パオパオだより

2013年05月02日(木)

「the Future」 [映画]

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◎Movie Walkerより

(作品情報)
「君とボクの虹色の世界」のミランダ・ジュライが監督・脚本・主演を務め、35歳の女性の揺れる感情を描く人間ドラマ。共演は、「ファンタスティック・フォー 超能力ユニット」のハミッシュ・リンクレイター、「アンストッパブル」のデヴィッド・ウォーショフスキー。ベルリン国際映画祭コンペティション部門正式出品。

(ストーリー)
35歳のソフィー(ミランダ・ジュライ)はLAの小さなアパートでジェイソン(ハミッシュ・リンクレイター)と同棲4年目を迎え、それなりに幸せな生活を送っていた。ある日、2人はケガを負った迷い猫を動物シェルターに運び、パウパウと名付ける。2人はパウパウを引き取るまでの30日間、先延ばしにしていた行動を起こすために、仕事を辞め、インターネットを解約する。ソフィーは30日間、毎日新しいダンスを創ると決め、ジェイソンは環境保護団体のボランティアとして、木の訪問販売を始める。思うようにダンスを創れないソフィーは、苛立ちと焦りから、ついに諦めてしまう。そんなとき、動物シェルターで子持ちの年上男性マーシャル(デヴィッド・ウォーショフスキー)と出会う。一方、ジェイソンは、偶然知り合った老人の言葉から、自分とソフィーの人生はまだ“始まりの途中”だと気づく。しかし、ソフィーは家を出てマーシャルの元へ行く。現実を受け入れたくないジェイソンは、辛い未来が来ないように特殊な能力で時間を止める。マーシャルと暮らし始めたソフィーの時間は変わっていく。ジェイソンが時間を止めている間に、パウパウを引き取る日が過ぎてしまう。なんとか時を動かし始めたジェイソンと、マーシャルの家を出たソフィーはそれぞれシェルターに駆けつける……。
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 毎月1日は映画が1000円。しかし今までタイミングが合わず、この日に行けたことがほとんどない。昨日、さあ今月こそ行くぞーと意気込んで新聞の映画案内欄を見てみた。

 私が時々行く「MOVIX京都」。

   ラストスタンド
   ハッシュパピー バスタブ島の少女
   アイアンマン3
   藁の楯
   名探偵コナン 絶海の探偵
   リンカーン
   ライジング・ドラゴン
   舟を編む 
   ドラゴンボールZ
   シュガーラッシュ
   レ・ミレザブル
   君と歩く世界
   桜、ふたたびの加奈子
   AURA

 あーあ、あーあ。どれも1000円でも見たくないなあ。
 ほかの映画館も似たようなもの。
 やっぱり一般の映画館は私には向いてない。

 かといって私の好きな京都シネマはゴールド会員で900円で見られるし・・・。
 あっ、忘れてた。もういっこありました。「京都みなみ会館」。
 
 ということで見たのがこれ。「the Future」。
 なんとたいそうな題! 
 でもこれはよかった。映画らしい趣向があちこちに。1000円以上の値打ちはあった。
 ただ、主人公のせりふ「私がもうちょっと美人だったら・・・」は本当にそう思った。監督・脚本・主演をこなしている人だと思って見ると、美人にもかわいい人にも見えなくなってしまう。賢い人にしか見えなくて・・・。この映画はその点が惜しいと思った。

 「ミランダ・ジュライがもうちょっと美人かかわいかったら・・・。」

 35歳の女性の役なら、日本なら菅野美穂さんかなあ。
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【今日のきく】

 昨日、車の荷物を取りに行ったときのきく。
 かわいいなあ。

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2013年04月17日(水)

「ひまわりと子犬の7日間」 [映画]

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◎映画.comより

■解説
 宮崎県の中央動物保護管理所で起こった実話をもとに、犬の親子と管理所職員の絆を描いたドラマ。原案は山下由美の「奇跡の母子犬」(PHP研究所刊)。ある日、母犬と生まれたばかりの子犬が保健所に収容され、母犬のひまわりは子どもを守るため近寄る人すべてを激しく威嚇する。その姿を複雑な思いで見つめる保健所職員の神崎彰司は、なんとかしてひまわりの心を開かせ、里親を見つけようと奔走するが、なかなかうまくいかない。保健所に収容された犬は、飼い主が見つからなければ殺処分されることが決まっており、ひまわり親子にも刻一刻とその期限が迫っていた……。山田洋次作品で助監督や脚本を担当してきた平松恵美子が初メガホンをとった。主演は堺雅人、ヒロインに中谷美紀。
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 去年11月の「旅芸人の記録」以来の映画。5ヶ月ぶり。
 去年は4年ぶりに私の年間映画鑑賞本数が一桁(9本)になってしまった。
 今年はもっともっと映画館に行こう。

 「ひまわりと子犬の7日間」は、沖縄で真樹と見に行く予定だった映画。でも、真樹も私もお疲れで見に行けずじまいになってしまった。京都でも今週の金曜で終わるようなので、どうしても見に行きたかった。今日は何の割引もなく、正規の1800円で。

 映画が始まり、いきなりから泣けて泣けて・・・。でも、初めは涙がこぼれないように気をつけていた。しかし、保険所職員の娘・里美ちゃん(小6)がお父さんとしゃべる場面では何回も涙がこぼれてしまった。

 「里親にもらわれなかった犬はどうなるの・・・。」

 「犬を殺してしまうお父さんなんか大嫌い・・・。」

 「お父さん、あの親子も殺してしまうの・・・。」

 私はお父さん側の立場で見るべきなのに、完全に里美ちゃん側になって見ていた。
 ただ、あんなふうに自分の娘に自分のことをしっかり話せる父親はいいなあとあこがれる。

 この映画のテーマはなんだったのだろう。
 私は、「凶暴犬を作り出すのは人間」ということのように思えた。さらに飛躍すると、「凶暴な人間を作り出すのも人間」なのかも・・・。

 DVDになってからでもいいので、ぜひ真樹にも見てもらいたい映画だ。

 この映画と直接は関係ないが、殺処分ゼロを達成した熊本市動物愛護センターの本も読んでみようっと。
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【今日のきく】

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 きくも、一回は子犬を産んで育てたかったやろうな・・・。
 ごめん。

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2012年11月08日(木)

「旅芸人の記録」 [映画]

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◎Yahoo映画より

 軍事政権下、ある時には作品内容を前世紀の田園劇と偽って(ちょうどナチ占領下のフランスの「天井桟敷の人々」のように)製作された、旅一座の家族を通じギリシア現代史をパノラミックに総括した壮大な映画の叙事詩。一家の物語はそのままアトレウス家の古代神話をなぞり、これを39年のメタクサス将軍の極右独裁体制の開始から、ムッソリーニの侵攻、42年の独軍占領、44年の国民統一戦線の勝利、戦後のゲリラ下部組織の掃討から共産派弾圧、52年のパパゴス元帥の軍事政権の誕生までの歴史事実を生々しく介在させ、政治の荒波に翻弄される画面外の民衆の息吹すら感じさせる偉大な作品。ひたすら曇天下での計算され尽くした路上のシークェンス・ショットは、古典劇の重みの中に過去の迫真の蘇りがみられ、幾度も息を呑んで見守ってしまうはずだ。
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◎goo映画より

■解説 - 旅芸人の記録
1939年から1952年までの14年間のギリシャの圧制、占領、反乱の歴史を背景に、全土を巡業する、ある旅芸人一座の波乱に満ちた生きざまを描く。製作はヨルゴス・パパリオス、監督・脚本はテオ・アンゲロプロス、撮影はヨルゴス・アルヴァニティス、音楽はルキアノス・キライドニス、編集はタキス・ダヴロプロスとヨルゴス・トリアンダフィルー、美術はヨルゴス・パッツァスが各々担当。出演はエヴァ・コタマニドゥ、ペトロス・ザルカディス、ストラトス・パキス、アリキ・ヨルグリ、マリア・ヴァシリウ、・ヨルゴス・クティリス、キリアコス・カトリヴァノス、グリゴリス・エヴァンゲラトス、アレコス・ブビス、ニナ・パパザフィロプル、ヤニス・フィリオス、ヴァンゲリス・カザンなど。

■あらすじ - 旅芸人の記録

1952年の秋、ギリシャ南部のペロポネソス半島の北端の町エギオンに、疲れはてた12名前後の旅芸人一座がおりたった。町は大統領選挙を数日後にひかえており、選挙カーが慌ただしく通りすぎる。“パパゴス元帥に投票せよ!”。同じエギオンの町、1939年の晩秋、11人の旅芸人一座。座長のアガメムノン(ストラトス・パキス)、母クリュタイムネストラ(アリキ・ヨルグリ)、長女エレクトラ(エヴァ・コタマニドゥ)、次女のクリュソテミ(マリア・ヴァシリウ)とその幼い子供の5人の一家に、先頭をゆくピュラデス(キリアコス・カトリヴァノス)、詩人と呼ばれる青年(グリゴリス・エヴァンゲラトス)、老男優(アレコス・ブビス)、アコーデオン奏きの老人(ヤニス・フィリオス)、アイギストス(ヴァンゲリス・カザン)らだ。一行のそばを通りすぎていく男が明日の午後、ドイツ第3帝国情報相ゲッベルス閣下が、オリンポス見物の途次、エギオンを通過すると告げた。公演場所の講堂で憩う一座。表の広場では極右ファランギの青年兵士たちが“父よ、世界はなぜかくも美しい”を歌い、ピュラデスは“おまえはいつか悔いて戻ってくる”を歌う。一座の出しものは「ロミオとジュリエット」風の恋愛を描く「羊飼いの少女ゴルフォ」。エレクトラがゴルフォ役を母から受けつぎ、弟オレステス(ペトロス・ザルカディス)が恋人タソス役を父から受けついだが、兵役にとられた彼に代ってピュラデスがタソス役やることになった。その夜、エレクトラは、母クリュタイムネストラとアイギストスの密通を目撃してうちひしがれる。夜明け、思いがけずに特別休暇をとって帰ってきたオレステスと舞台の役名で挨拶を交わす姉弟。しかし、舞台の幕があくと、秘密警察の男たちが来て、ピュラデスが捕えられたため、公演は中断した。 1940年10月28日、一座が降りたった駅では、町の人々が行進して歌を歌い、民家にはギリシャ国旗が翻っていた。が、まもなく空襲がはじまり、アガメムノンは補充兵として去り、母の室にはアイギストスが入ってきた。41年の正月頃、街なかでファランギの下士官に暴行されそうになったエレクトラが危いところを逃げ去った。その年の4月、ギリシャ全土が独軍に占領された。42年の初冬、英国が送りこんだ救援軍兵士とギリシャのゲリラ兵を追及する占領独軍が旅芸人たちの宿舎を襲い、アイギストスの密告で、オレステスがゲリラに加わっている事がわかり、代りにアガメムノンが銃殺された。座長になったアイギストスに皆は黙ってついていくが老男優だけが出ていった。1943年頃、独軍占領がながびく中、ある日エレクトラは、脱獄に成功してゲリラになっていたピュラデスに再会。彼はオレステスと合流するところだった。一座がバスで旅を続けていた時、他の市民と一緒に独軍に捕まり全員が射殺されそうになる。が、その時襲撃してきたゲリラ軍によって助かった。こうして、独軍の勢力は衰退し、 44年の秋独軍は徹退した。国民統一政府の成立を祝して、人民歌で行進する国民解放戦線の長い行進が続く。45年の正月、一座が山岳地帯での巡業に入ったある日、エレクトラは、オレステス、ピュラデス、詩人と再会し劇場に戻った。オレステスは、舞台上で母とアイギストスを射殺した。その夜、母のレコードを聞いて思いにふけるエレクトラが、仮面をつけた秘密警察の男たちに強姦された。45年12月に結ばれたヴァルキザ協定により、ゲリラは新政府に協力することを余儀なくされ、山にこもり続けるゲリラは重犯罪人とみなされた。49年の春、英軍のジープが、ゲリラの首をさらして村をゆく。そのあとにつづく捕えられた最後のゲリラたちの中にオレステスがいる。 50年、反共宣誓書にサインして釈放されたピュラデスに再会するエレクトラ。その年の暮に再会した詩人は、なかば廃人となっていた。51年、エレクトラは、ようやくオレステスと面会するが、それはすでに処刑された彼の死体との面会だった。オレステスの葬式で、遺骸が土にうずめられようとする時、思わずエレクトラが拍手を送った。そして、それに合わせて拍手に送る一座の人々。詩人は無言で空をあおいだ。52年の晩秋の夕べ。その夜は、クリュソテミの息子(ヨルゴス・クティリス)の初舞台で、彼はタソス役を演じる。メーキャップをなおしてやるエレクトラは思わず咳いた。“オレステス!”。そして「羊飼いの少女ゴルフォ」の幕がやがてあいた。
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 廉や真樹は生まれてすぐ、「京都キャロット」の出張販売につれて来られていた。時々、「旅芸人の記録みたいやなあ」とヨメさんに言っていたのだが、その思いは伝わっていたのだろうか。たぶん、ヨメさんはこの映画は見ていないと思うし・・・。

 しかし、かく言う私も20代の後半に見たときはほとんど寝てしまった。なんせ4時間の映画ですから。私の長い映画鑑賞歴史上、ほとんど寝てしまったのは「旅芸人の記録」(232分)と「山猫」(187分)。
 覚えているシーンは、旅芸人の一団が荷物を持って歩いているシーン(上の写真)くらい。小さな子どもがいたなあ、という程度。
 今回は、「絶対寝えへんどー」と意気込んで行った。しかし何のことはない。初めから終わりまで一度も眠くなることもなくしっかり見てきました。すごくいい映画でした。私もこの30年の間に成長したもんや。

 今回も何の下調べもせずに見たのだが、話がしっかりつながった。映画の理解度が、10%から50%くらいにアップです。まあ、まだ半分はよう分からんけど・・・。

 しばらくしたらもう一度見てみたい映画です。
 次は80%理解をめざして・・・。

※ なんと、映画を見たのは5月2日以来半年ぶりでした。これからじゃんじゃん見に行くどー。

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2012年05月02日(水)

「テルマエ・ロマエ」 [映画]

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◎京都新聞4月26日夕刊・シネマ主義

 「テルマエ・ロマエ」
    真剣に「ばか」追求 “濃い”系の力技

 酒席の勢いか、はたまた会議が深夜に及んで行き詰っていたのか。何たる”力技"の企画が通ってしまったものか、と思う。「顔の濃い役者ばかり集めて、ローマ人やらせたらいいんじゃないの?」とは・・・。
 《古代ローマの浴場設計士ルシウス(阿部寛)が、なぜか現代日本の銭湯や温泉施設にたびたびタイムスリップ。銭湯の壁の富士山、家風呂、露天風呂に温水洗浄便座・・・先進の浴場文化に打ちのめされてはアイデアを持ち帰り、評価を高めていく》
 漫画大賞、手塚治虫文化賞短編賞を受賞した、ヤマザキマリ原作の人気コメディー漫画の映画化。1話完結に近いエピソードを束ね、原作の持ち味を忠実に再現しようとこだわりをみせる。
 主演の阿部以外も、暴君ハドリアヌス帝の市村正親や北村一輝ら、いかにも“濃い"面々をそろえた。とはいえ、イタリア人キャストと並んだだけで「日本人やん」と、コント感満載。その部分も含めて「笑ってね」ということらしい。阿部は文化のギャップに翻弄され、悩むルシウスの姿を生真面目に演じ、そのずれをおかしみに変えていく。映画を支えたのはルックスではなく、むしろこちらかも。
 イタリアの一大撮影所「チネチッタ」にある古代ローマのオープンセットでの撮影、突然朗々と歌い上げられるオペラ・・・と、やることもいちいち大げさ。漫画と実写の差を飛び越えようとする意欲の表れか。
 実際には、映画化に向けて大まじめな議論もあったであろう(と信じたい)。が、「これ、本気か?」と妄想が膨らむのを止める必要はない。真剣にばかばかしさを追求した映像に、ぶつぶつ突っ込みを入れながら楽しむのが肝要だ。
 MOVIX京都、TOHOシネマズ二条で28日から公開。 (長谷川真一)
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 まいりました!
 これぞ映画!
 いうことなし!

 イタリア人阿部寛に3000点! ほれぼれ! 
 平たい顔族代表・上戸彩にも3000点! あんなにぶさいくでいいのかしら・・・。

 この映画は映画館の大きなスクリーンで見てほしい。損はしません。
 いつもガラガラのイオンシネマ久御山の朝一上映(1200円)なのに、混んでいてビックリ。

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2012年02月23日(木)

「タイム (吹替版)」 [映画]

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◎シネマトゥディより

チェック:テクノロジーの発展によって老化を克服し裕福な者は永遠に生きられる一方、貧しい者は寿命のために働き続けなければならない近未来を舞台にしたアクション・サスペンス。監督は『ガタカ』のアンドリュー・ニコルが務め、斬新な発想で時間に支配された究極の格差社会を描き出す。主演は、『ソーシャル・ネットワーク』のジャスティン・ティンバーレイク。共演には『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライド、『ダークナイト』のキリアン・マーフィら多彩な顔ぶれがそろう。

ストーリー:科学技術が進歩したことにより老化現象を解決した近未来、25歳で生体の成長が止まると余命はあと1年という社会が構築されていた。富裕層は寿命を気にしなくていい一方、貧しい人々は寿命を延ばすためにあくせく働き続けなければならなかった。貧しい青年のウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)は、時間と引き換えに裕福な男性を殺した容疑を掛けられ、追われる身となってしまい……。
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 映画の字幕を読んで気になるところがあり、それについて考えているうちに場面がどんどん変わっていた・・・、という経験はありませんか。私はしょっちゅうです。もともと注意散漫で、気になるとそこに引き込まれてしまう。難儀な性格です。
 「吹き替えはええわー」と言うと、うちの家族はみんな「そら、あかんやろ」と言う。でも、私のような「すぐあっちへ行ってしまう」性格のものには、吹き替えは最適です。

 イオンシネマ久御山は、朝一の上映は1200円(会員になると1000円)。朝9時20分から「タイム」の吹き替え版を上映していたので見に行くことにした。走っていこうかとも思ったが、ちと遠い。ガソリン1リッターちょっとで行ける距離なので車で行くことにした。

 この映画は、私の好き系。
 役者もみなよかった。特に、大富豪の娘役のアマンダさん、目力があってよかった、吸い込まれた。
 父親が「25歳を85年やっている」と言っていたので110歳。その娘やったら80歳くらいやろう。何で「私は25歳は2年目」なんやね、おかしいやろう。50歳以上も歳ごまかしとんのかいと思って、はたと気付いた。そうか、別に83歳でも肉体は25歳なんやから、子どもができても何の不思議もない。あーややこし。

 ストーリーとはほとんど関係のないカーチェイスもよかった。これぞアメリカ映画です。
 でも私が一番心に残ったのは、スラム街出身のの主人公と大富豪の娘が服を脱ぎ海で泳ぐシーン。あれはよかった。もっと長く伸ばしてもよかったと思う。

 残念だったこと。あの目力のあるアマンダさんが演じていたシルビアの声が優しすぎて・・・。エンドロールを見ると、「シルビア(篠田麻里子)」。そうでっかー。まあ、しゃあないか。

 シルビアの父の言葉。
 「100万年分の命を1年分ずつ100万人に分けてなんになる? それより優秀な人間に100万年生きてもらうほうが・・・」。
 ああ恐ろし。また、維新の会を思い出してしまった。

 私はもうこれ以上時間はいりません。いつ死んでもいいです。

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ヨメさんが作ってくれたサンドイッチ弁当

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2012年02月09日(木)

「いちご白書」 [映画]

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◎goo映画より

 60年代末から70年代初期にかけて、平和と自由を求めて起きた学生運動。その時代を描いた作品はいくつかあるが、本作はまさにリアルタイムで作られ、その時代の雰囲気をタイムカプセルに詰め込んだような作品だ。1968年にコロンビア大学で起きた学生ストライキに参加した学生の手記を映画化し、1970年には公開しているのだ。そして本作を飾るロックの名曲の数々が素晴らしい。若い頃のイノセンスの喪失を歌うパフィー・セント=メリー(原曲はジョニ・ミッチェル)の「サークル・ゲーム」は名曲中の名曲。クライマックスで学生たちが歌う「平和を我等に」(もちろんジョン・レノン)は、製作当時は新曲だった。ニール・ヤングやCS&Nの挿入曲も時代を表している。

■解説
 アメリカの学園紛争の中に描かれたある青春。製作は「汚れた7人」のアーウィン・ウィンクラー、とロバート・チャートフのコンビ。監督はテレビ出身の新人スチュアート・ハグマン。ジェームズ・クーネンの原作を新進劇作家イスラエル・ホロヴィッツが脚色。撮影はマイク・マークィリーズ、音楽はジョニー・ミッチェルほか、美術はジョージ・W・デイヴィス、プレストン・エイムズ、編集はマージョリー・ファウラー、フレドリック・スタインカンプ、ロジャー・J・ロスがそれぞれ担当。出演は「去年の夏」のブルース・デイヴィソン、「勇気ある追跡」のキム・ダービー、ほかにバッド・コート、マーレイ・マクロード、ボブ・バラバン、ダニー・ゴールドマン、エドラ・ゲール、それに原作者のジェームズ・クーネン、脚色のイスラエル・ホロヴィッツなど。1970年(第23回)カンヌ映画祭で審査員賞を受賞。メトロカラー、メトロスコープ。1970年作品。

■あらすじ
 サイモン(ブルース・デイヴィソン)の大学は、目下ストライキ中だ。学校当局が、近所の貧しい子供たちの遊び場になっている土地に、予備将校訓練隊のビルを建てようとしたのが、そもそもの始まりだった。これに社会不安、政治状況がからみあって、騒ぎは深刻の度を加えていった。サイモンはボート部員で、学校友だちのチャーリー(ダニー・ゴールドマン)と同居していたが、ある日、見物がてら警備線の張りめぐらされた、構内に入って行った。チェックを受けて本館に入ると、内は占拠学生で賑わっていた。総長室で用を足すカップル、天井から入り込むベントン博士(イスラエル・ホロヴィッツ)、オルガナイザーのエリオット(ボブ・バラバン)、議長役の学生(ジェームズ・クーネン)、など、サイモンの好奇心を刺激してやまなかった。そこで、偶然、校門のところで魅かれた女の子に出会った。彼女はリンダ(キム・ダービー)といい、女性解放委員をしていた。リンダと知り合ってから、サイモンは積極的に闘争に参加するようになり、舵手のエリオット(バッド・コート)を、篭城組にひき入れてしまった。しかし、リンダには、闘争に対するサイモンの態度が気に入らず、またボーイフレンドのいる身で、いつもサイモンと一緒にいることにもたえられず、彼から去って行ってしまった。リンダのいなくなった篭城生活は、サイモンにとって、バラ色の光を失ってしまったが、反対にゲバルト闘争に対する本質的な眼が開きはじめた。そして、右翼のボート部員ジョージ(マーレイ・マークロード)に殴られたことから、急速に、運動の渦中へ入っていった。その彼の意識の高揚を待ち受けていたかのように、リンダが彼のところへ戻って来た。彼女と同じ目的のため、手をたずさえて行動することに、彼ははじめて、すがすがしい生き甲斐のようなものを感じた。時が経つにつれて、当局の腐敗が暴露され、学生の怒りは、奔流となってあふれ出した。ついに、当局は実力行使を決定。武装警官隊は州兵の応援を得て、バリケードを破り、屋内に突入して来た。講堂に数百名の学生たちが集結していた。侵入者たちは、大義名分を盾に、暴力をふるい、襲いかかった。学生たちは、学内いっぱいに波紋のような輪をつくり、怒りをころして抗議をつづけていた。しかし、棍棒はようしゃなく振りおろされ、輪はたちまち寸断されてしまった。学生たちは、次々に排除され、サイモンとリンダもその中にいた。2人は、たがいにかばい合い、権力の暴力に抵抗した。棍棒がリンダの顔を鮮血で染めた。サイモンは純粋な怒りをもって、警官に躍りかかっていった。だがやがて、学生の反抗は、圧倒的な武力の前に鎮圧されてしまった。しかし、いま、沈黙をよぎなくされた、これら若き怒りたちは、明日の反乱の日を求めるかのように、学内を彷徨い続けていた。
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 なにをかくそう、私が生まれて初めてカラオケで歌った曲が、バンバンの「いちご白書をもう一度」である。それは、28歳くらいのこと。一度も映画「いちご白書」を見ていないのに・・・。
 「いちご白書」は学生運動を描いた映画だと聞いていたので、ずっと昔の映画だと思っていた。ところが、1970年の作ということなので、大阪万博、私が中3の年だ。
 当時私はいなかの中学生だったので、映画など見たこともない。「いちご白書をもう一度」は1975年。私が20歳のとき。このころは映画も見に行っていたが、「いちご白書」には出会えんかったね。
 それから36年。やっと、この映画を見ることができた。

 いっちゃんよかったのは、上の写真のシーン。
 「ええわー。」

 次によかったのは、リンダがエレベーターに乗って帰ってしまうシーン。

 でも、「悲しい場面では 涙ぐんでたー」って、どこ?
 私が見ていて「悲しい場面」はなかったな。

 この映画を見ていて、初めて見るのに初めてじゃないような場面がたくさんあった。たぶん、この映画をまねたドラマなどのシーンが多かったんでしょうね。 

 いっちゃんびっくりしたのは、ヒロイン役キム・ダービーが、撮影当時22歳で一児の母だったこと。今、64歳ですか・・・。その子は43歳?

 学生運動の中心は団塊の世代。私の姉(8歳上)、兄(7歳上)、姉(4歳上)の世代である。1955年生まれの私は、完全に出遅れた世代と言える。私ら団塊の世代のあとの世代は、なんて言うんでしょうね。

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