パオパオだより

2018年09月19日(水)

死ぬときぐらい・・・ [雑感]

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◎毎日新聞9月19日朝刊・余禄

 オフィーリアは花を抱いて川にまっさかさま。「しばらくは人魚のように川面に浮かびながら、古い歌をきれぎれに口ずさんでいました。まるでわが身に迫る死を知らぬげに」▲2年前、この「ハムレット」のヒロインの死を描くミレーの絵のパロディーが大反響を巻き起こした。川面に浮かぶオフィーリアの顔は樹木希林(きき・きりん)さん。宝島社の広告で、キャッチコピーは「死ぬときぐらい好きにさせてよ」。当人の「全身がん」は広く知られていた▲だが希林さんはそれに「あれは私と違う。私はいつだって好きにしている」。なるほど31歳で11歳年上の小林亜星(こばやし・あせい)さんの母親を演じ、「ジュリー!」と叫んで一世を風靡(ふうび)して以来、はた目には怖いもの知らずに見えたその人生だった▲「がんはありがたい病気よ。周囲の相手が自分と真剣に向き合ってくれますから。だからおもしろいんです」。死が「いつか来るもの」から「いつでも来るもの」に変わってから、「がんで良かった」としばしば口に出すようになった▲13年前に乳がんを摘出してからの映画の出演作を並べれば、「東京タワー」「歩いても 歩いても」「わが母の記」「あん」「万引き家族」……。日本映画史を彩る名作に一つ一つ命を刻み込んでいったような演技が心に浮かんでくる▲「生きるのも日常、死んでいくのも日常」はオフィーリアの広告に寄せた希林さんの言葉という。死を思うことでより良い生が探られるこの時代、虚実のあわいでみごとに生き抜かれたその「晩年」だった。
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島袋文子さん(左)の話に耳を傾ける樹木希林さん=2015年7月、名護市辺野古

◎琉球新報9月18日

   「無知を恥じている」 樹木希林さんが生前、沖縄について語ったこと

 15日に死去した俳優の樹木希林さん(享年75歳)は2015年7月、ドキュメンタリー番組の撮影で名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前を訪れ、新基地建設に反対する市民らと交流した。

 辺野古在住の島袋文子さんの隣に座り、新基地建設をめぐる沖縄の現状について聞いた樹木さん。「俳優仲間に辺野古のことを伝える」と話したという。
 16年3月には普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設をテーマにした映画「人魚に会える日。」(仲村颯悟監督)の東京公開に合わせたイベントで仲村監督と対談した。「大変な思いをしている沖縄を自分が語れるか…。内地だと皮膚感覚で問題を感じられない。無知を恥じているんですよ。中に入ってみると、相当な苦しみがあるんですよね」と率直な気持ちを吐露していた。
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 「死ぬときぐらい好きにさせてよ」

 生まれてこのかたずっと好き放題してきた私は、残念ながらこうは言えない。
 「死ぬときぐらいかしこうしとけよ」と言われそう。

     ◇     ◇     ◇

 「がんはありがたい病気よ。周囲の相手が自分と真剣に向き合ってくれますから。だからおもしろいんです」。死が「いつか来るもの」から「いつでも来るもの」に変わってから、「がんで良かった」としばしば口に出すようになった。

     ◇     ◇     ◇

 私も主治医から癌宣告され、「全身転移の可能性大」と言われたときはそう遠くない死を覚悟した。退院手続を待つ病室で、ほんの一瞬(私にとっては0.1秒くらい)体がブルッと震えて覚悟が決まった。
 現実の「いまわのきわ」には、「しにとうない!」とか「たすけてくれー」とか言って醜態をさらすのかもしれない。でも癌宣告を受けて死を覚悟した日(2016年10月11日)の心は、意外と静かだった。
 だから、「死ぬのがこわい」と言い続けている人には共感できなかった。

 そのあと、ごくまれな「転移なし」の判定。さんまの言う「生きてるだけで丸儲け」の余生ですなあ、いまるちゃんよ。(さんまと私は同い年。)

 「周囲の相手が自分と真剣に向き合ってくれて」いるかどうかはよく分からないが、自分が癌になって新たに見えてきたものはたくさんあった。
 家族には迷惑かけ続けだけれど、私にとっても「がんはありがたい病気」と言えるのかもしれない。

 私にとってのかしこい死に方は、「幸せじゃない犬猫の役に立つ」、「大好きな沖縄の役に立つ」、そんな死に方です。
 死ぬまでちょっと余裕ができたみたいなので、この二つが少しでも実現できるようにがんばってみよう。

【追加】もひとつ大事なん忘れてた。「普通の車いすランナー・下山さんのシティフルマラソン(できれば東京マラソン)参加実現。それを見届けてからでないと、死ねん!

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【今日のきく】

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 今日も寮1に17時間。
 夜12時前に帰ってきたらシーン。ヨメさんはまた疲れ切って、先に寝てしまったようだ。

 その代りにきくちゃん登場。
 「散歩につきあったげるがな」みたいにヘラヘラと出てきた。
 きくは、私を散歩させたげてる、という感覚なんかなあ。
 当たらずといえども遠からず。

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