2014年06月16日(月)
「富士山頂」はうまい! [雑用]
毎年恒例、西湖ロードレースのおみやげと言えば富士山のお菓子。持って行くのはうちのいなか。
「こうじさん、勘違いしたらあかんで。本来の目的は、父の日のプレゼントとしておじいさんに持っていってたんやから」とヨメさんが言う。
「そうやったっけ・・・。」
私は正直に言って、おじいさん(父)のことは忘れかけていた。それよりも、持って行くたんびに大喜びしてくれはる小谷屋のおばさんの印象が大きい。
ここ何年かは「田子の月」さんに行けてなかったが、今年は「富士山頂」を初めおいしいお菓子がいっぱい買えた。
まずは小谷屋。
これは父の家より手前にあるから。小谷屋のおばさんを優先しているわけではない。ほんとにそれだけのこと。
「こんにちはー、おばさん、いやはりませんかー。」
返事なし。仕方ないので、父の家へ。
ところがどっこい、父も留守。兄に送ってもらい、町の歯医者に行ったらしい。それで、兄嫁さんにおみやげを渡しておいた。
「小谷屋のおばさん留守やったんやけど、今日ってなんにもあらへんでしょう。」
「ひょっとしたらデイサービスに行ってはるのかも・・・。」
うちのいなかのお年寄りは、みんな週2回のデイサービスに行っておられるらしい。
うちのいなかの家の裏にある「花友・はなせ」へ。
「小谷屋のおばさん、来てはりませんか。」
「はい、おられます。どちらさまですか。」
「こうじって言ってもらったら、分かると思います。」
奥でのやりとり。
「こうじさんという方が来られていますが・・・。」
「ああ、こうじさん。」
「そら、だれやね」とお仲間から。
「善一さんとこの息子や。」
「はー、そうかいな。」
小谷屋のおばさんは、言わずとも私の用件を分かった様子で出てこられた。
「いっつもすいませんなあ。」
「いやいや、6月に仕事で富士山に行ったら、小谷屋のおばさんを思い出すちゅうことになっとるんですわ。」
「ははー、そうかー。それはありがたいことやわ。」
小谷屋のおばさんは気を使ってくださり、山椒の炊いたんをくださった。
「おばさん、来年の6月にまたおみやげもって来まっさー。」
「こうじさんも体に気をつけてなー。」
そういや、何年か前に初めて小谷屋のおばさんにおみやげを持って行ったのは、私の同級生のヨリちゃんの動向が知りたかったから。
「ヨリサダはあかんわ。電話しても出えへんにゃわ。」
ヨリちゃんよー、たまにはおかちゃんに電話とかしたれよー。
「富士山頂はうまい!」と言いつつ、最近人にあげるばっかりで全然食べていない私でした。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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