2012年05月01日(火)
第14回近畿マスターズ合同練習会・続き [私の陸上競技]
ずっとやってみたかったやり投げ。
去年ずっとやってみたかった3000mSCに出場することができたので、今年はやり投げですかね。
私は中学のときは野球部。しかし、メンバー中最弱の肩だった。外野からスリーバウンドくらいしてもホームベースに届かなかった。それでも内野を守ったときは、近くにすばやい送球ができていた。「スナップちゅうのがきいてるんかなあ」と思ったり・・・。
やりが遠くへ飛んでいく軌道は、見ていて惚れ惚れする。「あんなん、やってみたい。」
ということで、まったくやったとのない「やり投」の練習会に申し込み。
ヨメさんも「走高跳」の指導を受けてみたいと言っていたので、近畿マスターズの合同練習会に出かけることにした。大阪の服部緑地は、自宅から1時間ほどで行けた。これは近い。
9時半から開会式。
近畿マスターズ会長さんのごあいさつが秀逸。
「先日、帽子をかぶらずに歩いていると、後ろからカラスが来て私の頭をつついていきました。頭の後ろのほうには毛がないので、そこをやられたようで、そのあと医者に行きました。みなさんも気をつけてください。」
こんなユニークなごあいさつは聞いたことがない。会場全体がいっぺんに和やかになった。
各パートには、しっかりとした指導者がついてくださる。
A.短距離・ハードル、B.跳躍、C.投てき、D.中・長距離、E.競歩・ノルディックウォークの5つのパートに、それぞれ数人の先生がついてくださった。
気になる投てきパートのやり投げの先生は・・・。あとで八田努さん(京都マスターズ)が教えてくださった。「やり投げはな、宮井先生やわ。今でも大学で教えてはる有名な人ですよ」とのこと。
大会役員補助として、畷南中の生徒さんたち。
お世話になります。ありがとうございます
準備運動が20分間。これはきつかった。
そんな激しい動きにはついていけません。
10時から、いよいよ練習。
やり投げには、男5人女4人の9名が参加。
この練習会に参加されている人は、?競技経験者?マスターズの年齢から始めた者?まったくの初心者に分かれる。やり投げに来た人は、この3つが同じくらいの割合であったように思う。まったくの初心者も、私を含め3名だったので心強かった。
宮井先生が競技場にあったやりを持ってきてくださったのだが、800gと600gの2種類だけ。これは一般男女が使う重さで、私のM55クラスだと700g。女子では400gを使うクラスもある。仕方がないので、男子が800g、女子が600gを使って練習することになった。
やりを初めて持った印象は、「かるっ!」
もっと重いもんと思ってた。でも軽く感じるものを遠くへ飛ばすというのもむずかしい。
やりを使った準備運動のあと、早速投げてみるとになった。経験者の投げるやりは、真っ直ぐきれいな軌道を描く。一方私は、ちょろっと飛んで左にカーブ。何度投げても同じ。上から投げようとしているのにサイドスローのようになってしまう。自分の足で飛距離を計ると、だいたい10数メートルというところ。今日は一応20mを目標にしてきたのに・・・。
ここで、宮井先生登場。
「投げる瞬間に力が入りすぎています。ふっと力を抜いて腕を後ろに下げ、そこから一気に放り投げるというイメージで投げてみてください。やりを握った後ろの部分はないものと思って。」
このアドバイスは効果があった。
まず、左に曲がらず真っ直ぐ飛ぶようになった。助走を少なくして投げる瞬間に集中する練習を繰り返すと、飛距離も徐々に伸びていった。ただ、練習が進むにつれて肘と肩が痛くなって、だんだん休けいする時間が多くなってしまった。
ちょっとコツがつかめてきたかなあというところでお昼の休けい。
ヨメさんはトラックの反対側で、走高跳の練習をしていた。ただし、1mからのスタートだったらしく、あまりたくさんは練習できなかったらしい。私が終わるだいぶ前に練習を終わり、待ってくれていたようだ。(私のデジカメはそんなにいいのじゃないけど、100m先からでもこれくらいきれいに撮れます。)
公園の事務所で食べるところがないか聞いてみると、売店や屋台がいくつかあるとのこと。人が多い所へ行ってみると、インド料理の屋台があった。
ナンをその場で焼いている本格的なインド料理。
私は、ナン、カレー、チキン、ジュースのセット(1050円)。
焼きたてのナンがすごくおいしかった。
ヨメさんも似たようなセット。
風がビュンビュン吹いていて、ナンやカレーがすぐにさめてしまったのが残念だった。でも、ヨメさんといっしょに食べたらなんでもおいしい。
1時から、午後の練習。
午後はメジャーで飛距離を計ってくださることになった。
私の第1投、17m20。まずまずですか。
第2投、16m50。あかん、減ってますがな。
ここで宮井先生からアドバイス。
「まだ力みすぎています。いったん力を抜いて、そこから『えいっ』と。」
勝負の第3投。「えいっ」と投げたやりは、自分で見てもきれいな軌道を描いたように見えた。先生も「いいぞ!」とほめてくださった。
「えーと、19m・・・」と私がメジャーを見ていると、「いやいや、20m超えてますよ」と先生。よくよく見ると、20m10。
「やったー!」
何とかぎりぎり今日の目標達成。
肘も肩も腰も痛くてたまらなかったが、最後までがんばって練習した甲斐があった。
では、いっしょに練習したY.? さんのフォームを連続写真で。後ろ姿ですけど・・・。
アスリートとただのおじさんとの分岐点は30mでしょうか。
「めざせ、30m!」
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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