2009年05月02日(土)
「CASA MIA」 [グルメ情報]
能登和倉マラソンで、「犬を捨てるな」Tシャツで走っておられた能登谷さん。金沢でイタリアレストランをされている。
「マラソンに挑戦する会」の前日にちょうどいい。少し前にお電話させてもらったら、おぼえていてくださった。
宿泊予定のホテルからもそう遠くないようだし、これは絶対行くべし。
「あっ、あった!」
ヨメさんの食べ物系センサーが敏感に反応した。バスの窓から外を見ると、「CASA MIA」の建物。
私が雑種犬に反応するのと同じくらい、ヨメさんは食べ物系に反応する。ほとんどのことは忘れてしまうのに、食べたものの内容や金額まで事細かに覚えている。恐るべし!
金沢駅から北鉄バス18系統で約20分、「思案橋」下車。駅から8つ目のバス停だった。
建物に近づいてもいやに静かだったので、「うちらの貸切みたいになったらどうしょ」と心配したが、中には2組の先客がおられた。
玄関ドアを開けると、「石川ドッグレスキュー」関連のお知らせなどが壁にたくさんはられていた。
数日前、「7時ごろに伺います」とお電話させてもらっていたので、私たちのことはすぐ分かっていただけたようだ。
すぐ目に付いたのが、ワンちゃんネコちゃんのかわいいはし置き。ひとつひとつがちがっていて、見ていて楽しかった。
コース料理があればそれをお願いしようと思っていたのだが、ないようだったので単品をいろいろと注文させてもらった。
今日は車をホテルに置いてきたので、アルコールもだいじょうぶ。私は生ビール、ヨメさんはワインを注文した。
お店の2階に飼われているワンちゃんたちがいる。その様子は、パソコンのモニターでリアルタイムで見ることができる。(ただし、ほとんど寝そべっています。)
一番おいしかったのは、このピザです。
注文のとき、今まで食べたことのないのを頼もうと、メニュー表を見てこう言った。
「この、きんときそう(金時草)とベーコンのピザお願いします。」
そのとき、きっとおかしかっただろうに何も言われなかった。
そのビザが運ばれ、私たちがパクパク食べているとき、奥さんが教えてくださった。
「そのビザに入っているお野菜は、加賀野菜で、地元でつくっているものなんですよ。『きんじそう』というお野菜です。」
そらそうやなあ。きんとき豆でもあるまいに。きんときそうはおかしいわなあ。
(と思って、後で調べてみたら・・・。葉の裏が金時豆のように赤紫色のためこの名が付いたらしい。それなら、「きんときそう」でもよさそうなもんやけど・・・。)
シェフは、次々と入る注文を料理するのにいそがしく、たくさんはお話できなかった。その代わりに、すぐ目の前におられた奥様とだいぶしゃべらせていただいた。
お二人は、奥様が住んでられた名古屋で知り合われたとのこと。北海道出身の能登谷さんが、仕事で名古屋に住まわれていたとき、お互いの犬(ビーグルとゴールデン)の散歩中に偶然会われたということだった。
本当にワンちゃんが取り持つ縁ですね。
金沢に移り住まれて14年。
知り合われたときから飼われていたお二人の愛犬は、最近まで元気だったのだが亡くなってしまった。しかし、今も4ひきのワンちゃんを育てておられる。
4ひきのワンちゃんのお話の中で一番印象に残ったのは、ボーダーコリーの「ボナ」。
「石川ドッグレスキュー」に保護された犬で、新しい飼い主さんも見つかり、みんな安心していた。ところが、その新しい飼い主さんが食べ物を与え続けたようで、体重が倍以上の30kgにもなってしまった。
そこで連れ戻し、けっきょく能登谷さんご夫妻が面倒をみることになった。食事の量を適切な量に戻し適度に運動させれば、体重は13kgに戻ったとのことだった。
新しい里親が見つかってもまかせっきりではなく、最後まで見届けてくださる「石川ドッグレスキュー」。
ボナちゃん、よかったね。
最後に食べたお野菜入りパスタもおいしかった。ソラ豆が意外においしく、パクパクと食べることができた。
金沢に用があり、犬好きな人は、ぜひ「CASA MIA」へ。
(私の「能登和倉マラソン」のブログの記事で、「カーザ・ミア」と紹介してしまいましたが「カーサ・ミア」が正解です。)
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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