見てみようと思った。私が大好きなジャン・ボール・ベルモンドの「気狂いピエロ」に影響された題名か、それとも・・・。
岡田将生は、うちの家族4人で見に行った「天然コケッコー」以来、ファンである。普通すぎる人、加瀬亮も見てみたかった。
上映館は、「京都シネマ」(四条烏丸)。
昨日の朝一、10時5分のを見たかったので、うちの近くのバス停「地球研前」9時15分のバスに乗った。10分もしないうちに「国際会館前」。地下鉄への乗継ぎがうまくいき、京都シネマには9時50分くらいに着いた。バス代160円、地下鉄代280円、合計440円。こんなに早くて安いのなら、車よりずっといい。
映画館では、いつもとは確実に客層がちがっていた。久しぶりに見る20代の女性。これは、岡田将生君目当てかな?
この年代は、「気狂いピエロ」どころか、ジャン・ポール・ベルモンドも知らんにゃろなあ。
100席程の館内は、半分以上うまっていた。たぶんその半数が20代女性のようだった。
映画のテーマは、「遺伝か環境か」ということらしい。そして、家族の絆。
加瀬亮と岡田将生が兄弟役をやっていたからまだよかったものの、テーマが古すぎるような気がした。ジャン・リュック・ゴタールが見たら、泣くなあ。(ちなみに、「気狂いピエロ」は1965年の作。私が10歳のときに見たはずもなく、えらそうなことは言えません。)
こりすぎていて、その分映画に入り込めなかった。「このシーン」と言えるようなシーンもなかった。
あっ、ひとつだけ思いだした。
渡部篤郎演ずる役が岡田将生に向かって放った言葉。これ(渡部篤郎の役柄とそのせりふ)を書いてしまうと、この作品への興味が半減してしまうので、ないしょ。ここは、この作品の見所です。
お父さん役の小日向さんの回想シーンのカツラはやりすぎ。将来はげるであろうと思われるカツラにしておいてくれないと・・・。頭にばかり目が行って、気が散った。
全身整形をしたストーカー女子役の吉高由里子だけが、いやに記憶に残った。
この作品は、映画より原作の方がおもしろいかも。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
未来さん、マイナーな話題に食いついてくださってありがとうございます。
映画はテレビドラマとちがい、映画館という非日常な場で見ることに価値があると思っています。だから、私はレンタルで家で見ることはしません。
加瀬亮のように目立たない人のファンということは、かなりの「つう」ですね。「しぶい!」
映画も、よく見に行ったりしておられるのでしようか。
ランニングに関しても研究熱心なようで、感心しています。私はもっと繊細にならなくてはいけないのに、けっこう無頓着で、いつもヨメさんにしかられています。
私は「普通すぎる」加瀬亮のファンです(笑)
その「普通さ」がたまらないので、そこをわかっていただけたのがとても嬉しいです・・・(照)
ライトレーサーで走り始めてから、フォームに変化が出てきますた!視線が前を見ているのがよくわかります(嬉)!