2015年04月03日(金)
地蔵さんは地獄から助け出してくれるらしい [ガードマン]
今日で醍醐寺は4日目。
明日から本業の「京都キャロット」の仕事があるので、ここで一区切り。
私が4日間警備させていただいたのは、春の特別拝観として公開されていた霊宝館の仏像棟。この中には18体の仏像がある。
メインは、入り口正面に設置されている十一面千手観音。しかし、左回りに見て回ると最後に見ることになる地蔵菩薩立像も人気があった。なんといっても靴を履いたお地蔵さん。このお地蔵さんは「田植え地蔵」とも言われるそうだ。
私は、地蔵さんは子どもを守ってくれる仏様だとばかり思っていた。ところが、拝観にこられていた方が奥様に説明しておられた。
「地蔵さんはな、地獄に落ちて苦しんでる人を助けてくれるんや。たいがいのことは堪忍してもらえるらしい。そやから、人をいっぱい殺した戦国の武将とかが地蔵信仰にのめりこんだそうや。」
私の背中からそんな話が聞こえてきた。そうか、そうやったんか。知らんかったなあ。
そのほかにも、この4日間でいろいろなことが分かった。千手観音の手は42本で、合掌している手をのぞいた40本×25世界で1000手と数えるとか。秀吉が初めて桜の花見をした人らしいとか・・・。
来週はもう特別拝観は終わっているので、またさすらいのガードマンになるんでしょうね。
ちなみに私のお気に入りは大威徳明王。
◇ ◇ ◇
◎ブログ「archaic仏」より
「大威徳明王」の梵名は「ヤーマーンタカ」
「ヤーマーン」というのは、かの黄泉の国の王「閻魔大王」のこと、そして、 「ヤーマーンタカ」で「冥王ヤーマーンを下す者」という程の意味です。
ですから、「降閻魔尊」という別名もあります。
んだか、天部や明王って、降したり…降されたり…、仲が悪いですよね。
始終けんかしているかのようです。
まぁ、元ネタがインド神話ですからね。仕方ないんですが…。
※因みに、未確認ですが、「ヤーマーンタカ」とはシヴァの別名でもあるよう です。
さて、話がそれました…。
他の明王はみんな立ってるんですがね…なぜか「大威徳明王」だけ座っているんですよ。(不動は座っている事が多いけど。)
しかも、足の数も一番多いのに…。
六本足ですよ。
多分、足の数が歩きにくいんじゃないかという気もします。
そのため、六足明王という別名もあります。
ともかく、変化仏は多いといっても、六本足はこの「大威徳明王」だけです。
また、…顔も六面です。
六面尊という別名もあるようです。
ついでに…手も六本。
いちおう、それぞれに意味はあるらしいのですが…。
書きません。きっぱり!
というか、実は本によって、結構バラバラなんでよくらんのです。
スパッと一つの意味に絞ってもらった方が、却って覚えやすい気がします。
□これはオススメの醍醐寺の牛
キュートなお目々が可愛らしい…。
牛: 僕のうえに、何か、変なモノが乗っているの?
何だろう?
…ってんな具合です。(マンガ、ワンピースに出てきそうな顔)
◇ ◇ ◇
私はきくちゃんに見えましたけど・・・。
ここ「仏像棟」は、桜の季節に10日間、紅葉の季節に10日間特別拝観になるだけ。次に見られるのは紅葉の季節ですね。
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【RUN】
バイトから帰って、何とか5km。
小雨だったが気温は15℃以上あった模様。
25分台で走っておきたいと思ったが、それを上回る24分39秒。
いい感じ。
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【今日のきく】
夜、コンビニまで私とヨメさんの2人ひき。
きくは大喜び。
ヨメさんがグイグイ引っ張っていっても、「オッサン待ったらなあかん」と何回も振り向いてくれる心優しいきくでした。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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