2008年10月15日(水)
第12回京都鴨川ゆっくりラン・おまけ [ランニング]
ゴール後、すごく気になったことがあったので、矢瀧さんに聞いてみた。
「あのー、すごいでっかいぼうしかぶって走ってはる女の人いやはりますやん。あの人、写真撮らしてくれはりますかね。」
「さあ、どうかなあ。でも、あの人ね、ここで初フル完走しやはったんよ。」
「へー、そうなんですか。あの人、毎回来てはりますよね。前から、気になって気になって。めっちゃ、かっこいいですよね。京都の人ですか。」
「そう、西の方の人みたいよ。写真撮ってもいいですかって、聞いてみたら。」
よっしゃー。待ち伏せして、並走。
「すんませーん。写真撮らせてもらっていいですか。」
「えー、かなんわー、はずかしい。」
「あのー、めっちゃかっこいいし、私のブログにお写真載せたいんですけど・・・。」
「何がかっこいいもんですかー。かっこ悪い。日に焼けんのがかなんから、こんなかっこうしてますねん。」
「お名前教えていただけますか?」
「そんなん、あきません。」
お名前公開はNG。でも、写真はいいでしょう。
私が、心の底からかっこいいと思っている事が、きちっと伝わったでしょうか。私は、オリジナリティーを持っている人が大好きです。(この重装備でフルに挑戦はすごい。)
矢瀧さんは、数少ない私と同い年の女性ランナー。最近は走ってられるところはお見かけしませんが、今や「ゆっくりラン」の顔と言ってもいいですね。この大会で、矢瀧さんとお話できるのも楽しみです。同い年ということだけで、すごく親しみがわきます。
残念ながら、次回の12/23は万博クロスカントリーの出張販売と重なり、「ゆっくりラン」には参加できません。4回連続参加させてもらっていたのにねえ。
そういえば、太田さんが、「ゆっくりラン」の日を決めるのに苦労したとおっしゃていた。
第1、第3日曜は京都走ろう会、第2、第4日曜は京都ランナーズ。それにぶつからんようにするには、祝日しかない。それで、春は昭和の日(4/29)、夏はお休み、秋は体育の日(10月第2月曜)、冬は天皇誕生日(12/23)に決定したということだ。
ああ見えて、けっこういろんなところに気を使っておられる。
この写真は、出さないほうがよかったかな。
いつも私を見つけては声をかけてくださる○○さんです。今日は、ヒザの調子がよくなく、後半はとぼとぼと歩いておられました。
いつも楽しそうに走っておられるのに、今日はちょっとつらそう。無神経にカメラを向けて、ごめんなさい。でも、何も下を向くことありませんって。鴨川のそよ風を胸いっぱいに吸って、気持ちよく前に進みましょうよ。
ゴールした時、荷物置き場のあたりをぐるっと見回してみたが、水野さんがいない。私より先行していたので、20kmでやめたのなら、このあたりにいるはず。ということは、まだ走っとんのかい。昨日、御所2周8.2km走ってんのに、今日またなんぼ走る気なんやろ。
とボーとしていると、私の少し後ろを走っていた松田発世さんがゴール。
私に向かって、いきなり、「外峯さん、よかったね。」
京都ランナーズ会員のあいさつは、一週間前から、「こんにちは」ではなく、「外峯さん、よかったね。」になっています。(外峯陽子さんは、福井マラソンハーフで、大阪国際女子マラソンの出場資格をクリア。)
「ほんま、よかった。松田さん、応援のためにだけ、福井まで行かはったんでしょう。すごいですやん。」
「外峯さんの一生懸命な姿見てたら、いてもたってもいられんようになってね・・・。」
「そんなんもあって、がんばらはったんやと思いますわ。」
「そう、あの人は、そういうことを全部自分の力にしていける人なんやわ。そうそう、藤井さんからもメールもらってうれしかったって言ってはったよ。送らはったんでしょう。」
「へへへ、こそっとね。」
「こそっと?」
「あっ、丹後ウルトラはどうやったんですか。」
「へへー、またまた71kmの峠でアウトです。8回連続の収容です。そんな簡単に完走してしもたら、おもろないでしよ。楽しみは先に取っとかな。」
「うーん。やっぱり、そうゆうもんなんかなあ。」
「うそうそ。完走したいに決まってますやん。練習もせんと完走は無理ですわ。」(松田さんが、私のいいかげんな話をマジメに聞いてくださって、ちょっと恐縮。口からでまかせは、ダメ!)
「ボクね、ウルトラの後半になると、気持ち悪くて何にも飲み込めへんようになるんですわ。水まで気持ち悪くなってね。胃とかがあんまり強ないんかもねえ。」
「あっ、それやったら、ガスター10いいよ。私の知ってる人は、みんなウルトラのスタート前に飲んではるよ。」
おお、これは新情報。今度、試したんねー。
松田さんとしゃべっていると、水野さんが南側から戻って来た。
「もう、しんどいですー。」
「そしたら、そこ、ぐるっとまわって、写真だけ撮ってもらい。」と松田さん。
「はーい。」
けっきょく、23km。2時間4分くらいかな。昨日の今日やのに、よう走った。若い子が元気に走ってくれると、大会が盛り上がるね。
エイド前をウロウロしていると、水野さんから、「私のデジカメで写真撮ってもらえますか?」
昨日初対面の、自分の父親よりより年上であろうおっちゃんに頼むなんて、おもしろい。
「タテで・・・。」
構図の注文も、・・・おもしろい。
普段、これくらいの歳の子としゃべったことがないので、ひと言ひと言がおもしろい。
北大路橋ときれいな青空をバックに、かわいい写真が撮れました。京都のいい思い出の写真になったかな。
そうや、チャンス!
ゴール写真係としていそがしくされていた水戸さんにお願いし、水野さんとのツーショットを撮ってもらった。(こんなへんなおっちゃんと、すまんなー。)
水野さんを見ていると、うちの真樹が5年後にこんななんのかなあと思ってしまう。丸顔はちょっとにてるけど、こんな愛想よくなれるかな。
どこで暮らすことになっても、彼女のようにまわりの人からかわいがられる子になってな。
着替えていると、フルのトップランナーがゴール。
私も走ってる最中に何べんも見せてもらったけど、フォームがきれいでかっこいい。3時間10分くらいでゴールされたそう。
この暑さ、この走りやすいとはいえないコースで、このタイム。ゴールされたあとも、ケロッとした顔で私にしゃべっておられました。強い!
お名前は、三宅さん。京都の人だそうです。あんまりかっこいいので、写真を撮らせていただきました。また、どこかでお会いしましょう。
ビブレ駐車場に車を取りにいったあと、ゴールタイムを書き忘れたことに気づき、また会場へ。(この大会は、ゴールタイム自己申告制です。)
ちょうど吉川さんが本部前に。
「ここで、やめときますわー。」
「えー、フル行くゆうてはったんちゃうんですか?」
「33km走ったし、もう十分。来週、試合やから。網野八丁浜のハーフ出るんです。もう、無理せんときますわ。」
吉川さんは、ごく最近親しくなった人です。お顔は前から存じていたのですがお名前が・・・、という感じだったのが、「いつも、ブログ見せてもらってます」のひと言から親しくさせていだくようになりました。今や、京都ランナーズの中で最も信頼している人と言っていいかもしれません。私のブログは、全部チェックしてくださっているようで・・・。
それにしても、レースのことを「試合」という人はおもしろい。きっと、体育会系上がりなんやろね。
あー、満腹。盛りだくさんの「京都鴨川ゆっくりラン」。私は、大満足です。
写真は撮れなかったのですが、鴨川通学橋折り返し地点でランナーに声をかけ続けてくださっていた久保田さん。
鴨川のおそうじの仕事をしておられた八木さん。
ベンチにすわっておられた頭がピカッと光った元花一中・数学のI先生(通称・イタさん)。
レースに参加しているランナー以外にも、たくさんの方に会えました。
このブログを見ていただいて、また参加者が増えればうれしいですね。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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