2009年05月18日(月)
第14回鯖街道ウルトラマラソン・続き [ランニング]
さて、レース後半へ。
どうしても、このことを早く書きたかったんです。
このレースに出たのは、この場面をしっかり見て、多くの人に伝えること。雨でぐちゃぐちゃになった山道を二人で走られている斎藤さん・栃木さんのコンビを見てそう思った。
「走って、なんになんのー」とよく言われるが、走ってる中で見て感じたことを、できるだけ多くの人に伝える。それだけでも、ちょっとは値打ちがあるのでは・・・。
栃木さんの背中に装着された金具をしっかり握り、一歩一歩着実に上っていかれる斎藤さん。先導される栃木さんは、何も特別なことではなく、当たり前のことをしているかのように・・・。
この姿を多くの子どもたちに見てもらいたい。と思ったけれど、この場に来てもらうのは無理。せめて、学校の先生にこのお二人の姿を見てもらいたい。
「答えは教室の中にはない。外に出て、広く世界を見よ!」
私も習った勉強のことはほとんど覚えていないのに、先生の体験談は今でもけっこう覚えている。
私の教師時代も、マラソンやトライアスロンに出た話を、よく子どもたちにした。それをうっとしそうにしていた子もいたが、毎回キラキラした目で聞いてくれていた子もいた。
もし、このブログを見てくださった学校の先生がおられたら、ぜひこのお二人のお話をしてあげてください。雨でドロドロになった山道を含む76kmのマラソンに挑戦している視覚障害の方がおられることを。そして、それを普通のことのようにサポートされている方がおられることを。
もしその話をして、この写真を見せて、「しょもなー」という子がいたとしたら、教育やりなおしですね。
「久多」には、個人的に特別な思い入れが・・・。
18年前に亡くなった私の母。戦時中、小学校の教員として初めて赴任したのが「久多小学校」だった。当時小学校の先生は二人。一人の先生で三学年を担任する複複式であったらしい。
当時6〜8歳ぐらいだった子が、今は70歳代のおじいちゃんおばあちゃん。でも、久多はお年寄りが多いと聞いたので、今でも「田村俊子」の名を覚えてくださっている方もあるだろう。
(ちなみに、私の母は久多の次に「別所小学校」に転勤になり、私の父と知り合い結婚。)
久多エイドをスタートすると、しばらく自動車も通れる林道が続く。
しかし、また険しい山道へ。
10年ほど前の「鯖街道」でここに入ったとき、すごい笹薮だった記憶がある。ところが入ってびっくり。立ち木が成長し日陰が多くなったせいか、下草はまったくなかった。ただ、やはり雨のせいでぬかるんでいる。
しばらく進むと、先行されていた賀茂川パートナーズのお二人に追いついた。
ここで、携帯電話のカメラで何回もお二人を撮ったのだが、木立の中の暗さが災いしほとんど失敗。ここで、この日のために用意してきた防水デジカメの登場。
実は初めからこのカメラを使う予定だったが、前日の廉のサッカーの試合でバッテリー切れ近しの状態になってしまっていた。だから、ここぞのときために、このデジカメは使わないようにしていたのである。
(トップの日付入り写真は、その防水デジカメで撮った会心の一枚。)
湿原・八丁平は、こんな雨の日こそ生きているという感じ。
尾越エイド(47.1km)。
山道ばかりだったので、距離の割に相当時間がかかった。ここらが、一番雨がきつかった。
尾越から大見に向かう急な下り坂。
ここでランスカ美人二人組に、スッと抜かれた。
たぶん、抜いた人数より抜かれた人数のほうが多いと思う。
大見エイド(52km)では、あたたかい味噌汁をいただいた。こんな天気の日は、あたたかい飲み物がありがたい。
尾見分校跡を探したが、気がつかなかった。私の同年には、3名の男子が在籍していた。彼らは、今どうしているのだろう。
大見から杉峠へ上る林道。ここが、この大会のクライマックスのような気がする。
雨水ジャージャー、石ころゴロゴロ、ぬかるみズブズブ。果てしなく続く上り坂。
賀茂川パートナーズのお二人は、ここはどうされるのか。石を踏んで足首をぐねってしまうことを避けるためには、あえてズブズブコースを行くしかないか。
前後人影もまばらになり、同じような道が延々と続く。
そこに飛び込んできた見事なつつじ。カメラを持って走っていた人はきっとこの花を写真に撮ったにちがいない。私の携帯電話のカメラでも、すごくきれいに撮れました。
そこに、携帯の着信音。
「へー、こんな山奥で携帯使えるんや。」
それは、ヨメさんからの電話。
「廉が応援に行かんならんってゆうてんにゃけど、どこに何時に行ったらええにゃ。」
前日、廉のサッカー部の引退試合を見てやったので恩義に感じているらしい。
「雨じゃなかったら来てもらおうと思ってたけど、きつい雨やし、もうええわ。・・・それより、ますみちゃん!」
「なんやな、気持ち悪い。」
「愛してる、とか言いなさい。」
「何、寝ぼけたことゆうとんにゃー。こっちは仕事でいそがしいんやから、ええかげんにしいや。」
「すんません、さっきから次々と幻覚が・・・。」
「幻覚出るまで走んなー。」
やっとたどり着きました。花背峠の手前の杉峠(56.8km、標高850m)。8時間37分。
ここで何年も私設ソーメンエイドをしていた。今日のように大雨のときもあったなあ。何百人分も、ようつくったよなあ。
しかし、私が到着したとき、すでにソーメンは売り切れ。「残念!」
ここは、記念撮影をしておかなくては。
よく見たら、農家のおばさん風?。
ここで、8間40分ほど。下りばかりの残り19.2kmを、3時間20分。楽勝です。
鞍馬駅前のエイド(63km)。
その手前で写真屋さんが撮影されていたのに気づかず、通り過ぎてから坂を戻ってもう一度走りなおし。
「絶対買いますし、じょうずに撮ってください。」
「鞍馬寺の石碑も入ってバッチリですよ。」
こら、ほんまに絶対買わんなん。
「おー、藤井さん。」
「あれ、尾崎さん。何でこんな後ろに・・・。ちょっと楽しみすぎとちゃいますか。」
4/19の「宍粟市さつきマラソン」でお話させてもらった「ランナーズ9の会」の仲間。この方の走力からすると、とてもこの時刻にこんなところにおられる方ではありません。
「今日は、さっぱりで・・・。」
後で聞いたら、ここから電車で帰ろうと思っておられたらしい。私に出会ったので、また走ろうと思われたとか。
こう言ってもらえると、うれしいです。
二ノ瀬の大工さんちの猟犬。
このワンちゃんは、子犬のときから知ってます。
市原交差点西のエイド。
民家のガレージを使われている。
ここは、2年前、借家を探していたところ。もし借りられていれば、自分の家の前を走っているところだった。
柊野グランドの南側分かれ道のところで。
上賀茂馬ノ目町に住んでいたころのご近所さん、姫野さん。
「役員さん、やってくれてはるんですか。雨の中、大変でしょう。」
「いやー、かんかん照りよりはましかもねえ。」
「ほんまに。走るほうもいっしょですわー。」
西賀茂橋手前のエイドで。
「おっ、♪トマトートマトー、トマトには塩っと♪・・・」
「なんや、アンタまた走ってんのかいな!」
「もう、誰かと思えば法貴さんやん。」
「なんやな、私ではあかんか。」
「いやいや、これは写真撮っとかんなん。」
「アンタなあ、前からよう写真撮ってくれてるけど、そのあとどうなってんの。」
「あっ、すんません。このあと絶対に送りますし・・・。おとなりのべっぴんさん、いっしょに撮りまっせー。ハイ!」
パチリ!
(超奇跡的に、法貴さんのかわいい写真が撮れました。これなら、送ってもおこられへんね。)
北山大橋を過ぎたあたり。
声をかけて追い抜く人あり。
「あれっ!」
賀茂川パートナーズのお二人、斎藤さんと栃木さん。先にゴールして、お二人のゴール写真を撮ろうと思ってたのに・・・。とんでもなかったな。
私の雑種犬センサーが、異常に反応。これはすぐ近くに、高級雑種犬の気配が・・・。
鴨川の土手を見上げると・・・。どちらからともなく、「あー。」
「ファギーちゃん。」
「また、走っておられるんですか。」
「はい。」
ファギーのオネエさんは、ごいっしょされていたお連れさんに私のことを説明されていた。
4/29の「京都鴨川ゆっくりラン」の途中で、ファギーちゃんの写真を撮らせてもらい、ブログに載せさせてもらった。
10月の「ゆっくりラン」でまた会えたらいいなと思っていたら、こんなに早く再会できるなんて。こんなうれしいことはない。走ってたら、いいことあるもんやねえ。
「ファギーちゃん、また写真撮らせてなー。こわがりは、ましになったかー。」
「いえー、あいかわらずです。」
「ウォン、ウォン・・・」
「まさか、ここでファギーちゃんに会えるとは思ってませんでした。おうちはこのお近くなんですか。」
「はい。」
「またブログに載せますんで、見てください。」
「はい、ありがとうございます。」
へたりかけていた気持ちが、これでシャキーン!
京都走ろう会のフランチャイズ・出雲路橋には、会員さんの面々が・・・。まるで、私を待っていてくださっていたかのように
岩田さんには写真まで撮っていただいた。
塚本さんからは、「アンタ、えらいなー、よう走ったなー」とおほめの言葉をいただいた。
さあ、最後の最後をしっかりと・・・、と思っていたら前からかわいいワンちゃんが。
「写真獲らせてねー。」
「ガガガガウ。」
ちょっと機嫌悪かったみたい。
でも、これでまたシャキーンとしてきた。
もう残り1kmくらいのところで、京都ランナーズの山嵜さん。彼にも偶然よく出くわします。
ただ、前には全然人影なし。私を抜いていった人たちは、もうとっくにゴールされているよう。
「ふじいこうじさん、京都キャロット。以前は花背峠でソーメンエイドをしてくださっていました。」
いいアナウンス、ありがとうございます。
記録は、11時間24分28秒でした。
(注)まだ、続きます。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2009年05月17日(日)
第14回鯖街道ウルトラマラソン [ランニング]
走っていて、いやなことは何もない。楽しいことばかり。
今回の「鯖街道」も、幻覚か知らんと思うようなさまざまなことがあった。(写真に撮ったから、幻覚ではないんでしょう。)
スタート地点に向かうとき、ホテルの横で「オバマ像」を見つけた。
今年4月5日、プラハで、米大統領として初めて「核兵器のない世界」を国家目標に掲げた演説をおこなった。「オバマさん、本気で頼みます。」
「いやー、ほんまにあんにゃ、オバマさんの銅像。こら、撮っとかなあかん。」
「私が撮りましょか。」
まあ、なんて親切な。お言葉に甘えることにしました。最近、ひとから親切なお言葉をかけていただくことが多くなりました。。それも、かわいい女性から。
背中しかナンバーカードをつけておられなかったので、しげしげとは見られませんでしたが、たぶん「中島さん」という方です。
フル以上の距離は初めてとのこと。私に何かアドバイスを求めておられたようだが、「10年ほど前、勝手に2年に分けて完走しました」と言ったら、ちょっと・・・。
前日寝たのは、10時すぎ。朝4時半までたっぷり寝られると思っていたが、やっぱり・・・。最近、鼻がずっとつまっていて、朝起きたらいつものどがカラカラ。きっと夜じゅういびきをかいているのだと思う。同室の人の迷惑になると思い、かなり高かったが個室にしてもらった。
夜中に何度も何度も目が覚めたが、緊張しているせいか、起きたてもいつもよりしっかりしていた。
4時40分、朝食会場に入ると、空席は10席ほど。みなさん、フライングですか。
ここで、私よりも後にゆっくりと入ってこられた浴衣姿の男性。あらま、大阪の大倉さん。3/28の「大阪城公園4時間走」のとき、ちょっとしゃべらせていただきました。ベテランはちがうね。
「おかげさんで『萩140km』、完走できました。」
荷物を預けに行ったあと、スタート地点へ。その途中で、オバマ像とパチリ。
スタート地点で、缶コーヒーを飲む。地方の自販機はアチアチになっていてうれしい。(京都市内のは、たいていぬるい。)
「いやー、藤井さん。走らはんのー。」
「えっ、灰山さん、参加者名簿しっかり見たはずなんですけど、載ってましたっけ?」
「あー、そやろ。今日は、私、芸名の方で出てるし・・・。」
「あーあー、なるほど。ほなら、ブログにも、女優Xさんで紹介しときますわ。」
「それそれ、それでいっときましょ。」
6時、小浜市泉町商店街をスタート。
京都出町までのAコース(76km)は、300名ほどの参加らしい。
10年ほど前、一度だけここをスタートしたことがあるのだが、スタートしてしばらくして後ろを振り返りびっくりした。後ろにだれもいなかった。つまり、最後尾を走っていたのだ。
今年はそんなことはあるまい、と思って後ろを振り返ったら、どう見ても30人もいない。またですか。
でも、今日の目標は、「76km完走」ですから。12時間をたっぷりと有効に使いましょう。
コース上で初めて会ったワンちゃん。
「まろんちゃん・メス・1歳」
民家につながれていたワンちゃん。
望遠で撮ったので、ピンボケ。
でも、たぶん高級雑種犬です。
最初のエイド、下根来。
道路わきの壁に見事な鯖街道の絵。
ここで9.4kmらしい。1時間8分。だいたいキロ7分ちょっとのペース。いい感じです。
小学校の目標が掲げてあった。
「山より高く」無理、「空より高く」無理、「光れ川のように」まあまあ、「歌え風のように」バッチリ。
またまた、高級雑種犬発見。
「ももこ・メス・4歳」
「いやー、このガラって珍しいですよ。日本古来からいる甲斐犬や琉球犬のガラですわー。」
と言ったが、飼い主のおばちゃんは、「そうですかー」とあまり話にのってこられなかった。
上根来エイド(15km)。
ここでは、すぐ近くの民家がトイレを貸してくださっています。山岳コースに入る手前でなので、たいへんありがたい。
親切なおばちゃんのお写真を撮らせていただきました。
さて、ここからが根来坂峠(標高875m)に向かう本格的な山道。
今回参加するに当たって、使うシューズには悩んだ。
最初は、アシックスの「GT2140オールロード」にしようかと思っていた。ところが、想像していたより重すぎた。これでは上り坂での負担が大きすぎる。
次に、ミズノの「ウェーブハリヤー2」もはいてみた。こちらはアッパー部分が薄すぎてどうもしっくり来ない。
確か10年くらい前におろして、ここ5年以上はかずにおいたままの『ゲルフジ(初代)』が、いなかの物置に眠っているはず。それでいくかー。
超久しぶりに足を入れるのに、しっくり。「ゲルフジ」は現在も続いているロングセラーモデルであるが、初代が一番はきごこちがよさそう。
ただし、シューズの劣化がどれくらい進んでいるかが心配。普通10年もたつと、接着剤が効かなくなっていて、ソールがはがれる。
走ってる途中でソールがはがれてリタイアとなると、「キャロットのおっさん、ソールはがれてリタイアやてー」とみんなに評判になってしまう。これだけは何とか回避しなくては。(また、ヨメさんにしばかれる。)
山岳コースに入ると倒木がかなりあり、下をくぐらなければならない箇所が何回かあった。
さて、私の初代ゲルフジは・・・。
一度地表に出ていた杉の根っこを踏んでしまい、すべってしまった。しかし、それ以外は見事地面をつかまえていた。ソール裏のゴムの突起が生きている。雨の日のトレイルランに、こんなに頼りになるシューズはない。
あとは、「10年前の接着剤は、雨の中の悪路の76km・12時間走に耐えられるか?」
百里小屋エイド(27km)。
強風で、簡易テントが吹き飛ばされそうだった。風速10mは超えていたと思う。
ここで、大阪の大倉さん、京都の松永順子さんに出会う。
エイドにあったきゅうりがおいしくて、塩を多めにつけてポリポリいただいた。
横の川が広くなったあたりで会ったワンちゃん。
「くーちゃん・オス・5歳くらい」
たぶん、レースに出ておられる方の応援に来られているご家族の方(女性)だと思う。「くーちゃんは、写真にがてなんです。」
小川エイド(山本酒店・36km)。
抜いたはずの松永さんに追いつかれる。フルまでのレースでは圧勝している相手なのに、ウルトラでは完敗です。「鯖街道」は5年ぶりくらいの参加だそうです。
久多で見つけたワンちゃん。よう、ほえてくれよった。
この先40km地点くらいで、賀茂川パートナーズのお二人に追いつく。
「あっ、キャロットさん。」
「こんにちは。いつも、京都走ろう会の例会のときによくお会いするんですけど、第1と第3日曜に走ってはるんですか。」
「そうです。第1と第3が練習会で、9時から加茂大橋スタートで走ってます。ぜひ、来てください。」
斎藤浩史さんは、賀茂川パートナーズの会長さんだそうだ。伴走としてついておられたのは栃木さん。どうも、お一人で全行程伴走されるようだ。
久多エイド(41km)到着は、5時間22分。
ほぼ、キロ8分ペースで来れたということ。ただし、後ろには30人いるかどうかという感じ。
エイドでおにぎりをいただき、腰かけてゆっくりほおばっていた。
そこで、目の前の光景に目が釘付けになった。
先ほどの栃木さんが、なにやら針金の枠のようなものを組み立てておられる。そして、それを自分の背中に装着。
「これは、絶対写真に撮っとかなあかん。」
食べかけのおにぎりをおいて、駆けつけた。
いろいろと聞いてみたのだが、栃木さんの対応にまた感心した。
ランナーによくありがちな、「わが自慢をひけらかす」というところがまったくない。私から見て目ん玉飛び出るくらいびっくりすることでも、栃木さんにとっては「ふつう」らしい。
よく思い出して見ると、ここまでにも、(山崩れのためか)どう見ても足一個分しか幅のない山道があった。私らでも相当慎重に行かないと越えられない道を、視覚障害の方がどうやって・・・。
お二人の様子を見ていると、どこまでも「ふつう」。でもここに来るまでには、さまざまな試行錯誤があったんでしょうね。
エイドでおにぎり係をされていた真ん中の女性。見覚えはあるのだが、なかなか思い出せない。
その時、小さな男の子が「おかあさーん」と近づいてきた。
あー、そやそや。灰山さんの「Run&Walk in かもがわ」で最終走者やった・・・りゅうのすけ君とそのおかあさんや。
小っちゃい子を見ると、ほんまに心がなごむ。「しっかり走ろ」と言う気持ちもわいてくる。応援、ありがとね。かぜ、ひかんといてや。
(注)ここまでで、久多(京都市左京区)までの前半終了。ここで、41km。残り35kmです。
「がんばんべー。」
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2009年05月01日(金)
第14回京都鴨川ゆっくりラン・続きの続き [ランニング]
2周目3周目は、写真を撮りまくった。
それをしないと、私のランに対する集中力が・・・。
京都ランナーズの保坂さん。朝、着替えている時にごあいさつさせていただきました。前にもお会いしましたし、この大会の常連さんになりつつあるのかな。
京都ランナーズのみきさん。私のマラソンでのライバルであり、ブログでもライバルです。この大会の様子も、「ふくたままのRunRunLife」に書かれています。
知り合いの小学生の女の子が泣いていたわけも分かりました。よ―あるんです、ちっちゃい子がこけてしまうことは。うちの廉は、小学校低学年の時、何べん血まみれのヒザでゴールしたかわからん。
京都ランナーズの吉川さん。吉川さんとも、朝、少ししゃべった。
「吉川さん、かわいこちゃん、岐阜に帰ってしもたね。」
「ああ、あの子なあ。就職が決まったんやわ。」
「残念や。去年の10月は、ここでいっしょに走ったのに・・・。」
「最後に、『京都シティハーフ』がいいタイムで走れて、いい思い出を持って帰ったみたいやで。」
「そうですかー。そら、よかったですやん。」
岐阜出身の鈴木亜実さん。去年の10月の第12回大会に来られてた。うちの真樹も、あんなみんなに好かれるような子になってほしいと思ってしまうねー。
醒泉ランナーズ代表の川橋さん。私と同い年のおちゃめさんです。
今年の東京マラソンに当たり出場。3時間11分と言っておられました。
「つよっ!」 まだ、サブスリーねらえますね。
序盤、誰とも分からずしゃべっていたお相手。
「すんませーん、お名前は?」
「川畑ですー。いつもお店に行かせてもらってます。」
御薗橋の下を通ろうとしたとき、ブログ「晴徨雨読」のじょん君そっくりのワンちゃん発見。(じょん君の飼い主さんは、京都ランナーズの谷村守茂さんのお友だち)
臆病そうなところが、ほんま、じょん君によう似てます。
「アミちゃん・オス・5歳」
京都走ろう会の岩井さん。岩井さんも、私を見かけたら必ず声をかけてくださる。今日は、調子よさそう。
みきさん、2回目。篠山で撮影失敗したからね。今日は、会うたんびに撮らせてもらいまっせー。
こんなきれいな河川敷を走っています。最初込みごみだったのに、時間がたつにつれランナーの数が減ってきました。
京都ランナーズの瀧本さん。うちのいなかの出張所長さんです。
またもや、私の「雑種犬センサー」がピピピ。
土手の上にかわいいワンちゃんが。
「すんませーん。ワンちゃんの写真撮らせてください。お名前は?」
「プーです。」
「あれっ、前に写真撮らせてもらいませんでしたっけ。何歳ですか?」
「もう、12歳なんです。」
「うわー、元気なんやー。ありがとうございます。」
家に帰って調べたら、去年の10月のこの大会であったワンちゃんは、「三四郎・7歳」でした。
あー、犬ちがい。
岩井さん、2回目。ちょっと疲れが・・・。
この女性ランナーは、絶対にはずせません。
「フルですか?」と聞くと、元気に「はいっ!」と答えてくださいました。
視覚障害のあるランナーも参加されています。
「写真とらせてもらいました。」
「ありがとう!」
吉川さん、2回目。
「球界の紳士」という言葉がありますが、私から見て吉川さんは「マラソン界の紳士」です。
大文字送り火の「舟形」をバックに。
こんな可憐な花もいれーの・・・。
川橋さん、2回目。楽そうに走ってはる。
みきさん、3回目。今日は、いつもとちがうデジカメを持ってきたので、失敗なし。
こんなところを走れるなんて、ぜいたくですね。
最後の柊野通学橋を折り返し南下しているとき、一般の方らしき人から声をかけられる。
「今、25kmほど?」
「はい。これで戻ったら30kmです。」
でも、一般の人にしたらいやにくわしいな。
「あれっ、なーんや。久保田さんですか。そんなきっちりした格好やったんで気がつきませんでした。どうしやはったんです?」
「今、仕事のかえりや。ほんまは走りたかったんやけどな・・・。」
瀧本さん、2回目。実は、瀧本さんの前任の出張所長はうちの兄でした。
藤村さん。いつお見かけしても、ものすごーくしんどそうな走り。ところが、「写真撮りまっせー」と言うと、急にシャキーン! ふしぎな方です。
私の30kmのゴールは、2時間48分40秒。3周目の10kmは、56分15秒。
あー、気持ち悪。3周とも56分台って、どうなっとるん。途中でいろいろしてることは、タイムには関係ないってゆうことか? フ・シ・ギ。
今回も、ほんとうに楽しく走らせていただきました。太田さん水戸さん矢瀧さんをはじめ多くのスタッフさん、お世話になりました。ありがとうございます。また、スケジュールが合えば、必ず参加させていただきます。
それにしても、大会運営側から見れば、参加者数はここらが限界では。もしもっと増えるようだと、何か対策をたてなければならないですね。
【お願い】 昨日、まきのブログ「にょんにっき」が更新しました。コメントの返事もようせんくせに、コメントが入るとうれしいみたいです。「拍手」というところの数も気にしています。よかったら、見たってください。私のブログのリンク集に入っています。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2009年04月30日(木)
第14回京都鴨川ゆっくりラン・続き [ランニング]
河村さんとしゃべりながら走っていると、私の「雑種犬センサー」が「ピピッ!」と反応。
河川敷の土手の上に、うちの「きく」のそっくりさん。
「あー、こら行かんなん。」
ずっといっしょにしゃべりながら来た河村さんは、私の突然のコースアウトになんのこっちゃ分からんかったでしょう。
このワンちゃんの写真を撮り損ねたら、一生悔いが残る。・・・って、たいそうか。
ファギーちゃん、メス、1歳半。
大阪で、1ぴきだけで捨てられていて、それを拾って京都で飼っておられるそうだ。だから、親犬がどんなかはまったく分からない。
「男の人がこわいらしくて・・・。」
「そうかー。ファギーちゃん、こわがらしてすまんなー。おっちゃんは、いっつもファギーちゃんによう似た犬にかまれとるから、かんでもええでー。」
残念ながらファギーちゃんは逃げ回っていた。
このファギーちゃんかまいで、何分使ったんやろう。
ただし、私の場合、これは「タイムロス」とは言いません。強いて言うなら「至福の時」でしょうか。
ただし、一つ困ったことがあった。
ファギーちゃんの飼い主さんに、「私のブログにファギーちゃんの写真載せますし、見てください。『京都キャロット』のホームページを見てくれはったら・・・。」とここまで言って、ハタと気がついた。
そういう時はいつも、必ずランシャツの「京都キャロット」の文字をしっかり見てもらっていた。そしたら、たいていの方が私のブログにたどり着いてくださっていた。
でも、最近はずっと「ランナーズ9の会」のユニフォームを着ている。これでは、「京都キャロット」と言っても印象が薄い。
ファギーちゃんの飼い主さん、「パオパオだより」にたどり着けるかなあ。なんか対策考えんとあかんなあ。やっぱ、名刺持って走るか。
実行委員長の太田さんは、今日もコースをパトロール。
これだけの人数になると、なにがしかのトラブルも出てきそう。しかし、気温がさほど上がらなかったのが幸いです。
私も、20kmが1時間52分25秒。2周目の10kmは、56分03秒。ファギーちゃんの飼い主さんとだいぶしゃべり、写真も3枚撮らせてもらった割にはええペースやないかーい。
これならもう1周、全部で30kmもだいじょぶそう。行ってまえー。
(注)まだまだ、続きます。
【お願い】 まきのブログ「にょんにっき」、久しぶりに更新しました。見てください。(このブログのリンク集からどうぞ)
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2009年04月29日(水)
第14回京都鴨川ゆっくりラン [ランニング]
「マラソン大会に、ネコちゃんの写真?」
そうなんです。私たちは、ネコちゃんがのんびり寝そべっている横を走らせてもらったんです。
10時、北大路橋南東河川敷をスタート。最初の折り返し(出町橋)から戻ってきたとき、道端にネコちゃん発見!
「ネコちゃんの写真撮らせてねー。」
「・・・」
「ボクとこのネコ?」
「うん。」
「ネコちゃんの名前は?」
「かんた。」
「ネコちゃんの歳はどれくらい?」
「知らん!」
私のブログは、マラソン系ブログに入ると思うが、犬猫系もがんばってます。
今日は付近の駐車場がいっぱいで、北山通りのパーキングに置き会場まで走った。1kmもアップしてしまった。あー、しんど。
会場についてビックリ。受付にすごい人だかり。水戸さんによると、「400人近くいくかも・・・。初めて参加してくれはる人が多いんやわ。」
「それやったら、先に着替えしてきますわ。受付はぎりぎりでもだいじょうぶですよね。」
「そやね。よう知ってくれてはるから、ぎりぎりでもええよ。」
今まで、この大会はずっと20kmを走っていた。
さて、今日は・・・。20kmをそこそこのタイムで走るか、30kmをゆっくり走るか。いろいろ考えたが、20kmをゆっくり走り、余裕があればもう10km走ることにした。とにかく4日後にフル(「マラソンに挑戦する会」・金沢)やから、大きなダメージを残さないこと。
まあ、ほんとにすごい人人人。
人数が多くて危ないと判断されたのか、子どもの多い3kmだけ1分前のスタートになった。
スタートの写真を撮ろうと待ち構えていると、矢瀧さんも撮ろうとしておられた。しかし・・・。
「藤井さーん、写真いっぱい撮っといてねー。私、このデジカメ、使い方わからへん。」
「まかしといてー。いっぱい撮っときますわー。」
いよいよ、スタート。
今日は気温はやや高めだが、カラッとしていて爽快だ。下流(南)に向かうときは、風が顔に当たって気持ちいい。
最初の折り返しが約9分。これは、キロ6分ペースですか。これはいいペースです。
もうちょっとで3kmやなあと思って走っていると、よくよく見慣れた母子連れ。小学生の娘さんは、走るのがつらいのか泣いていた。
おっちゃんは、こんなとき気分転換させられる芸の一つや二つは持っている。でも、ここはお母さんの腕の見せ所。へんなおせっかいはやめときました。
泣きながらお母さんといっしょにゴールしたレースは、きっと一生忘れへんでしょう。
本部前を通り過ぎたあたりで、女性ランナーから声をかけられた。
「日吉ダムマラソンでは、雨でたいへんだったでしょう。段ボール箱もぐちゃぐちゃになったでしょう。」と気づかってくださった。そのほかにもいっぱいしゃべらせてもらったのだが、サングラスをされているせいもあってどなたか分からない。まっ、いいか。あとで聞いてみよう。
対岸では恒例の「花咲かマラソン」開催中。
トップは、これも恒例、柿原貴次さん。2番手が井上郁さん、3番手吉田康彦さんであったと思う。
この大会も、年々小学生以下の参加が増えている。子どもが走っている姿は、見ているだけで元気がもらえます。
柊野通学橋を折り返し、本部前で1周10km。56分22秒。キロ5分40秒くらいのペースか。これなら30km走ってもだいじょうぶかな。
本部前を過ぎたあたりで、またランナーに話しかけられる。京都ランナーズの河村剛太さん。今まで一度もお話ししたことのなかった方だったが、ずいぶん話が弾んだ。
「ランナーズ9の会」のこと。ユニフォームの代金のことまで聞かれていたので、近々入会していただけるかも・・・。
「高校陸上部」のこと。河村さんはある高校の先生だが、その高校は陸上部に入る子が極めて少ない。しんどいことは嫌がる子が多いからか。しかし、今年は4人も入部したそうだ。(4人に「も」をつけなくてはならないところが、ちょっとさびしい。)
他にもいっぱい、出町橋を折り返して本部に戻ってくるまでの約3kmほどしゃべり続けていた。
人としゃべれるくらいの余裕があるペースで、長く走れればいいんでしょうね。
昔はランニング中に話しかけられたら、うっとうしくてスーと逃げて行ったのに・・・。今でも自分から話しかけることはめったにないが、話してかけていただいた方とは楽しくお話ができる。
私も成長したなー。(自画自賛)
(注)まだ、続きます。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2009年04月25日(土)
第10回岐阜〜根尾淡墨桜マラソン [ランニング]
「草もちエイドを語らずして淡墨桜マラソンを語るな」
私はそんな気持ちです。
この大会はいいところがいっぱいありますが、この「草もちエイド」は大会の花と言ってもいいと思っています。
去年も、この「草もちエイド」でどなたかの写真を撮らせてもらおうと思っていたのだがかなわず。今年こそと思って、エイドにたまっている女性を見回した。しかし、10人近くおられた女性ランナーはちょっと声がかけにくそうな方ばかりだった。
今年も無理かーと思ってそこからスタートしようとしたとき、ニコニコしながら草もちエイドにたどり着かれた方がおられた。
「この人ならだいじょうぶ」
「すいません。草もち食べておられるところ撮らせてもらっていいですか。」
「えー。」
「すんません。ブログに載せたいんで・・・。モデルになってください。」
「私でいいんですか。」
「もう、バッチリ。うち、ランニング用品店の京都キャロットっていうんです。今日、この写真をブログのトップに載せますので見てください。」
「ありがとうございます。」
「名前も出させてもらってもいいですか。」
「いいですよ。犬飼と言います。」
「名古屋市の犬飼さんですね。ありがとうございました。」
今年も、朝4時半起き。
去年とちがうところは、高速が片道1000円。日帰りで行ける所なら、2000円+ガソリン代だけですむ。
しかし、天気予報通りの雨。
前日にくしゃみをしたら鼻血噴出。飲みかけのコーヒーに飛び散るくらいの勢いだった。
なぜか、口中の歯が痛い。体調はかんばしくない。
「ランナーズ9の会」のユニフォームが見当たらんと思っていたら、先週ハーフを走った後そのまま塩漬け状態で放置、パリンパリンになっていた。
これはやめておいた方が・・・、なんて全然思いません。
私が選ぶマラソン大会ベスト1は、この大会か、「大阪城公園時間走」か、「マラソンに挑戦する会(金沢)」で迷っているところです。そんな大会なのに欠席するわけがない。
会場の長良川公園に着いたのは、7時過ぎ。
スタートの準備をしているランナーは、ほぼ全員が雨ガッパスタイル。気温がかなり下がる予報だったので、私も100円ショップの雨ガッパを着て走ることにした。
今日こそ、4時間たっぷりと「ランナーズ9の会」の宣伝ができると思っていたのに・・・。(寝る前にお湯で洗ってほしておいたら、出発のときには乾いていた。)
一応透明のカッパやから、誰か気づいてくれんかなー。
私がバスに荷物を預けた7時半ころ、もう第1グループがスタートしていった。少しでも早く温泉に入ろうという作戦なんかな。
去年ぐずぐずしていて最後尾のスタートになってしまったので、今年は7時50分スタートのグループに入れてもらった。
雨はしとしとではなく、本降り。
雨のせいで参加者が少ないかなと思ったら、去年より100人ほど申込者が増え、当日不参加もすごく少なかったらしい。(290人申込、250人参加)
5km過ぎくらいでしょうか、私の大好きなトンネルを通る。
「常盤トンネル ドリーム」
中に、近くの常盤小学校の子どもたちの壁画がいっぱいはってある。ここは、ゆっくり鑑賞しながら走るポイントです。
第1給水所(10.7km地点)である「岐阜市北西部体育館」に到着したのが、1時間21分くらい。去年が1時間20分なので、ほぼ同じ。ただ、去年は、京美人・伊藤千尋さんに先頭を引っ張ってもらって、6人グループでずっと走っていたので楽だった。今年は孤立した走りになってしまった。
キャップのひさしに当たる音で雨の強さが分かる。前からたたきつけるような雨。
しかし、今日は、ロングタイツに長ソデTシャツ、その上から「ランナーズ9の会」のランシャツ、さらにその上に100円ショップの雨ガッパ。寒さ対策は万全である。
第2給水所で、2時間23分。ここも、去年とくらべて2分遅れなだけである。
「ゆっくりゆっくりいいペース」を心がけていたのに・・・。誰かに後ろにピタッと付かれてしまった。
私はもともと人のそばを走るのがきらい。去年京美人さんに引っ張ってもらったときも、必ず5〜10m後ろを走っていた。
「若いのに、前走らんかい!」
と思ったが、どうもその気配がなく、仕方なしにペースアップしてしまった。ちょうど上り坂が続くところだったので、いい練習にはなったのだが・・・。
案の定、第3給水所(25.8km地点)は、3時間3分。去年より3分も早く到着してしまった。
でも、ここでほっこりできる「ミス草もちさん」とひと言ふた言会話。これで、すっかり元のペースに戻れました。ありがとうございました。
遅咲きの桜も、今日の風雨で吹き飛ばされるでしょう。
もちろん、ゴール地点の淡墨桜も花はまったく残っていない。
今年は、33kmのゴールが4時間2分。去年より7分多くかかった。ただ、初めから4時間以上かけて走ろうと思っていたので、これで上出来です。これくらいで抑えておけば、翌日の10kmレース(日吉ダムマラソン)も、そこそこで走れるはず。
ゴール後、送迎バスでうすずみ温泉へ。
ゆっくりお湯につかったあとに、お弁当。出来上がったばかりのゴール写真を見ながら、今日半日を振り返る。こりゃ、なんとも言えんねー。
来年は、ひとりじゃなく、誰か知り合いといっしょに出たいなあー。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
【 過去の記事へ 】