2015年02月15日(日)
京都マラソンゴール会場警備 [ガードマン]
お仕事中に写真など撮ってもらっている場合じゃないんですが、京都走ろう会の岩田徹さんが撮ってあげるとおっしゃるもんですから・・・。(ウソです。私が「撮ってください」とお願いしました。これがばれたらクビでしょうか。)
昨日、ホテルの工事現場監督から言われた。
「明日は日曜やけど、仕上げの時期が迫ってるので工事がある。監督に来てくれるんやろうね。」
「いや、あのー、明日はマラソンの警備に行くように言われてるんですけど・・・。」
「それは困るなあ・・・。」
私の前にこられていた方は、京都マラソン警備の班長さんだ。これはどう考えても、私がもう1日ホテルのほうへ回される可能性が高い。半分あきらめかけていたが、本部長さんに電話すると「こちらで何とかします。藤井さんは『みやこめっせ』に行ってください。」
「やったー!」
これがしたくてガードマンのアルバイトに応募したようなものだったので、こう言っていただいて本当にほっとした。
朝7時20分、自転車で自宅を出発。「みやこめっせ」には7時51分着。8時からと言われていたので、ちょっとギリギリだった。
私は1階西出入口付近の警備。おっちゃん3名+女子大学生2名の班。私のお気に入りの「アチャー」Aさんはお休みだったが、「雪のように白い天然ボケ」の北海道出身のSさんと同じ班。大学2年なので、真樹と同い年。
「藤井さんは館内警備ですので、コートは脱いで行ってください。」
「ラッキー! 館内は暖房効いてるし、ぬくぬくやん」と思ったら大まちがい。出入口の二重扉の中間。もちろん暖房は効いてないし、人が通ると扉は開けっ放しで寒風ぴゅーぴゅー。
「ここは館内じゃなく館外とおんなじじゃー!」
絶対に風邪ひくと思ったが、他の警備員さんを見ていると細かく動いておられる。私はどちらかと言うと仁王立ちタイプだが、他の方に習って細かく動くことにした。すると、寒さがましになったような気がした。
「みやこめっせ」の裏が荷物引渡し場所。
この野ざらし、雨降ったらどうするんでしょう。
それぞれ交替で食べるお昼はカレー。私は年寄りのせいか早番にしてもらった。このカレー代は給料から天引きなんですよね。
さて、次々ゴールされるランナーの中に知っている人は・・・。
結論から言いますと、何人か見つけ、声をかけるとみな大ビビリ。
「なんで、ガードマンが私の名前知ってんの?」という感じ。
一番は橋本猛志さん。
何かの手違いでスタートがHブロック。橋本さんの持ちタイムなら文句なくAブロック。
「スタート地点まで行くのに時間がかかり、そのあとも前が詰まって抜けず、けっきょく2時間51分もかかりました。ゴールで泣いてました。」
次は平井琴加さん。
「ことかさん」と呼びかけると、目を丸くして驚いておられた。これでないとね。
「3位になりました」と喜んでおられた。おめでとうございます。
その次は外峯陽子さん。
「そとみねさん」と呼ぶと、こちらは怪訝な顔。一瞬誰だか分からなかったようだ。
「どうしたんですかー。」
「ガードマンのアルバイトしてんねん。」
「すごい!」
外峯さんはそう言って、私の横に並んで敬礼。楽しんでいただけたようです。
「コースベストが出ました」と喜んでおられた。
次は、真っ黒ワンちゃんを飼っておられる桜井さん。
桜井さんだけは、お互いに目線が合い、「あー」という感じ。
私の1歳下の桜井さんは、3時間31分。この年齢でサブ3.5にあと一歩とはすごい。そうとう走り込んでおられるようですね。
山中教授。
「山中先生、お疲れ様でした」と声をかけさせていただくと、「ありがとうございました。」
猫ひろしさん。
「猫さん、お疲れ様でした。」
「にゃー!」
次に、ブログ「マラソンにはまった!!!」のタカッチさんの奥さん。
本名で呼びかけようと思ったが半分思い出せない。
「いし・・・」、これで振り向いてくださった。
タカッチさんは、走るどころか歩くのも大変なくらい腰が痛いらしい。「走りすぎですよね。」
ゴール関門の3時も過ぎ、3時45分ころだったでしょうか、岩田徹さんが通過。
「いわたさん、いわたさん。」
岩田さんもすごくビックリされていた。
「今、ガードマンのアルバイトしてますねん。岩田さんやったら頼みやすいし、私の写真お願いしますわ。」
「はいはい。」
さすが、京都走ろう会の広報を担当されている岩田さん。写真も撮りなれておられる。「ちょっとすんまんませんな」と言って、一瞬人通りが途切れたときにすばやく撮ってくださった。
いい写真を撮ってもらったので、お返しで岩田さんの写真も撮らせてもらった。
「京都走ろう会から10人以上出てますけど、私がビリやと思いますわ。」
5時間20分台とおっしゃっていたので、関門までまだ30分以上あるじゃないですか。立派立派。
私から一番近い館内で、館内案内のボランティアをされていた青山さん。館内以外のことも聞かれていて難儀されていた。
「分からないことがあったら、全部こちらにふってください」と言うとすごく喜んでくださった。
よく聞くと、青山さんは名古屋から来られたボランティア。京都のことを聞かれても答えられるはずがない。
「本当に何でもよく知っておられますねえ。助かります。さっきあなたの代わりに来られていたガードマンさんは、聞いても何も分からないとおっしゃって・・・。」
そらしゃーない。彼は大学生やから他府県人です。
青山さんにほめていただいて、なおさら私の案内ぶりに磨きがかかった。
「できる限り帰って来たランナーに『お疲れ様でした』と言おう」という方針だったので、私も言いまくった。早く帰って来たランナーはほとんど反応なし。しかし、あとのほうになるほど「ありがとうございました」という反応。そう言ってもらえると、こちらもうれしい。
仕事内容は昨日のホテルとほとんど変わらないのだが、今日は全然疲れていない。やっぱり「やりがい」って大事です。こんな楽しい仕事なら、何日か続いても全然平気なんですが・・・。
帰りは深泥池からの急な上り坂ではなく、それを迂回するS字坂を上がった。すると、かわいいワンちゃん散歩中。
「ちーちゃん・メス・6歳」
「ちーちゃん」と呼ぶと、愛想よく近づいて来てくれた。
「ひと(他人)には愛想いいんですけど、私のゆうことは全然聞かないんです」とのこと。
でも、うちのきくなんかひとにも愛想悪いし、飼い主のゆうことも聞かへんし・・・、「最悪!」 でも、顔はめちゃくちゃかわいいんですよねえ。
-------------------------------------------------------------------------------------
【RUN】
自転車こぎこぎ家に着いたのは5時20分。急いで着替えて走りに出た。
迷わず江文峠へ。ここが私のホームコース。
自転車で帰って来た分がウォーミングアップになっているので、いきなり走ってもだいじょうぶでしょう。
途中から真っ暗になり、街灯の少ない江文峠への上り坂はこわかった。江文峠の前で写真を撮ったのだが、後ろには何も写っていなかった。
GPS腕時計では7.68kmになっていたが、初めの1kmがおかしかったので7.48kmくらいでしょうか。44分55秒はまちがいなし。仕事から帰ってすぐ走った割にはまあまあです。
帰りも快調。
7.38km、40分59秒。
トータルで約14.9km、1時間25分54秒。
早く帰れた日は、何も考えずすぐに着替えて走りに出る。そういうクセをつけないとダメですね。
-------------------------------------------------------------------------------------
【今日のきく】
散歩中、すぐ草を食べたがる。
でも、ヨメさんから「絶対に食べさせたらダメ!」と言われている。農薬がかかっていたらえらいことになるらしい。それは分かっているんですが、きくが食べたがってねえ・・・。
どこかに安全な「犬草」はないもんですか。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
トラックバック
トラックバックURL
http://blog.kyoto-carrot.com/tb.php?ID=2777