パオパオだより

2016年10月11日(火)

退院ですが・・・ [病院]

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 今日はむずかしい。
 どこまで書いていいものやら・・・。

 私は何事もお気楽に考えているので、だれがどう思おうとお構いなし。家族にしても、ヨメさんからはとっくの昔に相手にされていないし、廉は結婚してしっかり仕事もしているし・・・。心配なのは真樹。ヨメさんによると、「こんなしょーもないパオパオでも、真樹はそんなにいやじゃないらしいわ」とのこと。
 私の評価する「パオパオないがしろ率」は、ヨメ90、廉70、きく50、真樹30パーセントという感じかな。今でも私をもっとも相手にしてくれているのが、遠く沖縄で暮らしている真樹です。
 真樹は、この「パオパオだより」も読んでいると前に言っていたし。いらぬ心配はかけたくない。

 でも多くの方が心配してくださっているので、簡潔に書いておきます。
 「今日で治療は終わり」と期待していましたが、甲状腺腫瘍の病理検査の結果が(悪いほうに)出て、さらに治療が続くとのこと。「こんなに元気やのになんで?」と言いたいところですが・・・。

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 昨日の夜、ヨメさんときくちゃんに送ってもらい病院へ。
 門限の8時を5分ほど過ぎたら、詰所から携帯に電話がかかってきた。「少しくらいなら遅れてもだいじょうぶですよ」とおっしゃっていたのになあ。
 あとで分かったのだが、担当医が病理検査の結果を伝えるために、私の帰りを待っていてくださったようだ。

 夜は、私の大好きな「豚の水炊き」を腹いっぱい食べてきた。その満足感からか、いつもよりはよく寝られたような気がした。

 そして退院日の朝・・・。

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 「やっぱり、パンかい!」

 でも、いつもの食パンよりはおいしかった。
 「禁断のゆでたまご」も食べたったー。長いこと食べてへんしええやろ。

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 「今日でこの景色も終わりか・・・」と感慨にふけりながら、富岡多恵子の「逆髪」を読む。入院後半は病院と家を行ったり来たりで、けっきょく83ページまでしか読めなかった。
 富岡多恵子の文体が好き。途中2、3回息継ぎしないと窒息しそうな文体が好き。好きな作家の小説を読みだしたら、私がよく陥る「幽体離脱」現象(目は文字を追っているのに頭はちがうことを考えている)が起こりにくい。もう一人の大好きな作家、故・倉橋由美子の文体もそう。この二人が、ちょうど私の20歳上の同い年だったとは知らなかった。

 入院2冊目は中途半端になってしまったが、これで読書癖がついたはずなので、これからは家でも読書するようにしていきたい。

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 9時すぎから、最後の診察。
 抜糸してもらって、「お疲れ様でしたー」と言ってもらってめでたく退院と思い込んでいた。しかし、診察室に入ると明らかにいつもと雰囲気がちがう。

 いつも明るく高い声で応対してくださるI医師(女性)が、低く抑えた声で「えー、お伝えしなくてはならないことがあります」。
 「はい、お願いします。」
 「病理検査の結果が出ました。昨日お伝えしようと思っていたのですが、私のいるときには戻ってこられなくて・・・。」

 昨日って祝日で休みのはずやのに、待ってくれてはったんですね。申し訳ない。私はそのころ「豚の水炊き」をたらふく食べていました。

 検査結果の話は省略(真樹が心配するので)。キーワードは「低分化」です。興味のある方は調べてみてください。

 抜糸が終わり、手術あとの上にテープをはってもらい終了。
 もう手術前と同じ生活をしていいそうです。念のために「マラソンしてるんですけど、また走っていいですか」とお聞きすると、「どうぞどうぞ、好きなものを食べて、好きなことをしてくださってけっこうですよ」。
 うーん、そのおこたえはかえって不安・・・。

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 別の病院での検査の予約を取ってもらうのに、またずいぶんと時間がかかった。病室で待っている間はまた読書。本を読んでいると心が落ち着く。

 その間、何人もの看護師さんがあいさつに来てくださった。みなさん「お気の毒に」オーラを出しておられて、こちらが恐縮してしまった。
 「私もう60すぎてますねん。自分のやりたい放題やってきたので、なんにも気の毒な事はないんですよ」と言えばよかったかな。

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 詰所にあいさつして、下の会計でお支払い(57600+食費4320で61920円)。
 地下鉄と京都バスを乗り継いで、11時40分我が家到着。

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 玄関にきくがお迎えに来てくれたが、ちょっと元気がないような気がした。
 ヨメさんがいつもお愛想で言ってくれている。
 「きくはオッサンがおらんと全然おもしろないらしい。オバサンではあかんにゃてー。」

 「きくちゃん、またいっぱいいっぱい遊んだるから・・・。」

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【今日のきく】

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 帰ってきて、さっそくおちゃんぽ。

 「きくちゃん、ハロウィンやてー」と言いつつ、よそ様のお庭で記念撮影。 

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 「スキあらば走れ!」じゃなくて、「スキあらばきくのおちゃんぽ!」やね。 

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 ヨメさんを迎えに行ったあと、コンビニのお寿司。
 きくといっしょに写真を撮ろうとしたら、ワサビをバクッ。
 「きくちゃん、それは食べられへん。」
 きくがかわいそうだったので、私の食べられない玉子をあげた。

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 「きくちゃん、かしこうしとくにゃでー。また晩におちゃんぼも行ったるから・・・。」
 ああ、かわいい見返りきく。

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【RUN】

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 行くぜー、今日は5km。
 いつもの十王堂橋往復。

 5分39、5分13、5分19、5分09、5分04で26分24秒。
 喉はまだ詰まった感じが続いているが、まあまあ走れている。

 帰ってきたら、廉から電話の着信歴。こちらからかけたら、心配しているとのこと。
 「心配いらんでー。今5km走って帰ってきたとこや」と言うと笑っていた。
 パオパオごときに煩わされんでええぞー。

 夜には真樹からメール。
 「心配すんな。パオパオは『沖縄100キロ』がんばるから、応援頼む。忘年会のお誘いは断って、こっち来てやー」と返事しておいた。

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 走り終わって、水炊きの準備をし、きくとヨメさんのお迎え。
 お迎えゆうても、車じゃなくて歩き。それでもきくはけっこう喜んでくれていた。ヨメさんもうっとしがらずに喜んでくれよー。

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