2008年05月30日(金)
花背小中一貫校、無残 [学校]
京都新聞、5月30日朝刊より
「着工遅れ9カ月ずれ込む見通し 花背小・中の新築校舎の完成」
京都市が来年3月の完成を目指していた花背小・中学校(左京区)の新築校舎の完成が、工法変更のため着工が遅れ、完成が約9カ月ずれ込む見通しであることが、29日分かった。着工前の地盤強化試験で、予定していた資材が使えないことが判明した。同日開かれた市議会まちづくり消防委員会で「事前の調査不足だ」との指摘が出た。
花背小・中は施設一体型の小中一貫校として昨年4月に開校した。現在は旧別所小・花背第一中(別所町)の校舎を使っているが、旧花背第二中(大布施町)の一部を取り壊して新校舎を建設し、来年4月に移転する計画だった。新校舎は地上2階建てで延べ約2600平方メートル。体育館を併設する。
当初、今年4月に着工を予定していたが、軟弱な地盤を強化する固化剤を試験したところ、現地の土に混ぜても必要な強度を得られないことが同月下旬に分かった。土中に固化を阻害する天然成分が多く含まれていたためで、市はくいを打ち込んで地盤を強化する工法に変更する。
このため建築確認の再申請などが必要になり、冬季の積雪で工事が中断する期間も見込んだ結果、9カ月遅れる見通しとなった。市都市計画局は「固化剤による地盤改良は実績も多く、今回の事態は想定できなかった。できる限り工期を短縮したい」としている。
完成の遅れに加え、約5億円の予定だった建築費が増大する可能性も高く、委員会では市議から「なぜ着手するまで土質が分からないのか。しっかり調査すべきだ」などの批判が出た。
◎昨日の私のブログで、「学校も、来年3月で(別所から)完全に消滅してしまうし」と書いたばかり。先日の中学のクラス会でも、そのことは何回もくり返しみんなに言っておいた。
それが、なんて?
「9ヶ月、遅れまっさー」てか。
「地盤調査、甘かったです」ですむ話ですか?
児童生徒の人数が少ない学校は教育委員会も手を抜いている、と思われても仕方ない。
「これ、私がやりました。この教育改革も、私がやりました。」と自分の実績を強調した方の本を立ち読みしたが、花背小中一貫校のことは書いてなかったなあ。本音は、お荷物やったのかも。
子どものことを一番に考えているとは思えないこの学校。うちの娘も本来なら今ここの中2で、大事な時期を翻弄されてしまっているところだった。
家族で話し合って見切りをつけたこと、それは決して誤りではなかった。
マイノリティー(minority・少数派)ができること。それは残念だけれど、「危険なもの」から逃げる、これしかないんです。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 1 )
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コメント
私も聞いたときはぁ〜?と思いました。でも、でもこうじさん、無惨ではないのですよ。だってうちの息子に話したら「そっかぁ〜工事のおじさんたち大変だね。でも、別所にまだ通えるからよかった」と申しておりました。(^・^)