2016年10月20日(木)
PET検査 [病院]
今日はPET検査。
病人の大先輩・としさんは、「ペット検査は 薬を血管注射して 水飲んで寝てたら終わるから 楽勝や」と。なんかこれだけではよう分からん。とにかく、けっこう時間がかかる検査だということらしい。
癌細胞がどこに転移しているかを調べる検査。
以下、「がんの転移が心配なときに読むサイト」より。
◇ ◇ ◇
局所転移と遠隔転移
■原発の近くに転移する“局所転移”
転移したがんの中でも、最初に発生した原発がんと同じ臓器や、周辺に発生するものを局所転移(局所再発)と呼びます。例えば、肝臓は人間の臓器の中で最もサイズが大きく、がんが発生すると同じ肝臓内でいくつか転移や再発を繰り返すことがあり、局所転移の最たる例です。
また、臓器とそれに隣接するリンパ節は同時に治療することが多く、原発がんのすぐそばのリンパ節などに起きた転移についても、局所転移と考えます。
局所転移が発生する原因は、最初の外科治療で取り逃したがん細胞が増殖してしまうパターンがひとつ。さらに、浸潤したがんが原発の臓器から外へ出てしまい、周辺へと腫瘍が飛び散ってしまうパターンがあります。
■局所転移は比較的治療しやすい
局所転移を起こしている段階では、がん細胞がまだ一部の臓器だけに留まっていると考えることができます。
局所転移の場合は、腫瘍が発生している臓器や器官と、その周辺のリンパ節などを取り除いてしまえば、まだ十分に完治や寛かいの余地があると考えられ、外科手術の適用となるケースが多いという特徴があります。治療の効果が上がりやすく、予後も比較的良好だと言われています。
■離れた臓器に転移する“遠隔転移”
原発がんが進行し、血管やリンパにまで腫瘍が浸潤を起こしているようなケースでは、血管やリンパの流れにがん細胞が乗ってあちこちに転移してしまうことがあり、この現象を遠隔転移と呼びます。
遠隔転移が比較的多いとされるのは、肝臓や肺、脳や骨など。血流やリンパの流れが集中しやすい場所には、がん細胞が集まりやすいということですね。さらに、微細な血管が多い場所などにも、がん細胞が流れ着いて定着しやすいようです。
遠い場所に転移している場合でも、がん細胞の性質は原発がんと同じですので、抗がん剤の種類などは、原発がんに効くものを選ぶことになります。
■遠隔転移が起きたら“全身転移”だと考える
原発がんと離れた場所に転移巣が見つかったときは、がん細胞がすでに全身を巡っていると考えるのが妥当です。微小ながん細胞があちこちに散らばっていることが予想されるため、外科手術で目に見える腫瘍を取り除いたとしても、完治できるほどの治療効果がないと考え、体の負担となる外科治療は行いません。
ひとつでも多くの腫瘍細胞を減らし、がんの増殖を抑えるために、抗がん剤による化学療法など全身治療に切り替えます。痛みや苦痛を和らげるための緩和ケアなどを行う場合もあります。
◇ ◇ ◇
私の場合、「低分化癌」と判定された時点で、この「遠隔転移」が確実視されているようです。
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ヨメさんの通学時間とうまく重なったので、途中まで車でいっしょに。烏丸御池でヨメさんを下ろし、西大路御池の「御池クリニック」へ。
8時40分までにと言われていたが、その5分前くらいに到着。広い駐車場があった。
入口はホテルふう。
玄関を入ると、スタッフの男女2名がていねいにごあいさつをしてくださった。
9時10分開始の予定と聞いていたが、すいていたのか、着替えたらすぐに処置室に呼ばれた。
「血液を採り、検査薬を投与します」と言われ、「放射線が出ているので少し離れます」とあとずさり。「えっ、なんで? 運命共同体とちゃうんかいな」と思ったけど、そらそうや。赤の他人の検査で被爆してしもたらあほらしい。ただ、「そんなもん、体の中に入れてええん?」という疑問も・・・。
「では、こちらへ」と案内されて個室へ。
「えーっと、ここで検査薬入れるんですか。」
「あっ、さっきもう終わりましたよ。」
「えっ、あんなちょっと?」
「20ccですから・・・。」
検査薬を入れながら安静にすると思い込んでいたので、「なーんや」という感じ。
そして個室のリクライニングシートで安静に。本でも持ってきたらよかったのだが、このごろは思い出にふける方がいい。ヨメさんは私がこのごろそればっかりで「イー」してるけど。
今日は遠い過去のことではなく、ここ1年のことを思い出していた。
去年8月、「結婚30周年記念旅行」はよかった。横浜スタジアム、横浜中華街、赤レンガ倉庫、ロマンスカー、箱根駅伝5区、箱根温泉。一番よかったのは、意外や意外、ヤクルトの山田哲人よりDeNAの筒香を生で見られたことかな。
9月、国会で平和安全法制案(通称・戦争法案)成立。日本が戦争するようになったら、本気で死にたいと思った。
11月、私の競技人生(?)初の肉離れ。このあと松本一之さんとの一騎打ちを控えて張り切りすぎた。
12月、めでたく還暦。一応、家族のみんなからGPS腕時計をプレゼント。
今年2月、真樹と「おきなわマラソン」に参加。真樹はまさかまさかのフルマラソン初完走。真樹よりパオパオのほうが嬉しかったかも。
3月、廉の就職が決まり家を出て行ってしまったけれど、彩ちゃんとめでたく結婚。若干24歳(当時)の廉が、こんなにしっかりしているのにビックリ。
3月、教師を続けておればここで定年退職。退職金がガッポリは夢のまた夢やったなあ。(25年も前に辞めてるのに・・・。)
4月、寮の管理代行のバイトを増やし、週2管理代行、週2ガードマンで月約20万の安定収入へ。
6月、「打倒・まっちゃん」シリーズは全敗で幕。しかし、やり切った感があった。
8月、お腹いたから胆のう炎発覚。胆のう炎の検査で甲状腺腫瘍が発覚。さあ、次はなにが発覚?
60歳はいろいろありました。「還暦」とはようゆうたもんです。たしかに節目の年になりました。60歳もあと2ヶ月か・・・。今までは1年先までを見て生活していたが、これからはそれを短縮して6か月とか3か月単位で考えたほうがいいのかもしれない。
そんなことを考えているうちに、安静にする1時間半が過ぎた。
そして、PET検査室へ。
全身縛られ、頭も固定され、お腹の上には重りみたいなもんを置かれ、「はい、息を止めてー」と言われたときは死ぬかと思いましたわ。その一連の作業が、ロボットみたいで気色悪かった。もうちょっと人間らしくできんかー。
そのあと、「では、始めます」と言われたのだが、始まっている感じが全然しない。「機械、動いてへんのんちゃいますかー」とよっぽど言おうかなと思った。でも、天井のちぎれ雲のイラストが少しずつ動いているのに気付いた。「そうか、ちびちび動いとんのか。それならそうゆうてくれよ」と思った。
「はい、今でちょうど半分です。あと12分ですね。」
このあとも無言。
聞こえてくるのは、「カランコロンコロンコロン、カランコロンコロンコロン・・・」という鬼太郎の下駄の音だけ。
「こっちゃ縛られて身動きとれんのやから、なんかおもしろいことでもゆうてくれよー」と思ったが、そんなサービスはないんですよね。
終わったら、「着替えて会計に行ってください」だけ。あいそないわ。
次は31日に「第2宣告」を受けるわけか・・・。
どうなるんでしょうね。
29390円のお支払い。
こんだけ取るんやったら、「検査後のお食事つき」くらいにしてもらわな。
同じフロアにレストランもあるのに。
朝食抜きで腹ペコペコやったけど、こんな高いところでは食べられん。
家に帰る途中で食べようっと。検査後の食事や運動の制限ないんやって。
千北をちょっと上がったところの、ラーメン「タンポポ」さん。
いつも通り、ラーメン大(800円)とライス小(100円)。
あわててかけこんだので、腹ピーピー。
アホです。
こちら、かしこいかしこいきくちゃん。
お昼にお散歩に行き、そのあとすぐまたバス停まで「オバサンお迎え」。
かしこいかしこいきくちゃんは、今日ははっきりとオバサンを認識。
しっぽブンブンブーン。
さあ、お仕事お仕事。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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