2011年03月08日(火)
八百長 [時事]
◎京都新聞3月8日朝刊
「TM抽選違法確定 最高裁が上告棄却 京都市側に賠償命令」
京都市で開かれた政府主催のタウンミーティング(TM)の抽選で意図的に落とされたとして、応募者が国と市に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(竹内行夫裁判長)は7日までに、応募者側、市側の上告をいずれも退ける決定をした。原告4人のうち3人に対し計15万円を支払うよう命じた二審判決が確定した。4日付。国は上告していなかった。
一、二審判決によると、TMは2005年11月に開催。共催の京都市教育委員会は原告2人が過去の行事で進行妨害をしたとして、内閣府に抽選で落とすよう要請。内閣府は2人の受付末尾番号を落選予定数字に入れ、意図的に落選させた。
09年9月の二審大阪高裁判決は「抽選すると公表した上で作為的な選別をするのは公務員の職務義務に反し、違法だ」と判断。
他の原告1人については、末尾番号一致のため不当に落とされたとして損害を認定し、08年12月の一審京都地裁判決を変更、原告4人のうち3人に5万円ずつ慰謝料を支払うよう命じた。
一審判決は「公務の信頼を傷付けたのは否定できないが、混乱を避けるためで、不合理とは言えない」として違法性を認めず、請求を棄却した。
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最近(と言ってももう5年以上前のことだが)、もっとも腹が立ち、かつ恐ろしくなったニュース。
「京都市タウンミーティングいかさま抽選事件」。
首謀者は京都市教育委員会。直接いかさま抽選の手を下したのは政府(内閣府)。地方公共団体内の一組織と国がぐるになっていかさまを策略するなんて・・・。どうして一地方の小さなニュース扱いなんでしょう。大相撲の八百長より、こっちの八百長のほうがずっとずっと恐ろしいことなのに。
国や地方公共団体が一般市民にでっち上げのレッテルをはり陥れるなんて、これって戦時中の特高警察の発想と同じでは。
このいかさま抽選事件の一番の責任者は、当時の京都市教育委員会の教育長だと思いますが、まちがっていますか。
新聞社も、なぜ当時の教育長さんのコメントを取りに行かないのだろう。すぐ近くにおられるのに・・・。また、「知りません」「記憶にございません」「全部担当者に任せておりました」とか言って逃げられてしまうのがオチだからかな。
「しっかりせい! 新聞社!」
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【何を今さら5km20分切りメモ】
さすがに昨日(月)、今日(火)と完全休養。
篠山マラソンでは元気よくゴールしたものの、レース中からまったくかがめないくらい腰が痛い。じっと立っている分にはどうってことないのだが、かがむ姿勢がねえ・・・。
明日は9日。「9の日平和ラン」で、ランニング復帰します。
あっ、それから明日9日は「ねっとわーく京都」の発売日です。今回の私の連載のテーマは、「うちの娘と沖縄」。今回はちょっとブログの焼き直しぽいですが、ぜひ読んでください。500円です。
(なお、来月発売号は特集号のため、すべての連載がお休みだそうです。原稿料あてにしてたのに・・・、トホホー。)
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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