2016年10月18日(火)
人生整理ラン2〜本物の江文神社〜 [ランニング]
5→10→15と来たら、次は当然20km。
明日は寮1(二条)17時間、あさってはPET検査で走るどころではないだろう。それなら今日。
ちょっと前から気づいていたことがあった。私は江文峠にあるのが江文神社だと思い込んでいたが、あこは「金毘羅大権現」。本物の「江文神社」は、もう少し峠を下ったところから金毘羅山に向かう途中にある。
今まで江文峠往復を走るたびに鳥居に向かって拝んでいたのに・・・。効果がなかったのは、それが理由だったんですね。本物の「江文神社」に参ってお詫びしておかなくては。
うちから花園橋まで行きそこを左折、大原街道から江文神社にお参りし、江文峠を越え、静原を通って帰ってきたら20kmは超えるはず。
今日は夏日になる予報だったので、いつもより早めの午前9時に我が家スタート。
「きくちゃん、ぐるっと回って帰ってきたら、おちゃんぼに行ったるしな。」
今日は、「アディゼロタクミ・イドミ」で。
長めの距離をゆっくり走るには、これがいい。
いつものように、比叡山に向かって。
おとといのめまいがあるので、今日は慎重な出だし。
走り始めると、相変わらず息苦しい。手術による喉の部分の腫れが、気管を圧迫し続けていると思われる。今日でちょうど2週間なのに、いったいいつすっきりするのだろう。
さて、今日は頭の中で何を整理しながら走ろうかな。
花園橋で約3.5km、22分。
ここから大原街道へ。
昨日「ねっとわーく京都」の原稿を書いた。その内容は、10月11日の「癌宣告」。
その日すごく緊張されていたI医師から重い言葉を聞いたのだが、気の小さい私にしては冷静だった。「動転されているでしょう」と心配してくださったが、それはなかった。「あっ、もうじき死ぬんか」と思っただけ。
落ち着いてお話を聞き、医師や看護師の表情、診察室の雰囲気まで観察する余裕もあった。
実はここ2、3年、ずっと自分の死のことを考えていた。お金がないこと以外はすべて幸せで、この歳になるまでいやなことが一つもなかった。なんぼなんでもこのまま一生行けるはずがない。そろそろでっかい「ばち」が当たるんやろうなあと漠然と思っていた。まさか、それが「癌」とまでは思っていなかったけど・・・。
自分の死を考えたとき、それで誰かが困るということがない。普通は妻や子どもが困るのだが、うちの場合はそれはなさそう。もともと頼りにされてませんから。
強いて言えばおとちゃん(父)。父の弟が亡くなった時、お葬式で泣いていたのは父と私の二人だけだった。そんな父だから、たぶん私がいなくなったら泣いてくれるだろう。だから、父には最後まで内緒にしておいてほしい。
旧・八瀬遊園前で5km、31分38秒。
このあたりでお腹がゴロゴロ。
たしか、比叡山ケーブル乗り場の横にトイレがあったはず。
ありましたー。よかったー。
でも紙はついていないので、各自持参でお願いします。
すっきりして再スタート。
そしたら100mほど先にコンビニがあった。
「なーんや・・・。」
「ねこねこでら」・・・、近寄って見ると「にゃんにゃんじ」。
お寺ではなくお店の名前。
川に日光が反射してきれい。
後ろ姿のかわいいワンちゃん発見。
犬小屋に入ろうとしていたところ、「ワンちゃん、ワンちゃん」と呼んだら振り返ってくれた。
「写真撮ってもええか」と聞くと、ニコニコ顔。
「ありがとね。」
走っていて一番の楽しみは、かわいい犬ネコに出くわすこと。この「ころころちゃん」のおかげで、あと30分は元気に走れる。私はそんなヘンタイランナーです。
またまた、拝めそうなものには片っ端から拝んでおいた。
そのたんびに写真を撮っておられないので、今日はこの雰囲気のいい地蔵さんに代表になってもらって・・・。
最初はていねいに拝んでいたが、だんだん短くなり、最後は「たっけてー!(助けてー!)」。(廉が小さい時、よく「たっけてー!」と言っていた。)
大原に向かう歩道のない上り坂を走っているとき、突然高校1年の時の校内マラソン大会のことを思い出した。そうそう、ここを走ったんや。
あの時、かなり長い間私と並走していたやつがいた。私より小柄だが、いい走り。知り合いではなかったので、並走している間ひと言もしゃべっていない。「まけへんでー」という気持ちでずっと横を走っていた。しかし彼はいつの間にか私を置き去りにし、私より先にゴールした。私は全体の10着で、ギリギリ表彰。彼はたぶん7着くらいだったと思う。
1位から9位までは全員体育系のクラブ員。私はそれ以外の最上位。ふだん目立つことのない私が、ホームルームの時に表彰してもらい、ちょっと鼻高々だった。でも、並走していた彼に置いて行かれたのは悔しい思い出として残った。
その数か月後、高2になりクラス替え。
そこで並走した彼と同じ2年1組になった。彼はかなり背が低かったが、サッカー部でレギュラーを狙える選手。私の学年の中ではけっこう有名人という感じだった。
彼もマラソン大会の時のことをよく覚えてくれていて、そこから仲良くなった。
「石関進」、マラソンを通じての友だちはたくさんいるが、今思えば、高校時代の彼がその第1号だったのだ。そんなこと、すっかり忘れていた。
今回の同窓会の行方不明者の中には入っていなかったので、連絡を取ろうと思えば取れるんですね。東京で働いていたが、もう定年だし。今、どこでなにしているんやろう。
今回の同窓会の「会いたい人」として石関の名前が浮かばなかったのは、卒業後もけっこう長く付き合いが続いていたからかなあ。
美濃瀬橋で10km、1時間4分14秒。
ここから大原だと勘違いしている人が多いが、ここは大原小学校区ではあるが「八瀬花尻町」。
「土井の志ば漬」前を京都バスが通っていく。
立派な漬物樽があったので写真を撮らせてもらった。
この先の花尻橋のY字交差点を左折し、大原記念病院側へ。
以前通った時に目をつけていたネコちゃん。前は写真に撮れなかったが、今日はしっかりこっちを向いてくれた。
こちらもその家族?
次はヨメさんと見に来たいなあ。
東海自然歩道と府道が交差。このままここを突き切って、山側に少し入ると「本物の江文神社」があるらしい。
ちょっと行ったら、ありましたー。
11.95km、1時間17分11秒。
さっそく願掛け。
「今までまちごうててすいません。ボクの病気治してください。夫婦円満、家内安全、廉と真樹が幸せに暮らせますように。下山さんがシティフルマラソンに出られますように・・・。」
これが今の私のフルお願いです。
いつもの決めポーズ。
カメラを立てる場所がなくても、地べたに置いたら下からのいい写真が撮れる。いっぺんやってみなはれ。
ここでももう一回。
「ボクの病気・・・」もちろんフルお願いで。
休けいは3分ほど。
さてと、次は江文峠やね。ここから再スタート。
いつもの府道はおもしろくないので、山道へ。
途中こんな金網が。中から閉めるのん大変でした。
まずは「三途の川」を渡り・・・、ちがうか!
本格的なトレイルコースですやん。
ところどころに「熊に注意」の掲示板。
熊におうたらどうしようもないちゅうねん。
なんともいえんええ空気。
江文神社から江文峠は約800m、9分ほど。
気持ちよく走れたのでまた来たい。
その100m先の「にせ江文神社」、失礼しました「金毘羅大権現」。
前に多くのハイカーが陣取っておられたが、きちんと拝んでおいた。「全部よろしくお願いします」。(それ、「きちんと」とちゃう。)
あとは勝手知ったる静原街道。
いもほりシーズンですねえ。
家まであと1.5kmほど。
小町寺のある小さな丘の向かいに恵光寺というお寺さんがある。
「いのちという それぞれに与えられた時間を
自分以外の誰かのために 使って生きてほしい」
それを見てとっさに思ったのは、「やかましいわい!」
ああなんと・・・、罰当たりな。
でも今の私にはタイムリーなお言葉。
「与えられた時間というか・・・、残された時間というか・・・、うーん。今まで、自分以外の誰かのために時間を使った経験がない。これははっきりしている。残り少ないかもしれないのに、今さら改心してええこと始めたら気色悪がられる。そんな似合わんことはやめとこう。というか、無理!」
結論早いねえ。
でも今からでもできることもある・・・。ここで「家族」とか「世のため人のため」とかが全然出てこんにゃねえ・・・。ほんまにあほやねえ。
頭に浮かんだのは、「犬猫、沖縄、九条」。
こんな話、バカバカしくて聞いてられんかもしれんけど・・・。
今私が死があんまりこわくないのは、5年前に死んじゃった黒猫・あんものおかげ。
私は4人兄弟の末っ子で、両親や姉兄からはすごくかわいがられた。ところが、大人になってからはほとんど人に好かれた経験がない。20代前半まではまだしも、それ以降は無に近い。ヨメさんにしたって、私が好きで好きで結婚してもらったもので・・・(ここはあんまり書かんほうがええか)。
犬もネコもいっぱい飼ったけど、自分の好き勝手なことばかりしてたから相手にもされんかった。うちの最後のネコあんもちゃんも同じ。うちに来て21年もたつのに、ずっと私には攻撃的だった。
しかし、もうすぐ22歳という頃になって急にボロボロになってしまった。その時だけはなぜか私が専属世話係になり、死ぬ1週間前くらいからあんもがなつき出した。私が行ったら、すごく喜んでくれた。今までそんなことがいっぺんもなかったので、うれしかったねえ。
出張販売の日だけ動物病院に預け、帰ってきた翌朝迎えに行った。あんもちゃんはその前からもう寝た切り。それが、「あんもちゃん、お迎えに来てくれはったよー」と呼んでくださったら、ゲージの中のあんもが立ち上がろうとした。獣医師さんも助手さんも驚いて顔を見合わせておられた。あの時ほど涙が出たことはないわ。母親が死んだときも泣かなかったのに・・・。実際はどうか分からんけど、「最後だけやけど、あんもに好かれてたんやなー」と思った。そのあと連れて帰り、ふかふかのベッドを用意している途中に、寝ていたあんもが一瞬ピクッと動き、そのあと動かなくなってしまった。また、泣いて泣いて泣いて・・・。(その30分ほど前に、立とうとしてくれていたなんて・・・。)
ひと様のお役には立たんかったけど、ネコ様のお役には立った。あんもの最後の1週間だけやけど・・・。そやし、もうええねん。あんものおかげで、生きてた甲斐があったちゅうもんや。そやし、せめて一つだけでも恩返しっぽいことをしてから死にたい。
以上、私が死ぬのがこわくないわけ。わけわからんやろうなあ・・・。
この先、私が家族にできること。
それは喜ばすことではなく「煩わさない」こと。今まで散々煩わせてきたので、最後くらいはそれを最小限に食いとどめたい。
年間自殺者の中で、闘病中の中年男性の割合がかなり高いと聞いたことがある。私はそうはならないと思うが、「家族を煩わせたくない」と思ってのことならちょっと理解できる。
なんとかそうはならないように、私の得意なのらりくらりで・・・。
考え事をしながら走ると、知らん間に目的地に着く。
最後はさすがにしんどかったが、またまたあのネコちゃん。
私の目の前を「タッタッター」。
オスかメスか分からんけど、タッタちゃんと呼ぶことにしよう。
本物の江文神社から8.2km、54分48秒。
トイレ休けい3分、江文神社での休けい3分があるが、それを除くと合計20.15km、2時間11分59秒。目標通り20km超え。よう走りました。
家に入ったら、またきくが気絶状態?
犬って、こんな格好で寝るんでしたっけ。
今回も昼食前とは言え、体重58.8kg。
やっぱり、もうちょっと太った方がいいような・・・。
お昼は148円のうどん。
まあまあおいしかった。
今日も「京都キャロット」の閉店時刻に、きくとヨメさんをお迎えに。
「こうじさんはこのごろ昔の思い出ばっかりで・・・、私にはそれはよう分からんわ。」たぶん、そのあとは「おもろない」と続くんでしょうね。それはたまたま病気と高校の同窓会が重なったからというだけのことなんですが・・・。
今日気づいたことがある。私が死ぬなり離婚するなりして結婚生活が終了すると31年。日本女性の平均寿命が87.05歳。ヨメさんはあと33年生きる予定。そら、まだまだ思い出に浸ってるわけにはいかん。真剣に第二の人生を考えにゃ。
今まで再三ヨメさんから「離婚」を突き付けられたが、そのたびに必死にゆるしを乞うていた。でも今、ヨメさんの第二の人生の足手まといになるのなら、それもまた真剣に考え直さなあかんと思う。平均であと33年もあるとは認識不足やった。
ヨメさんは、「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」もあんまり好きじゃないみたい。「好きなんちゃうかなあ」と勝手に思っていたので、ちょっとガクッ!
緊縮財政のため、晩ごはんは簡素に。
ついに禁断の「パマゴ」登場! (廉が小さい時、タマゴのことをよく「パマゴ」と言っていた。)
胆のう炎が暴れん程度やったら、タマゴもだいじょうぶでしょう。おかずないから、そんなぜいたくなことゆうとられん。
そやっ、胆のう炎の手術ってどうなるわけ?
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【今日のきく】
ヨメさん曰く「きくはオッサンのことを手下やと思っとる。」
それでいいよ〜ん。
なんか、この「ワニ顔」の写真が多い。
私がカメラを向けると、よくこういう顔をする。
ただのあくびか?
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2016年10月16日(日)
京都走ろう会例会〜ファミリーデーやのにお一人?〜 [ランニング]
「あれ、藤井さん、今日はファミリーデーやのにお一人ですか?」
「そうなんですよ。ヨメさん忙しくて、今日は来てないんです。」
「そういう私も家族いないんですけどね。」
ということで、ヨメに見捨てられかけている私と、一人暮らしをされている中嶋さんとのツーショット。
「この写真、ブログに載せていいですか。」
「はい。でも何千人もの人が見るんですよね。」
「うーん、何千人と言うより全世界の人。ネットやから。」
「全世界? ほんとですね。」
中嶋さんとは、「京都走ろう会」の会員同士、「京都キャロット」のお客さんとして親しくしていただいているだけで、実はくわしくは知らない。だから、迷惑をかけるようなあることないことは書こうにも書けない。
たしかなことは、いっしょに走れば私のすぐ後ろに迫ってきているランナーだということ。以前うちのヨメさんに、「結婚はしたいけど、いい人がいない」みたいなことを言っておられたそうだ。「いい人がいれば・・・」、これは書いてもよかったかな。(ダメな場合は連絡を。すぐ削除します。)
今日は京都走ろう会の新企画「ファミリーデー」。会員の家族は今日に限り参加費無料。いい企画だったが、それで来られたという方はわずかであったようだ。
私が会場に着くなり、多くの方が声をかけてきてくださった。みなさん、私の病気への励まし。気にしてくださって、ありがとうございます。
私のこのブログをくわしく読んでいただいているようで話が早い。その多くは、「私も大病を患ったが、絶対だいじょうぶ」というもの。
せっかくの励ましのお言葉なのに、こんなこと言ってもいいですかね。こと私に関しては、その言葉は逆効果。気が小さい私は「絶対」ってなんで?、「だいじょうぶ」って保障できるん?と思ってしまう。
それと比べると、先日街中で偶然出くわした古くからの走友・有田さんからのメールにはジーンときた。
◇ ◇ ◇
藤井さん
ブログに良い人のように私のことを書いてくれてありがとう。
ただ、言い訳が一つあります。
”パオパオ”は基本読んでいます。(ここ重要)
そやけど最近の分は読んでませんでした。
だもんで、甲状腺を切るのんやということは知っていました。
検査結果の話は知りませんでした。
昨日突然会って、いきなり傷を見せられて、どういうてええもんか、たじろいで
その話ができなかったということです。
そやから、土地の評価の話をしたのです。この辺は心優しいところです。
◇ ◇ ◇
「どうゆうてええもんか、たじろいでその話ができなかった」
私はそんな有田さんが好きです。
いつも通り、1.4kmコースを使ってアップ。
自分では今日の目標であるキロ4分45秒ペースで走っているつもりが、時計を見ると4分58秒ペース。
「なに? 今日は10km50分切りが目標か? そこまで落ちてんのか・・・。」
タイムが遅かったのもショックだったが、走り終わったあとめまいがしたのはもっとショックだった。
「たった1.4kmでめまい? なんで?」
不安なことばかり。
中嶋さんは夜勤明けで、ほとんど寝ずでの参加。直前まで5kmか10kmか迷ってられたようだ。しかしいつもの顔なじみに強く誘われ、10kmコースのスタート地点に向かわれた。そらそうでないと。
「今日こそ中嶋さんに初敗北する日になるんか。でももし競えたら励みになるし、いっしょに走れてうれしいわ」と思った。
10kmコース参加は13名。
いつも通り、スタート前の記念写真。
写真を撮った私の後ろから、「藤井さんも入り」の声。
松山会長だった。
「もう一枚撮りますよー。」
「おっ、もう一枚やてー。さっきとちがうポーズせな。」
この私の言葉に反応してくださったのは、斉藤さんと平田邦子さんのみ。みんなかたいっす。平田さん、かわいい。
出雲路橋から南へ向かって10kmがスタート。
予想通り、元気な大学生・石川君がポーンと飛び出す。
スロースタートを切ったつもりの私が、丸太町折り返しでもまだ2番手。みなさん、病人を抜いたら気の毒とでも思ってられたのかな。
ただ、丸太町橋(2.45kmくらい)で10分50秒だったのでキロ4分25秒ペース。決して遅いとは言えないペースではある。スタート前にふらついていた割には、4分の1まではしっかり走れた。
「やまもとさーん、ポーズ、ボース。」
そう叫ぶと、しっかりポーズ。
先日の駅伝の時の写真も役に立ったようでよかった。
しかしこのあとくらいから、だんだん足が上がらなくなった。あっという間に後続2名に抜かれてしまった。
葵橋のあたりで平田さんが待機。
「マイペース、マイペース!」
今日の私は明らかにオーバーペース。ますます体が重くなっていく。
「もう出雲路橋でやめよか知らん」と本気で考えていた。
出雲路橋にやっと到着、22分22秒。
私が思っていたほどにはタイムは落ちていなかった。
ここから御園橋までの約2.5kmさえがんばれば、最後はゆるやかな下りやから何とかなる。そう自分に言い聞かし、前をしっかり見て走った。たぶんすぐ後ろに、中嶋さんや斉藤さんが迫っているんやろうなあと思いながら・・・。
御園橋の手前で、先頭の石川君と途中抜かれたお二人の写真をしっかり撮ることができた。それまではちょっと三途の川が見えかけていたのだから、よく冷静に撮れたもんです。
御園橋で34分50秒。
残りを12分で走ったら、46分台でゴール。当初の目標がキロ4分45秒ペースで、10km47分半だったのでこれなら上出来。
追い付けませんわー」と言いながらすれちがった中嶋さんとの差は20秒くらいだろうか。
「これは、ゴール前で追いつかれるパターンか・・・。」
気がしっかりしてきたので、後続ランナーも全員写真を撮ることができた。
最後もちょっとがんばったので、ゴール地点の向こうに「三途の川が〜」。
「あかん、あかん、超えたらあかん。」
ゴールは46分50秒。後半は5kmよりちょっとだけ長いけど、24分半ほどかかってしまった。でも、抜かれそうな予感のあった中嶋さん斉藤さんには辛うじて先着した。ほかはなんにもがんばらへんのに、走ることに関してはまだがんばる気持ちが残っている。ええのか悪いのか・・・。
またヨメさんに言われそう。
「アンタはどうでもええようなとこでがんばって、がんばらなあかんとこではなんにもがんばらん。どうゆうこっちゃ!」
中嶋さんのゴール後、ちょっとだけしゃべらせてもらった。
「今日は、夜勤明け対病気中の対決になりましたね」と中嶋さん。
「今日こそ負けると思いましたけど、やっぱり寝てないのはきつかったでしょう。」
「ええ。夜勤明けでもけっこう速く走れるときもあるんですが、今日は全然ダメでした。」
「病人に負けてしまいましたね。」
中嶋さんは11月3日の「丹波ハーフ」を走り、23日の「福知山」に出られるそうだ。「丹波」はうちも出店させてもらうので、応援に行きますね。「福知山」の日は遠くから応援のオーラを送ります。
「遊びですから・・・」とおっしゃっていたけど、「速く走った方が気持ちいいですよー」と私は言いたい。
あっ、中嶋さんのいいとこ分かりました。中嶋さんは私のように一見怪しい初老にも、なんの先入観もなく話しかけて来られる。たぶん誰にでも分け隔てなく。
最初話しかけてこられたときは、よく知らなくてちょっとびっくりしたけど、そういうことがごく当たり前にできる方のようです。
最近の例会では、「中嶋さん来てへんかなあ」と探してしまっています。そういう貴重な存在です。
1kmほどダウンジョグをして、お礼のあいさつをして帰らせてもらった。
帰りに「京都キャロット」によると、のそのそときくちゃんが出てきた。
きくちゃんは日向ぼっこが大好き。
「きくちゃんはネコか?」
くくりつけると「かなん」と文句を言う。
番犬ができないわがまま犬です。
家に帰ると、目の前にネコちゃん。
こないだカラスと残飯の取り合いしてたネコちゃんやね。
私に気付いてあわてて逃げていた。
「写真撮るだけやし、逃げんでもいいのに。」
家に入っていすに座ると、ゲーが出そうなくらいしんどくなってきて動けなくなってしまった。たった10km走っただけやのに・・・。
しばらく座っていると次第にましになり、シャワーをしに。
体重は昼食前とは言え59.3kg。これからの闘病生活を考えると、体重はもうちょっとあった方がいいんかなあとか思ってしまう。
ヨメさんからは「ラーメン作って食べ」と言われたが、そんな元気もなくなってしまった。お湯を沸かしてカップ焼きそば。
10km走っただけでこの疲れ様は、先が思いやられる。
こんなことでは、あかん!
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2016年10月14日(金)
人生整理ラン [ランニング]
5km→10kmと来たら、次は15kmでしょう。
私の基本コースの中で一番長いと言える「江文峠往復」。
きくちゃん、行ってくるぜー!
今日は9時半スタート。
また、軽く首を絞められているような息苦しさ。全然ましにはなって行かない。
前から気になっていた市原橋近くのワンちゃん。このごろ見ーひんと思っていたら、家の裏におりましたわー。幸せそうな雑種犬と会えただけで、走る力が湧いてくる。単純でしょう。
二ノ瀬トンネルとの分岐あたりで、軽自動車から手を振る女性。
よう見ると、多鶴子姉。
元気に走っているところを見てもらえてよかった。
「三途の川RC」って、我ながらええ命名や。
三途の川を超える前に、人生の整理をちゃんとしとかなあかんねえ。
まずは、会ってちゃんとお礼を言っとかなあかん人。
ようよう考えたけど、そんなにおらんわ。ふだんから感謝の気持ちって希薄やし。
ただ単に、一度は会っておきたい人。
高校の時の同級生、大道(だいどう)君。休みだしたとき、家まで誘いに行ったらよかった。45年もたってるのに、今でも悔やまれる。
たぶん同窓会でも情報なかったんやね。下の名前が分かったら探しようもあるんやろうけど、残念でしょうがない。
あとは、昔好意を持ってくれていたあの人とあの人とあの人。特に3番目のあの人は、私との結婚を真剣に考えてくれていた。もう一度だけ会いたいけど・・・。(この3人については、やはりここには書けません。)
3人とも、今からもう40年近く前の思い出の人。私の唯一の「モテ期」(府立病院地下売店のバイト時代)の話です。
「ながーしめをつかーう むかしほれてくれたやつに ああなさけないねー」(中島みゆき「親愛なる者へ」)
「ほっとする里 静原」ポール前で5km、30分27秒。
息苦しく、ちょっとフラフラしながらもタイムはまあまあ。
なんでもかんでも拝み倒す私。
今日の私のランを隠し撮りしていたら、「なんと信心深いランナーなんでしょう」ということになる。ちゃうんですよ、「助けてー」ってゆってるだけです。こんなこと続けられません。
両洋高校グランド分岐点から急な上り坂。1kmで80m上がる。
ここでヘナヘナとなるかと思いきや、逆にスイッチオン。
足がグングン上がって行った。キロ6分ペースが6分18秒になっただけ。
江文峠で7.36km、45分11秒。
いい終わり方だったが、さすがに連続で下るのは無理。
写真を撮って、3分間だけ休けい。
立っているとなかなか脈拍数が減らなかったが、石段に腰かけた途端にすっと100を切った。しんどい時は座ることやね。
さて、帰りはずっと下り。
それでも決してスピードを出さないように。今日も、私のシューズの中で最も重いGT2000−4で。
帰りも頭の中は会いたい人シリーズ。
初恋は、いなかの小中でいっしょやった琴ちゃん。こちらは会おうと思えばいつでも会えるので問題なし。ただし私の相棒の幸博君が亡くなってしまったので、もう同窓会を企画する気なし。まあええか。
本気(?)の初恋は高2。
これは、私がストーカー行為ぽいことをしていたのでくわしくは書けない。佐藤友美に似た、当時高校生の割には大人っぽかった美人。もうこの人のことは胸にしまっとこう。
もう一人は高3。
私の姉と同じ名前のT。みんなが呼び捨てにしていたので、私も呼び捨て。昔で言うちょっとやんちゃ風の、私のようないなか者ではとても相手にはならない人。
しかしある時たまたま席が前後になり、窓から外を見ながらふたりで1時間中しゃべっていた。「私、家が火事になって、小さい時の写真1枚もないねん」とか、自分ことをいっぱいしゃべってくれた。そのあともなぜか、私のバイクの後ろに乗ってきたこともある。「ほれてしまうやろー」の世界です。
「T、すっきゃわ」と言い続けていたので、クラスの中で「あり得ないカップル」みたいな感じでよくいじられていた。「畑のいもとヤンキーの花」みたいなー。
あるとき、ストーブにあたっているTに「藤井、そんなに好きやったらひつっけや」と私を押してくれたやつがいた。その時軽くぶつかったのに、Tが嫌な顔をせず女神のようにほほえんだ(はにかんだ?)のを覚えている。今から思えば、高校3年間であの瞬間が一番幸せやったかな。
今年の同窓会出席者名簿に「T」の名前はなかった。たぶん、今会っても「藤井君て、知らんな」で終わるんでしょうね。恥ずかしかったから同窓会掲示板には書かんかったけど、会えるものなら会いたかった。私にとっては、数少ない高校時代のいい思い出です。
下りはやっぱり楽。
息苦しさも次第にましな感じ。
だいたいキロ5分35秒くらいのペースで押して行けた。
自宅着7.31km、41分21秒。
3分休けいしたけど、それがなかったとしたら14.67km、1時間26分32秒。
そこそこ走れてるやん。これで喉の息苦しさが治ったら、まだまだ行けるでー。
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【今日のきく】
「ほぼ死体・・・。」
ビビります。
15kmランから帰ってくると、この状態。ちゃんと生きています。
私の携帯にメール。また、としさんから。
◇ ◇ ◇
「ほんまに 当たるで」
宝くじかいよし
思い出した
二度目 三度目の時
宝くじ 当たりました
それも 売り場換金できない少額
良いことって案外わすれてるもんやね
藤井くんにメール 気になったから
あかんでぇー って思った訳やないし〜
(中略・としさんの病気について)
人って 残念ながらそう簡単には死ねないので しんどいなあ
可愛いきくちゃん って声かけといてね
(注)「二度目、三度目」はとしさんの入院の時のことと思われる。
「少額」は「高額」のまちがいかな。
私の返信。
◇ ◇ ◇
藤井です。いろいろとありがとう。
きくはきく、おっさんはおっさんじゃーと返してほしいところでしたが・・・。
さっそくきくちゃんかわいいって言っときました。庭にネコおるネコおるとうるさいので確認すると、堂々とした茶トラがいました。なめられとるわー。
◇ ◇ ◇
その返信。
◇ ◇ ◇
一応 白々しく わびいれとかんと
大人になった?
猫は犬をなめてます
秋の同窓会で
◇ ◇ ◇
あんな堂々としているとしさんでも、私ごときの言ったことを気にしてはんにゃ。
(きくはきくちゃん、おっさんは藤井君やろーとメールしたこと。)
私は気が小さいので、宝くじが当たったら卒倒してしまうかも。だから、よう買いません。
きくになごまされ、メールでまたなごまされ・・・。
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2016年10月12日(水)
三途の川RC〜竜じいをしのんで〜 [ランニング]
「きくちゃん、5kmの次は10kmじゃー。ちょっと走りに行ってくるわー。」
10kmと言えば、静原か鞍馬。
静原に行けば、江文峠まで上がって往復約15kmにしたいし・・・。
今日は鞍馬寺往復にしとこー。
今日の朝カラスと残飯の取り合いをしていたネコちゃんに見送られ、10時自宅出発。
今日は本当は、西京極サブトラックに行こうと思っていた。今週土曜の「和歌山マスターズ陸上選手権」の参加を断念していたのだが、今の元気さならだいじょうぶかなと思えてきた。2000mSCとやり投げ2種目分4000円は支払い済みだし・・・。
そこで未払いの滋賀マスターズ年会費を調べてみると、なんと4500円。これを払い込まないことには出場資格はないし、もうここであきらめました。これからいろいろとお金がいることだし。
その代わりにご近所10kmランとなりました。
走り出してすぐの息苦しさ。私の苦手なクロールの息継ぎみたい。普通に吸い込む半分も吸い込めてへん感じ。喉になんかつまってるような・・・。
昨日の退院前の診察でそのことを言い、鼻から管を入れて喉の奥を診てもらった。全然だいじょうぶということだったので、やっぱり切ったところが具合悪いんかなあ。
毎度お楽しみの二ノ瀬の猟犬はもぬけの殻。たくさんあったゲージがバラされていたのが気になった。
貴船口で約3.7km、21分40秒。
鞍馬の火祭まであと10日なのに、まだ準備には入っていないようだ。
がけ崩れがあったみたいで、修復作業をされていた。
鞍馬寺山門前到着。
今までならここで折り返していたのだが、せめて入場料金を取られる手前までは行かんとね。
石段をトントンと上りここまで5.18km、30分52秒。
登り坂5kmを、キロ5分58秒ペースで走れた。息詰まったけど。
ここで休けいしては意味がないので、すぐに折り返し。
駅前の天狗さんに「病気が治りますように」とお願い。
天狗さんて、願いをかなえてくれる存在やったっけ。まあええか。
鞍馬川を見ながら気持ちよく下って行けた。
ただし、決してスピードを上げないように。
今日はそのために、GT2000-4をはいて。
やっと少しだけ息がましになってきた。
最後は長代川沿いの道を。
この時走りながら考えた。今私がランニングクラブを作るとしたら「三途の川RC」やね。棺桶に片足突っ込んだランナーばかりのクラブ。私、初代会長でいいでしょうか。名誉会長は、もちろん「竜じい」。これで吉本新喜劇の竜じいの供養にもなるし。あと副会長ねえ・・・。適当なランナーおりませんねえ。死にかけのくせにいやに元気なランナーって(できれば女性)。
一応、私、「99の会」(100キロウルトラを惜しくも完走できなかったランナーの会)会長を勝手に名乗っています。(副会長は広島の笠美人さん。)
去年の「なごうら」を完走してしまったが14時間31分。やっぱり制限14時間のウルトラを完走しなくては。このため、今回の入院1日目(手術前夜)に「沖縄100K」(12月18日開催)にエントリー。今回は、「99の会」会長と「三途の川RC」会長の2つの立場で挑戦しようと思っています。(なんのこっちゃ!)
家まで5.2km、29分14秒。
抑えたつもりだったが、キロ5分37秒ペース。
往復約10.4km、1時間00分06秒。10kmなのにハーフを走ったくらい疲れた。今の喉のつかえが取れたら、まだまだ速く、もっと疲れずに走れるようになるでしょう。
ぼちぼちがんばります。
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【今日のきく】
「なんぼほど、きくの写真ばっかり載せるねん」と思っておられるあなた、いいんです。かわいいもんはなんぼ載せてもいいんです。
散歩中にはこんなんにも出くわします。
これは口黒仲間のメイちゃん。
あー、かわいすぎる・・・と思っているのは私だけでしょうか。
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2016年10月10日(月)
第36回京都鴨川ゆっくりラン [ランニング]
「今日はダブルで伴走なんですよ。いつもの道家さんと、もうお一人は、覚えておられます? 8年ぶりになると思いますが、冨永さん。」
三重の佐伯さん(写真右端)がそうおっしゃったとき、ピンときた。8年前と言えば、私が佐伯さんや冨永さんと初めてお会いした「第15回美杉の里・桜マラソン」。
今日はバタバタしていて、8年ぶりの冨永明美さんとお話しする間もなかった。残念。またどこかでお会いできますよね。
それに道家さんの奥様。ヨメさんに道家さんの話をするたびに、「奥さんが美人でなあ」と言っていた。今日30年ぶりくらいにお会いしたのだが、変わらぬお美しさで安心した。ヨメさんから「うそつき」と言われずに済む。
今日も入院中の予定だったので、この大会参加も断念していた。しかし一時外泊がうまい具合にはまり、急きょ参加。病院にバレたら絶対に怒られると思うが、ほら、こうして出てきたらいいこといっぱいあるじゃないですか。
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8時40分、会場である北大路橋東詰着。
「京都キャロット」のお客様もたくさん申し込んでおられるので、いつもよりちょっと早めに行ってごあいさつ。フルの方のみ9時スタートなのだが、まだ人影まばらだった。
走友・桜井さんが給水準備のお手伝い。
「今日は走らずお手伝いですか」とお聞きすると、「走る前だけでもお手伝いさせてもらおうと思いまして」とのこと。その心がけ、えらいです。
かわいいワンちゃんを飼っておられるので、取材申し込み予約。早く見に行きたいです。近所に兄弟犬もいるらしい。そのワンちゃんも見せてもらおー。
軽くアップジョグ。
昨日と同じく、できるだけ汗をかかないように。
9時ちょっとすぎ、フルの部がスタート。
みんなで50人くらいですかねえ。
この中に、なつかしい外峯さんの姿も。
佐伯さんグループと記念撮影。
「私も同じような手術しましたけど、そのあとすごく体が軽くなりました。藤井さん、新記録続出ということになるかも」とおっしゃってくださる方あり。
「いやー、うれし。60代の部で優勝ねらいまっさー。」
それを聞いたヨメさんが、「それは無理」とキッパリ。
トイレへ行きがてら、もう一度アップ。入念でしょ。
トイレの帰り、京都府立大陸上部のグループ発見。
「写真、撮らせてもらうわ。」
「あっ、キャロットさん。ありがとうございます。」
ヨメさんは、鍼灸の大先輩・道家さんからいろいろと情報を仕入れていたようだ。道家さんはほんまにうまいし、いっぺん施術してもろたらええのに。
ある中学校陸上部の3kmタイムトライアルらしい。
なにもこの場所、この時間にぶつけなくともと思ってしまう。
9時半から開会式。
太田実行委員長による準備運動。
「おっちゃんの後ろについてきーやー。」
小さい子らはちゃんとゆうことを聞いて、後ろを走っていた。
アコーディオン奏者による「東京オリンピックのうた」(前回)。
これはなかなか良かった。次の「青い山脈」は、太田さんの好みかな。
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【3kmの部】
私とヨメさん、道家さんは3km。
ヨメさんは「日に焼けたらどうしょ」とそればかり気にしていた。
先週京都走ろう会例会でちょっとだけ走ったので、そちらの心配はなかったようだ。
スタート直後に中島さんご夫妻に遭遇。
えっ、いったい何キロの予定って言ってはったかいなあ。
スタートしてしばらく、元気のいい小学生が引っ張って行ってくれた。私もつられて同じスピードで。
900m行ったところで、ずっと先頭を引っ張ってくれていた男の子が力尽きてきた。それまでのペースでそのまま行けそうだったので、ここで追い抜く。
1km、4分31秒。想定していた以上によく走れている。
南側折り返しの出町橋のたもとは、毎度おなじみ塚本さん。
「走ってどうもないんか。」
「まあだいじょうぶでしょう。」
ここまで1.55km、7分09秒。
先頭を引っ張ってくれていた男の子。速いわ。
意外と早くヨメさんに遭遇。
「写真撮るし、笑いやー。」
さて、この笑顔でどうでしょう。
太田さんの前を走ってられた女性から声をかけていただいた。
「お体だいじょうぶですか。心配しています。」
私のブログの読者さんかなあ。
出雲路橋の下で外峯さんと遭遇。
また、大阪女子とかに出やはんのかなあ。
折り返してから向かい風になりしんどかった。喉の奥の詰まった感じもいっこうに良くならないし。それでも、3kmならなんとかなる。
ゴール3.12km、14分54秒。
病院から抜け出て走った割にはまあまあですか。
さあさあ、ヨメさんと道家さんの写真撮りに行かな。
いや、二人けっこうなデッドヒート。
逃げ切れるか、ますみ。
追い込む、道家・佐伯ペア。
なぜか「シェー」のポーズでゴール。
ゴール横にいたM見ちゃんから声をかけられたみたい
続いて道家さんもゴール。
ヨメさん、道家さんともに23分前後のゴールだったようだ。
お疲れ様でした。
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【10〜40kmの部】
10時10分、10、20、30、40kmの部がスタート。
実行委員さんが、「全部で400人超えたやろな」と。
私もそう思います。
佐伯さん、本日2回目の伴走。
冨永さんは、3kmコースを2往復し6km走られるとのこと。
お久しぶりの松村さんご夫妻。
私の前でスピードを緩め、「体を大事にしてください」と。
スタート前に、「来年はおらんかもしれん」とかゆうて心配させてしもた。まあこのブログを読んでもらったら、本人は深刻ではないということが分かってもらえるでしょう。
私のブログの愛読者である向かい側さん。
「あと30kmくらい走れるんちゃうん?」と言いつつ駆け抜けて行かれた。
3kmのレース中に「お体だいじょうぶですか」と声をかけてくださったNさん。このブログの愛読者ということだったので、息子さんといっしょの写真を撮らせていただいた。
ありがとうございます。しっかり治して、おもしろいブログが書けるようにがんばります。
中島さんご夫妻。
しっかり練習して、大阪マラソン楽しんできてくださいね。
冨永さんが1往復目から2往復目へ。
順調に走れているようでよかった。
「店開けんならし帰ろか」という時になって、団体さんが次々と。ヨメさんは給水のお手伝いに大わらわ。ちょっと落ち着いたので、10時半すぎに撤退。次に参加させてもらう時は、私も桜井さんみたいに仕事を見つけて手伝うようにしなあかんね。
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2016年10月09日(日)
第85回9の日平和ラン [ランニング]
今月9日は入院中だと思い込んでいたので、まさか9日に走れるとはという感じ。
今日は、私が連載させてもらっている「ねっとわーく京都」の発売日でもある。
やっぱり、「9の日平和ラン」は9日に走らないとね。
「憲法9条」+「ランニング」=「パオパオ」と言われる日をめざして、という長い長いタイトルの連載も第72回。「もうけっこうです」とも言われず、よく書き続けさせていただけてるものです。この記事を書くことも、自分への励みになっています。心広き編集者さん、これからもよろしくお願いします。
さて、「9の日平和ラン」。
もちろん「走ってもいいですか」なんて聞いてきてません。聞いたら「あかん」て言われるに決まってますし。
きくの散歩は2kmほど歩くのだが、やっぱりふらついた。ランというより早歩きのつもりで行くことにしよう。もちろん9kmなんてとんでもない。目標はその3分の1の3kmですね。
今日は早く走らないように長ジャージで。シューズは新しい「GT2000-4」。SWではなく普通の幅のほう。
一番気を付けるのは、汗をかかないこと。
傷口の上に防水テープがはってある。防水テープということは、汗をかくと内側にこもりえらいことになる可能性がある。
幸いだいぶ涼しくなっているが、速く走れそうでも絶対に抑えること。それだけ肝に銘じて我が家スタート。
うちから300mほど行ったアパート前で声をかけられた。
「藤井先生、首切らはったんやて。」
「ああ、波多野さん。そうなんですよ、甲状腺腫瘍の手術です。」
「こないだ恵藤さん(私の義兄)におおてなあ、そのとき聞いたんやわ。」
「そうなんですか。」
「しっかりなおしてな。」
「ありがとうございます。」
波多野さんは、私の小学校教師時代の保護者さん。このアパートのオーナーさんで、走っていると時々お会いする。もう25年もたつのに、今でもよく声をかけてきてくださる。いつもありがとうございます。「首切らはった」にはちょっと参りましたけど・・・。
いつもの比叡山を正面に見るコース。
北稜高校前で1km、約7分。
1.5kmの地点で折り返し。
家で3km、20分40秒。
汗がじわーと出てきたけど、これくらいならだいじょうぶでしょう。
汗を引かせるために、いつものきくの散歩道へ。
喉の調子は悪かったが、足腰はだいじょうぶだった。
合計4km、34分10秒。
今月は走れただけで大もうけ。
来月はしっかり9km走るぞー。
こんなこと、いつまで続けるって?
できれば「9条の会」がノーベル平和賞をとるまでね。
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