2010年11月20日(土)
びわ湖大学駅伝・清水光選手 [陸上競技]
関西学連選抜チーム 4時間25分54秒(出場19チーム中8位相当)
清水光選手(8区・京都工繊大) 25分07秒(区間9位)
【参考】
チーム1位 京産大 4時間13分54秒
2位 立命大 4時間16分35秒
3位 第一工大 4時間18分25秒
8区 1位 村西(名古屋大) 23分56秒
2位 上田(関学大) 24分01秒
3位 佐野(京産大) 24分14秒
今日は、びわ湖学生駅伝の応援。
廉の練習仲間である京都工芸繊維大学の清水選手が、関西学連選抜チームのアンカー(8区)に起用された。
廉はいつもなら私の車にいっしょに乗っていくのだが、今日はJR。私は単独で、途中越えでびわ湖に向かった。
びわ湖大橋から先は第7区の区間。橋を渡るのは気持ちいいが、そのあとびわ湖東岸を南下する道路には何もない。右手はびわ湖、左手は田んぼが延々と続く。ここが最長区間とはちょっと気の毒。精神的に強い選手でないと、この単調で応援のない区間はきつい。
公園のようなところがあり、きれいなトイレがあったので立ち寄った。用を済まし車に乗ろうとすると、「ごーろごーろ」言いながらネコちゃんが近づいてきた。
どうも、「なでれーなでれー」と言っているようだ。あたりを見回しても近くには人家はない。ということは野良猫だと思うのだが、毛づやもよくやせてもいない。それより何より、表情がおだやか。
「いっぱい写真撮らせてくれてありがとね」と言って車のドアを開けると、なんと、そのネコちゃんが飛び乗ってきた。
「ごめんなー、連れて行けへんねー」と言うと、ちょっと考えたあとすっと降りてくれた。聞き分けのいいネコちゃん。でも、全然知らん人の車にいとも簡単に乗ってしまうなんて・・・。どうしたんかしらん。
廉から電話。
「帰帆北橋で応援することになったし・・・。」
「そっかー、パオパオは近江大橋のへんで応援するわ。ここやったら2回応援できるし。」
まだ選手が来るまで時間があったので、応援に行っている廉の写真を撮りに行った。帰帆北橋の南側のたもとに廉とみずぽん発見。「写真撮りに来たー。」
ふくらんだ橋を越えた先に、応援してくれる者がいてくれたらうれしいと思う。いい位置取り。みずぽんはいつもよく通るいい声で仲間を応援してくれているので、今日もばっちりでしょう。
私は近江大橋の北側(草津イオンモール横)に戻り、8区の選手を待つ。
私のすぐ近くにご夫婦と娘さん。話かけて見ると、8区の選手のご家族だった。
「テレビ放送か、せめてラジオの実況でもあればいいのにねえ」とお母さん。
「そうですよね。放送があれば関心も高まるし、応援の人の数もぐんと増えますよね。」
「うちは兵庫なんですけど、兵庫は高校駅伝の県予選でもテレビ放送があるんですよ。」
「えー、そうなんですか。やっぱり駅伝の中継はお金がかかるんで、大きなスポンサーがつかないとダメなんでしょうかねえ。」
その選手が近づくとお父さんと妹さんはほとんど声がでなかったが、お母さんが大声で「○○○ー、○○○ー」と何度も何度も叫んでおられた。これこそ、お母さん力ですね。
その時、その選手が半分だけ振り返ったその角度が、すごく私の心に残った。
選手は近江大橋の下をくぐったところで左折し、遠回りをしてまた近江大橋に戻ってくる。つまり、この位置にいると8区の選手を2回応援できる。
「いそげー!」
来たー、赤いランパン。京都工繊大の清水選手にまちがいない。全体の8番目。しかし、そのすぐ後ろに別の選手が迫ってきているように見える。
「清水くーん、がんばって!」
チラッとこっちを見てくれたような・・・。
昨日、「応援は、『まーくん、がんばれ』でええんかな」と廉に聞いてみた。
「みんな、まーくんゆってるし、それでいいんちゃう。」
しかし、さすがに、いざとなると「まーくん」は出てこなかった。一度も見た事のないおじさんからいきなり「まーくん」と呼ばれたら、調子狂うかも。
その代わりと言ってはなんだが、今日は「平和・憲法九条」の大きなのぼりを持ってきた。そののぼりを持っての応援だったので、少しはめだったでしょう。
さあ、清水選手がコースをぐるっとまわっている間に、近江大橋の上へ。
近江大橋は有料なので料金所が設置されている。8区の選手は、その料金所のゲートをくぐってくる。
赤いランパンの清水選手。
さっきはすぐ後ろだった龍谷大の選手を、だいぶ引きなしたようだ。
「清水くーん、しっかり! 廉の父です。」
またこちらをチラ見してくれたが、その表情はいぶかしげだった。
応援というより雑音になってしまっていたかも・・・。
最後の選手はその前の選手とはだいぶ離されていた。これがあるので、駅伝の当日の運営が難しくなる。長い区間を交通規制する必要があるので、先頭と最後尾が離れすぎると、いろいろなところに支障が出てくる。むずかしい問題だ。
しかし、関西学連選抜が中位以上の成績を残すということになると、現在の出場校枠も増やす必要があるのではないだろうか。(現在は、シード10、予選5、招待3、関西学連選抜1の計19チーム。)
全選手が通過したので、車に戻ることにした。
その途中にかわいいワンちゃん。年配の男性が散歩させておられた。
「ワンちゃんの写真を撮らせてください」と言うと、こちらに向くように仕向けてくださっていた。
「ゴンタ・オス・7歳」
一度離れて歩いていると、もう一度バッタリ。軽く会釈をすると、「ありがとうございます」というお言葉。これは、「写真を撮ってくれてありがとう」という意味だったんでしょうね。これがほんとの「紳士」です。
今日は、この時期にしたら暑すぎた。風もまったくなかったし、走っていた選手らは大変だったであろう。
青空を舞う鳥たちを見ていると、いつか廉もここを走れたらと願う。チャンスは、あと3回(3年)。
今日は、こんな大きなのぼりを持って応援。
普通は大学名ののぼりが出てくるものだが、「関西学連選抜」だからいいですよね。平和あってこそのスポーツですよ。
帰りは7区のコースを逆走。
この見事な紅葉をながめる余裕のあった選手はいたかな。
びわ湖大橋や比良山系の山々にも囲まれているし、テレビ放送があれば多くの人が見ると思いますが・・・。
びわ湖大橋西詰の「道の駅」で昼食。
その建物の外にかわいいワンちゃん発見。
「ロッキー・オス・20歳???」
20歳って、初めてなんやけど・・・。飼い主さんである女性がそうおっしゃるので、そういうことにしておきましょう。
「うわおん、うわおん」と元気にほえていた。
この道の駅でたくさん野菜を買って帰った。新鮮で種類数量とも豊富で、お値段もそう高くはない。それに一番いいのはすべて地元の滋賀県産。いいおみやげを持って帰ることができた。
(知らん間に、今日のテーマ「清水選手」の話題から遠ざかってしまいました。すいません。)
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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