2021年01月11日(月)
小野郷ラン [ランニング]
せんど泣いてきた。
今日は母・俊子の命日。あれからちょうど30年。
今年は、母の実家がある北区小野郷に行こうと決めていた。家が残っているだけでもう誰もいないのだが。
母は7人きょうだいの第一子。そのあとの6人はすべて男子。たぶん、頼りになるねえちゃんだったんでしょうね。
実家に着き、まずはお墓へ。
だいたいの場所は覚えていたが、なんせ55年ぶりくらい。なんとかたどり着くことができたが、次は田村家の墓が見つかるか。
しかし案じることはなかった。お墓の一番前の目立つところに、田村家の墓はあった。
そして確認のために墓石の横を見てみた。
「昭和三十八年六月 田村勉、毅、・・・俊子 建立」
「あっ、おかちゃんの名前が・・・。」
まったく予想もしてなかったことなので、じわじわーと涙が出てきた。ここまでわざわざ来た値打ちがあった。(第一子なのに末尾というのがちょっとと思ったが。)
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午後3時半ごろ出発。
家から、鷹峯→京見峠→杉坂を通って小野郷へ。
約18km、車で30分。
母の実家・田村家は、小野郷小中学校に渡る橋から北へ2軒目。もう誰も住んでいないので、かなり痛んでいる印象。
表札は、ずいぶん前に亡くなった祖父(母の父)の「田村樫次郎」。
私が高校生くらいの時に亡くなったと思う。゜
空き地に車を置かせてもらい、まずは田村家のお墓参り。
学校の横の道を奥に入ったところにあったはず・・・。ありました。
田村家の墓は・・・、一番前の目立つところ。
どなたかがミカンなどをお供えしてくださっていた。
念のために墓石の横を確認。
7きょうだいの名前がずらり。
「勉、毅、進、修、勲、登、俊子」
母の名・俊子をこんなところで見つけられるなんて。
本当に来てよかった。
7名中4名がすでに故人となっている。(いや、私が知らないだけでもっとかも。)
どなたがお供えしてくださったんでしょう。小野郷内にもう一軒田村があり、そこは親戚なのでそこの方でしょうか。
お墓前からラン開始。
小野郷を一周するつもり。
まずは学校前を通り、国道162号線へ。
国道に沿って南下する川は清滝川。
「凍ってる!」
国道に出て400mも行かないとこで民家が切れた。
もうちょっとだけ行ってみる。
もうここが小野郷の南の端みたい。
ここで折り返して北上。
上りになるとちょっとしんどい。
歩道もないので、スピードを出している車には要注意。
学校前には郵便局もある。
今日は祝日でお休みですけど。
学校は休校中のため、中には入れないようにしてある。
田村家前に戻って1.2km。
ここから坂がきつくなる。
駐在所前通過。
六地蔵前通過。
これが、「若狭まで山が続いている」と言われた日下部屋敷。
私もこの話をパクッて、「うちの山は若狭まで続いている」と大ボラをついていた。それにまんまとだまされたのがますみさんという説も・・・。
ここらが北の端かと思ったら、まだ少し先にちらっと家が見えていた。
国道から少し右に入る道に、数軒のおうちがあった。
上り切ったところで記念写真。
下の寒暖計は1℃だった。
折り返して、あとはずっと下り。
ここで2.1kmほどだったので、田村家から小野郷の北の端まで900mくらいか。
国道162号線に戻る。
なんかあっという間に元に戻った。
田村家前でちょうど3km。
ちょっと物足りんので、大森側に少し足を延ばすことにした。
小野郷の名所、岩戸落葉神社。
私が小さい時、小野に来れば必ずここに遊びに来ていた。
神社の向かいは北区役所の出張所。
祝日なので、ここもお休みです。
もう少し進むと、すごく立派なお寺があった。
1km進んだところで折り返し。
この先はしばらく人家がなさそうだった。
寒すぎて、あちこち氷が張っていた。
田村家到着、5km、40分。
小野郷は別所よりずっと広いと思い込んでいたが、ほぼ同じくらい。走ってみてよく分かった。(南北に約1.4kmの谷。)
18歳(?)まで母が暮らしていた小野郷。(その後、久多小学校で2年、別所小学校で2年教師として勤務し、父・善一と結婚。)
その小野郷をぐるっと回って、ちょっとは母の弔いになったでしょうか。
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【今日のきく】
お昼過ぎ、また家の前の小さな公園へ。
最近では一番暖かかった。
歩き疲れてペタンとなっても、冷たくない。
家の中にいるより健康的でいい。
また何か思い出したように立ち上がり、ウロウロ。
街灯下の砂のところに、たくさん足あとを付けてきた。
そしてまたペタン。
きくの背中はソーラー蓄熱機のよう。
黒光りの部分が、太陽光を吸収してますよ〜ん。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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