2016年10月14日(金)
人生整理ラン [ランニング]
5km→10kmと来たら、次は15kmでしょう。
私の基本コースの中で一番長いと言える「江文峠往復」。
きくちゃん、行ってくるぜー!
今日は9時半スタート。
また、軽く首を絞められているような息苦しさ。全然ましにはなって行かない。
前から気になっていた市原橋近くのワンちゃん。このごろ見ーひんと思っていたら、家の裏におりましたわー。幸せそうな雑種犬と会えただけで、走る力が湧いてくる。単純でしょう。
二ノ瀬トンネルとの分岐あたりで、軽自動車から手を振る女性。
よう見ると、多鶴子姉。
元気に走っているところを見てもらえてよかった。
「三途の川RC」って、我ながらええ命名や。
三途の川を超える前に、人生の整理をちゃんとしとかなあかんねえ。
まずは、会ってちゃんとお礼を言っとかなあかん人。
ようよう考えたけど、そんなにおらんわ。ふだんから感謝の気持ちって希薄やし。
ただ単に、一度は会っておきたい人。
高校の時の同級生、大道(だいどう)君。休みだしたとき、家まで誘いに行ったらよかった。45年もたってるのに、今でも悔やまれる。
たぶん同窓会でも情報なかったんやね。下の名前が分かったら探しようもあるんやろうけど、残念でしょうがない。
あとは、昔好意を持ってくれていたあの人とあの人とあの人。特に3番目のあの人は、私との結婚を真剣に考えてくれていた。もう一度だけ会いたいけど・・・。(この3人については、やはりここには書けません。)
3人とも、今からもう40年近く前の思い出の人。私の唯一の「モテ期」(府立病院地下売店のバイト時代)の話です。
「ながーしめをつかーう むかしほれてくれたやつに ああなさけないねー」(中島みゆき「親愛なる者へ」)
「ほっとする里 静原」ポール前で5km、30分27秒。
息苦しく、ちょっとフラフラしながらもタイムはまあまあ。
なんでもかんでも拝み倒す私。
今日の私のランを隠し撮りしていたら、「なんと信心深いランナーなんでしょう」ということになる。ちゃうんですよ、「助けてー」ってゆってるだけです。こんなこと続けられません。
両洋高校グランド分岐点から急な上り坂。1kmで80m上がる。
ここでヘナヘナとなるかと思いきや、逆にスイッチオン。
足がグングン上がって行った。キロ6分ペースが6分18秒になっただけ。
江文峠で7.36km、45分11秒。
いい終わり方だったが、さすがに連続で下るのは無理。
写真を撮って、3分間だけ休けい。
立っているとなかなか脈拍数が減らなかったが、石段に腰かけた途端にすっと100を切った。しんどい時は座ることやね。
さて、帰りはずっと下り。
それでも決してスピードを出さないように。今日も、私のシューズの中で最も重いGT2000−4で。
帰りも頭の中は会いたい人シリーズ。
初恋は、いなかの小中でいっしょやった琴ちゃん。こちらは会おうと思えばいつでも会えるので問題なし。ただし私の相棒の幸博君が亡くなってしまったので、もう同窓会を企画する気なし。まあええか。
本気(?)の初恋は高2。
これは、私がストーカー行為ぽいことをしていたのでくわしくは書けない。佐藤友美に似た、当時高校生の割には大人っぽかった美人。もうこの人のことは胸にしまっとこう。
もう一人は高3。
私の姉と同じ名前のT。みんなが呼び捨てにしていたので、私も呼び捨て。昔で言うちょっとやんちゃ風の、私のようないなか者ではとても相手にはならない人。
しかしある時たまたま席が前後になり、窓から外を見ながらふたりで1時間中しゃべっていた。「私、家が火事になって、小さい時の写真1枚もないねん」とか、自分ことをいっぱいしゃべってくれた。そのあともなぜか、私のバイクの後ろに乗ってきたこともある。「ほれてしまうやろー」の世界です。
「T、すっきゃわ」と言い続けていたので、クラスの中で「あり得ないカップル」みたいな感じでよくいじられていた。「畑のいもとヤンキーの花」みたいなー。
あるとき、ストーブにあたっているTに「藤井、そんなに好きやったらひつっけや」と私を押してくれたやつがいた。その時軽くぶつかったのに、Tが嫌な顔をせず女神のようにほほえんだ(はにかんだ?)のを覚えている。今から思えば、高校3年間であの瞬間が一番幸せやったかな。
今年の同窓会出席者名簿に「T」の名前はなかった。たぶん、今会っても「藤井君て、知らんな」で終わるんでしょうね。恥ずかしかったから同窓会掲示板には書かんかったけど、会えるものなら会いたかった。私にとっては、数少ない高校時代のいい思い出です。
下りはやっぱり楽。
息苦しさも次第にましな感じ。
だいたいキロ5分35秒くらいのペースで押して行けた。
自宅着7.31km、41分21秒。
3分休けいしたけど、それがなかったとしたら14.67km、1時間26分32秒。
そこそこ走れてるやん。これで喉の息苦しさが治ったら、まだまだ行けるでー。
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【今日のきく】
「ほぼ死体・・・。」
ビビります。
15kmランから帰ってくると、この状態。ちゃんと生きています。
私の携帯にメール。また、としさんから。
◇ ◇ ◇
「ほんまに 当たるで」
宝くじかいよし
思い出した
二度目 三度目の時
宝くじ 当たりました
それも 売り場換金できない少額
良いことって案外わすれてるもんやね
藤井くんにメール 気になったから
あかんでぇー って思った訳やないし〜
(中略・としさんの病気について)
人って 残念ながらそう簡単には死ねないので しんどいなあ
可愛いきくちゃん って声かけといてね
(注)「二度目、三度目」はとしさんの入院の時のことと思われる。
「少額」は「高額」のまちがいかな。
私の返信。
◇ ◇ ◇
藤井です。いろいろとありがとう。
きくはきく、おっさんはおっさんじゃーと返してほしいところでしたが・・・。
さっそくきくちゃんかわいいって言っときました。庭にネコおるネコおるとうるさいので確認すると、堂々とした茶トラがいました。なめられとるわー。
◇ ◇ ◇
その返信。
◇ ◇ ◇
一応 白々しく わびいれとかんと
大人になった?
猫は犬をなめてます
秋の同窓会で
◇ ◇ ◇
あんな堂々としているとしさんでも、私ごときの言ったことを気にしてはんにゃ。
(きくはきくちゃん、おっさんは藤井君やろーとメールしたこと。)
私は気が小さいので、宝くじが当たったら卒倒してしまうかも。だから、よう買いません。
きくになごまされ、メールでまたなごまされ・・・。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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