2014年08月27日(水)
第56回勝手に国労応援ラン [ランニング]
◎朝日新聞2008年3月15日
入試問題に影響? 湖西線「西大津」改め「大津京」駅
「大津宮(おおつのみや)」か「大津京(おおつきょう)」か――。15日のJR西日本ダイヤ改定で、大津市内にある湖西線「西大津駅」が「大津京駅」に改称されるのを機に、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ=天智天皇)が667年に造営したとされる都の名称論争が起きている。改称は市がJRに要請して実現したが、本格的な古代都市は見つかっていないのになぜ、「京」と呼べるのか、と学者や市民団体から異論が出ているからだ。歴史用語をめぐる騒動は、教育現場も巻き込みそうだ。
●宮と京が混在
西大津駅から徒歩約10分の閑静な住宅街に、7世紀ごろの遺跡が点在する。中大兄皇子が即位した宮殿の跡とされる近江大津宮錦織(にしこおり)遺跡で、74年に滋賀県教委の埋蔵文化財技師だった林博通・同県立大学教授(62)が、内裏の南門跡とみられる巨大な柱穴を見つけたのをきっかけに宮の存在が徐々に明らかになった。
学術的には、天皇が政務を行う中核部を「宮」と呼び、「京」は、律令制に基づいて宮殿を中心に碁盤目状に区画された都市全体を指す。大津から本格的な都市遺構は見つかっておらず、最初の「京」は694年の藤原京とするのが定説だ。
その一方、同遺跡周辺では、マンションや「緑地」の名称などに「大津京」が定着している。
●百家争鳴
「文化の薫り高いまちづくりに役立てたい」。地元住民らが「駅名を大津京に」と署名活動を始めたのは00年。市側も背中を押される形でJRに駅名変更を要請し、昨年9月、変更が決まった。
市などが大津京のよりどころにするのは、林教授が持論とする日本書紀などの記述だ。林教授は日本書紀に「近江京」の名前があるほか、藤原京以前の記述にも「倭京」「京内」の文字が出てくることから、本格的な都市でなくても当時は「京」という言葉を使っていた、と主張。藤原京を基準に、それ以前を「第1段階の京」、以降を「第2段階の京」とし、大津京は第1段階の京に位置づける。
これに対し、山尾幸久・立命館大学名誉教授(日本古代史)は「京というのは、中国の唐を手本にした律令国家の完成以前にはあり得ない。大津京と呼ぶのは、100年を超す歴史研究を無視したものだ」と説く。日本書紀の記述については「律令政治の下で造営された『京(きょう)』と、単に都を意味する『京(みやこ)』を混同しているだけだ」。
市民団体「皇子山を守る会」は駅名再検討を市に要望。別の市民団体の代表らは先月、「存在しない歴史的な名前を使うことは、観光・文化行政の信頼を失墜させる」として、変更にかかった費用をJRから返還させることなどを市に求める監査請求をした。
●受験に影響も?
名称論争は日本史教育にも影響を及ぼしかねない。「大津宮→飛鳥浄御原宮(あすかきよみはらのみや)→藤原京→平城京……」といった古代史の遷都順は、大学入試での頻出問題の一つ。筆記試験で「大津京」と答えたら、どうなるのか。「間違い、と判断されるでしょう」と大津市内の私立高校社会科教諭。
滋賀県立膳所高校で日本史を教える池田敏之教諭は「西大津駅を利用する生徒も多く、大津京駅になれば混乱する子もいるのでは」と戸惑う。
----------------------------------------------------------------------------------
だんだん遠くに出かけるのがおっくうになってきた。しかし、まだ湖西線の沿線は走っていない。JR山科駅から大津京駅間は道がややこしいので省略。今日は大津京駅をスタートすることにした。
大津京駅と言えば、元々は西大津駅と呼ばれていたところ。それが6年前に名前が変わってしまった。そのときに「大津京論争」があったことをおぼえている。
結論から言うと、「大津宮」はあったが「大津京」はなかった。JRは、歴史上存在しない「大津京」を堂々と駅名に採用したのである。これも民営化のなせるワザでしょうか。
駅裏の駐車場に車を入れ、10時15分ころ駅前をスタート。
今日は晴れたり曇ったりで、ここ最近では一番涼しかったかもしれない。
国道161号線をしばらく走ると、湖畔側に「大津自衛隊」。
中をのぞくと、銃を担いだ障害走訓練をされていた。
各障害物の横には、教官らしき方がチェック表をつけておられた。また、タイムを計っている方や、「もっと声を出して!」と叱咤されている方もあった。
これを見て、いいことを思いついた。
自衛隊主催で障害走大会をやってもらえないだろうか。普通に走るのにあきてきたランナーは、今はトレイルランなどに流れている。自衛隊がやっているのと同じような障害走をさせてもらえたら、応募者はかなりいそうな気がする。
障害走の最後が、銃を構えて標的(敵国人)を狙うのはやりたくないけれど・・・。
まあ、「仕事」で走っていたら速くもなるでしょうね。
自衛隊員が上位を独占していた大会では、「市民マラソン大会にプロは出るな」とコメントしていたランナーもいましたね。
びわ湖を見ながらゆったりと、キロ6分半くらいのペースで。
国道161号線から西にかなり入り、唐崎駅到着。
4.5km、約29分。
こじんまりとした駅だった。
国道に戻るのが大変そうだったので、そのまま線路沿いに北上。
高架線路の下にはたくさんのお地蔵さん。
もちろん拝んでいきました。
比叡山坂本駅到着。
7km、46分。
ここは、前のバス停が木造で立派に見えた。
歴史のある地域なので、いつかゆっくり散策してみたい。
この先から線路沿いには走れなくなり、ちょっと遠回りして元の国道161号線へ。
過去に一世風靡した「おごと」。
今はひっそりしてるんでしょうね。
なかなか「おごと温泉」駅に着かず、不安になって信号待ちの方に尋ねてみた。すると、他人である男女お二人が同時に指をさして「あっちです」と教えてくださった。これだけでも滋賀県のイメージアップです。
教えていただいたとおりに進んで、無事「おごと温泉」駅に到着。
11.5km、1時間16分35秒。
1日で走るには、これくらいがちょうどいい。
「もう帰ろっと。」
足湯もあったのでつけてみたかったが、こんなくさい足はつけたらあきません。
滋賀県はちょっと高いところに上がると、きれいなびわ湖が見える。
老後の住まいとしてはいいかも。
帰りはいつもの「ぜいたくなJRの旅」。
駅3つ分なので、すぐに着いてしまいましたけど・・・。
さて、本家元国労・中野勇人さんは・・・。
ツイッターは7月28日以来、ブログにいたっては5月20日以来更新なし。
「もうちょっとがんばらなあかんのとちゃう?」
------------------------------------------------------------------------------------
【今日のきく】
「こうじさん、きくちゃんの写真撮ってー。」
「なんでいそいでんの?」
「つけまが・・・。」
「もうとれとるがな。」
引っ付き虫が顔について、「つけまつげ」みたいになっていたそうな。
それは、取れてしまって残念!
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
トラックバック
トラックバックURL
http://blog.kyoto-carrot.com/tb.php?ID=2594