2021年01月16日(土)
菌交代現象 [病院]
◎AMR臨床リファレンスセンターホームページ―より
薬剤耐性菌について
どのように耐性化するのか
(前半部分略)
そもそもすべての細菌が病気を引き起こすわけではなく、また人間には非常に数多くの細菌が住み着いているのですが、お互いにバランスを保ち、病気をひき起こすことなく一つの社会を形成しています(これをマイクロバイオームといいます)。
その中で、耐性を獲得しようとする細菌は、自分が持っている本来の能力を一部変化させることにエネルギーを費やすため、細々と生きていることが多いのです。ほかに多数派の細菌が活躍している場合には、少数派の細々とした活動は目立ちにくい、つまりそのような少数派の細々とした細菌の活動が、私たちの体にすぐに病気を起こすわけではないのです。
しかし、多数派がある日突然なくなってしまったらどうでしょうか。この「多数派が突然なくなる」という状況が、「抗菌薬投与」なのです。多数派の細菌には、抗菌薬が効きます。抗菌薬投与により大多数の細菌がやられてしまうと、抗菌薬に対する耐性を得ていた少数派の細菌は、のびのびとどんどん増えることができるようになります。 このように、抗菌薬の投与により抗菌薬の効く菌が減少し、耐性菌が増殖しやすくなる状態を、専門用語で「選択圧がかかる」といいます。
ここで大切なのは、投与される抗菌薬がどのくらいいろいろな菌に効果があるかと、どのくらいの量が投与されるかです。抗菌薬がいろいろな菌に効けば効くほど、耐性菌の活躍を抑えてくれる菌がいなくなってしまいます。幅広い菌に効く抗菌薬は一見優れているようにみえますが、ときに必要な菌たちも殺してしまうのです。
また、例えば5日間飲むべき抗菌薬をよくなったから1日でやめてしまった、本当は1日3回飲まなければいけない抗菌薬を1回でやめてしまったなど、抗菌薬が中途半端に効いた状態になると、さらなる問題が起こります。しっかり使っていればやっつけられていたはずの耐性菌が生き残り(耐性菌の中には全く薬が効かない菌だけでなく、十分な量を使えば倒せるものもいるのです)、薬に弱い菌だけがいなくなるという、「耐性菌に甘く、耐性をもたない菌に厳しい」環境が体にできあがります。
「幅広い菌に効く抗菌薬」を「不十分な量や期間」服用することがいかに薬剤耐性菌にとってよいことか、想像に難くないのではないでしょうか。
このようにして、薬剤耐性菌は発生し、ときに体を飛び越えて人から人へ、また、人から環境へと拡散していきます。
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24時間バイトからの朝帰り→お茶漬けサラサラとコーヒー→バス・地下鉄を乗り継いで四条烏丸へ。
きくちゃんには会えないかもと思っていたが、出かける5分前くらいにヨメさんが下してきてくれた。相変わらず昼夜逆転で、ヨメさんはほとんど寝られなかったみたい。
「梶田泌尿器科クリニック」には、先週の土曜日に初めて診てもらった。その時に処方していただいた薬を飲むと、翌日ぐらいから熱が下がり、オシッコもよく出るようになった。
ところが、おとついの夜くらいからまたオシッコの具合が悪くなってきた。1時間ごとくらいにトイレに行き、ほとんど出ない状態。あらまー。
そして昨日、夕方から37.5℃の熱。すぐ熱が上がる私にとっては大したことではなかったが、5日間ほど36.5℃と安定していたのでショックだった。
今日が診察予約日でよかった。
採尿のあと診察室へ。
先生がちょっと困っておられる表情。
「緑膿菌は抑え込めたんですが、別の菌が増殖しています。菌交代現象と言うのですが・・・。」
「(菌、交代すんなよ! おとなししとけよ!)」
ほんとうに、「あーあ」と言う感じ。
結局、抗生剤の種類を変えてしばらく様子を見るということになった。今日もらったのは、ボスミシン錠500mg(細菌による感染症の治療に用いる)、デュタステリドカプセル0.5mg(前立腺疾患の治療に用いる)、シロドシンOD錠4mg(前立腺肥大症によって生じる排尿障害を治す薬)。
これでよくなって行くといいんですが。
来週は患部のCTも撮ってくださるそうなので、よい方向に向かうように祈りましょう。
クリニックのお向かいの工事現場には、わが社のガードマン。(正式に退社していないので、私はまだメンバーとして残っているはず。)
ガードマンのトイレ休憩は、だいたい1時間半ごと。今の私の状態ではとても務まらない。第一、あんな寒いとこや暑いとこに1日中立っている仕事はもう無理。
歳とったら、働けるところがどんどん少なくなっていく。こんな病院のお世話にばっかりなっている私、この先だいじようぶなんでしょうか。
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【今日のきくみー】
今日も田んぼへ。
西日が当たって暖かい。
こんなところでも狭いところを見つけて、上手に挟まっています。
機嫌よく、いくらでも歩く。
「お尻ペッタンになったら帰るしな」と言ったら、全然ペッタンにならない。
20分ほど歩き続けて、初めてお尻ペッタン。
きくはまだ帰りたくなさそうにも見えた。
「きくちゃん、踏切内でペッタンはあかんど。ひかれるし。」
そのあと引っ張ってもついてこないと思ったら、「こけたまま寝とるがなー。」
きくちゃんとのお散歩は、楽しいことがいーっぱい。
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【RUN】
「走るから、いつまでも治らへんねん」とヨメさんが言う。
「1kmのウォーキングくらいにしとき。」
私にとって1kmのウォーキングは、退院後に初めて動き出すときの目標です。
本当に走るのが体に悪いのならやめるが、今までどの医師も「体に大きな負担にならないようなら、運動はした方がいい」と言ってもらっていた。
バッカじゃないんやから、熱があったり痛いとこがあったりしたら走れますかいな。
自分の体の状態に合わせた強度の運動くらい、分かってるつもりですけど。
今日は4時半スタート。
昨日ちょっと熱が上がったので、3kmだけにしといた。
昨日は、京都精華大生殺人事件から14年目の日だったようだ。
犯人はまだ見つかっていない。
バスが通るまあまあにぎやかな通りで起こった事件なのに、目撃者が少なすぎますね。
今日もアルちゃんに遭遇。
ラッキー。
3km、21分18秒。キロ7分06秒ペース。
この程度なら、本当に体への負担は少ないと思う。
「ちょっとは走った」という満足感もあるし。
町内猫パトロールでは、黒猫ちゃん1ぴき。
「オッサンは黒猫ちゃん大好きやで―。もっと近くで写真撮らせてーなー」と言ったが、逃げられてしまった。
残念!
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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